最強の触手使いに俺はなる

木全伸治

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獣人娘 カリム

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ついうっかり、俺はマントを応接室に忘れて外に出た。ついてくる女剣士と聖女様も、俺のうっかりに気づかないまま、再び、受付のお姉さんのところに行き、触手王の報奨金を受け取ろうとした。
「お、おい、貴様、何だ、その腕!」
そう叫ばれて、俺はハッとしてようやくマントを忘れたことを気づいたが、すでに遅く、受付の近くにいた大柄な冒険者が俺の腕に気づいて騒ぎ出していた。
「お、お前、ま、まさか、魔族か!」
その声で、周囲に緊張が走る。
「ま、待った。待ってくれ。俺は魔族じゃない。今朝、目覚めたら、急にこうなってただけなんだ」
思わず、違う違うと触手をうねうねと横に振ってしまった。
その気持ち悪い動きのせいで、声を上げた冒険者が余計に俺に殺意を向ける。
「目が覚めたら? それ、寝ぐせかよ、おい」
これはやばいと、女剣士が咄嗟に俺の前に出て弁護する。
「待った、待った。あのね、確かに今こいつはキモイ腕してるけど、中身は普通の人間。これから、この腕をもとに戻すために森の大賢者様に会いに行くところだから」
「そうです、落ちついてください」
聖女様もすすっと女剣士の隣に並んで俺を庇うように声を張り上げてくれた。
「そんなの信じられねぇな」
男は、彼女たち越しに猜疑の目を俺に向け続けていた。
「どう見ても、それは普通じゃねぇ。魔族の中には人間に化けて悪さをする奴らもいるって聞くしな」
その大柄な冒険者の仲間らしい男たちが俺たちを逃がさないように背後に回って取り囲もうとしていた。最初に叫んだ男と取り囲む連中合わせて六人。全員見慣れない顔ぶれだった。俺たちは半人前扱いの新人に近いが、このギルドの冒険者たちの顔は一通り知っていた。どうやら、目の前の連中は新しくこのギルドに流れて来た新参者らしかった。いくら、俺たちが二人そろって一人前扱いでも、直ちに魔物と疑われるほど顔が知られていない素人ではない。
男たちは、新参者としてガツンと存在感をアピールするための獲物にちょうどいいと思っているのかもしれない。俺が魔族であるないは関係なく、ひと暴れして自分たちの腕を見せつけたいのかもしれない。
冒険者は、生まれも育ちも関係なく実力主義の世界である。経験の少なそうな弱そうな相手をボコっていきりたがるやつらはいる。そういう標的として、因縁をつける相手として最適と新参者に判断されたようだ。
「とにかく、この触手のことは、もうギルド長には話は通してあるし、森の大賢者様のところへ相談に行くというのもギルド長との相談の上だ。あんたらに呼び止められる覚えはないね」
女剣士が男たちにタンカを切っていた。
「なんだと、このバケモノを本気で庇うつもりか!」
男のひとりがブンと殴りかかって来ると一斉に他の連中も襲い掛かって来たので、反射的に触手が動いた。俺としては軽く相手の拳を払ったつもりだったが、俺の触手は迫って来た男のひとりを壁までぶっ飛ばしていた。バンと派手な音がして、壁と激突する。
「あ、悪い悪い。大丈夫ですか」
勢いよく壁に叩きつけてしまった相手を俺は本気で心配した。だが、ちょっとやり過ぎたらしく、壁に叩きつけられた男は、その場にへたり込んだ。気絶はしていないが、戦う気力はなくなったようだ。
触手の一撃が思った以上に強く戦意を一瞬で喪失させたようだ。いきって俺に突っかかってきたくせに触手の一撃で完全にやる気をなくすとは情けない。だが、大怪我というほどのダメージもなさそうだ。殺してないというだけで俺には十分だった。殴りかかってきたのは向こうだし、黙って殴られなければならない義理もない。
だが、これで終わりではなく、残りの男たちが次々に俺に襲い掛かってきた。
「この野郎、やりやがったな!!」
「やっぱり、バケモノじゃねぇか」
「死ねや!」
多勢に無勢だが、俺は恐怖は感じなかった。触手がシュルッと動き、男たちを一瞬で吊し上げた。男たちより、俺の触手の方が数は多い。
俺の触手は筋肉の塊のように強靭で、男たち全員を捕まえ、吊し上げても、重くは感じなかった。
「お、おい、な、なんじゃ、こりゃ」
「は、はなせ、畜生」
「て、てめぇ・・・」
吊り上げられた男たちは惨めに空中であわあわするが、俺の触手は暴れる男たちを締め上げ軽々と宙に持ち上げていた。
