27 / 343
連載
さわこさんと、農場 その2
しおりを挟む
エミリアと野菜の栽培のことで少し話をしたのですが、
「一度アミリア姉さんとも話してくるから、さわこも考えておいてね! プリーズ」
エミリアはそう言い残して、慌てて帰って行きました。
「お酒……」
あまりにもすごい勢いで出て行ってしまったので、呼び止める間もありませんでした。
「私の……お酒……」
と、いいますのも……まだ今日のお米の代金もお支払いしていないのですよ。
「ない……からっぽ……」
荷車も置きっぱなしですし……
「お酒……」
「って……な、何か声が聞こえると思ったらリンシンさん、空のグラスを持って何泣いているんですかぁ!?」
エミリアのことばかり考えておりましたら、そのエミリアさんに自分のお酒を飲み干されてしまったリンシンさんが、空になったグラスを悲しそうな表情で抱えておられたのでした。
私は、大急ぎでそのグラスにお酒を注いでいきました。
すると、リンシンさんは
「お酒!」
そう言いながら、ぱぁ!っと笑顔になっていかれました。
リンシンさんは、誰にもとられてなるものか、とばかりに今度は覆い被さるようにしてグラスを守りながら、お酒の色を楽しまれているようです。
「まったくさぁ、とっとと飲めばいいのに」
そんなリンシンさんを見つめながら、バテアさんは苦笑なさっています。
ですが、リンシンさんは、そんなことお構いなしとばかりに鼻歌を歌いながらお酒を思う存分愛でてから、いつものようにちびりちびりと、舌ですくうようにしながら飲んでいかれました。
「おいし……おいし……」
顔を真っ赤にしながら、満面の笑みをうかべているリンシンさん。
少し太めな体型もあいまって、本当に愛らしいお姿なんですよね。
時々、きゅんとなって、ぎゅっと抱きしめたくなってしまいます。
◇◇
今日は、バテアさんの魔法道具のお店はお休みでした。
私の世界に、私とバテアさんが2人で仕入れにいったからなんですけど、最近は2、3日に1回の頻度で私の世界にお酒を仕入れに行く予定にしていますので、週6日営業していたお店が、週4日しか営業出来なくなってしまいかねません。
そのため2回目の仕入れの日が、バテアさんのお店が元々お休みだった、私の世界の日曜日にあたりますスンの日になるように調整するようにしているのですが、
「ちょうどいいから、ウェズの日も定休日にしちゃいましょう」
バテアさんはそう、即決してしまわれました。
これで、私の世界だと
月・火・水・木・金・土・日
に該当します
モン・スー・ウェズ・サー・フリ・サズ・スン
この中の、水曜日にあたるウェズの日と日曜日にあたるスンの日がバテアさんの魔法道具のお店の定休日ということになってしまいました。
「あの……よ、よろしいのですか?」
私は、申し訳なくて聞き返したのですが
「何言ってるのよさわこ。あなたが居なかったときはさ、薬草や魔石を仕入れに行ってた時はお店をお休みしてたのよ? つまり、週に1,2日しか営業してなかったのが、あなたが店員をしてくれるようになったおかげで週5日もお店を開けることが出来るようになるんだから、むしろ働き過ぎ? みたいな」
バテアさんはそう言って笑ってくださいました。
私は、
「はぁ、そうなんですか……」
と、複雑な表情をお返しすることしか出来ませんでした。
普通でしたら、週1,2日しか開いていないお店でなりたつはずがないと思ってしまうのですが、バテアさんのお店では、すごく高価な薬草や魔法薬、魔石なども販売しておりまして、しかもそれが結構な頻度で売れているものですから開店している頻度が少なくても確かに売り上げは結構あったはずです。
ただ、週に6日はお店を開くことをモットーとして十数年居酒屋をやっていた私的には、やはり首をひねらざるを得ない感じです。
◇◇
お昼の間、私達3人はそれぞれに仕事をいたしました。
私は、今夜居酒屋さわこさんでお出しする料理の準備です。
