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第5節 伝播
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ー前橋警察署内ー
犬童がもう一枚の資料を卓上に出した。
「これは?」
池畑が資料の写真を見ながら聞いた。
「長尾智美が借りていたと思われるレンタル倉庫だ。やはり藁科美帆の偽名で借りられていたけどな。」
「レンタル倉庫…なるほど!例のグッズとかがこの中に?」
池畑の質問に、犬童と松蔭はスッと立ち上がった。
その姿を椅子に座って不思議そうに眺めている池畑たちに、犬童は立つように促すジェスチャーをした。
「なぁにやってる。中身をしりたいんだろ?ほら、行くぞ。」
今から確認しに行くことを理解した池畑たちは、スッと立ち上がった。
ー長尾宅周辺ー
正人と足立、畑と粟田というチームで二手に分かれてレンタル倉庫を探している中、足立が畑に電話を掛けた。
「もしもし、足立よ。こっち来て五百メートルくらい歩いたけど、一軒も見当たらないわね。そっちは?」
「こっちも…あ、霞さん、あれ違いますかね?」
畑が指差しながら言った。
「え、あったの?場所どこ?今から向かうわ。」
足立は興奮した様子で、少し離れた場所にいた正人を手招きしながら言った。正人は、直ぐに気が付いて足立の元に駆け寄った。畑が続けた。
「足立さん、多分ここですよ。レンタル倉庫のレンタくん、っていう名前です。場所は地図をメッセージアプリで送ります。」
畑は電話を切り、スマホ画面をスナップショットした地図画像を足立に送った。
正人と足立が到着するまで、倉庫の敷地内の様子を見ることにした。貨物列車のコンテナのような箱形の倉庫が10棟以上あるが、当然、中の様子を伺うことは出来なくなっていた。
それでも、何とか中を見ようと、二人は隙間を探したり、ジャンプして通気口から何とか覗こうとしていたが、周りから見たら不審者以外の何者でもなかった。
すると案の定、敷地内に入って五分もしないうちに、近くの交番から警官がやってきた。
「君たち、何してんだ。この倉庫借りてる人?」
畑と粟田は驚いて、何も答えられずに下を向くことしかできなかった。
「とりあえず交番に来てもらおうか。」
警官は、畑の手を引いて交番に連れていこうとした。
「ちょ、ちょっと待ってください。私たちは怪しいものじゃないんです。」
粟田は必死に警官を説得しようとするが、警官は畑の手を離すことは無く、ゆっくりと交番に向かって歩き出した。
「なぁにごとだ?」
畑たちの背後から渋い声が聞こえ、振り向くと四人の男女が立っていた。畑は、その中に池畑と溝口を見つけた。
「あ、池畑刑事!!僕です、北条出版の畑です。」
「え!?あ、本当だ。犬童さん、この方たちは怪しいものじゃないですよ。離してあげてください。」
「…だそうだ。向原(むこうはら)、離してやれ。」
犬童の言葉で、向原と呼ばれた警官は畑の手を離した。
「池畑刑事、ありがとうございます。」
畑は、直ぐに池畑の元に駆け寄り、頭を下げた。
「ていうか、こんなとこで何を?…あ、長尾智美の件を記事にするための取材ですか?」
池畑の発した記事という単語で、犬童は、畑が記者だということが分かり、顔をしかめた。
畑は、そんな犬童の表情には気が付かずに、話を続けた。
「えぇ、まぁ。例の手紙の件を調べてるんですが。バンドのグッズが部屋に無かった件も考慮して、もしかしたら、レンタル倉庫を借りていて、そこにあるんじゃないかと推測しまして。その倉庫を探してました。」
刑事四人は、畑の説明を感心しながら黙って聞いていた。犬童は、しかめていた顔を和らげた。
「兄ちゃんたち、やるな。ここがその倉庫だ。」
犬童は、そう言うと一番奥の倉庫に向かって歩き出した。畑は池畑に駆け寄り、肩を叩いた。
「今日は村上も一緒です。あと五分もしないうちに来ると思いますよ。」
「…そうですか!それは楽しみです。」
池畑は、畑に頬笑んだが、内心は何とも言えない感情だった。リムでお互いに大切な人間を生き返らせてから初めて会うことに、何故か妙な緊張感を感じていた。
「よし、これだ。松蔭くん頼む。」
犬童の指示で、予め管理者から借りたマスターキーで倉庫の入り口を開けた。
中の電気を付けると、照明とともに目の前に壁一面のポスターが映し出された。犬童は、その光景に驚愕した。
「うっひゃあ!すげぇ!これが池畑が言っていたバンドグループか!…何だっけ、えーと。」
「「「ミスト!」」」