「おいおい、瞬殺かよ」
傍観していた半獣のおっさんが、ニカッと笑って俺に近づいた。
そこにいたギルドの他の冒険者たちも、絡まれていた俺たちを助けようとはせず傍観していた。
いくら顔なじみでも、腕が触手になっている奴を積極的に助けるというわけにはいかなかったようだが、俺の触手に絡まれ暴れている新参者を助ける気はないようだ。
たぶん、こいつらは、新参者のくせに、でかい顔でギルドの受付の近くにたむろってたのだろう。もしかしたら、自分たちに依頼を回すように、他の冒険者が見ているところで、受付ともめていたのかもしれない。だから新参者たちは見捨てられ、傍観することで、ギルドの他の冒険者は俺の味方をしてくれたのだ。
俺たちとなじみの獣人のベテランさんが、俺に言う。
「おい、もう降ろしてやれよ、それにしても面白い腕だな、魔法か?」
「いや、魔法じゃなくて、呪いです」
「呪い?」
「はい、触手王を退治したら、こんなになっちゃって。で、ギルド長の紹介で、この腕を元に戻すため森の大賢者様にお知恵を借りに行こうとしてるところです」
「ほぉ、呪いの解除に行くわけか、なるほど」
俺はおっさんに簡単に事情を説明して男たちを開放した。正直、男をいくら締め上げても、面白くなかった。癒しの魔法で苦し紛れに女剣士や聖女を掴んだ時の感触が、忘れられない。開放された男たちは、壁に叩きつけられ、ヘタッていた仲間を連れて、そそくさとギルドを出て行った。ガツンとかますつもりが、逆にガツンとかまされたので、その逃げる姿は惨めなものだった。
逃げる男たちを見送ってから、ベテランの獣人のおっさんが俺に尋ねる。
「で、あの触手王をどうやって始末したんだ。呪いを食らうってことは、確実に奴を倒したんだろ」
上級な魔族ほど、倒されたとき、周りの敵も道連れに倒れるのは冒険者なら誰でも知っている基礎知識である。だから、上級魔族討伐の際には、魔除けのお守りを持って討伐することが多い。あの時は、急な襲撃だったので、そんなもの用意できるわけもなく、戦ってしまった。
「じ、実は、いてっ、てて・・・」
おっさんに自慢話のように詳しく語ってしまいそうになり、こめかみに激痛を感じた。
女剣士が俺の襟首をグイとつかんで引っ張る。
「おい、勝手にベラベラと話すなって言ってるだろ」
彼女にとっては触手王を退治できたという武勇伝ではなく、一刻も早く忘れたい恥ずかしい惨めな痴態だ。だが、触手王に止めを刺した俺としてはそれを武勇伝として誰かに語りたいという気持ちも捨てきれない。
「ん? なんだ、聞いちゃまずかったか?」
女剣士の態度からおっさんが、彼女の身に何があったのか察したらしく、それ以上しつこく聞こうとはしなかった。
「で、とにかく、その腕を治してもらうために森の大賢者様に会いに行くんだな」
「はい、そうです。せっかく、あの触手王を仕留めたのはいいけど、こんな風に呪われちまったみたいで」
「それはまた、ついてなかったな。だが、大賢者様なら治し方を知ってるかもな」
「会ったことあるんですか?」
「ああ,長のお使いで何度かな。何なら俺もついて行ってやろうか」
「あ、それは、助かる」
「おい、オヤジ、おめぇは、別の仕事が入ってるだろ」
急に現れた若い獣人娘がポカッとベテランのおっさんを背後からこづいた。
「よその手伝いしてる暇があったら、お袋の家事の手伝いでもしてろよ」
「おいおい、実の父を全力で殴るな。そんな乱暴だから、未だに男ができないんだろ」
「ふん、男ができるできないは関係ないだろ」
半獣娘がキッと父親に牙を見せる。
「とにかく、オヤジは仕事が入ってるだろ。それとも、仕事は嘘で、家に帰らず女遊びでもするつもりだったのかい」
ドラゴン相手でもビビらないというベテランのおっさんが珍しく、オロオロしていた。
「いやいや、嘘じゃねぇが、こいつらは俺の子分みたいなものだ。こいつらが困ってるみたいなんで、手を貸そうと思っただけだ、何だ、お前は、父ちゃんに子分を見捨てるような男になれと?」
「だったら、私が手伝うよ。オヤジはきちんと仕事して、代わりに私が手伝うってのは、どうだい。正式な冒険者じゃないから無報酬でいいし、御覧の通り立派な獣人だ。人間の何倍の鼻と耳と、鋭い牙と爪がある。役に立つと思うぜ」
獣人娘がニカッと牙を見せて俺たちに笑い掛ける。
「おいおい、あそこへの道は険しい、こいつらは、冒険者として、もうそこそこ経験を積んでるが、お前には、まだ早い」
