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連載
さわこさんと、初夏の居酒屋さわこさん その3
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居酒屋さわこさんの軒先に、いつもの提灯がぶら下がっています。
魔石の灯りが灯っているのですが……最近は日が長くなっているものですから、点灯しているかどうかよくわからない感じですね。
「これから夏が近づくにつれて……夜がだんだん遠くになっていくんですね……」
居酒屋さわこさんの前で、私はそんなことを口にしていました。
そんな私の周囲にはすでにたくさんの方々が集まっています。
本来でしたらそのまま店内にお通しするお客様を、今日はお店の外でお出迎えさせて頂いているんです。
「へぇ……これがナガシソーメンっていうやつなの?」
昼間に作成した流しそうめんの近くに立っている冒険者のクニャスさんが、物珍しそうに竹の細工を眺めておいでです。
その周囲には、先ほどご来店くださったばかりのお客様達が集まっておられます。
「さぁ、そうめんを流しはじめますので皆さん、竹の周囲に集まってくださいね。お椀とフォークはそちらの机の上にございます」
「えっと、机ってのはこれかな?」
「あぁ、このお皿とフォークを持てばいいんだね」
お客様達は、器とフォークを手に取ると、思い思いに竹の近くへと集まってこられました。
「いいこと! この緑色の塊は少量だけよ! わかった? これをまとめて食べるとひどい目に遭うんだからね!」
昼間、わさびを一皿全部食べてしまってとんでもない目にあったツカーサさんが、皆さんに向かって注意してくださっているのですが……
「ツカーサ、そのわさびってのは、さわこの刺身と一緒に出てくるからよく知ってるよ」
「ブッカケウドンってっやつにも入ってるしな」
そうなんです。
このわさびは、あれこれ料理に添えてお出ししていますので、皆さんこれが辛目の薬味だということをしっかりご存じなんですよ。
「と、とにかく気をつけるのよ! いいわね!」
少したじろぎながらも、負けずに言い返しているツカーサさん。
その手にはしっかりと器とフォークをもたれているのですが、当然のようにわさびには手を出されておられません。
そんなツカーサさんに苦笑していた私なのですが、改めて皆さんへ視線を向けていきました。
「では、流していきますね」
そう言うと、私はそうめんを竹の筒へと流し込んでいきました。
水魔石からほとばしっている水にのって、そうめんが竹を流れ落ちていきます。
「お、おっと……これをすくうのか?……って。あぁ!? いっちまった」
「よし、無事ゲット!」
「って、うぉい! 全部とるなよ! こっちに流れてこないじゃないか!」
「そうだそうだ!」
竹の周囲からそんな声があがっています。
「さか、どんどんいきますよ!」
そんなみなさんに向かって、私は笑顔でそうめんをさらに流していきました。
「よし! 今度はとれた!」
「ほほう、なんだか楽しいな、これ」
「しかも、この器のスープに入れて食べると、この細い麺が美味いこと美味いこと!」
「さわこさん、早く次を!」
「はいはい、慌てなくても、どんどん行きますからね」
私の声と同時に、竹筒の中をそうめんが流れていきます。
それを、皆さん思い思いにすくっては、手の器の中にいれて口へと運んでおられます。
「はぁ……今日も暑かったが、こうして冷たくて美味いものを楽しくいただけると、何やら暑さが吹き飛ぶようじゃ」
大工のドルーさんが満面笑顔を浮かべておられます。
その周囲では、お弟子さんのみなさんも、笑顔で頷いておられます。
常連客の皆様も、楽しそうにそうめんをすくっておられます。
「さぁ、そうめんに飽きたら一杯どうかしいら? 美味しいお酒も冷えてるわよ」
バテアさんが一升瓶片手に店内から出てこられました。
今日のような日は、口当たりがよくて水のようにすっきりとした味わいの純米酒を、よく冷やしていただくのが一番です。
先ほどまで魔石冷蔵庫で冷やしておいた一升瓶を片手に、お客様の間を歩いていくバテアさん。
「おぉ、ちょうど酒が欲しくなったところなんだ」
「バテア、一杯頼む」
「こっちにも頼むよ!」
あちこちで手があがり、バテアさんを呼ぶ声が聞こえてきます。
「はいはい、すぐいくわ。順番だからね」
バテアさんも、笑顔でそんな皆様の元へ歩み寄っていかれています。
「……ところでさわこよ」
「はい?」
私に声をかけてこられたのは、ゾフィナさんでした。
ゾフィナさんは、手に器とお箸を持って……あ、そうなんです、ゾフィナさんはお箸を使えるようになっているんですよ。
それで、お箸を手にされているのですが……腕組みをしたままジッと竹筒を眺めておられます。
「うむ……先ほどからずっと待っているのだが……いつ流れてくるのだ?」
「はい? ……えっと、そうめんでしたら先ほどから何度も……」
