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ミニ番外編
転生夫人特別講師現る ②
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次期ワイズ侯爵夫人が講師として颯爽と現れ、女子生徒達は一様の驚きを見せた。
しかし当のイヴェットはそれを意に介する事もなく淡々と授業を進めていった。
今日は初日だったので基礎となるストレッチを教えるにとどまったが、いずれは短剣くらいは扱えるようになるまで叩き込むという恐ろしい宣言をして授業を終えた。
学園へ来たのはもちろんポレットとミシェルを悪意ある者たちから守る為であったが、講師となったからには真摯に取り組み全力で女子生徒たちを鍛えあげる所存!とイヴェットは燃えていた。
そして志しを同じとする者、同志メロディ。
彼女との『第一回メスハイエナどもから妖精たちを守りますわよ会議』が医務室控え室にて、開かれていた。
「だけどサ~、ワイズ家門って凄いわよネ、一族の娘を守るためになんでもするんだから☆」
自作の弁当を食べながらメロディが言った。
料理上手な彼女の保温機能付きのランチボックスの中にはシェパーズパイが入っている。
それをパンと一緒に食べるのだ。
一方侯爵家のシェフが作ったランチを持参しているイヴェットがそれに返事をした。
ちなみに今日のランチは厚切りローストビーフと香味野菜のマリネサンドで、高級なアズマビーフを使用した贅沢なランチだ。
「それだけ学園の中は油断出来ないという事ですわ!若い勢いで何をし出かすかわかりませんもの!現にフェリックス様は卒業式で媚薬と催淫剤を飲まされたのでしょう?」
「あぁアノ件ネ、我が友ハノンの人生を変えた。ホントとんでもねぇお話よネェ、自分の望みを叶えるために相手に薬を盛るなんて」
「でもそのおかげでルシーが授かり、ハノン様とフェリックス様は結ばれたのでしょう?何度聞いてもロマンティックな話ですわ……♡」
「まぁ色々と大変な時もあったけどネ」
その大変な時から母子を支えてきた本人がそう言った。
「でも!ポレットの場合はそんな悠長な事は言っていられませんわ!断言いたします、今に必ず聖女、もしくは王子を籠絡しようとする男爵令嬢が現れるはずですから!」
「それってホントなの?なんか眉唾ものなのよネ~アンタの妄想でしょ?」
「妄想ではありませんわ!異世界学園ものといえば、王子を婚約者に持つ高位令嬢が聖女や男爵令嬢によって悪役令嬢に仕立て上げられてしまうと決まっているのです!」
「異世界学園もの?悪役令嬢?」
メロディが首をゴキッと音を立てながら傾げるもイヴェットは構わず話し続ける。
「ここは異世界!セオリー通りに事が運ぶ筈ですわ!ですがわたくしがいる限りっ、絶対にポレットを悪役令嬢にはさせません!ましてや断罪される運命なんておクソ喰らえでございますわ!」
「アハハハ!なんだか知んないけどアンタってホントに面白いわよネーー!まぁもしアンタの言う通りになったとしたらアタシも全力でポレッティを守るから♡もちろん、ミッシーもね♡」
「よろしくお願いいたしますわっ!ハノン様にメロディ様は精神的にも物理的にも頼りになるからって心強いお言葉を頂いておりましたの」
「まっかせんしゃい!って、ナニをしたらいいのか分かんないけど♡」
「打倒!聖女か男爵令嬢!でもわたくしの勘では聖女!どこからでもかかって来なさいですわっ!」
「暫定敵がざっくりだけど、なんだか熱いわネ~」
実際、この時のメロディはイヴェットの言っている事を「それがホントだったらちょっと面白いわよネ」くらいの感覚で聞いていた。
が、それから少しして、アデリオール国民の少女が聖教会から聖女認定を受けたと公表された。
元は弱小男爵家の令嬢であった娘が他国にて聖女認定を受け帰国した。
それにより彼女は国の庇護下に入り、手厚く遇される事となった。
高い神聖力をもつ聖女だ。
当然通う学校は魔術学園となる。
それにより聖女は護衛の関係からも常に王子デイビッドと行動を共にするようになった。
