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さわこさんと、花祭り 序の2
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今日の私達は、辺境都市ガタコンベという都市にやってきています。
お店があります辺境都市トツノコンベの南方に位置するこの都市は、周囲を森に囲まれているのどかな都市でした。
普通に馬車で移動していたら片道だけで2ヶ月近くかかってしまうらしいのですが……
「まぁ、アタシの転移魔法にかかれば、あっという間よ」
バテアさんが笑顔でそう言ってくださっているようにですね、転移魔法で一瞬にしてこの都市へとやってきた私達でした。
「お祭は明後日からですけど、ブラコンベ辺境都市連合に加盟していない都市からの参加だと、場所取りが早い者勝ちだったんですね」
「しかも、しかも辺境都市連合加盟都市以外からの参加募集が今日からだったしね。まぁ、どうにかいい場所がとれたみたいで何よりだったわ」
バテアさんが仰っているとおり、私達が屋台を出すことになった場所は、今回のお祭のメイン会場になる中央広場のすぐ近くにある街道沿いでした。
この位置だと、結構な数のお客様が屋台の前を通ってくださるのではないでしょうか。
ちなみに、このお祭りにはステージイベントもあるそうでして、参加するだけでも色々と景品がもらえるそうです。
こちらに関しましては、吟遊詩人のミリーネアさんが早速申し込みをなさっておいででした。
「……都市のお祭のイベントは、吟遊詩人の腕の見せ所なの」
気合いの入った表情で、ハープを構えておられたミリーネアさん。
「頑張ってくださいね、私も応援していますので」
「……うん、ありがとね、さわこ! 私、とっても頑張る」
私は、ミリーネアさんと両手で握手を交わしながら応援の言葉をかけさせていただきました。
そんなわけで、私達のお店のスペースを確保することが出来ましたので、今日のところはこのまま帰って、お店の支度を……そう、思っていたのですが……なんでしょう、周囲をよく見てみますと、すでに開店している屋台が見受けられました。それも、結構な数あるようです。
「あれ? ……もう営業してもいいのかしら?」
「あぁ、ホントは駄目なんだけどさ、まぁ、そこはお祭りを盛り上げるためってことで、運営も大目に見てるんだよ」
「あぁ、そうなのですね」
バテアさんの言葉に、納得した私。
ちなみに、居酒屋さわこさんの屋台は組み上げた状態で魔法袋の中に入れてありますので、設置しようと思えばすぐに出来るんです。
……はじめての都市だし……少しお試しで屋台をやってみたいかも……
私は、そんなことを考えながら周囲を見回していました。
「さわこ、お試しで少し屋台をやってみる?」
「え?」
不意に、バテアさんにそんな言葉をかけられて、私は目を丸くしてしまいました。
だって、今考えていた言葉をさらっと言われてしまったのですから。
「だって、さわこの顔に『少しお試しで屋台をやってみたい』って書いてあるような気がしてさ」
「そ、そんなに顔に出てました?」
バテアさんの言葉に、少し照れ笑いをしてしまう私。
なんといいますか、本当にバテアさんは、私にとって長年の親友みたいな存在です。
顔を見ただけで、何を考えているかわかってもらえるのですから。
……これで、バテアさんが男性だったら……そうですね、私もラブレターの1つでも書いていたかもしれませんね。
◇◇
ほどなくいたしまして、居酒屋さわこさんの屋台のスペースに、屋台が設置されました。
「……うん、こんな感じ」
ここでは、一番力持ちのリンシンさんが大活躍してくださいました。
杭打ちやロープの設置などを、どの屋台よりもしっかりとしてくださったのです。
「姉ちゃん、よかったらこっちも手伝ってくれねぇか」
「こっちも頼めないかい? 旦那がぎっくり腰になっちまって」
「よかったらこっちも頼む。会場の設営準備が滞っていてな」
そんなリンシンさんの活躍ぶりを見ていた周囲の方々が、リンシンさんに次から次へと声をかけてこられまして、リンシンさんはてんてこ舞いになっていました。
「リンシンも、さわこに負けず劣らずのお人好しだからねぇ」
苦笑なさっているバテアさん。
とはいえ……そう言われているバテアさんも相当なお人好しだと思います。
だって、初対面の私が『しばらく家においてもらえませんか?』ってお願いしたのを、快く受け入れてくださったのですもの。
あのとき、あの山奥のバス亭でバテアさんに出会えなかったら、今の私はありませんでした。
そんな感謝の気持ちを抱きながら、私は出来上がったばかりの屋台の中で、焼き鳥を焼いていきました。
すると……その時でした。
「……バテア?」
「あ、あれぇ!? スア師匠じゃないですか!?」
屋台の前に立っていたバテアさんが、そんな会話を交わしている声が聞こえました。
そちらへ視線を向けて見ますと……バテアさんの横に、小柄で髪の長い女性が立っていました。
