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連載
さわこさんと、お漬物な午前中
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ぬちゅ……ぬちゅ……ぬちゅ……
バテアさんのお店の地下にございます倉庫の中で、私はぬか床をかき混ぜております。
居酒屋さわこさんでお出ししています自家製のお漬物には、浅漬けとこのぬか漬けがございます。
「……ちょっと水気が多くなったかな?」
ホーロー製の容器の中をかき混ぜていた私は、魔法袋に入れて持って来ておりましたぬか袋からぬかを取り出し、ぬか床に適量加えていきました。
あわせて、塩を加え、再びかき混ぜていきます。
ぬか床の水気が多くなった場合、キッチンペーパーをのせてぬかを押し、水分を吸い取らせる方法もござます。
ですが、これをやってしまうとせっかくぬか床に溜まっていた野菜の旨みまで吸い取ってしまいます。
なので、私はこうやって足しぬかで対応するのを常としております。
ぬちゅ……ぬちゅ……ぬちゅ……
「……うん、こんなもんかしらね」
足したぬかが気にならなくなったところで、私は新たな野菜をぬか床に埋め込んでいきました。
先に埋めていた野菜はすでに取り出してあります。
どれも良い感じに漬かっておりましたので、今夜もお客様に喜んで頂けると思います。
「さて、次は……」
出来上がったぬか漬けを魔法袋に保存した私は、地下倉庫の脇にございます手洗い場で手をよく洗ってから次の作業に取りかかりました。
ぬか床を保管している棚の横に、いくつか木製の樽が並んでいます。
この樽は、大工のドルーさんに作成したいただいた物でございます。
ドルーさんは、ワノンさんの酒造り工房で酒造りに使用されています超巨大な樽を作成なさっておられます。
それをお聞きして、個人的にといいますか、居酒屋さわこさんとして注文させていただいた次第です。
空になり、洗った後に天日で乾燥させた樽の側へと移動した私は、魔法袋に入れて持参してきておりました、下準備済みのハルクサイを取り出しました。
このハルクサイは、私の世界の白菜によく似た野菜です。
白菜よりも実が丸々としておりまして、ちょっとカボチャを思わせる風貌になっております。
このハルクサイは、さわこの森にございます、アミリアさんの農場で栽培されておりまして、その収穫時期なものですから最近は毎日のように、大量にバテア青空市へ入荷しております。
ハルクサイは、居酒屋さわこさんでも一人鍋などで大量に消費しておりますので、最近はかなり多めに購入しております。
そして、そのハルクサイですが浅漬けにも使用しております。
事前に、居酒屋さわこさんの厨房でざっくり四つ切りにしてきたハルクサイを、粗塩を軽く振った樽の中に入れていきます。
ハルクサイの軸と軸の間に入りますように粗塩を振りながら入れていくのがポイントです。
その際、ハルクサイの表面にも粗塩をすり込んでおきます。
ハルクサイの軸と葉が互い違いになるようにして樽に敷き詰めていきます。
一段目を敷き詰め終えましたら、そこに刻んだ赤唐辛子と、細切りにした出汁昆布を加えます。
ここで、水飴を隠し味として少し加えるのが居酒屋さわこさん流でございます。
こうすると、出来上がった際独特のまろやかさが楽しめるんです。
こう言ってはおりますが……これはすべて亡き父に教えてもらった手法です。
生前、居酒屋酒話を父と一緒に切り盛りしておりました頃から、この時期はこうして白菜の浅漬けを店の倉庫で大量に作っておりました。
樽の上に樽をのせ、その樽を重し代わりにして……せまい倉庫の中をそうやって最大限に活用していた物ですから、この時期の居酒屋酒話の倉庫の中は、白菜の浅漬け置き場と化しておりました。
ふふ……それもとっても懐かしい思い出です。
そんな事を思い出しながら、私はさらに作業を続けていきます。