「違う、そうめんではない」
そう言うと、ゾフィナさんは私へ視線を向けてこられました。
「ぜんざいはいつ流れてくるのか、と、聞いているのだ」
大きな声できっぱり言い切ったゾフィナさん。
私……思わずかくんと膝がおれてしました。
私だけではありません……結構な数の皆様が、私同様にかくんと……
「ど、どうしたというのだ皆……わ、私は何か変なことを言ったのか?」
そんな周囲の様子を見回しながら、首をひねっているゾフィナさん。
そんなゾフィナさんに、渡し場思わず苦笑していました。
「あ、あの……この竹筒にはそうめんしか流せません……と、いいますか、ぜんざいを流してしまったら、お餅しかすくえないのでは?」
「む……むむ……むむむむむ……」
私の言葉を受けて、手の箸をジッと見つめていくゾフィナさん。
しばらくそのまま箸を開閉なさっていたのですが……
「そうだな……さわこの言う通りだ。確かに箸ではぜんざいの汁はすくえそうになかった」
力強く頷くゾフィナさん。
「改めて注文しよう。ぜんざいだ! ぜんざいを頼む、さわこ!」
「はい、よろこんで」
そうめんの流し役をリンシンさんに皮ってもらうと、私は居酒屋さわこさんの中へと駆け足で戻っていきました。
ゾフィナさんのお姿が見えた際に、こうなることは予期できていましたので準備は出来ています。
……でも、何も言わないまま流しそうめんの列に並ばれたから……今日はそうめんを食べられるのかと思ったのですけど……やっぱりゾフィナさんは、ゾフィナさんですね
思わず苦笑しながら、私はお餅を炭火コンロの上に並べていきました。
待ちわびた分、すぐに一杯目を食べ終えてしまわれそうな気がしますので……そうですね、3杯目までの準備をしておいた方がよさそうですね。
そんなことを考えながら調理をしていると、
「さわこさん、そっちに行ったんなら焼き鳥をお願いしてもいいかな?」
「こっちには和風すぅぷかれぇをお願い出来るかな?」
お酒を飲んでおられるお客様から、そんな声が聞こえてきました。
私は、そんなみなさまへ視線を向けると、
「はい、喜んで!」
笑顔と元気な声をお返しいたしました。
いつしか、お客様は店内の席に座られたり、店の外に準備した椅子とテーブルに座られたりと、思い思いの場所で、お酒や料理を満喫されはじめました。
空も暗くなり、提灯のあかりがお店の前を明るく照らしています。
そんな中、お客様の楽しそうな声に、ミリーネアさんが奏で始めたハープの音色が絡みあい、なんとも楽しげな空気が一帯を包みこみはじめています。
さぁ、頑張って料理しないと。
ーつづく
魔石の灯りが灯っているのですが……最近は日が長くなっているものですから、点灯しているかどうかよくわからない感じですね。
「これから夏が近づくにつれて……夜がだんだん遠くになっていくんですね……」
居酒屋さわこさんの前で、私はそんなことを口にしていました。
そんな私の周囲にはすでにたくさんの方々が集まっています。
本来でしたらそのまま店内にお通しするお客様を、今日はお店の外でお出迎えさせて頂いているんです。
「へぇ……これがナガシソーメンっていうやつなの?」
昼間に作成した流しそうめんの近くに立っている冒険者のクニャスさんが、物珍しそうに竹の細工を眺めておいでです。
その周囲には、先ほどご来店くださったばかりのお客様達が集まっておられます。
「さぁ、そうめんを流しはじめますので皆さん、竹の周囲に集まってくださいね。お椀とフォークはそちらの机の上にございます」
「えっと、机ってのはこれかな?」
「あぁ、このお皿とフォークを持てばいいんだね」
お客様達は、器とフォークを手に取ると、思い思いに竹の近くへと集まってこられました。
「いいこと! この緑色の塊は少量だけよ! わかった? これをまとめて食べるとひどい目に遭うんだからね!」
昼間、わさびを一皿全部食べてしまってとんでもない目にあったツカーサさんが、皆さんに向かって注意してくださっているのですが……
「ツカーサ、そのわさびってのは、さわこの刺身と一緒に出てくるからよく知ってるよ」
「ブッカケウドンってっやつにも入ってるしな」
そうなんです。
このわさびは、あれこれ料理に添えてお出ししていますので、皆さんこれが辛目の薬味だということをしっかりご存じなんですよ。
「と、とにかく気をつけるのよ! いいわね!」
少したじろぎながらも、負けずに言い返しているツカーサさん。
その手にはしっかりと器とフォークをもたれているのですが、当然のようにわさびには手を出されておられません。
そんなツカーサさんに苦笑していた私なのですが、改めて皆さんへ視線を向けていきました。
「では、流していきますね」
そう言うと、私はそうめんを竹の筒へと流し込んでいきました。
水魔石からほとばしっている水にのって、そうめんが竹を流れ落ちていきます。
「お、おっと……これをすくうのか?……って。あぁ!? いっちまった」
「よし、無事ゲット!」