学園では婚約者のポレットよりもデイビッドの側に配されるようになった聖女。
イヴェットが予言(?)した通りとなってしまったのであった。
しかし当のイヴェットはそれを意に介する事もなく淡々と授業を進めていった。
今日は初日だったので基礎となるストレッチを教えるにとどまったが、いずれは短剣くらいは扱えるようになるまで叩き込むという恐ろしい宣言をして授業を終えた。
学園へ来たのはもちろんポレットとミシェルを悪意ある者たちから守る為であったが、講師となったからには真摯に取り組み全力で女子生徒たちを鍛えあげる所存!とイヴェットは燃えていた。
そして志しを同じとする者、同志メロディ。
彼女との『第一回メスハイエナどもから妖精たちを守りますわよ会議』が医務室控え室にて、開かれていた。
「だけどサ~、ワイズ家門って凄いわよネ、一族の娘を守るためになんでもするんだから☆」
自作の弁当を食べながらメロディが言った。
料理上手な彼女の保温機能付きのランチボックスの中にはシェパーズパイが入っている。
それをパンと一緒に食べるのだ。
一方侯爵家のシェフが作ったランチを持参しているイヴェットがそれに返事をした。
ちなみに今日のランチは厚切りローストビーフと香味野菜のマリネサンドで、高級なアズマビーフを使用した贅沢なランチだ。
「それだけ学園の中は油断出来ないという事ですわ!若い勢いで何をし出かすかわかりませんもの!現にフェリックス様は卒業式で媚薬と催淫剤を飲まされたのでしょう?」
「あぁアノ件ネ、我が友ハノンの人生を変えた。ホントとんでもねぇお話よネェ、自分の望みを叶えるために相手に薬を盛るなんて」
「でもそのおかげでルシーが授かり、ハノン様とフェリックス様は結ばれたのでしょう?何度聞いてもロマンティックな話ですわ……♡」
「まぁ色々と大変な時もあったけどネ」
その大変な時から母子を支えてきた本人がそう言った。
「でも!ポレットの場合はそんな悠長な事は言っていられませんわ!断言いたします、今に必ず聖女、もしくは王子を籠絡しようとする男爵令嬢が現れるはずですから!」
「それってホントなの?なんか眉唾ものなのよネ~アンタの妄想でしょ?」
「妄想ではありませんわ!異世界学園ものといえば、王子を婚約者に持つ高位令嬢が聖女や男爵令嬢によって悪役令嬢に仕立て上げられてしまうと決まっているのです!」
「異世界学園もの?悪役令嬢?」
メロディが首をゴキッと音を立てながら傾げるもイヴェットは構わず話し続ける。
「ここは異世界!セオリー通りに事が運ぶ筈ですわ!ですがわたくしがいる限りっ、絶対にポレットを悪役令嬢にはさせません!ましてや断罪される運命なんておクソ喰らえでございますわ!」
「アハハハ!なんだか知んないけどアンタってホントに面白いわよネーー!まぁもしアンタの言う通りになったとしたらアタシも全力でポレッティを守るから♡もちろん、ミッシーもね♡」
「よろしくお願いいたしますわっ!ハノン様にメロディ様は精神的にも物理的にも頼りになるからって心強いお言葉を頂いておりましたの」
「まっかせんしゃい!って、ナニをしたらいいのか分かんないけど♡」
「打倒!聖女か男爵令嬢!でもわたくしの勘では聖女!どこからでもかかって来なさいですわっ!」
「暫定敵がざっくりだけど、なんだか熱いわネ~」
実際、この時のメロディはイヴェットの言っている事を「それがホントだったらちょっと面白いわよネ」くらいの感覚で聞いていた。
が、それから少しして、アデリオール国民の少女が聖教会から聖女認定を受けたと公表された。
元は弱小男爵家の令嬢であった娘が他国にて聖女認定を受け帰国した。
それにより彼女は国の庇護下に入り、手厚く遇される事となった。
高い神聖力をもつ聖女だ。
当然通う学校は魔術学園となる。
それにより聖女は護衛の関係からも常に王子デイビッドと行動を共にするようになった。
学園では婚約者のポレットよりもデイビッドの側に配されるようになった聖女。
イヴェットが予言(?)した通りとなってしまったのであった。
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