179 / 343
連載
さわこさんと、温泉の休日 その1
しおりを挟む
私が居候させて頂いておりますバテアさんのお家があるのは、辺境都市トツノコンベという街でございます。
王都と呼ばれるこの世界の中心よりかなり北方にありますこの街は、冬になると豪雪に見舞われるそうなのです。
確かにここ最近寒さが厳しくなってきておりますので、そうなのかな、とは思っていたものの……まだこちらの世界でそこまですごい豪雪を見たことがないものですから、いささか実感がわかないといいますか……
と
そんなのんきなことを考えていたのは昨日までの私でございます。
今の私は、目を丸くしながら北を見つめておりました。
今日は休日ということもありまして、バテア青空市もお休みです。
それでも少し早めに起きた私は、お店の裏に干してあります干カルキを、屋上に移動させようと外へ出たのですが……
「……うわぁ……」
北の方へ視線を向けた私は、思わずそんな声をあげてしまいました。
真っ白なんです。
昨日までは普通の山並みだった北の山々が、一晩で真っ白になっていたのでございます。
右の端から左の端まで……視界に入っている山々全てが見事なまでに真っ白なんです。
ここまで白いと、なんといいますか爽快感すら感じてしまいますね。
干カルキを回収した私は、そのまま屋上へと移動していきました。
「わぁ……」
そこで、私は再度歓声をあげてしまいました。
街並みの向こう……山の裾野に広がっている森まで見渡せているのですが、その森までもがかなりの部分白く染まっていたのでございます。
その白さは、トツノコンベのすぐそこにまでせまっているように見えます。
「たった一晩で、ここまで雪が降ったのですねぇ……」
その光景を見渡しながら、私は干カルキを干していきました。
マフラーを巻いて、分厚いジャンバーを羽織っているのですが、思わず身震いしてしまいます。
マフラーを通して外へ漏れている息……その水分が水滴になってマフラーに付着しています。
あぁ……このままですと、鼻水がたれてしまっても気付かないかもしれません。
それぐらい、顔が冷たくなっているんです。
私は、干カルキを干し終えると、小走りに家の中へと戻っていきました。
「うぅ、寒い寒い……」
ガタガタ体を震わせながら2階へ戻った私は、そのままコタツへ潜り込んでいきました。
外に出る前に温暖魔石のスイッチを入れておきましたので、すでに温かくなっているは……
むにゅ
「はい?」
私の足の先に、何かがあたりました。
……はて、なんでしょう?
疑問に思ったものの、それ以上に体の冷たさが勝っているため、私は確認作業を後回しにしてとにかくコタツに潜り込んでいったのですが……
「うにゃあああああああ、つめたいにゃあああああああああ」
私の真向かいから、ベルがすごい勢いで飛び出しました。
牙猫姿のベルは、コタツから飛び出すとベッドの下で眠っているリンシンさんの布団の中へと潜り込んでいきました。
……ど、どうもですね……さっき私の足先にあたったあの柔らかい物体……あれがベルだったようですね。
そうとは気付かなかった私は、冷え切った足をベルに押しつけていった形になってしまいまして、その結果ベルが飛び出してしまったようでございます。
「ベル、ごめんね……私もすごく寒かったの」
コタツに入った状態でそう言ったのですが……ベルはリンシンさんの布団の中から当分の間出て来ませんでした。
◇◇
「は~、しっかしこれはまた見事に積もったわねぇ」
1時間ほど経ちまして、起きてこられたバテアさんが窓の外を見つめながらびっくりしたような声をあげておられます。
窓は霜で真っ白だったのですが、バテアさんが魔法で溶かしてしまいました。
「せっかくの休みだけど……こう寒いとどっか行こうって気にもならないわね」
バテアさんは、北方の山を見つめながらそう言われているのですが……それには私も激しく同感です。
寒さには強い方だと思っていたのですが……駄目ですね、今の私は全神経がこたつから出ることを拒絶しているんです。
そんな私へ、バテアさんが視線を向けてこられました。
「せっかくだしさ。温泉にでも行って暖まってきちゃう?」
◇◇
そして、その1時間後……
私達は、温泉宿の前に立っていました。
はい、バテアさんの転移魔法によりまして、この世界にございます温泉宿へと出向いてきたのでございます。
「ここは……確か以前にも来たことが……」
「そう、辺境都市リバティコンベの温泉集落よ。ここの宿は食事が絶品なのよ。さ、いきましょう!」
バテアさんが笑顔でそう言うと、
「美味しい物! 美味しい物!」
ベルが嬉しそうに声をあげながらその後についていっています。
その後を、私とリンシンさんがついていきました。
ここ、辺境都市リバティコンベは、私達が住んでいる辺境都市トツノコンベよりかなり南方にございます。
そのため、外気もそこまで寒いとは感じませんでした。
予約なしの飛び込みだったのですが
「ラッキーよさわこ。キャンセルが出て大部屋が空いてるって!」