池畑、溝口、松蔭が声を揃えて答えた。
池畑は、四畳ほどの倉庫内をくるりと一周するように見渡した。中は綺麗に整頓されており、段ボールには、うちわやポストカード、生写真など種類ごとに分けて保存していたのか、物品名が手書きで記されていた。
「お、いたいた。え?池畑さん!?あ、溝口さんも。」
池畑は聞き覚えのある声に、直ぐに正人だと気付いて振り返った。
「村人さん、こんにちは。雑誌の取材ですって?大変ですね、警察みたいなこともしないといけないようで。」
「今回のは特殊です。…うわ、凄い量のグッズですね。やっぱり違う場所で保管していたんですね。…そうだ、紗季にも教えといてやるか。」
正人はスマホで何枚か写真を撮った。
「こら、警察以外は写真はダメだ。特に記者さんは!」
犬童が正人たちに倉庫内から出るように指示を出し、渋々ドアから出ていった。
だが、正人と畑が出ると同時に、隙を突いて足立が走って中に入った。足立は、中に置かれた低めの棚に注目し、三段ある引き出しを上から順に開けていった。
「こら、嬢ちゃんダメだって!」
バタン。
犬童が足立の手を掴み外に出そうとし、とっさに誤って掴んだ二段目の引き出しが床に落ちると、中から十数枚の手紙がばらまかれた。
「あった!!!」
足立の大声の喜びで、外にいた全員がほぼ一斉に倉庫内に入りたがり、入口で大混乱が起きた。
「足立、中身はあの手紙だったのか?」
正人が入口の外から聞いた。
「今開けてみます。」
足立と溝口は、床から一通ずつ拾い、中身を取り出し読み始めた。
「池畑さん、やっぱりこれです。証言通り、桐生朱美が、母親の長尾薫に宛てたものです。…酷いな、父親から…せ、性的虐待…その助けを乞う手紙ですね。」
「こっちも。」
足立が中身に目を通した手紙を、ペラペラと揺らしながら言った。
「松蔭、とりあえず手紙とグッズ、全部持って帰るぞ。向原に交番のパトカー借りれるか聞いてきてくれ。」
松蔭は犬童の指示に頷き、交番に向かって走り出した。
「嬢ちゃんたち、悪いね。これは大事な証拠のひとつだ。警察で預りさせてもらうよ。」
犬童は、足立から手紙を取り上げると引き出しに戻し、先ずは奥に置かれた段ボールから、倉庫の外に出し始めた。
そんな中、足立は手紙を見つめたまま動かず、ぼそっと呟いた。
「……失敗したかな。自宅って言葉を入れとけば…。」
その言葉を足立の側にいた粟田は聞き逃さなかった。
犬童がもう一枚の資料を卓上に出した。
「これは?」
池畑が資料の写真を見ながら聞いた。
「長尾智美が借りていたと思われるレンタル倉庫だ。やはり藁科美帆の偽名で借りられていたけどな。」
「レンタル倉庫…なるほど!例のグッズとかがこの中に?」
池畑の質問に、犬童と松蔭はスッと立ち上がった。
その姿を椅子に座って不思議そうに眺めている池畑たちに、犬童は立つように促すジェスチャーをした。
「なぁにやってる。中身をしりたいんだろ?ほら、行くぞ。」
今から確認しに行くことを理解した池畑たちは、スッと立ち上がった。
ー長尾宅周辺ー
正人と足立、畑と粟田というチームで二手に分かれてレンタル倉庫を探している中、足立が畑に電話を掛けた。
「もしもし、足立よ。こっち来て五百メートルくらい歩いたけど、一軒も見当たらないわね。そっちは?」
「こっちも…あ、霞さん、あれ違いますかね?」
畑が指差しながら言った。
「え、あったの?場所どこ?今から向かうわ。」
足立は興奮した様子で、少し離れた場所にいた正人を手招きしながら言った。正人は、直ぐに気が付いて足立の元に駆け寄った。畑が続けた。
「足立さん、多分ここですよ。レンタル倉庫のレンタくん、っていう名前です。場所は地図をメッセージアプリで送ります。」
畑は電話を切り、スマホ画面をスナップショットした地図画像を足立に送った。
正人と足立が到着するまで、倉庫の敷地内の様子を見ることにした。貨物列車のコンテナのような箱形の倉庫が10棟以上あるが、当然、中の様子を伺うことは出来なくなっていた。
それでも、何とか中を見ようと、二人は隙間を探したり、ジャンプして通気口から何とか覗こうとしていたが、周りから見たら不審者以外の何者でもなかった。
すると案の定、敷地内に入って五分もしないうちに、近くの交番から警官がやってきた。
「君たち、何してんだ。この倉庫借りてる人?」
畑と粟田は驚いて、何も答えられずに下を向くことしかできなかった。
「とりあえず交番に来てもらおうか。」
警官は、畑の手を引いて交番に連れていこうとした。
「ちょ、ちょっと待ってください。私たちは怪しいものじゃないんです。」
