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異世界ライフは甘くない
治療はお早めに(後編)※
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ぎょっとして、俺の尻を注意深く観察するジェイドを肩越しに見る。
「え、え! どこ!? 取って!!」
「俺が触ってもいいの?」
「いい! 触っていいから早く!」
他人に尻を触られることと、ミリたそを貶めた劇物が粘膜に垂れることを天秤に載せれば、後者に傾くのは当然のことだ。
手遅れになる前に取ってもらおうと、ジェイドに向かって腰を高く上げる。
「じゃあ、触るね」
「早く!」
谷間に滑り込んだジェイドの指が尻穴すれすれを掠める。そんな際どいところまで塗った覚えはないので、ジェイドが言っていた通り垂れてしまったのだろう。
ということは、もう半分を塗るときにも同じように滑り落ちてしまうことがあるということだ。
今回はジェイドの指が間に合ったからいいものの、もし間に合わなかったら?
そんな最悪のケースを想像してしまい、恐怖で肌が粟立つ。
「じぇ、ジェイド」
「うん? もう取れたから大丈夫だよ」
「こ、恐いからあとは塗って!」
そう頼めば、一瞬きょとんと眼を瞬かせたジェイドは、すぐに顔を緩めて「いいよ」と快諾してくれた。
軟膏を手渡せば、慣れた様子でそれを掬ったジェイドが座面に乗り上げる。
「動くと危ないから、ちょっと固定させてもらうね」
「うん」
ジェイドが俺の脚の上に座り右手でまとめて両足を抱きこめば、あっという間に下半身の自由はなくなってしまったが、この状況では、むしろその窮屈感が心を落ち着かせた。
不安定な体勢で、ついつい動いてしまいとんでもないところに薬が落ちてしまう方が恐い。
まだ手つかずの左側の丘へ軟膏を落としたジェイドは、そのまま力を入れずに肌の上にするすると手を滑らした。全体に行き渡ったところで、今度は力をこめて塗り込んでいく。
さっきは、勝手が分からず撫でるように塗ってしまっていたが、これが本来の正しい手当なんだろう。
「痛くない?」
「ん」
「よかった」
強い力で撫でていたジェイドの手つきは、やがて形が変わりそうなほど揉みしだく様に変化した。
外側へ回す様に揉まれると、下半身に何とも言えない疼きが溜まってきてしまう。
自分で塗っている時には何も感じなかったが、他人にされると次にどんな動きをするのか分からない分、感覚が過敏になるのが難点だと思う。おまけに、ヴィクターに痛めつけられ繊細になっているため、ひとしおだ。
ジェイドにそんなつもりはないし、ミリたその時とは違って、正真正銘医療行為として向き合ってくれているジェイドに失礼だと分かっているが、こみ上げてくるものを抑えることはできない。
しっかりと抑えられた下半身を動かして刺激を逃がすことも不可能で、手の甲を口に押し付け漏れ出そうな息を我慢する。
「あれ。もしかして下の方も叩かれた?」
「――ッ」
露出部分を最小限に抑えるために中途半端に下ろしていた下着をスルりと下げられる。そうすれば自然と下着を押し上げる迸った先端が擦れるわけで。突如駆け抜けた快感にびくりと腰を震わせた。
太ももを抑えているジェイドの手に反応して、息子が首を擡げていることを気づかれていないことは不幸中の幸いだ。
しかし、上を向いた性器が引っかかって前部分だけ脱げていない下着は、ジェイドが軟膏を塗り広げるたびに引っ張られて鈴口を刺激する。
ミリたその生開脚に思わず暴発した精子と、絶えず与えられる刺激により分泌したカウパーをたっぷり吸い込んだ下着が与える刺激は、手コキとは違った堪らない感覚をもたらすのだ。
しかし、射精までにはあと一歩足りず、寸止めをされている錯覚に陥ってしまう。
「ッ……ふ、う゛ぅ――んぅ」
「痛い?」
「ち、が――アッ」
「そう? あともう少し頑張ってね」
何でもいいから早く終わらせてくれと必死に首を縦に振る。
脚の付け根から上へ向かって揉みこむジェイドの手と、亀頭を撫でる布。その両方に性感を高められているというのに、決定的な何かが足りないせいで、ひどくもどかしく、更なる快感を求めてわずかに生まれた余裕の中で腰を揺らした。
それに気づいたのだろうか、動かないように脚を抱えなおしたジェイドの腕が下着越しに裏筋を掠めた。
「ひッ、ィ――ぅ゛んッ……!」
通常であれば刺激でも何でもないそのわずかな摩擦。しかし、時間をかけて高められ、そして焦らされ続けた体を高めるには十分な刺激で、下半身に熱が集まる。
せり上がってくる熱を鎮める間もなく、収まりのいい場所を探す様に脚を抱えなおすジェイドの腕が性器を擦るたび体が跳ねた。更なる高見を目指す様に、カクカクと腰を揺らせば、待ち望んでいた快感に頭を支配され、何も考えることができなくなる。
溶けた思考の中、本能のままに身体を動かし続ければ上り詰めるのはあっという間で。
「ふ、う゛ぅ、――んんつ!」
震えた性器から押し出されるように精子が吐き出される。下着の中が生暖かく濡れる感覚に、体の力が一気に抜けた。
人前だということも忘れてビクビクと体を揺らし、射精の余韻を楽しんでいると、「あれ?」と声を上げたジェイドがズボンごと下着を下ろす。
突起がない今、下着の着脱を遮るものはなく、抵抗する間もなく膝まで下ろされてしまえば、2度にわたる吐精でぐちゃぐちゃになった下着の中も見えてしまうわけで。
「わぁ」
「ぇ、あ、……ぅ、ひぐっ」
ただの治療行為で愚かにも達してしまった証を見られてしまった事実に、俺はぼろぼろと涙を流した。
「え、え! どこ!? 取って!!」
「俺が触ってもいいの?」
「いい! 触っていいから早く!」
他人に尻を触られることと、ミリたそを貶めた劇物が粘膜に垂れることを天秤に載せれば、後者に傾くのは当然のことだ。
手遅れになる前に取ってもらおうと、ジェイドに向かって腰を高く上げる。
「じゃあ、触るね」
「早く!」
谷間に滑り込んだジェイドの指が尻穴すれすれを掠める。そんな際どいところまで塗った覚えはないので、ジェイドが言っていた通り垂れてしまったのだろう。
ということは、もう半分を塗るときにも同じように滑り落ちてしまうことがあるということだ。
今回はジェイドの指が間に合ったからいいものの、もし間に合わなかったら?