「って、うぉい! 全部とるなよ! こっちに流れてこないじゃないか!」
「そうだそうだ!」
竹の周囲からそんな声があがっています。
「さか、どんどんいきますよ!」
そんなみなさんに向かって、私は笑顔でそうめんをさらに流していきました。
「よし! 今度はとれた!」
「ほほう、なんだか楽しいな、これ」
「しかも、この器のスープに入れて食べると、この細い麺が美味いこと美味いこと!」
「さわこさん、早く次を!」
「はいはい、慌てなくても、どんどん行きますからね」
私の声と同時に、竹筒の中をそうめんが流れていきます。
それを、皆さん思い思いにすくっては、手の器の中にいれて口へと運んでおられます。
「はぁ……今日も暑かったが、こうして冷たくて美味いものを楽しくいただけると、何やら暑さが吹き飛ぶようじゃ」
大工のドルーさんが満面笑顔を浮かべておられます。
その周囲では、お弟子さんのみなさんも、笑顔で頷いておられます。
常連客の皆様も、楽しそうにそうめんをすくっておられます。
「さぁ、そうめんに飽きたら一杯どうかしいら? 美味しいお酒も冷えてるわよ」
バテアさんが一升瓶片手に店内から出てこられました。
今日のような日は、口当たりがよくて水のようにすっきりとした味わいの純米酒を、よく冷やしていただくのが一番です。
先ほどまで魔石冷蔵庫で冷やしておいた一升瓶を片手に、お客様の間を歩いていくバテアさん。
「おぉ、ちょうど酒が欲しくなったところなんだ」
「バテア、一杯頼む」
「こっちにも頼むよ!」
あちこちで手があがり、バテアさんを呼ぶ声が聞こえてきます。
「はいはい、すぐいくわ。順番だからね」
バテアさんも、笑顔でそんな皆様の元へ歩み寄っていかれています。
「……ところでさわこよ」
「はい?」
私に声をかけてこられたのは、ゾフィナさんでした。
ゾフィナさんは、手に器とお箸を持って……あ、そうなんです、ゾフィナさんはお箸を使えるようになっているんですよ。
それで、お箸を手にされているのですが……腕組みをしたままジッと竹筒を眺めておられます。
「うむ……先ほどからずっと待っているのだが……いつ流れてくるのだ?」
「はい? ……えっと、そうめんでしたら先ほどから何度も……」
「違う、そうめんではない」
そう言うと、ゾフィナさんは私へ視線を向けてこられました。
「ぜんざいはいつ流れてくるのか、と、聞いているのだ」
大きな声できっぱり言い切ったゾフィナさん。
私……思わずかくんと膝がおれてしました。
私だけではありません……結構な数の皆様が、私同様にかくんと……
「ど、どうしたというのだ皆……わ、私は何か変なことを言ったのか?」
そんな周囲の様子を見回しながら、首をひねっているゾフィナさん。
そんなゾフィナさんに、渡し場思わず苦笑していました。
「あ、あの……この竹筒にはそうめんしか流せません……と、いいますか、ぜんざいを流してしまったら、お餅しかすくえないのでは?」
「む……むむ……むむむむむ……」
私の言葉を受けて、手の箸をジッと見つめていくゾフィナさん。
しばらくそのまま箸を開閉なさっていたのですが……
「そうだな……さわこの言う通りだ。確かに箸ではぜんざいの汁はすくえそうになかった」
力強く頷くゾフィナさん。
「改めて注文しよう。ぜんざいだ! ぜんざいを頼む、さわこ!」
「はい、よろこんで」
そうめんの流し役をリンシンさんに皮ってもらうと、私は居酒屋さわこさんの中へと駆け足で戻っていきました。
ゾフィナさんのお姿が見えた際に、こうなることは予期できていましたので準備は出来ています。
……でも、何も言わないまま流しそうめんの列に並ばれたから……今日はそうめんを食べられるのかと思ったのですけど……やっぱりゾフィナさんは、ゾフィナさんですね
思わず苦笑しながら、私はお餅を炭火コンロの上に並べていきました。
待ちわびた分、すぐに一杯目を食べ終えてしまわれそうな気がしますので……そうですね、3杯目までの準備をしておいた方がよさそうですね。
そんなことを考えながら調理をしていると、
「さわこさん、そっちに行ったんなら焼き鳥をお願いしてもいいかな?」
「こっちには和風すぅぷかれぇをお願い出来るかな?」
お酒を飲んでおられるお客様から、そんな声が聞こえてきました。
私は、そんなみなさまへ視線を向けると、
「はい、喜んで!」
笑顔と元気な声をお返しいたしました。
いつしか、お客様は店内の席に座られたり、店の外に準備した椅子とテーブルに座られたりと、思い思いの場所で、お酒や料理を満喫されはじめました。
空も暗くなり、提灯のあかりがお店の前を明るく照らしています。
そんな中、お客様の楽しそうな声に、ミリーネアさんが奏で始めたハープの音色が絡みあい、なんとも楽しげな空気が一帯を包みこみはじめています。
さぁ、頑張って料理しないと。
ーつづく
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