R18BLゲームの序盤で処刑されるモブキャラなのに何故か攻略対象に狙われています。

白井ゆき

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イベント阻止の影響

理解しがたいこの状況(前編)※

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 体に、力が入らない。
 早く逃げたいのに地面を踏みしめることもできず、俺を抱えるデルバートの腕にくたりと凭れ掛かることしかできなかった。

「成功?」
「成功成功。効きすぎなくらいだな。アンディ、お前結構強めにかけた?」
「いつも通りだよ。何、もう回ってるの?」

 上から顔を覗き込まれる。昨日ミリたそに絡んでいたもう1人の男、アンディは焦点の合わない俺の目と視線を合わせ、「体質かな?」と首を傾げ俺の顔を掴んだ。

「ぁ、んっ」

 鷲掴むように頬を挟まれただけ。それだけなのに頭がじんと痺れるような疼きが走り、ひどく混乱する。
 自分の体に何が起こっているのか理解できないまま目を瞬かせていると、その様子を見ていた2人は顔を見合わせて厭な笑みを浮かべるのだ。

「おいロン! 結界は?」
「今やってる。見れば分かんだろ」
「先始めていい? どうせ、ここ人来ないよね」
「おい勝手なこと言ってんなよ! 俺が先だろ!」

 結界という言葉に背筋が凍る。ジェイドが治療してくれた時にも張られたというあれだとすれば、まずいのではないだろうか。結界の効果は聞いてないが、エリオットが妙な勘違いをするくらいだし、きっと碌なものではない。

 それに加えて、ズルズルと教室の奥へ引きずられるその振動だけで体に熱が回り始めた。それはきっと、さっきの魔法陣のせいで、考えたくはないがシナリオにも出てくる感度上昇の魔法だ。

 まずい。本格的にまずい。
 今更になって、エリオットに口酸っぱく言われた、余計なことに首を突っ込むなという台詞が身に染みる。

 仮に、今の状況が昨日起こるはずだったイベントの代わりだったとしたら。誰かが助けに来た描写のないあのイベントの代役として、俺が選ばれてしまったのだとしたら。
 これから自分の身に降り注ぐであろうことを想像して背筋が凍る。

「ま、って……ゃめろ……ッ」

 力を振り絞って身を捩る。けれど、デルバートは気に留めることなく、抱えなおした体を机の上に下ろした。開かれた股の間、そこに立ったデルバートはベルトに指を絡めるのだ。着々と服を脱がされていく状況に、咄嗟に顎の下を撫でるアンディの手にしがみ付く。

「たす、助けてくれ……っ!」
「そんな可愛いこと言われてもなぁ。俺個人としては何の恨みもないんだけど、ロンが相当怒ってるからさぁ」
「何でもするからっ、たのむっ」

 「何でも、ねぇ……」そうつぶやいたアンディは、顎の下を撫でていた手を頬へ滑らせた。そのまま輪郭を辿るようになぞられると、熱い吐息が零れてしまう。それに目を細めたアンディは、下唇を親指でぐいっと押し上げ、口の中へと滑り込ませた。

「ッ……にゃ、にして」
「じょーずにご奉仕してくれるなら、考えてあげる」

 唇を吊り上げたアンディに顔を引き攣らせたのとほぼ同時、目の前にぼろんと突き出された性器に目を見開く。
 ご奉仕の意味が分からないほど馬鹿でもない。しかし、顔を反らすよりも先に口内に入り込んでいた指によって舌を引きずり出されてしまう。その感触を楽しむように指先で弄んだ後、先走りで濡れた亀頭を押し付けるのだ。舌先に広がる苦みに顔を歪めたのも束の間、滑り込むように侵入した性器に口内を満たされる。

「ぅ、ふーっ、……ん、ぐ……」

 蒸れた匂いと強制的に口を開かされる感覚。その不快感に口内を犯す異物を押し出そうと舌を動かせば、さらに質量を増し上顎を擦り上げられた。抵抗すればするほど、その男は興奮気味に吐息を溢し、項を掴んだ手に力を込めて引き寄せてくる。

「ぉぐっ……むぅ――っ、ふ」
「ッ、そうそう……、そうやって、しっかりごほーししてね」
「何、そんなに具合いいのか?」
「まぁまぁ、だけどっ……生意気な子がやってるって思うと結構くるかな……ッ。そっちは?」
「使い込まれてる感じはねぇな」

 いつの間に脱がされていたのだろうか、剥き出しになった尻の奥に絡みつくような視線を感じ、体が熱くなる。そこをなぞる乾いた指が固く閉じている後孔に触れ驚いたとほぼ同時。そのまま躊躇いなく指をねじ込まれた。

「んっ!? ぐ、ぇっ、……ぉ……ごッ」
「はっ、めっちゃ喉締まる――っ!」

 体を引き裂かれるような痛みに悶える暇もなく後頭部を掴まれ、喉奥を突き立てられる。口蓋垂を押し上げて入り込んだ性器、それが齎した嘔吐感よりも先に駆け抜けた強い感覚に体が大きく跳ねた。

「ふぐっ、ぅ……ん――ッ!」
「うわ、コイツ挿入れただけでイッたんだけど」

 背中を反らし浮いた体、それが脱力した直後、喉が開いた隙を狙ってさらに奥へと入り込む性器に、思わず目の前の腰にしがみついた。すると、興奮を滲ませた笑い声が落ちてきて、一層奥を開かれるのだ。その苦しさに呻き声をあげれば、忘れるなと言わんばかりに下半身の違和感が主張を始めた。
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