そんな最悪のケースを想像してしまい、恐怖で肌が粟立つ。
「じぇ、ジェイド」
「うん? もう取れたから大丈夫だよ」
「こ、恐いからあとは塗って!」
そう頼めば、一瞬きょとんと眼を瞬かせたジェイドは、すぐに顔を緩めて「いいよ」と快諾してくれた。
軟膏を手渡せば、慣れた様子でそれを掬ったジェイドが座面に乗り上げる。
「動くと危ないから、ちょっと固定させてもらうね」
「うん」
ジェイドが俺の脚の上に座り右手でまとめて両足を抱きこめば、あっという間に下半身の自由はなくなってしまったが、この状況では、むしろその窮屈感が心を落ち着かせた。
不安定な体勢で、ついつい動いてしまいとんでもないところに薬が落ちてしまう方が恐い。
まだ手つかずの左側の丘へ軟膏を落としたジェイドは、そのまま力を入れずに肌の上にするすると手を滑らした。全体に行き渡ったところで、今度は力をこめて塗り込んでいく。
さっきは、勝手が分からず撫でるように塗ってしまっていたが、これが本来の正しい手当なんだろう。
「痛くない?」
「ん」
「よかった」
強い力で撫でていたジェイドの手つきは、やがて形が変わりそうなほど揉みしだく様に変化した。
外側へ回す様に揉まれると、下半身に何とも言えない疼きが溜まってきてしまう。
自分で塗っている時には何も感じなかったが、他人にされると次にどんな動きをするのか分からない分、感覚が過敏になるのが難点だと思う。おまけに、ヴィクターに痛めつけられ繊細になっているため、ひとしおだ。
ジェイドにそんなつもりはないし、ミリたその時とは違って、正真正銘医療行為として向き合ってくれているジェイドに失礼だと分かっているが、こみ上げてくるものを抑えることはできない。
しっかりと抑えられた下半身を動かして刺激を逃がすことも不可能で、手の甲を口に押し付け漏れ出そうな息を我慢する。
「あれ。もしかして下の方も叩かれた?」
「――ッ」
露出部分を最小限に抑えるために中途半端に下ろしていた下着をスルりと下げられる。そうすれば自然と下着を押し上げる迸った先端が擦れるわけで。突如駆け抜けた快感にびくりと腰を震わせた。
太ももを抑えているジェイドの手に反応して、息子が首を擡げていることを気づかれていないことは不幸中の幸いだ。
しかし、上を向いた性器が引っかかって前部分だけ脱げていない下着は、ジェイドが軟膏を塗り広げるたびに引っ張られて鈴口を刺激する。
ミリたその生開脚に思わず暴発した精子と、絶えず与えられる刺激により分泌したカウパーをたっぷり吸い込んだ下着が与える刺激は、手コキとは違った堪らない感覚をもたらすのだ。
しかし、射精までにはあと一歩足りず、寸止めをされている錯覚に陥ってしまう。
「ッ……ふ、う゛ぅ――んぅ」
「痛い?」
「ち、が――アッ」
「そう? あともう少し頑張ってね」
何でもいいから早く終わらせてくれと必死に首を縦に振る。
脚の付け根から上へ向かって揉みこむジェイドの手と、亀頭を撫でる布。その両方に性感を高められているというのに、決定的な何かが足りないせいで、ひどくもどかしく、更なる快感を求めてわずかに生まれた余裕の中で腰を揺らした。
それに気づいたのだろうか、動かないように脚を抱えなおしたジェイドの腕が下着越しに裏筋を掠めた。
「ひッ、ィ――ぅ゛んッ……!」
通常であれば刺激でも何でもないそのわずかな摩擦。しかし、時間をかけて高められ、そして焦らされ続けた体を高めるには十分な刺激で、下半身に熱が集まる。
せり上がってくる熱を鎮める間もなく、収まりのいい場所を探す様に脚を抱えなおすジェイドの腕が性器を擦るたび体が跳ねた。更なる高見を目指す様に、カクカクと腰を揺らせば、待ち望んでいた快感に頭を支配され、何も考えることができなくなる。
溶けた思考の中、本能のままに身体を動かし続ければ上り詰めるのはあっという間で。
「ふ、う゛ぅ、――んんつ!」
震えた性器から押し出されるように精子が吐き出される。下着の中が生暖かく濡れる感覚に、体の力が一気に抜けた。
人前だということも忘れてビクビクと体を揺らし、射精の余韻を楽しんでいると、「あれ?」と声を上げたジェイドがズボンごと下着を下ろす。
突起がない今、下着の着脱を遮るものはなく、抵抗する間もなく膝まで下ろされてしまえば、2度にわたる吐精でぐちゃぐちゃになった下着の中も見えてしまうわけで。
「わぁ」
「ぇ、あ、……ぅ、ひぐっ」
ただの治療行為で愚かにも達してしまった証を見られてしまった事実に、俺はぼろぼろと涙を流した。
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