バテアさんが嬉しそうにそうおっしゃいました。
この温泉宿は、温泉の効能が非常に強いうえに、料理も絶品なものですから大変人気だそうでして、予約もなかなかとれないことで有名なんだそうです。
私達は、最悪温泉だけ入って帰ろうと考えていたのですが、これで食事も満喫出来ることになりました。
「お店の参考になるかもしれませんし……楽しみですね」
私も、期待でわくわくしております。
◇◇
部屋には内湯がございました。
ベランダに、温泉があるんです。
その向こうが崖になっていまして、その渓谷の展望を満喫出来る仕組みになっております。
そこに壁が設置されているのですが、景色を満喫出来るようにと、温泉側からは景色が見えるのですが、崖側からは見えない仕組みになっているんだそうです。
魔法でそのような細工をしているそうなのですが、私の世界でいいますところのマジックミラーのようなものなのでしょうね。
部屋は絨毯が敷き詰められていて、その上に直接横になれるようになっています。
「にゃはぁ! 気持ちいいにゃあ」
早速ベルがその上で転がり始めました。
ふふ、みんなでお出かけ出来て、テンションが上がっているようですね。
そんなベルを見ながらバテアさんは、
「さぁさぁ、絨毯もいいけど、温泉も満喫しましょう」
そう言いながら、すでに素っ裸になられているではありませんか。
その手には、部屋に設置されております魔石冷蔵庫から取り出したお酒の瓶と、グラスをもたれています。
「わ! 温泉で一杯ですか!」
それを見た私は、思わず笑顔を浮かべながら、大急ぎで服を脱いでいきました。
温泉で一杯……あぁ、なんて甘美な響きでしょう。
朝一で極寒を体験しているだけに、想像しただけで顔がほころんでしまいます。
そんな感じで、私達は早速温泉に入っていきました。
内湯といいましても、この温泉はかなり広いです。
私達4人が一緒に入っても全然余裕です。
さらに、ベルが猫カキで泳ぎ始めても……
「って、ベル! 泳ぐのは駄目ですよ!」
「え~、気持ちいいから泳ぎたいニャあ」
ベルはそう言うと、私の注意を無視してさらに泳いでいきました。
ホントにもう、困ったものです……と、いいたいところですけど、今日はまぁ、無礼講ということで。
「さぁ、さわこ」
バテアさんから渡されたグラスを手に取った私。
そこに、バテアさんがお酒を注いでくださいました。
私は、それを口に運びながら渓谷へ視線を向けました。
紅葉でしょうか……まだ綺麗に赤く染まっている場所があちこちに散見しております。
その光景がまた絶景です。
「……美味し」
お酒を口に運んだ私は、思わずそう呟きながら、耳元の髪の毛をそっとかき上げていきました。
ーつづく
王都と呼ばれるこの世界の中心よりかなり北方にありますこの街は、冬になると豪雪に見舞われるそうなのです。
確かにここ最近寒さが厳しくなってきておりますので、そうなのかな、とは思っていたものの……まだこちらの世界でそこまですごい豪雪を見たことがないものですから、いささか実感がわかないといいますか……
と
そんなのんきなことを考えていたのは昨日までの私でございます。
今の私は、目を丸くしながら北を見つめておりました。
今日は休日ということもありまして、バテア青空市もお休みです。
それでも少し早めに起きた私は、お店の裏に干してあります干カルキを、屋上に移動させようと外へ出たのですが……
「……うわぁ……」
北の方へ視線を向けた私は、思わずそんな声をあげてしまいました。
真っ白なんです。
昨日までは普通の山並みだった北の山々が、一晩で真っ白になっていたのでございます。
右の端から左の端まで……視界に入っている山々全てが見事なまでに真っ白なんです。
ここまで白いと、なんといいますか爽快感すら感じてしまいますね。
干カルキを回収した私は、そのまま屋上へと移動していきました。
「わぁ……」
そこで、私は再度歓声をあげてしまいました。
街並みの向こう……山の裾野に広がっている森まで見渡せているのですが、その森までもがかなりの部分白く染まっていたのでございます。
その白さは、トツノコンベのすぐそこにまでせまっているように見えます。
「たった一晩で、ここまで雪が降ったのですねぇ……」
その光景を見渡しながら、私は干カルキを干していきました。
マフラーを巻いて、分厚いジャンバーを羽織っているのですが、思わず身震いしてしまいます。
マフラーを通して外へ漏れている息……その水分が水滴になってマフラーに付着しています。
あぁ……このままですと、鼻水がたれてしまっても気付かないかもしれません。
それぐらい、顔が冷たくなっているんです。
私は、干カルキを干し終えると、小走りに家の中へと戻っていきました。
「うぅ、寒い寒い……」
ガタガタ体を震わせながら2階へ戻った私は、そのままコタツへ潜り込んでいきました。
外に出る前に温暖魔石のスイッチを入れておきましたので、すでに温かくなっているは……
むにゅ
「はい?」
私の足の先に、何かがあたりました。
……はて、なんでしょう?
