無関係だった私があなたの子どもを生んだ訳

キムラましゅろう

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ミニ番外編

本日簡単更新 今日から授業

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波乱のハラスメント付き(アルト→イグリード)の顔合わせも終わった次の週末。

いよいよ今日から魔法の授業が始まるということで、ツェリシアがノエルのお迎えにワイズ伯爵家へとやって来た。

訪いに対応した家令から知らせを受け、ハノンがノエルを連れてエントランスへと急ぐ。

「おはようございます。はじめましてコルベール先生。ノエルの母、ハノン・ワイズと申します」

夫から話は聞いていたが、ハノンにとってはこれがツェリシアとの初顔合わせになる。
ハノンは柔らかな笑みを浮かべて丁寧に挨拶をした。
それを受け、ツェリシアも笑顔で挨拶を返す。

「こちらこそはじめましてワイズ伯爵夫人。ツェリシア・ジ・コルベールです。ご息女をお迎えにあがりました」

「わざわざご足労いただきありがとうございます。どうかわたしのことはハノンとお呼びください」

「では私のことはツェリシア、もしくはツェリ先生と呼んでくださいね」

ハノンとツェリシア。
互いに夫から激重の愛を捧げられる二人はそうやって穏やかに挨拶を交わしあい、笑顔を交わしあった。

そんな二人にノエルがウキウキとした声で言う。

「ツェリせんせぇ、きょうはどんなおべんきょうをするの?」

ツェリシアは笑顔のままノエルの方へと顔を向ける。

「今日はね、まずは魔法と魔術の違いについてお勉強しようと思うの。それからランチを食べて、午後は体内の魔力の消費の押さえ方について……っ、口で説明するのは難しいわね。教科書を見ながらお勉強しましょうね」

「はーい!せんせぇ、ランチはなぁに?」

ランチという言葉を聞いて、当然ノエルの興味はそちらへと向く。
そんな我が子にハノンが肩を竦めた。

「もぅ……ノエルったら」

「ふふ。今日のランチはねぇ、先生の旦那さま特製のハッシュドビーフよ♪」

「ハッシュドビーフ!!ノエルだいすき!リンゴのかみのおにいさんがつくってくれたの?」

「ええそうよ」

「わーい!」

嬉しそうにするノエルを見て、ハノンとツェリシアの頬が緩む。
そしてツェリシアは再びハノンに向き合い、告げた。

「ではノエルちゃんをお預かりしますね。夕方にはまたこちらまで送り届けますのでご心配なさらず、です」

「ありがとうございます。どうぞ娘をよろしくお願いします」

「ママ!いってきます!」

「ノエル、お利口にね。先生の仰ることをよく聞くのよ?」

「はーい!」

ノエルは元気よく母にそう返事をして、ツェリシアと手を繋いで転移魔法にて移動して行った。

「……食べ過ぎないようにね」

見送ったハノンの声が、エントランスの床へと落ちていった。






───────────────────



本日発売の電子書籍諸々の対応で時間が取れず短めの更新となりました。
(* . .)))ゴメンナサイ

来週は授業中のノエルを覗いてみたいと思います。
そこにノエルと共に授業を受けるある人物☆が……?
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