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【28-1】面会(1) 2025年10月29日(水曜日)
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私は今、真っ白な壁に囲まれた部屋の中にいます。
ここは多分病院だと思います。
ある日気がつくと、私はここに入っていました。
とは言え、何故自分が病院に入っているのか、その理由に心当たりはないのですが。
私の名前は、多分紀藤宗也だったと思います。
それも私の記憶が正しければの話なのですが。
ここに入れられてから随分と時間が経ったような気がしますが、もしかしたらそれは私の思い違いで、それ程時間は経っていないのかも知れません。
今の私は頭の中に靄が掛かったような状態なので、ここに入る前のことは断片的にしか憶えていません。
しかし私はどうやら、何かの犯罪に関わったような気がするのです。
何故そう思うかと言うと、警察に連れていかれ、刑事のような人から色々と訊かれたような気がするからです。
裁判所にも連れていかれた気がしますが、それもあまりはっきりしません。
そしてそれ以前のこととなると、全くと言ってよい程、頭の中に思い浮かばないのです。
ここにいる間は、一日中ぼんやりと考え事をしています。
しかし実際に何を考えているのかは、はっきりと分からないのです。
それは私の頭の中に靄が掛かっているので、考えが一向に纏まらないからなのだろうと思います。
今自分がここにいる理由を考えたこともありましたが、すぐに諦めました。
朝起きて、看護師らしい人が運んでくれる食事を日に三度採って、排泄して、二日に一度くらいの割合で入浴して、浅い眠りにつくという毎日を、今の私は繰り返しているのです。
こんな変化のない毎日だから、余計に頭がぼんやりするのかも知れません。
変化と言えば、今日私に面会者が来るそうです。
人との面会は、以前私の父だと名乗る人が来て以来二度目です。
父と名乗る人の顔には何となく見覚えがありましたが、私が微かに記憶している父よりも、随分と老けた貌をしていました。
私には理由が分からなかったのですが、その人は面会の間中、ずっと涙ぐんでいました。
その人の口からは、色々な言葉が発せられていたのですが、私の頭の中を素通りするだけで、全く意味が理解出来なかったのです。
ですから、今日面会に来る人の話も、きっと私には理解出来ないのでしょう。
まあそれも、私にとってはどちらでも構わないことなのですが。
看護師さんが迎えにやって来ました。
どうやら面会時間が来たようです。
私は看護師さんに連れられ、別の部屋に移動します。
移動中に見る廊下の壁は、私の部屋と同様に真っ白です。
部屋に着くと、グレーのジャケットを着た男性が一人、部屋の真ん中に置かれた机の手前側に座っていました。
男性は立ち上がると、看護師さんに向かって会釈しました。
看護師さんは私を男性の正面に座らせ、
「とても大人しい患者さんなので大丈夫だと思いますが、何かありましたらドアの外の係員にお知らせ下さい」
と事務的に告げると、私たちを残して部屋を出て行きました。
部屋に残された私は何をしてよいのか分からず、何となく見覚えのある男性の顔を、繁々と見つめてしまいました。
すると男性は少し口元を緩めて、徐に私に話し掛けたのです。
「紀藤さん、お久し振りです。
面会前にお聴きしたんですけど、随分と記憶が曖昧になっておられるそうですね。
僕のこと憶えてはりますか?
神戸日日新聞社会部の五十嵐慎哉です」
しかしその名前を聞いても、五十嵐という人のことを思い出せなかった私は、思わず小首を傾げてしまいました。
恐らく怪訝な表情を浮かべたのだと思います。
私のその様子を見て事情を察したのか、五十嵐さんは一つ小さな溜息をついて、言葉を続けたのです。
「成程。私のことも記憶にないようですね。
そしたら最初から順繰りにお話して、思い出してもらいましょか。
まずはことの発端ですけど、紀藤さんが出張先のホテルで受け取った伝言メッセージでしたよね。
メッセージには、こう書かれてたと思います。
『そろそろ思い出してよ。ヤスイトクオ』
どうです?思い出せませんか?」
ヤスイトクオ!