バテアさんの魔法道具のお店がお休みの日も、居酒屋さわこさんは営業しておりますので。
バテアさんは、3階にあります研究室で魔法薬や薬、魔石などを生成なさっておられました。
時折階上から
『ボシュ』
とか
『ブシュウウウウウ』
といったすごい音が聞こえてくるのですが、これ、普通に魔法を使って作業をなさっている音なのだそうです。
始めてこの音をお聞きしたときは、何かが爆発したのではないかと思ってしまいまして
「だ、大丈夫ですか!?」
そう言いながら3階に駆け上がってしまいまして、バテアさんにきょとんとされてしまったんですよね。
リンシンさんは狩りに出かけられています。
最近のリンシンさんは、飼育するためのクッカドウゥドルを生け捕ってこられることが大半です。
そのかわり、夜用に罠を仕掛けておられますので、翌朝その罠にかかっていた魔獣などをお店で使用する食材として提供していただいております。
そうこうしていると、居酒屋さわこさんの開店時間が近づいてまいりました。
ここで階上からバテアさんが
「さわこ、開店前にお風呂いっちゃう?」
そう声をかけてくださいました。
その言葉に、私は
「はい、ぜひ!」
笑顔でそうお答えいました。
私は、日本酒の瓶を数本手にすると2階に上がっていきました。
ちょうどリンシンさんもお戻りになられましたので一緒に行くことにいたしました。
先にリンシンさんは、バテアさんに転移ドアを展開していただきまして、さわこの森の飼育場にクッカドウゥドルを放してから戻ってこられました。
「じゃ、改めていくわよ」
そう言うと、バテアさんは再び転移ドアを展開なさいました。
その扉を開くと……そのドアの真正面に一件の温泉宿がございました。
ここ、イルタドーリという山奥の村の中にあるイルタドーリ温泉宿なんです。
この世界にやってきた私は、バテアさんに
「ちょっとここ、気に入ってるのよね」
そう言われながらここに連れてきていただいたのですが、のんびりほっこりつかれる温泉なもんですから、私も大のお気に入りになっております。
バテアさんのお宅にもシャワー設備はあるのですが湯船が少しせまいんです。
やっぱり、足を伸ばして入ることが出来る大きなお風呂はいいですよね。
それにこの温泉宿は食堂施設がない代わりにお酒や食べ物の持ち込みが自由なんです。
なので、私はお酒を持参した次第です。
も、もちろんお仕事前ですからね、飲み過ぎはしませんよ、えぇ、も、もちろんです。
私達は、番頭をなさっているお年寄りの猫人さんにお金を払って脱衣所へ向かいました。
この世界の温泉は、私の世界の昭和の銭湯を思わせる作りをしています。
脱衣した衣類をいれる棚の扉の鍵も木の板です。
私はバスタオルで日本酒をくるみ、体もバスタオルで覆ってから温泉に入っていきました。
まず打たせ湯をして、体を綺麗にしてから湯船につかっていきます。
この温泉は、薄茶色をしています。
お湯も、気持ち粘っている気がしないでもありません。
それだけ体にいい成分がふくまれているんだと思います。
私はお酒と一緒に持ってきていた酒枡をバテアさんとリンシンさんに手渡し、お酌をしていきました。
今日持ってきたのは奥飛騨の特別本醸造でございます。
辛口のお酒の中でもとてもすっきりとした味わいを楽しめるお酒です。
お酒だけを飲みたい時には、愛飲しているお酒なんですよね。
「じゃ、ま、この後のお仕事も頑張りましょうってことで」
バテアさんがにっこり笑いながら酒枡を差し出してこられました。
それに、私とリンシンさんも酒升を差し出していきまして、こつんとあわせていきました。
早速、私とバテアさんはお酒を一気に飲み干していきました。
リンシンさんはいつものように
「綺麗……」
と、酒升の中のお酒を嬉しそうに見つめておられます。
……しかし、あれですね……
こうして三人並んでお風呂に入りますと、私の胸の貧相さがどうにも際だってしまいます。
バテアさんは、細身なのにとてもご立派な胸をなさっていますし……って、あれ、絶対に浮いてますよね?