「うるせぇ、そうやっていつも、まだ早い、まだ早いとか言って、ガキ扱いして、こっちが冒険者になるのを邪魔しやがって。それに、オヤジには聞いてねぇ、こっちのお兄さんに聞いてるんだ。無報酬で、手伝うぜ?」
半獣娘は、媚びるように俺に身体を密着してきた。
「な、旦那、あたしを連れてってくれたら、夜の相手だってしてやるぜ」
「夜?」
「だって、冒険者ってのは、ドスケベなんだろ。女冒険者ってのは、大抵、仲間を癒すための娼婦役も兼ねてるんだろ。な、どうだい」
「いや、別に夜の相手は・・・」
「なんだい、あんたも、あたしを乳臭いガキだっていうのかい? この鼻で、遠くのモンスターの臭いだって嗅ぎ分けられる。爪も牙も、鋭い自信はある。しかもタダでいいって言ってるんだぜ」
大人としてしっかり成長しているのをアピールするようにその胸を俺の触手になっていない肘上の部分にこすりつけてくる。うむ、なかなかの弾力だった。
「女冒険者が、娼婦役だって?」
俺たちの会話が聞こえたのか、そこにいたギルドの他の女冒険者が聞き捨てならないという感じで集まってきた。そして、女剣士が、俺と獣人娘を引き離す。
「女冒険者は、そんな風に男に媚びたりしないから!」
「あ、あんたが、こいつの夜の相手してるんだ。それはごめんなさい。でも、いいじゃん、たまには、別の女が相手でも」
「だから、女冒険者は、そんなことしないから」
獣人娘と女剣士が何か張り合うようににらみ合っていた。
「そうよ、お嬢ちゃん、あなたのお父さんから、どう聞いたか知らないけど、うちら冒険者の女はそんなに安くないから」
ギルドの女魔法使いや、女格闘家が、獣人のおっさんをぎろりと睨んでいた。獣顔の強面のベテランのおっさんが、
アークデーモンにでも取り囲まれたような顔をしていた。
「い、いや、これは、その・・・」
「うちらをそういうものだと思ってるのなら、今後おたくとパーティー組む際には、考えさせてもらうわ」
「い、いや、冒険者なんてあこぎな職業に娘をつけさせたくないって親心ってやつでさ」
「親心でも、吹聴していい嘘ってものがあるでしょ」
「なに、オヤジ、もしかして、そう言う嘘を言えば、このあたしが冒険者になるのをあきらめると思ってたの?」
「ま,まぁ、そう言うことだ」
ベテランのおっさんは、娘とギルドの女冒険者たちににらまれタジタジになっていた。
聖女様が、仕方ないと言った感じで口を挟む。
「とにかく、その大賢者様に会いに行くのに、人手は多い方がいいのでしょうか」
「お、おお、途中の森は暗くてモンスターが多い」
ベテランのおっさんが、逃げるように聖女様の問いに答える。
「で、あなたの娘さんは冒険者になる経験を積むために無償でいいから付いてきたいということですね」
「はい、よろしくお願いします」
獣人娘がぺこりと俺たちに頭を下げる。
「だ、そうですが、どうします?」
聖女様は俺を見た。すべての決断を俺に任せるということらしい。
「ま、いいんじゃないか、付いてきたいのならついて来ても」
俺は肩をすくめた。俺たちが新米だった頃も同じように、とにかく、先輩の冒険者について行って色々覚えたし、そう言う役が回ってきたと思った。
「そうね、ま、夜の相手なんて馬鹿なこと言わなければ、ついてきてもいいじゃない」
女剣士も俺と同じ気持ちなのか、承諾した。
「おい、おい・・・」
ぐいとおっさんが俺に顔を近づけた。
「娘に怪我させたら、ただじゃすまないからな」
「いい加減にしろよ、オヤジ」
獣人娘がおっさんを威嚇する。
「だが、弱いモンスターでも舐めていたら痛い目に会うこともある」
「分かってるよ、オヤジ。いつまで、よちよち歩きの赤ん坊扱いするんだよ」
娘さんは不愉快そうにおっさんを睨んでいた。
俺に絡んだ男たちがいなくなり、獣人娘の同行が決まると、おっさん以外の知り合いの冒険者が近づいてきて俺の触手について根掘り葉掘り聞かれた。
俺の腕の触手の話題は、酒の肴には最高だったろう。
頭が痛くならないようにあの戦いを解説するのは面倒だったが、あの捕まった親子が派手に暴れたので注意がそれたと、俺の相棒のあられもない姿のことは思い出さないように話した。気が付けば、俺を励ます会みたいにギルドの冒険者たちが集まり、わいわい騒いでいた。
で、その間に女剣士と聖女様が旅費となる触手王の報奨金を受け取って獣人娘とともに旅に必要な買い出しに出かけて、出発は、翌日と決まった。
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