無関係だった私があなたの子どもを生んだ訳

キムラましゅろう

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ミニ番外編

カメリア・ランバートという女子生徒(親衛隊調べ)

カメリア・ランバート辺境伯令嬢。

ハイラム王国の国境を守る要、国境騎士団を有するランバート辺境伯家の次女だ。

艶やかなブラウンに近い赤いの髪にランバートグリーンと呼ばれる透明度の高いエメラルドグリーンアイズ。

数代前に遡るとハイラム国王の正妃を輩出した由緒正しき家門のご令嬢である。

華奢ですらりとした身のこなし。
凛とした眼差しは彼女の聡明さを物語り、性別や身分に囚われること無く誰とでも分け隔てなく接するため人望も厚い。
今現在、恋人も婚約者もいない完全なフリーであるという。
そんな彼女にアプローチする高位貴族の令息は多数。
しかしルシアン・ワイズとの噂が流れ始め、皆分が悪いと思ったのか令息たちのモーションはなりを潜めているらしい……。


「ナニからナニまで完璧なのが胡散臭いのよネ~。まぁ?アタシみたいに?完璧な人間というのは存在するワケだからぁ?有り得ないちゅーコトはないんだろうけどサ~~」

そう言ってメロディはルシアン親衛隊員たちから提出されたカメリア・ランバートについての報告書をピラピラさせた。
それを見ながら隊員四号が言う。

「でもはたから見れば、本当にお似合いなんですよねぇ……ルシアン先輩とカメリア先輩って」

「見た目や家柄が釣り合ったって、一番大切なのは本人たちの気持ちジャナイ?アタシたちが注視すべきはルッシーの恋ゴコロよ♡」

メロディのその言葉を受け、隊員六号が挙手して訊ねた。

「メロディ隊長はワイズ様に想い人がいるとかご存知ないのですか?」

「ルッシーはシャイボーイだからネ。アタシや母親であるハノンにはそーいうの話してくれないのヨ…⤵でも、パパンであるフェリックス卿には何か話しているかもしれないわネ」

───“ワイズの唯一”その心境はその性質を持つ父親に訊ねるのが一番でしょうカラ……。

ワイズ家の唯一についてはメロディは隊員たちに告げるつもりはない。
それについて箝口令を敷かれているわけではないが、当然わざわざ吹聴する必要がないからだ。

「……でも……好きな子がいるんじゃないかしら?という気はしてるのよネェ。女性ならではの勘、っていうの?メスの本能がアタシの中で囁くのヨ」

「なるほど!野生の勘ですね!」

と、隊員五号が元気よく頷くとメロディは「野生じゃなくて女性ヨ!」とツッコミを入れた。

「でもそれが誰なのか、わかんないのヨ……」

そんな相手が身近にいただろうか。
やはり学園で出会った人物か、それとも時々出入りする王国騎士団の関係者か。
メロディは考えを巡らせた。

いまだルシアンの想い人の目星はついていないメロディであったが、
ルシアンが父親に相談したのではないかという考察は当たっていた。

少し前に、ルシアンは父親であるフェリックスに“ワイズの唯一”について訊ねた事があったのだ。



         つづく。

(短めでごめんなさい~ ( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ 三 ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )ピエンピエン)





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