リンシンさんは、全体的にふくよかなのもありますが、それでもやはり湯船に浮いておられる感じです。
少し自分の胸を確認した私は……とりあえず、視線を反らしながらお酒をもう一杯ついでいきました。
人ぞれぞれでいいじゃないですか、うん。
ーつづく
「一度アミリア姉さんとも話してくるから、さわこも考えておいてね! プリーズ」
エミリアはそう言い残して、慌てて帰って行きました。
「お酒……」
あまりにもすごい勢いで出て行ってしまったので、呼び止める間もありませんでした。
「私の……お酒……」
と、いいますのも……まだ今日のお米の代金もお支払いしていないのですよ。
「ない……からっぽ……」
荷車も置きっぱなしですし……
「お酒……」
「って……な、何か声が聞こえると思ったらリンシンさん、空のグラスを持って何泣いているんですかぁ!?」
エミリアのことばかり考えておりましたら、そのエミリアさんに自分のお酒を飲み干されてしまったリンシンさんが、空になったグラスを悲しそうな表情で抱えておられたのでした。
私は、大急ぎでそのグラスにお酒を注いでいきました。
すると、リンシンさんは
「お酒!」
そう言いながら、ぱぁ!っと笑顔になっていかれました。
リンシンさんは、誰にもとられてなるものか、とばかりに今度は覆い被さるようにしてグラスを守りながら、お酒の色を楽しまれているようです。
「まったくさぁ、とっとと飲めばいいのに」
そんなリンシンさんを見つめながら、バテアさんは苦笑なさっています。
ですが、リンシンさんは、そんなことお構いなしとばかりに鼻歌を歌いながらお酒を思う存分愛でてから、いつものようにちびりちびりと、舌ですくうようにしながら飲んでいかれました。
「おいし……おいし……」
顔を真っ赤にしながら、満面の笑みをうかべているリンシンさん。
少し太めな体型もあいまって、本当に愛らしいお姿なんですよね。
時々、きゅんとなって、ぎゅっと抱きしめたくなってしまいます。
◇◇
今日は、バテアさんの魔法道具のお店はお休みでした。
私の世界に、私とバテアさんが2人で仕入れにいったからなんですけど、最近は2、3日に1回の頻度で私の世界にお酒を仕入れに行く予定にしていますので、週6日営業していたお店が、週4日しか営業出来なくなってしまいかねません。
そのため2回目の仕入れの日が、バテアさんのお店が元々お休みだった、私の世界の日曜日にあたりますスンの日になるように調整するようにしているのですが、
「ちょうどいいから、ウェズの日も定休日にしちゃいましょう」
バテアさんはそう、即決してしまわれました。
これで、私の世界だと
月・火・水・木・金・土・日
に該当します
モン・スー・ウェズ・サー・フリ・サズ・スン
この中の、水曜日にあたるウェズの日と日曜日にあたるスンの日がバテアさんの魔法道具のお店の定休日ということになってしまいました。
「あの……よ、よろしいのですか?」
私は、申し訳なくて聞き返したのですが
「何言ってるのよさわこ。あなたが居なかったときはさ、薬草や魔石を仕入れに行ってた時はお店をお休みしてたのよ? つまり、週に1,2日しか営業してなかったのが、あなたが店員をしてくれるようになったおかげで週5日もお店を開けることが出来るようになるんだから、むしろ働き過ぎ? みたいな」
バテアさんはそう言って笑ってくださいました。
私は、
「はぁ、そうなんですか……」
と、複雑な表情をお返しすることしか出来ませんでした。
普通でしたら、週1,2日しか開いていないお店でなりたつはずがないと思ってしまうのですが、バテアさんのお店では、すごく高価な薬草や魔法薬、魔石なども販売しておりまして、しかもそれが結構な頻度で売れているものですから開店している頻度が少なくても確かに売り上げは結構あったはずです。
ただ、週に6日はお店を開くことをモットーとして十数年居酒屋をやっていた私的には、やはり首をひねらざるを得ない感じです。
◇◇
お昼の間、私達3人はそれぞれに仕事をいたしました。
私は、今夜居酒屋さわこさんでお出しする料理の準備です。
バテアさんの魔法道具のお店がお休みの日も、居酒屋さわこさんは営業しておりますので。
バテアさんは、3階にあります研究室で魔法薬や薬、魔石などを生成なさっておられました。