樽の中に、ハルクサイを2段、3段としきつめていきまして、その合間に赤唐辛子と昆布を加えます。
樽の深さの、おおよそ3分の2くらいのところまでハルクサイを敷き詰めましたらここまでです。
粗塩を多めにふりかけると、手でそれを押し込んでいきます。
そうですね、全体が平らになるのが目安です。
最後に、むしっておいたハルクサイの外側の硬い葉を上に敷き詰めます。
落とし蓋をのせ、その上にドルーさんに作成していただきました石製の重しを2つのせます。
この重しをハルクサイの上にのせると、ちょうど樽の上部ギリギリになります。
この重しの高さを考慮しまして、樽の深さの3分の2までしかハルクサイを敷き詰めないんです。
最後に上蓋をのせまして……
「……よし、完成」
次は3日後、水が押しぶたより上にきていたらおもしを1つ取り除きます。
そうしましたらその後3日程度で食べ頃になるはずです。
バテアさんに魔法を使用していただけば、樽の中の時間だけ進めていただくことは可能です。
ですが、特に急がないのであれば、私はこうやって昔ながらの時間をかけた方法で作業を行う事を好んでおります。
やはり、手間暇をかけたという実感を得たいと申しますか……お客様にお出しする際に、
「『私が手間暇かけて作成した』浅漬けでございます」
そう言ってお出ししたいですからね。
もちろん『私が手間暇かけて作成した』の部分は、私の心の中だけで申し上げている次第でございます。
◇◇
本日、地下室で予定しておりました作業を終えた私は、浅漬けを漬けた樽に今日の日付を書いた紙を貼り、手を洗ってから1階へと戻っていきました。
この地下室には、バテアさんが魔石の結界をはってくださっていますので、匂いが1階へ漏れない仕組みになっております。
「さーちゃん、済んだ?」
私が一階に上がってくると、ベルが嬉しそうに駆け寄ってきました。
今日は、人の姿のベルですが、耳と尻尾は隠しておりません。
私の世界では、猫耳と尻尾を持った人などおりませんので、あちらに出向いた際には耳は帽子で、尻尾はズボンの中に隠してもらっています。
ですが、亜人の皆様が普通に存在しておられますこちらの世界では、尻尾や耳がある方々が普通に存在されていますからね。特に隠す必要がないわけでございます。
「はい、終わりましたよ」
手を布巾で拭きながら、私は笑顔でベルに答えました。
するとベルは、
「じゃあさーちゃん、散歩行こうにゃ、散歩!」
そう言って私の手を引っ張りました。
窓の外へ視線を向けますと、お日様の光りで満ちあふれておりました。
「そうですね、少し休憩を兼ねていきましょうか」
「にゃ!」
私の言葉に、ベルは嬉しそうに一声あげると、私の腕に抱きついてきました。
ベルは、古代怪獣族の中の牙猫族という亜人種族でございます。
猫と名前がついているからでしょうか、散歩とひなたぼっこが大好きです。
そして、散歩の際にはこうして私と一緒にいくことを常としております。
バテアさんやリンシンさんがいらしても、
「さーちゃん、散歩行こうにゃ!」
そう言って、私に駆け寄ってくるのでございます。
少し作業の際の匂いがついている気がしたものですから、2階にあがって服を着替えた私。
その後、一階で待ち構えていたベルと一緒に、外へと繰り出しました。
お日様の光りはまぶしいです。
陽光のおかげで暖かいのですが、頬に当たるそよ風が寒さを伝えてまいります。
「ベル、これを巻いてください」
「にゃ?」
「マフラーですよ、首元が寒くなくなります」
そう言って、私はベルの首にマフラーを巻いてあげました。
元気なベルにちなんで、濃い黄色のマフラー。
恥ずかしながら、私の手編みなんですよ。
「にゃ、あったかいにゃ!」
そう言って喜んでくれたベルなのですが、
「うにゃ? ここに紐にゃ……」
そう言って、マフラーの一部を引っ張りますと……
なんということでしょう……
ベルのマフラーがみるみるほどけていくではありませんか!?
