アルケミア//マナ f(フォルテ)ー精霊鍵士とセヴァロールの錬金術士ー

猫月ねこかん

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ープロローグー

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星空が見える白夜の空、大地が裂けて大地は浮いてる。
周りには、鏡の破片が無数に浮いていて地面には無数の水晶が出来ている。


そして、その中央には青髪にウルフカットに緑の瞳をして剣闘士の黒と白の服を着た少年が立っている。
彼は、深紅ヒユト。
あるVRゲームに参加して世界の中に閉じ込められていたのだが先程、原因になっていた黒き謳竜を討伐した。


≪やっと、終わったんだ…≫
≪これで、アイツらも現実に帰れる≫
≪俺も、…っ?≫


ーリンッ…


鈴の音色が微かに聞こえてくると、ヒユトは周りを見渡すと同時にヒユトは黒い手に掴まれて、ヒユトは心臓を黒き手に貫かれて意識を閉ざす。


『ミツケタ、ワタシノタイセツナヒト』
『オカエリナサイ、ワタシノダンナサマ』
『モウ、ハナサナイカラネ』

『ダイジョウブ、ワタシガアナタヲニンゲンカラマモッテアゲル』

『マッテ、テ』
『フフッ…』


ーーーーー…
ーーーー…
ーーー…
ーー…


マナの力が溢れる豊かな世界、≪エデン・ガーデン≫。

此処には、大きなマナの大樹が中央に存在している。
何処に居ても、どんなに離れた場所でも見える大樹は世界に恩恵を与えている。

そんな大樹の麓に住む一人の少年。


少年は水灰色の髪色にロングウルフカットだが尻尾は三つ編みで、少しつり目で左目は緑で右目は翠のオッドアイの瞳をしている。

少年は、畑仕事をしながらも武術の特訓をしたりワイヤーナイフの扱いの特訓をしている。


「ふぅ…」


少年は、手を止めて天の遥か先まで伸びている大樹を見上げる。


「そろそろ、成人の儀だよな」


この村では、16になったら成人の儀を行わないとならない習わしがある。
その成人の儀は、大樹の中にある神殿にある鍵に触れて帰ってくることが条件となっている。


「…成人の儀が終わったら、もう少し畑を拡げるかな」


水灰色髪の少年は、村長の家へと向かう。



ーーーーー…
ーーーー…
ーーー…
ーー…


場所は変わって、北の大陸に存在するロシェール・ガーデン皇国の外れにある小屋の中では変わった白い本を持った少女がいた。

少女は、ピンク髪に高い位置に長いドーナッツツインテールに空色の瞳をした錬金術士の服を着ている。


「…この世界の成り立ち、この本…」
「調べないといけないわね、世界の真実を…ううん、マナの大樹の秘密を調べるわよ」


少女は窓から、見える大樹を睨むように見つめる。
それは、憎しみが含まれているが悲しみも虚しさも含まれていた。

少女は一つの写真立てを掴み、優しく抱き締めると一筋の泪を流す。


「救ってみせるから、お兄ちゃん…っ」




ーーーーー…
ーーーー…
ーーー…
ーー…


少年の名前は、≪アシッド・キースベルク≫。
後に、精霊を使役する者として世界の真実へと立ち向かう者なり。

少女の名前は、≪シャロン・アーデルハイド≫。
後に、錬金術士として世界の謎を解き放ち世界の真実を拓く者なり。


この二人が、この≪エデン・ガーデン≫の真実を知るために旅立ち互いに出逢うだろう。


そして、

『ミツケタ、ワタシノタイセツナヒト』
『オカエリナサイ、ワタシノダンナサマ』
『モウ、ハナサナイカラネ』

『ダイジョウブ、ワタシガアナタヲニンゲンカラマモッテアゲル』

『マッテ、テ』
『フフッ…』


微かに大樹を蝕む闇が、二人の後を少しづつ近付いている事は二人は知らない。
そして、二人の前に立ち塞がるのは大きな闇であり悪義を貫く者なり。


さぁ、“傍観者(アナタ)”は世界の真実を見抜けますか?

そして、“傍観者(アナタ)”は選択しなければならない。






ーーーーーーーつづく。
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