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日常4 悪いヤツ
数日前にリビングにコタツを置いた飼い主。
二匹は、飼い主がコタツに入る度に、「コタツは最高だぁ。」と発しているのを聞いていたため、新しいテーブルが『コタツ』と名前だということを理解していた。
ガチャン!
飼い主が仕事に出掛けて行った。
すると、ミィがコタツにそっと近寄り、蒲団の中に潜り込んだ。
「だ、大丈夫かい!?ミィ!!」
何故か心配そうな表情をするプヨ。
プヨはコタツを怖がっていた。毎日、コタツに入る度に、飼い主がトロけるようにだらーんと横になり、酷いときにはそのまま眠りについていたのを見ていたプヨは、あのコタツというのは、人間の気力を吸い尽くす悪いヤツだと思っていたのだ。
「ねぇ、ミィ!出てきた方がいいよ!」
ミィは蒲団から顔だけを出した。飼い主は、タイマーを設定しているため、いつもコタツを消さずに出勤していた。
だから、今でもコタツはホカホカしており、ミィは極楽の表情を浮かべていた。
「むにゃぁぁ。プヨ、なぁにぃ?」
「あわわわわ。」
トロけてしまいそうな表情を浮かべるミィに、プヨは慌てふためいた。
「コタツってヤツ、さいこぉー。むにゃぁぁ。」
「ちょ、ミィ!!起きなよぉ!」
プヨの呼び掛けも虚しく、ミィは深い眠りについた。
暫くすると、タイマーによりコタツの電源が落ちた。
また暫くすると、暖かさを感じなくなったミィは目を覚ました。
「んにゃ?…あれ、もうあったかくないや。ふぁあー。」
ミィはコタツから這い出ると、顔を掻いて伸びをし、プヨの横に移動した。
「プヨ、ごめんね。まぁた寝ちゃったよ。」
ミィがプヨの金魚鉢を覗き込むと、青ざめた表情のプヨがボーッとしていた。
「プヨ!?だ、大丈夫!?」
「ん?…あ、ミィ!!」
プヨはミィがコタツという悪いヤツに気力を吸い尽くされたのだと思っていた。
ガンッ!!
「っいたぁぁ!」
ミィの姿を見て、あまりの嬉しさに飛び付こうとしたプヨは、金魚鉢の壁に思い切り激突した。
「…ぷっ、ははははは。」
「つぅぅ。…あ、ミィ笑ったな!心配してたのに!」
「ご、ごめんごめん。心配って…コタツは危険じゃないよ。そうだ!プヨも入ってみたら?」
笑顔で話すミィ。金魚のプヨにとっては、到底無理な誘いであり、まさに死へと誘導する言葉に、プヨはまた顔を青くした。
「ミィ…コタツのヤツに頭をやられたんだね。」
「へ!?」
プヨは、自分を危険な目に遭わせようとするミィは、悪いコタツに頭脳を乗っ取られてしまったのだと勘違いした。
勿論そんなはずもなく、ただ何も考えていないだけのミィ。
プヨは丸一日、ミィを警戒しながら過ごすことになった。
二匹は、飼い主がコタツに入る度に、「コタツは最高だぁ。」と発しているのを聞いていたため、新しいテーブルが『コタツ』と名前だということを理解していた。
ガチャン!
飼い主が仕事に出掛けて行った。
すると、ミィがコタツにそっと近寄り、蒲団の中に潜り込んだ。
「だ、大丈夫かい!?ミィ!!」
何故か心配そうな表情をするプヨ。
プヨはコタツを怖がっていた。毎日、コタツに入る度に、飼い主がトロけるようにだらーんと横になり、酷いときにはそのまま眠りについていたのを見ていたプヨは、あのコタツというのは、人間の気力を吸い尽くす悪いヤツだと思っていたのだ。
「ねぇ、ミィ!出てきた方がいいよ!」
ミィは蒲団から顔だけを出した。飼い主は、タイマーを設定しているため、いつもコタツを消さずに出勤していた。
だから、今でもコタツはホカホカしており、ミィは極楽の表情を浮かべていた。
「むにゃぁぁ。プヨ、なぁにぃ?」
「あわわわわ。」
トロけてしまいそうな表情を浮かべるミィに、プヨは慌てふためいた。
「コタツってヤツ、さいこぉー。むにゃぁぁ。」
「ちょ、ミィ!!起きなよぉ!」
プヨの呼び掛けも虚しく、ミィは深い眠りについた。
暫くすると、タイマーによりコタツの電源が落ちた。
また暫くすると、暖かさを感じなくなったミィは目を覚ました。
「んにゃ?…あれ、もうあったかくないや。ふぁあー。」
ミィはコタツから這い出ると、顔を掻いて伸びをし、プヨの横に移動した。
「プヨ、ごめんね。まぁた寝ちゃったよ。」
ミィがプヨの金魚鉢を覗き込むと、青ざめた表情のプヨがボーッとしていた。
「プヨ!?だ、大丈夫!?」
「ん?…あ、ミィ!!」
プヨはミィがコタツという悪いヤツに気力を吸い尽くされたのだと思っていた。
ガンッ!!
「っいたぁぁ!」
ミィの姿を見て、あまりの嬉しさに飛び付こうとしたプヨは、金魚鉢の壁に思い切り激突した。
「…ぷっ、ははははは。」
「つぅぅ。…あ、ミィ笑ったな!心配してたのに!」
「ご、ごめんごめん。心配って…コタツは危険じゃないよ。そうだ!プヨも入ってみたら?」
笑顔で話すミィ。金魚のプヨにとっては、到底無理な誘いであり、まさに死へと誘導する言葉に、プヨはまた顔を青くした。
「ミィ…コタツのヤツに頭をやられたんだね。」
「へ!?」
プヨは、自分を危険な目に遭わせようとするミィは、悪いコタツに頭脳を乗っ取られてしまったのだと勘違いした。
勿論そんなはずもなく、ただ何も考えていないだけのミィ。
プヨは丸一日、ミィを警戒しながら過ごすことになった。
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