しかもベルは、その紐がどんどん伸びるものですから
「うにゃにゃにゃにゃ♪」
猫ゆえでしょうか、楽しそうにその紐を引っ張り続けていたのです。
……作りたてだったベルのマフラーが紐に戻ってしまう、再び一から編み直しになってしまったのは言うまでもありません。
ーつづく
バテアさんのお店の地下にございます倉庫の中で、私はぬか床をかき混ぜております。
居酒屋さわこさんでお出ししています自家製のお漬物には、浅漬けとこのぬか漬けがございます。
「……ちょっと水気が多くなったかな?」
ホーロー製の容器の中をかき混ぜていた私は、魔法袋に入れて持って来ておりましたぬか袋からぬかを取り出し、ぬか床に適量加えていきました。
あわせて、塩を加え、再びかき混ぜていきます。
ぬか床の水気が多くなった場合、キッチンペーパーをのせてぬかを押し、水分を吸い取らせる方法もござます。
ですが、これをやってしまうとせっかくぬか床に溜まっていた野菜の旨みまで吸い取ってしまいます。
なので、私はこうやって足しぬかで対応するのを常としております。
ぬちゅ……ぬちゅ……ぬちゅ……
「……うん、こんなもんかしらね」
足したぬかが気にならなくなったところで、私は新たな野菜をぬか床に埋め込んでいきました。
先に埋めていた野菜はすでに取り出してあります。
どれも良い感じに漬かっておりましたので、今夜もお客様に喜んで頂けると思います。
「さて、次は……」
出来上がったぬか漬けを魔法袋に保存した私は、地下倉庫の脇にございます手洗い場で手をよく洗ってから次の作業に取りかかりました。
ぬか床を保管している棚の横に、いくつか木製の樽が並んでいます。
この樽は、大工のドルーさんに作成したいただいた物でございます。
ドルーさんは、ワノンさんの酒造り工房で酒造りに使用されています超巨大な樽を作成なさっておられます。
それをお聞きして、個人的にといいますか、居酒屋さわこさんとして注文させていただいた次第です。
空になり、洗った後に天日で乾燥させた樽の側へと移動した私は、魔法袋に入れて持参してきておりました、下準備済みのハルクサイを取り出しました。
このハルクサイは、私の世界の白菜によく似た野菜です。
白菜よりも実が丸々としておりまして、ちょっとカボチャを思わせる風貌になっております。
このハルクサイは、さわこの森にございます、アミリアさんの農場で栽培されておりまして、その収穫時期なものですから最近は毎日のように、大量にバテア青空市へ入荷しております。
ハルクサイは、居酒屋さわこさんでも一人鍋などで大量に消費しておりますので、最近はかなり多めに購入しております。
そして、そのハルクサイですが浅漬けにも使用しております。
事前に、居酒屋さわこさんの厨房でざっくり四つ切りにしてきたハルクサイを、粗塩を軽く振った樽の中に入れていきます。
ハルクサイの軸と軸の間に入りますように粗塩を振りながら入れていくのがポイントです。
その際、ハルクサイの表面にも粗塩をすり込んでおきます。
ハルクサイの軸と葉が互い違いになるようにして樽に敷き詰めていきます。
一段目を敷き詰め終えましたら、そこに刻んだ赤唐辛子と、細切りにした出汁昆布を加えます。
ここで、水飴を隠し味として少し加えるのが居酒屋さわこさん流でございます。
こうすると、出来上がった際独特のまろやかさが楽しめるんです。
こう言ってはおりますが……これはすべて亡き父に教えてもらった手法です。
生前、居酒屋酒話を父と一緒に切り盛りしておりました頃から、この時期はこうして白菜の浅漬けを店の倉庫で大量に作っておりました。
樽の上に樽をのせ、その樽を重し代わりにして……せまい倉庫の中をそうやって最大限に活用していた物ですから、この時期の居酒屋酒話の倉庫の中は、白菜の浅漬け置き場と化しておりました。
ふふ……それもとっても懐かしい思い出です。
そんな事を思い出しながら、私はさらに作業を続けていきます。
樽の中に、ハルクサイを2段、3段としきつめていきまして、その合間に赤唐辛子と昆布を加えます。
樽の深さの、おおよそ3分の2くらいのところまでハルクサイを敷き詰めましたらここまでです。