その名前を聞いた瞬間、私の頭の中に稲妻が走りました。
ヤスイトクオ、廉井トクオ、ヤスイ徳夫、廉井徳夫、…。
その名前が持つ不吉な響きに、私は声を失くし、目を見開いてしまったのです。
「どうやら思い出されたようですね。
そうです。<廉井徳夫>からの伝言メッセージを受け取ったあなたが、うちの新聞に尋ね人の三行広告を出したんが、僕と紀藤さんが出会う切っ掛けやったんですよ。
あの記事を見て、僕はあなたとお会いしましたよね。
そして事情を聴いて、<廉井徳夫>のことを調べるのに協力することになったんです。
あの時は興味本位で手伝うみたいなこと言いましたけど、実は僕も<廉井徳夫>とは浅からぬ因縁があったんで、渡りに船やったんですわ」
五十嵐さんの口から出る言葉の一つ一つが、私の脳に突き刺さり、次々と記憶を掘り起こして行きます。
私は脳の奥底から溢れ出してくる記憶に圧倒され、只々彼の言葉に耳を傾けるしかありませんでした。
「私が最初に接触して話を聴いたんは、紀藤さんの中学時代の同級生、外山正志さんでした。
その後杉村啓司さん、立花優香、旧姓森本さんからもお話を聴いたんです。
杉村さんと立花さんは20年以上も前のことを、はっきりと憶えてはりましたわ。
その時最初に聴いたんが、25年前、紀藤さんたちが中一の時に起こった、花山沙織さんの縊死事件でした。
翌年には薄永登紀子先生の刺殺事件があり、そしてそのまた翌年には糸谷久寿男先生の事故死が立て続けに起こってます。
この三つの事件に共通するんは、事件後に必ず<廉井徳夫>の噂が立ってることでした。
憶えてはりますか?」
私は五十嵐さんの言葉に、ただ頷いていました。
彼の言葉を通して、私の記憶のかなりの部分が呼び覚まされていたからです。
そしてそのことに気づいた時、私の中に一つの恐怖が芽生えたのです。
それは決して思い出してはならない記憶までもが、彼の言葉によって呼び覚まされるのではないかという根源的な恐れでした。
五十嵐さんを止めなければならない。
そう思う一方で、私が心の奥底に封印していた記憶が何なのかを知りたいという、強い願望が沸き起こって来るのです。
そんな私の心の葛藤に気づくこともなく、五十嵐さんの言葉は続きます。
「最初の噂は、花山さんは自殺やなく、<廉井徳夫>が殺したんやいう内容でした。
ここで初めて<廉井徳夫>の名前が出てきます。
その元になったんが、<2ちゃんねる>のスレッドで、そのスレッドを見つけたんが若山優斗さん、この方も紀藤さんの同級生ですけど。
その若山さんによると、<2ちゃんねる>に<廉井徳夫>いうスレッドがあることを示唆するメモが鞄に入ってたそうです。
このことをお話しするのは初めてでしたね」
そこで言葉を切って、五十嵐さんは私を見ました。
その真剣な眼差しが、何故か狂気を含んでいるように感じて、私は思わず仰け反《ぞ》りそうになったのです。
「次の噂は薄永先生を殺したんは、裁判で有罪になってしもた高木翔さんやなく、これも<廉井徳夫>の仕業やいう内容でした。
そして最後に、糸谷先生の事故死ですわ。
その時に流れた噂は、それまでの二つと大きく異なってました。
つまり<廉井徳夫>の正体は糸谷先生で、糸谷先生が亡くなったことで<廉井徳夫>も消滅した言うもんでした。
この三つの噂話を杉村さんや立花さんは、全て単なるデマやと考えてはりました。
そらそうですわな。
<廉井徳夫>なんて名前の人物は、当時の東中には存在してなかったんですから。
けどね。私はその噂が、事実を表してるんやないかと思ったんですよ。
何で私がそういう風に思ったかというと、ある因縁で私は<廉井徳夫>があの時の東中の生徒の中にいてることを知ってたからなんです。
それはあなたも同じですよね?紀藤さん。
あなたは一貫して、<廉井徳夫>が実在すると主張されてました。
更にあなたは、私に預けてくれた写真の中に<廉井徳夫>がいると仰ってました。
私はそのことも事実やと考えたんです」
五十嵐さんはそこでまた言葉を切って、私に強い視線を向けました。
私はその時既に、五十嵐さんの口から紡ぎ出される物語に引き込まれて、蜘蛛の巣に掛かった羽虫のように雁字搦めになっていたのです。
最早彼の話を止めることも、彼から逃れることも出来なかったのです。
そして遂に私の恐れていた言葉が、五十嵐さんの口を伝って出てきました。
「あの写真の中に<廉井徳夫>がいるとすれば、どういうことになるでしょうか。
写真に写った男性五人のうち、四人は外山さん、苅田さん、杉村さん、高木さんというこが分かってます。
そして女性三人も花山さん、斎藤さん、立花さんやとはっきりしてます。
するとどうなりますか?