間違いありません。
何度かお見かけしたことがあるのですが、あれはバテアさんが所属なさっているスアのお茶会倶楽部の主催者のスア師匠さんです。
バテアさんの魔法のお師匠さんにあたられる方と、お聞きしております。
私は、その姿を確認すると、焼き上がったばかりの焼き鳥を包みに入れていきました。
「あ、あの……スア師匠さん。こんにちわ」
「……えっと、バテアの友達の、さわこ?」
「あ、はい。そうです、さわこです。いつもバテアさんがお世話になっていま……す……?」
えっと……どうしたのでしょうか……私が駆け寄っていくと、スア師匠さんは、バテアさんの足の後ろに隠れてしまいました。
「あぁ、さわこ、気にしないで。スア師匠はちょっと人見知りなのよ。魔法使いや魔獣相手なら大丈夫なんだけどね」
「あ、あぁ、そうなのですね」
バテアさんの説明で事情を把握した私は、そのままの距離を保ちながら、焼き鳥の包みを差し出しました。
全部で10本くらい入っています。
「あの、よかったら皆さんでお召し上がりください」
「……いいの?」
「えぇ、全然大丈夫ですよ、さわこの焼き鳥はパルマ一ですからね、私が保証します」
バテアさんが笑顔でそう言ってくださったのですが……すると、スア師匠さんは、ほっぺをぷくっと膨らませました。
「……パルマ一は、スアの旦那様、よ」
「あ、あぁ、そ、そうでしたね……って、言いたいとこですけど、いくら相手がスア師匠でも、ここは譲れないっていうか」
な、なんでしょう……バテアさんとスア師匠さんが、いきなりにらみ合いをはじめてしまいまして……
◇◇
私とバテアさんは、転移魔法で姿を消したスア師匠さんを見送ったところでした。
「バテアさん、先ほどはありがとうございます。私のことをお褒めくださって」
「何よ、事実を言ったまでよ。気にすることじゃないわ」
私とバテアさんは、顔を見合わせると、互いに笑顔を浮かべていました。
「ママ、なんかこの屋台美味しそうな匂いがしてるわ」
「あれ、ホントだねビニー。こりゃちょっとお試しで食べてみないとね、旦那のオデン6世にも買って帰ってやらないと」
屋台の方からそんな声が聞こえてきました。
振り向くと、結構な数の方々が居酒屋さわこさんの屋台の前に集まっているではありませんか。
「うわぁ!? ちょ、ちょっと急いで焼き鳥を焼きませんと」
「よし、アタシも手伝うわよ、さわこ」
私とバテアさんは、屋台に向かって駆け出していきました。
この日は、一時間ほどのお試し営業だったのですが、思いのほか好評だったように思います。
ーつづく
お店があります辺境都市トツノコンベの南方に位置するこの都市は、周囲を森に囲まれているのどかな都市でした。
普通に馬車で移動していたら片道だけで2ヶ月近くかかってしまうらしいのですが……
「まぁ、アタシの転移魔法にかかれば、あっという間よ」
バテアさんが笑顔でそう言ってくださっているようにですね、転移魔法で一瞬にしてこの都市へとやってきた私達でした。
「お祭は明後日からですけど、ブラコンベ辺境都市連合に加盟していない都市からの参加だと、場所取りが早い者勝ちだったんですね」
「しかも、しかも辺境都市連合加盟都市以外からの参加募集が今日からだったしね。まぁ、どうにかいい場所がとれたみたいで何よりだったわ」
バテアさんが仰っているとおり、私達が屋台を出すことになった場所は、今回のお祭のメイン会場になる中央広場のすぐ近くにある街道沿いでした。
この位置だと、結構な数のお客様が屋台の前を通ってくださるのではないでしょうか。
ちなみに、このお祭りにはステージイベントもあるそうでして、参加するだけでも色々と景品がもらえるそうです。
こちらに関しましては、吟遊詩人のミリーネアさんが早速申し込みをなさっておいででした。
「……都市のお祭のイベントは、吟遊詩人の腕の見せ所なの」
気合いの入った表情で、ハープを構えておられたミリーネアさん。
「頑張ってくださいね、私も応援していますので」
「……うん、ありがとね、さわこ! 私、とっても頑張る」
私は、ミリーネアさんと両手で握手を交わしながら応援の言葉をかけさせていただきました。
そんなわけで、私達のお店のスペースを確保することが出来ましたので、今日のところはこのまま帰って、お店の支度を……そう、思っていたのですが……なんでしょう、周囲をよく見てみますと、すでに開店している屋台が見受けられました。それも、結構な数あるようです。
「あれ? ……もう営業してもいいのかしら?」
「あぁ、ホントは駄目なんだけどさ、まぁ、そこはお祭りを盛り上げるためってことで、運営も大目に見てるんだよ」
「あぁ、そうなのですね」
バテアさんの言葉に、納得した私。
ちなみに、居酒屋さわこさんの屋台は組み上げた状態で魔法袋の中に入れてありますので、設置しようと思えばすぐに出来るんです。
……はじめての都市だし……少しお試しで屋台をやってみたいかも……