疑問に思ったものの、それ以上に体の冷たさが勝っているため、私は確認作業を後回しにしてとにかくコタツに潜り込んでいったのですが……
「うにゃあああああああ、つめたいにゃあああああああああ」
私の真向かいから、ベルがすごい勢いで飛び出しました。
牙猫姿のベルは、コタツから飛び出すとベッドの下で眠っているリンシンさんの布団の中へと潜り込んでいきました。
……ど、どうもですね……さっき私の足先にあたったあの柔らかい物体……あれがベルだったようですね。
そうとは気付かなかった私は、冷え切った足をベルに押しつけていった形になってしまいまして、その結果ベルが飛び出してしまったようでございます。
「ベル、ごめんね……私もすごく寒かったの」
コタツに入った状態でそう言ったのですが……ベルはリンシンさんの布団の中から当分の間出て来ませんでした。
◇◇
「は~、しっかしこれはまた見事に積もったわねぇ」
1時間ほど経ちまして、起きてこられたバテアさんが窓の外を見つめながらびっくりしたような声をあげておられます。
窓は霜で真っ白だったのですが、バテアさんが魔法で溶かしてしまいました。
「せっかくの休みだけど……こう寒いとどっか行こうって気にもならないわね」
バテアさんは、北方の山を見つめながらそう言われているのですが……それには私も激しく同感です。
寒さには強い方だと思っていたのですが……駄目ですね、今の私は全神経がこたつから出ることを拒絶しているんです。
そんな私へ、バテアさんが視線を向けてこられました。
「せっかくだしさ。温泉にでも行って暖まってきちゃう?」
◇◇
そして、その1時間後……
私達は、温泉宿の前に立っていました。
はい、バテアさんの転移魔法によりまして、この世界にございます温泉宿へと出向いてきたのでございます。
「ここは……確か以前にも来たことが……」
「そう、辺境都市リバティコンベの温泉集落よ。ここの宿は食事が絶品なのよ。さ、いきましょう!」
バテアさんが笑顔でそう言うと、
「美味しい物! 美味しい物!」
ベルが嬉しそうに声をあげながらその後についていっています。
その後を、私とリンシンさんがついていきました。
ここ、辺境都市リバティコンベは、私達が住んでいる辺境都市トツノコンベよりかなり南方にございます。
そのため、外気もそこまで寒いとは感じませんでした。
予約なしの飛び込みだったのですが
「ラッキーよさわこ。キャンセルが出て大部屋が空いてるって!」
バテアさんが嬉しそうにそうおっしゃいました。
この温泉宿は、温泉の効能が非常に強いうえに、料理も絶品なものですから大変人気だそうでして、予約もなかなかとれないことで有名なんだそうです。
私達は、最悪温泉だけ入って帰ろうと考えていたのですが、これで食事も満喫出来ることになりました。
「お店の参考になるかもしれませんし……楽しみですね」
私も、期待でわくわくしております。
◇◇
部屋には内湯がございました。
ベランダに、温泉があるんです。
その向こうが崖になっていまして、その渓谷の展望を満喫出来る仕組みになっております。
そこに壁が設置されているのですが、景色を満喫出来るようにと、温泉側からは景色が見えるのですが、崖側からは見えない仕組みになっているんだそうです。
魔法でそのような細工をしているそうなのですが、私の世界でいいますところのマジックミラーのようなものなのでしょうね。
部屋は絨毯が敷き詰められていて、その上に直接横になれるようになっています。
「にゃはぁ! 気持ちいいにゃあ」
早速ベルがその上で転がり始めました。
ふふ、みんなでお出かけ出来て、テンションが上がっているようですね。
そんなベルを見ながらバテアさんは、
「さぁさぁ、絨毯もいいけど、温泉も満喫しましょう」
そう言いながら、すでに素っ裸になられているではありませんか。
その手には、部屋に設置されております魔石冷蔵庫から取り出したお酒の瓶と、グラスをもたれています。
「わ! 温泉で一杯ですか!」
それを見た私は、思わず笑顔を浮かべながら、大急ぎで服を脱いでいきました。
温泉で一杯……あぁ、なんて甘美な響きでしょう。
朝一で極寒を体験しているだけに、想像しただけで顔がほころんでしまいます。
そんな感じで、私達は早速温泉に入っていきました。
内湯といいましても、この温泉はかなり広いです。
私達4人が一緒に入っても全然余裕です。
さらに、ベルが猫カキで泳ぎ始めても……
「って、ベル! 泳ぐのは駄目ですよ!」
「え~、気持ちいいから泳ぎたいニャあ」
ベルはそう言うと、私の注意を無視してさらに泳いでいきました。
ホントにもう、困ったものです……と、いいたいところですけど、今日はまぁ、無礼講ということで。
「さぁ、さわこ」
バテアさんから渡されたグラスを手に取った私。
そこに、バテアさんがお酒を注いでくださいました。
私は、それを口に運びながら渓谷へ視線を向けました。
紅葉でしょうか……まだ綺麗に赤く染まっている場所があちこちに散見しております。
その光景がまた絶景です。
「……美味し」
お酒を口に運んだ私は、思わずそう呟きながら、耳元の髪の毛をそっとかき上げていきました。
ーつづく
31
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。