時折階上から
『ボシュ』
とか
『ブシュウウウウウ』
といったすごい音が聞こえてくるのですが、これ、普通に魔法を使って作業をなさっている音なのだそうです。
始めてこの音をお聞きしたときは、何かが爆発したのではないかと思ってしまいまして
「だ、大丈夫ですか!?」
そう言いながら3階に駆け上がってしまいまして、バテアさんにきょとんとされてしまったんですよね。
リンシンさんは狩りに出かけられています。
最近のリンシンさんは、飼育するためのクッカドウゥドルを生け捕ってこられることが大半です。
そのかわり、夜用に罠を仕掛けておられますので、翌朝その罠にかかっていた魔獣などをお店で使用する食材として提供していただいております。
そうこうしていると、居酒屋さわこさんの開店時間が近づいてまいりました。
ここで階上からバテアさんが
「さわこ、開店前にお風呂いっちゃう?」
そう声をかけてくださいました。
その言葉に、私は
「はい、ぜひ!」
笑顔でそうお答えいました。
私は、日本酒の瓶を数本手にすると2階に上がっていきました。
ちょうどリンシンさんもお戻りになられましたので一緒に行くことにいたしました。
先にリンシンさんは、バテアさんに転移ドアを展開していただきまして、さわこの森の飼育場にクッカドウゥドルを放してから戻ってこられました。
「じゃ、改めていくわよ」
そう言うと、バテアさんは再び転移ドアを展開なさいました。
その扉を開くと……そのドアの真正面に一件の温泉宿がございました。
ここ、イルタドーリという山奥の村の中にあるイルタドーリ温泉宿なんです。
この世界にやってきた私は、バテアさんに
「ちょっとここ、気に入ってるのよね」
そう言われながらここに連れてきていただいたのですが、のんびりほっこりつかれる温泉なもんですから、私も大のお気に入りになっております。
バテアさんのお宅にもシャワー設備はあるのですが湯船が少しせまいんです。
やっぱり、足を伸ばして入ることが出来る大きなお風呂はいいですよね。
それにこの温泉宿は食堂施設がない代わりにお酒や食べ物の持ち込みが自由なんです。
なので、私はお酒を持参した次第です。
も、もちろんお仕事前ですからね、飲み過ぎはしませんよ、えぇ、も、もちろんです。
私達は、番頭をなさっているお年寄りの猫人さんにお金を払って脱衣所へ向かいました。
この世界の温泉は、私の世界の昭和の銭湯を思わせる作りをしています。
脱衣した衣類をいれる棚の扉の鍵も木の板です。
私はバスタオルで日本酒をくるみ、体もバスタオルで覆ってから温泉に入っていきました。
まず打たせ湯をして、体を綺麗にしてから湯船につかっていきます。
この温泉は、薄茶色をしています。
お湯も、気持ち粘っている気がしないでもありません。
それだけ体にいい成分がふくまれているんだと思います。
私はお酒と一緒に持ってきていた酒枡をバテアさんとリンシンさんに手渡し、お酌をしていきました。
今日持ってきたのは奥飛騨の特別本醸造でございます。
辛口のお酒の中でもとてもすっきりとした味わいを楽しめるお酒です。
お酒だけを飲みたい時には、愛飲しているお酒なんですよね。
「じゃ、ま、この後のお仕事も頑張りましょうってことで」
バテアさんがにっこり笑いながら酒枡を差し出してこられました。
それに、私とリンシンさんも酒升を差し出していきまして、こつんとあわせていきました。
早速、私とバテアさんはお酒を一気に飲み干していきました。
リンシンさんはいつものように
「綺麗……」
と、酒升の中のお酒を嬉しそうに見つめておられます。
……しかし、あれですね……
こうして三人並んでお風呂に入りますと、私の胸の貧相さがどうにも際だってしまいます。
バテアさんは、細身なのにとてもご立派な胸をなさっていますし……って、あれ、絶対に浮いてますよね?
リンシンさんは、全体的にふくよかなのもありますが、それでもやはり湯船に浮いておられる感じです。
少し自分の胸を確認した私は……とりあえず、視線を反らしながらお酒をもう一杯ついでいきました。
人ぞれぞれでいいじゃないですか、うん。
ーつづく
42
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。