私は、そんなことを考えながら周囲を見回していました。
「さわこ、お試しで少し屋台をやってみる?」
「え?」
不意に、バテアさんにそんな言葉をかけられて、私は目を丸くしてしまいました。
だって、今考えていた言葉をさらっと言われてしまったのですから。
「だって、さわこの顔に『少しお試しで屋台をやってみたい』って書いてあるような気がしてさ」
「そ、そんなに顔に出てました?」
バテアさんの言葉に、少し照れ笑いをしてしまう私。
なんといいますか、本当にバテアさんは、私にとって長年の親友みたいな存在です。
顔を見ただけで、何を考えているかわかってもらえるのですから。
……これで、バテアさんが男性だったら……そうですね、私もラブレターの1つでも書いていたかもしれませんね。
◇◇
ほどなくいたしまして、居酒屋さわこさんの屋台のスペースに、屋台が設置されました。
「……うん、こんな感じ」
ここでは、一番力持ちのリンシンさんが大活躍してくださいました。
杭打ちやロープの設置などを、どの屋台よりもしっかりとしてくださったのです。
「姉ちゃん、よかったらこっちも手伝ってくれねぇか」
「こっちも頼めないかい? 旦那がぎっくり腰になっちまって」
「よかったらこっちも頼む。会場の設営準備が滞っていてな」
そんなリンシンさんの活躍ぶりを見ていた周囲の方々が、リンシンさんに次から次へと声をかけてこられまして、リンシンさんはてんてこ舞いになっていました。
「リンシンも、さわこに負けず劣らずのお人好しだからねぇ」
苦笑なさっているバテアさん。
とはいえ……そう言われているバテアさんも相当なお人好しだと思います。
だって、初対面の私が『しばらく家においてもらえませんか?』ってお願いしたのを、快く受け入れてくださったのですもの。
あのとき、あの山奥のバス亭でバテアさんに出会えなかったら、今の私はありませんでした。
そんな感謝の気持ちを抱きながら、私は出来上がったばかりの屋台の中で、焼き鳥を焼いていきました。
すると……その時でした。
「……バテア?」
「あ、あれぇ!? スア師匠じゃないですか!?」
屋台の前に立っていたバテアさんが、そんな会話を交わしている声が聞こえました。
そちらへ視線を向けて見ますと……バテアさんの横に、小柄で髪の長い女性が立っていました。
間違いありません。
何度かお見かけしたことがあるのですが、あれはバテアさんが所属なさっているスアのお茶会倶楽部の主催者のスア師匠さんです。
バテアさんの魔法のお師匠さんにあたられる方と、お聞きしております。
私は、その姿を確認すると、焼き上がったばかりの焼き鳥を包みに入れていきました。
「あ、あの……スア師匠さん。こんにちわ」
「……えっと、バテアの友達の、さわこ?」
「あ、はい。そうです、さわこです。いつもバテアさんがお世話になっていま……す……?」
えっと……どうしたのでしょうか……私が駆け寄っていくと、スア師匠さんは、バテアさんの足の後ろに隠れてしまいました。
「あぁ、さわこ、気にしないで。スア師匠はちょっと人見知りなのよ。魔法使いや魔獣相手なら大丈夫なんだけどね」
「あ、あぁ、そうなのですね」
バテアさんの説明で事情を把握した私は、そのままの距離を保ちながら、焼き鳥の包みを差し出しました。
全部で10本くらい入っています。
「あの、よかったら皆さんでお召し上がりください」
「……いいの?」
「えぇ、全然大丈夫ですよ、さわこの焼き鳥はパルマ一ですからね、私が保証します」
バテアさんが笑顔でそう言ってくださったのですが……すると、スア師匠さんは、ほっぺをぷくっと膨らませました。
「……パルマ一は、スアの旦那様、よ」
「あ、あぁ、そ、そうでしたね……って、言いたいとこですけど、いくら相手がスア師匠でも、ここは譲れないっていうか」
な、なんでしょう……バテアさんとスア師匠さんが、いきなりにらみ合いをはじめてしまいまして……
◇◇
私とバテアさんは、転移魔法で姿を消したスア師匠さんを見送ったところでした。
「バテアさん、先ほどはありがとうございます。私のことをお褒めくださって」
「何よ、事実を言ったまでよ。気にすることじゃないわ」
私とバテアさんは、顔を見合わせると、互いに笑顔を浮かべていました。
「ママ、なんかこの屋台美味しそうな匂いがしてるわ」
「あれ、ホントだねビニー。こりゃちょっとお試しで食べてみないとね、旦那のオデン6世にも買って帰ってやらないと」
屋台の方からそんな声が聞こえてきました。
振り向くと、結構な数の方々が居酒屋さわこさんの屋台の前に集まっているではありませんか。
「うわぁ!? ちょ、ちょっと急いで焼き鳥を焼きませんと」
「よし、アタシも手伝うわよ、さわこ」
私とバテアさんは、屋台に向かって駆け出していきました。
この日は、一時間ほどのお試し営業だったのですが、思いのほか好評だったように思います。
ーつづく
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