残った一人。
紀藤宗也さん。
あなたが<廉井徳夫>なんですよね?」
その言葉を聞いた瞬間、心の奥底にあった何かが壊れ、その中から決して外に出て来てはならないものが顕れるのを、私は感じたのです。
ここは多分病院だと思います。
ある日気がつくと、私はここに入っていました。
とは言え、何故自分が病院に入っているのか、その理由に心当たりはないのですが。
私の名前は、多分紀藤宗也だったと思います。
それも私の記憶が正しければの話なのですが。
ここに入れられてから随分と時間が経ったような気がしますが、もしかしたらそれは私の思い違いで、それ程時間は経っていないのかも知れません。
今の私は頭の中に靄が掛かったような状態なので、ここに入る前のことは断片的にしか憶えていません。
しかし私はどうやら、何かの犯罪に関わったような気がするのです。
何故そう思うかと言うと、警察に連れていかれ、刑事のような人から色々と訊かれたような気がするからです。
裁判所にも連れていかれた気がしますが、それもあまりはっきりしません。
そしてそれ以前のこととなると、全くと言ってよい程、頭の中に思い浮かばないのです。
ここにいる間は、一日中ぼんやりと考え事をしています。
しかし実際に何を考えているのかは、はっきりと分からないのです。
それは私の頭の中に靄が掛かっているので、考えが一向に纏まらないからなのだろうと思います。
今自分がここにいる理由を考えたこともありましたが、すぐに諦めました。
朝起きて、看護師らしい人が運んでくれる食事を日に三度採って、排泄して、二日に一度くらいの割合で入浴して、浅い眠りにつくという毎日を、今の私は繰り返しているのです。
こんな変化のない毎日だから、余計に頭がぼんやりするのかも知れません。
変化と言えば、今日私に面会者が来るそうです。
人との面会は、以前私の父だと名乗る人が来て以来二度目です。
父と名乗る人の顔には何となく見覚えがありましたが、私が微かに記憶している父よりも、随分と老けた貌をしていました。
私には理由が分からなかったのですが、その人は面会の間中、ずっと涙ぐんでいました。
その人の口からは、色々な言葉が発せられていたのですが、私の頭の中を素通りするだけで、全く意味が理解出来なかったのです。
ですから、今日面会に来る人の話も、きっと私には理解出来ないのでしょう。
まあそれも、私にとってはどちらでも構わないことなのですが。
看護師さんが迎えにやって来ました。
どうやら面会時間が来たようです。
私は看護師さんに連れられ、別の部屋に移動します。
移動中に見る廊下の壁は、私の部屋と同様に真っ白です。
部屋に着くと、グレーのジャケットを着た男性が一人、部屋の真ん中に置かれた机の手前側に座っていました。
男性は立ち上がると、看護師さんに向かって会釈しました。
看護師さんは私を男性の正面に座らせ、
「とても大人しい患者さんなので大丈夫だと思いますが、何かありましたらドアの外の係員にお知らせ下さい」
と事務的に告げると、私たちを残して部屋を出て行きました。
部屋に残された私は何をしてよいのか分からず、何となく見覚えのある男性の顔を、繁々と見つめてしまいました。
すると男性は少し口元を緩めて、徐に私に話し掛けたのです。
「紀藤さん、お久し振りです。
面会前にお聴きしたんですけど、随分と記憶が曖昧になっておられるそうですね。
僕のこと憶えてはりますか?
神戸日日新聞社会部の五十嵐慎哉です」
しかしその名前を聞いても、五十嵐という人のことを思い出せなかった私は、思わず小首を傾げてしまいました。
恐らく怪訝な表情を浮かべたのだと思います。
私のその様子を見て事情を察したのか、五十嵐さんは一つ小さな溜息をついて、言葉を続けたのです。
「成程。私のことも記憶にないようですね。
そしたら最初から順繰りにお話して、思い出してもらいましょか。
まずはことの発端ですけど、紀藤さんが出張先のホテルで受け取った伝言メッセージでしたよね。
メッセージには、こう書かれてたと思います。
『そろそろ思い出してよ。ヤスイトクオ』
どうです?思い出せませんか?」
ヤスイトクオ!
