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ミニ番外編
ポレットの婚礼5.5 挙式当日 ・呼ばれてない客(閑話)
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今週は時間取れず簡単更新です。
(´•̥ω•̥`)<ゴメンナシャイ
ポレットの婚礼⑤と⑥の間、5.5としてお送りします。
─────────────────────
「あら?バルちゃんって、ノエルのお姉さんの結婚式に招待されていたかしら?」
愛弟子ノエルの姉であるポレット・ワイズ伯爵令嬢とアデリオール王国王孫デイビッドの挙式に出席するべく身支度を終えたツェリシアがそう言った。
玄関の前でおめかしをして髪に櫛を入れているイグリードの姿を見ての発言だ。
ノエルの父、フェリックスの友人として式に参列するアルトがイグリードを睨め付けながら答えた。
「……いや、呼ばれてない」
「でもバルちゃんは行く気満々みたいよ?」
ツェリシアの言葉に、アルトは嘆息した後に師イグリードに告げる。
「師匠、いくらノエルと仲良くなったからといってもアンタは式に呼ばれてないでしょう」
「うん!でもなんか面白そうだし、ボクが行ったらみんな喜ぶんじゃないかな☆って思って!」
「喜ぶ以前に大混乱になりますよ」
「え~☆でも、ボクの顔を知らない人もいるでしょ?」
「まぁそうですが、知っている者にすれば無視できない存在で邪魔でしかありません。……というかそれ以前にアンタ呼ばれてないでしょ」
「呼ばれてないけど行くもん!絶対行くもん!」
「可愛くねぇんだよ」
「キャインだもん!」
行く、行くなと言い合いになった師弟。
だがそろそろ家を出ないとマズイ時間となり、結局はお土産を買って帰ってくるから良い子で待ってるようにと、珍しくツェリシアに諭されて渋々(勝手に)参列を諦めたイグリードであった。
の、はずだったのだが……
「オ゛イ」
「キャインっ……!ど、どうしてバレちゃったのっ?」
変身魔法にて恰幅の良い老紳士に姿を変えてシレっと参列席に座っていたイグリードを、アルトは目敏く見つけ捕獲したのであった。
弟子の、
「てめぇお茶目が過ぎてんじゃねぇぞ」
圧力によりすっかりシオシオとなったイグリードは、結局手の平サイズの大きさのイグリード君になって、アルトの式典用のローブの中に潜んで式に参列したのであった……☆
(´•̥ω•̥`)<ゴメンナシャイ
ポレットの婚礼⑤と⑥の間、5.5としてお送りします。
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「あら?バルちゃんって、ノエルのお姉さんの結婚式に招待されていたかしら?」
愛弟子ノエルの姉であるポレット・ワイズ伯爵令嬢とアデリオール王国王孫デイビッドの挙式に出席するべく身支度を終えたツェリシアがそう言った。
玄関の前でおめかしをして髪に櫛を入れているイグリードの姿を見ての発言だ。
ノエルの父、フェリックスの友人として式に参列するアルトがイグリードを睨め付けながら答えた。
「……いや、呼ばれてない」
「でもバルちゃんは行く気満々みたいよ?」
ツェリシアの言葉に、アルトは嘆息した後に師イグリードに告げる。
「師匠、いくらノエルと仲良くなったからといってもアンタは式に呼ばれてないでしょう」
「うん!でもなんか面白そうだし、ボクが行ったらみんな喜ぶんじゃないかな☆って思って!」
「喜ぶ以前に大混乱になりますよ」
「え~☆でも、ボクの顔を知らない人もいるでしょ?」
「まぁそうですが、知っている者にすれば無視できない存在で邪魔でしかありません。……というかそれ以前にアンタ呼ばれてないでしょ」
「呼ばれてないけど行くもん!絶対行くもん!」
「可愛くねぇんだよ」
「キャインだもん!」
行く、行くなと言い合いになった師弟。
だがそろそろ家を出ないとマズイ時間となり、結局はお土産を買って帰ってくるから良い子で待ってるようにと、珍しくツェリシアに諭されて渋々(勝手に)参列を諦めたイグリードであった。
の、はずだったのだが……
「オ゛イ」
「キャインっ……!ど、どうしてバレちゃったのっ?」
変身魔法にて恰幅の良い老紳士に姿を変えてシレっと参列席に座っていたイグリードを、アルトは目敏く見つけ捕獲したのであった。
弟子の、
「てめぇお茶目が過ぎてんじゃねぇぞ」
圧力によりすっかりシオシオとなったイグリードは、結局手の平サイズの大きさのイグリード君になって、アルトの式典用のローブの中に潜んで式に参列したのであった……☆
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