粟田は必死に警官を説得しようとするが、警官は畑の手を離すことは無く、ゆっくりと交番に向かって歩き出した。
「なぁにごとだ?」
畑たちの背後から渋い声が聞こえ、振り向くと四人の男女が立っていた。畑は、その中に池畑と溝口を見つけた。
「あ、池畑刑事!!僕です、北条出版の畑です。」
「え!?あ、本当だ。犬童さん、この方たちは怪しいものじゃないですよ。離してあげてください。」
「…だそうだ。向原(むこうはら)、離してやれ。」
犬童の言葉で、向原と呼ばれた警官は畑の手を離した。
「池畑刑事、ありがとうございます。」
畑は、直ぐに池畑の元に駆け寄り、頭を下げた。
「ていうか、こんなとこで何を?…あ、長尾智美の件を記事にするための取材ですか?」
池畑の発した記事という単語で、犬童は、畑が記者だということが分かり、顔をしかめた。
畑は、そんな犬童の表情には気が付かずに、話を続けた。
「えぇ、まぁ。例の手紙の件を調べてるんですが。バンドのグッズが部屋に無かった件も考慮して、もしかしたら、レンタル倉庫を借りていて、そこにあるんじゃないかと推測しまして。その倉庫を探してました。」
刑事四人は、畑の説明を感心しながら黙って聞いていた。犬童は、しかめていた顔を和らげた。
「兄ちゃんたち、やるな。ここがその倉庫だ。」
犬童は、そう言うと一番奥の倉庫に向かって歩き出した。畑は池畑に駆け寄り、肩を叩いた。
「今日は村上も一緒です。あと五分もしないうちに来ると思いますよ。」
「…そうですか!それは楽しみです。」
池畑は、畑に頬笑んだが、内心は何とも言えない感情だった。リムでお互いに大切な人間を生き返らせてから初めて会うことに、何故か妙な緊張感を感じていた。
「よし、これだ。松蔭くん頼む。」
犬童の指示で、予め管理者から借りたマスターキーで倉庫の入り口を開けた。
中の電気を付けると、照明とともに目の前に壁一面のポスターが映し出された。犬童は、その光景に驚愕した。
「うっひゃあ!すげぇ!これが池畑が言っていたバンドグループか!…何だっけ、えーと。」
「「「ミスト!」」」
池畑、溝口、松蔭が声を揃えて答えた。
池畑は、四畳ほどの倉庫内をくるりと一周するように見渡した。中は綺麗に整頓されており、段ボールには、うちわやポストカード、生写真など種類ごとに分けて保存していたのか、物品名が手書きで記されていた。
「お、いたいた。え?池畑さん!?あ、溝口さんも。」
池畑は聞き覚えのある声に、直ぐに正人だと気付いて振り返った。
「村人さん、こんにちは。雑誌の取材ですって?大変ですね、警察みたいなこともしないといけないようで。」
「今回のは特殊です。…うわ、凄い量のグッズですね。やっぱり違う場所で保管していたんですね。…そうだ、紗季にも教えといてやるか。」
正人はスマホで何枚か写真を撮った。
「こら、警察以外は写真はダメだ。特に記者さんは!」
犬童が正人たちに倉庫内から出るように指示を出し、渋々ドアから出ていった。
だが、正人と畑が出ると同時に、隙を突いて足立が走って中に入った。足立は、中に置かれた低めの棚に注目し、三段ある引き出しを上から順に開けていった。
「こら、嬢ちゃんダメだって!」
バタン。
犬童が足立の手を掴み外に出そうとし、とっさに誤って掴んだ二段目の引き出しが床に落ちると、中から十数枚の手紙がばらまかれた。
「あった!!!」
足立の大声の喜びで、外にいた全員がほぼ一斉に倉庫内に入りたがり、入口で大混乱が起きた。
「足立、中身はあの手紙だったのか?」
正人が入口の外から聞いた。
「今開けてみます。」
足立と溝口は、床から一通ずつ拾い、中身を取り出し読み始めた。
「池畑さん、やっぱりこれです。証言通り、桐生朱美が、母親の長尾薫に宛てたものです。…酷いな、父親から…せ、性的虐待…その助けを乞う手紙ですね。」
「こっちも。」
足立が中身に目を通した手紙を、ペラペラと揺らしながら言った。
「松蔭、とりあえず手紙とグッズ、全部持って帰るぞ。向原に交番のパトカー借りれるか聞いてきてくれ。」
松蔭は犬童の指示に頷き、交番に向かって走り出した。
「嬢ちゃんたち、悪いね。これは大事な証拠のひとつだ。警察で預りさせてもらうよ。」
犬童は、足立から手紙を取り上げると引き出しに戻し、先ずは奥に置かれた段ボールから、倉庫の外に出し始めた。
そんな中、足立は手紙を見つめたまま動かず、ぼそっと呟いた。
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