【R18】蝉と少女

２１・続記・キングオブナイトの章

21【蝉と少女】続記・キングオブナイトの章

サイト提供お題・［釣り］にと沿って制作。

［ハメハマリ大王の悟りの章］のその後の物語です。

　王様は遂に狂った、秋の紅葉の色も深まる、ある日の午後、城の敷地内の小さい人口湖の前に重臣達は呼ばれた、白マントに身を包む重臣達は王様の登場を待った……

王様が現れた
「……」

王様は黙っている、何か目かイッチャッテる……ゴゴゴゴゴゴ

重臣一同、デスメタルのライブに来てる感じになった！

王様は何も言わない一点を見つめているゴゴゴゴゴゴ……周りがジョジョに奇妙な雰囲気になってきた……

ゴゴゴゴゴゴ「午後の紅茶、なんちゃって」

場の緊張は解けた全員一斉に息を吐いた。

「ホッホン、諸君忙しいところよく集まってくれた、本日は君達の普段の労をねぎらう為『第一回王様と遊ぼうの会』を開催する！　王様は臣らを見渡した……

王様は命じた。
「そちら3名、前へ」

20人いる重臣の中から王様に指名されて3人の臣が王様の前に出て謁見した。

「今から釣大会を開催する、そちら3人は夕方までに一人3匹釣れ、釣れなかった者は死刑！　ちなみに魚は7匹しか入れてないよ！　残りの者は喜べ、まだチャンスはある！　この釣りゲームで金を賭けって遊ぶせてやるワイ、ワイン」

誰も王様のギャグに笑わない……

「ふーん、まぁよい、これから教育してやる、では説明に入る」

釣りする者には次の賞品を用意した！

「一位の者には【帝国製最新型アンドロイド彼女】をあ・げ・る」

「二位の者には【キング・オブ・ザ・ガンブレード未使用】

「ビッグチャンスだ‼︎ー以上」

※このデスゲームから全員生還するには2匹足りない、ちなみ一人の者が5匹釣ったら、そこで2人死刑確定である。

王様は釣り人に選ばなかった者、重臣達には金をかけて遊ばせる事にした。

=レート=（※作者より、一応設定、面倒くさければスルーしてね、覚えなくてこの後の話しには付いて行けるので）

7匹・0・0×10倍
6・1・0×9
5・1・1×6
4・2・1×4
3・3・1×20倍
0・0・0×30

1人生還×10倍
2人×20

3人死刑×30倍
リート外は賭け金払い戻し。

いくらでも賭けれる青天井。
最低賭け金=倍率と同じ枚数のお札（千）例10倍=10000円
当たれば、当然賭け金も戻ってくる。
※20倍に1000円掛けたら21000円になる。
勝った時の支払いは金は国庫から出る心配はいらない。
ギャンブルは小遣い内の金額で遊ぶように。

王様は掛け事はしない真面目なのである、健全なカードゲーム一筋である。

賭場の仕切りは側近の少女に任せ、
ビビりながら釣りをしている、臣らの顔を楽しみながら見つつ王様は白いテーブル掛けが掛けられた小さいテーブルでステーキとワインをやりながら見ていたが飽きて寝てしまった……

夕方に目を覚ましたら全員釣れたと言う？
そんな馬鹿な！
陸に上がってる魚は3匹全然足りない、話によると釣れたら逃しての繰り返しで皆んな3匹釣れたと言う……

「見事じゃ、しかしワシは気分が悪くなった、全員死刑！　王さま侮辱罪、タダの余興なのにワシをバカにしよって本当のに死刑にするわけないだろ、お前らが遊びを真剣にするための仕掛けよ、ズルしよって」

王さま横の新人ナイトに処刑を命じた！

「実戦前の肩慣らし、しとけ！」

「ひっいいい」×3

「おおせのままに」

ナイトは全員の首をはハネッタ！

「生き方を知らん奴らだ、ワシは命乞いが見たかったんジャ！」

王様は死体を見て言った

「テメェら自分の命が奪われそうなのに何故抵抗しねんだ！　腰のガーディアンブレードは飾りか？　そんなで俺の手下が務まるわけねえだろう。
と言う事で釣り大会おしまい、また来てね」
と王様はニッコリした。

重臣と側近の少女も王様の
この行為に戦慄し引き締まった、前の優しい王様はもうそこにはいなかった……

「帰るぞ」と
王様はマントをひるがえし帰っていった……この日の夜、側近の少女は使えてから3年間手も握ってこなかった王様に初めて抱かれた……

その数月後、王は自殺する様に無謀にも帝国に反旗をひるがえす。
王国は帝国の属国である隣国の不死の追討軍に7日で滅ぼされた……【終】２２へ続く。