粗塩を多めにふりかけると、手でそれを押し込んでいきます。
そうですね、全体が平らになるのが目安です。
最後に、むしっておいたハルクサイの外側の硬い葉を上に敷き詰めます。
落とし蓋をのせ、その上にドルーさんに作成していただきました石製の重しを2つのせます。
この重しをハルクサイの上にのせると、ちょうど樽の上部ギリギリになります。
この重しの高さを考慮しまして、樽の深さの3分の2までしかハルクサイを敷き詰めないんです。
最後に上蓋をのせまして……
「……よし、完成」
次は3日後、水が押しぶたより上にきていたらおもしを1つ取り除きます。
そうしましたらその後3日程度で食べ頃になるはずです。
バテアさんに魔法を使用していただけば、樽の中の時間だけ進めていただくことは可能です。
ですが、特に急がないのであれば、私はこうやって昔ながらの時間をかけた方法で作業を行う事を好んでおります。
やはり、手間暇をかけたという実感を得たいと申しますか……お客様にお出しする際に、
「『私が手間暇かけて作成した』浅漬けでございます」
そう言ってお出ししたいですからね。
もちろん『私が手間暇かけて作成した』の部分は、私の心の中だけで申し上げている次第でございます。
◇◇
本日、地下室で予定しておりました作業を終えた私は、浅漬けを漬けた樽に今日の日付を書いた紙を貼り、手を洗ってから1階へと戻っていきました。
この地下室には、バテアさんが魔石の結界をはってくださっていますので、匂いが1階へ漏れない仕組みになっております。
「さーちゃん、済んだ?」
私が一階に上がってくると、ベルが嬉しそうに駆け寄ってきました。
今日は、人の姿のベルですが、耳と尻尾は隠しておりません。
私の世界では、猫耳と尻尾を持った人などおりませんので、あちらに出向いた際には耳は帽子で、尻尾はズボンの中に隠してもらっています。
ですが、亜人の皆様が普通に存在しておられますこちらの世界では、尻尾や耳がある方々が普通に存在されていますからね。特に隠す必要がないわけでございます。
「はい、終わりましたよ」
手を布巾で拭きながら、私は笑顔でベルに答えました。
するとベルは、
「じゃあさーちゃん、散歩行こうにゃ、散歩!」
そう言って私の手を引っ張りました。
窓の外へ視線を向けますと、お日様の光りで満ちあふれておりました。
「そうですね、少し休憩を兼ねていきましょうか」
「にゃ!」
私の言葉に、ベルは嬉しそうに一声あげると、私の腕に抱きついてきました。
ベルは、古代怪獣族の中の牙猫族という亜人種族でございます。
猫と名前がついているからでしょうか、散歩とひなたぼっこが大好きです。
そして、散歩の際にはこうして私と一緒にいくことを常としております。
バテアさんやリンシンさんがいらしても、
「さーちゃん、散歩行こうにゃ!」
そう言って、私に駆け寄ってくるのでございます。
少し作業の際の匂いがついている気がしたものですから、2階にあがって服を着替えた私。
その後、一階で待ち構えていたベルと一緒に、外へと繰り出しました。
お日様の光りはまぶしいです。
陽光のおかげで暖かいのですが、頬に当たるそよ風が寒さを伝えてまいります。
「ベル、これを巻いてください」
「にゃ?」
「マフラーですよ、首元が寒くなくなります」
そう言って、私はベルの首にマフラーを巻いてあげました。
元気なベルにちなんで、濃い黄色のマフラー。
恥ずかしながら、私の手編みなんですよ。
「にゃ、あったかいにゃ!」
そう言って喜んでくれたベルなのですが、
「うにゃ? ここに紐にゃ……」
そう言って、マフラーの一部を引っ張りますと……
なんということでしょう……
ベルのマフラーがみるみるほどけていくではありませんか!?
しかもベルは、その紐がどんどん伸びるものですから
「うにゃにゃにゃにゃ♪」
猫ゆえでしょうか、楽しそうにその紐を引っ張り続けていたのです。
……作りたてだったベルのマフラーが紐に戻ってしまう、再び一から編み直しになってしまったのは言うまでもありません。
ーつづく
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