その名前を聞いた瞬間、私の頭の中に稲妻が走りました。
ヤスイトクオ、廉井トクオ、ヤスイ徳夫、廉井徳夫、…。
その名前が持つ不吉な響きに、私は声を失くし、目を見開いてしまったのです。
「どうやら思い出されたようですね。
そうです。<廉井徳夫>からの伝言メッセージを受け取ったあなたが、うちの新聞に尋ね人の三行広告を出したんが、僕と紀藤さんが出会う切っ掛けやったんですよ。
あの記事を見て、僕はあなたとお会いしましたよね。
そして事情を聴いて、<廉井徳夫>のことを調べるのに協力することになったんです。
あの時は興味本位で手伝うみたいなこと言いましたけど、実は僕も<廉井徳夫>とは浅からぬ因縁があったんで、渡りに船やったんですわ」
五十嵐さんの口から出る言葉の一つ一つが、私の脳に突き刺さり、次々と記憶を掘り起こして行きます。
私は脳の奥底から溢れ出してくる記憶に圧倒され、只々彼の言葉に耳を傾けるしかありませんでした。
「私が最初に接触して話を聴いたんは、紀藤さんの中学時代の同級生、外山正志さんでした。
その後杉村啓司さん、立花優香、旧姓森本さんからもお話を聴いたんです。
杉村さんと立花さんは20年以上も前のことを、はっきりと憶えてはりましたわ。
その時最初に聴いたんが、25年前、紀藤さんたちが中一の時に起こった、花山沙織さんの縊死事件でした。
翌年には薄永登紀子先生の刺殺事件があり、そしてそのまた翌年には糸谷久寿男先生の事故死が立て続けに起こってます。
この三つの事件に共通するんは、事件後に必ず<廉井徳夫>の噂が立ってることでした。
憶えてはりますか?」
私は五十嵐さんの言葉に、ただ頷いていました。
彼の言葉を通して、私の記憶のかなりの部分が呼び覚まされていたからです。
そしてそのことに気づいた時、私の中に一つの恐怖が芽生えたのです。
それは決して思い出してはならない記憶までもが、彼の言葉によって呼び覚まされるのではないかという根源的な恐れでした。
五十嵐さんを止めなければならない。
そう思う一方で、私が心の奥底に封印していた記憶が何なのかを知りたいという、強い願望が沸き起こって来るのです。
そんな私の心の葛藤に気づくこともなく、五十嵐さんの言葉は続きます。
「最初の噂は、花山さんは自殺やなく、<廉井徳夫>が殺したんやいう内容でした。
ここで初めて<廉井徳夫>の名前が出てきます。
その元になったんが、<2ちゃんねる>のスレッドで、そのスレッドを見つけたんが若山優斗さん、この方も紀藤さんの同級生ですけど。
その若山さんによると、<2ちゃんねる>に<廉井徳夫>いうスレッドがあることを示唆するメモが鞄に入ってたそうです。
このことをお話しするのは初めてでしたね」
そこで言葉を切って、五十嵐さんは私を見ました。
その真剣な眼差しが、何故か狂気を含んでいるように感じて、私は思わず仰け反《ぞ》りそうになったのです。
「次の噂は薄永先生を殺したんは、裁判で有罪になってしもた高木翔さんやなく、これも<廉井徳夫>の仕業やいう内容でした。
そして最後に、糸谷先生の事故死ですわ。
その時に流れた噂は、それまでの二つと大きく異なってました。
つまり<廉井徳夫>の正体は糸谷先生で、糸谷先生が亡くなったことで<廉井徳夫>も消滅した言うもんでした。
この三つの噂話を杉村さんや立花さんは、全て単なるデマやと考えてはりました。
そらそうですわな。
<廉井徳夫>なんて名前の人物は、当時の東中には存在してなかったんですから。
けどね。私はその噂が、事実を表してるんやないかと思ったんですよ。
何で私がそういう風に思ったかというと、ある因縁で私は<廉井徳夫>があの時の東中の生徒の中にいてることを知ってたからなんです。
それはあなたも同じですよね?紀藤さん。
あなたは一貫して、<廉井徳夫>が実在すると主張されてました。
更にあなたは、私に預けてくれた写真の中に<廉井徳夫>がいると仰ってました。
私はそのことも事実やと考えたんです」
五十嵐さんはそこでまた言葉を切って、私に強い視線を向けました。
私はその時既に、五十嵐さんの口から紡ぎ出される物語に引き込まれて、蜘蛛の巣に掛かった羽虫のように雁字搦めになっていたのです。
最早彼の話を止めることも、彼から逃れることも出来なかったのです。
そして遂に私の恐れていた言葉が、五十嵐さんの口を伝って出てきました。
「あの写真の中に<廉井徳夫>がいるとすれば、どういうことになるでしょうか。
写真に写った男性五人のうち、四人は外山さん、苅田さん、杉村さん、高木さんというこが分かってます。
そして女性三人も花山さん、斎藤さん、立花さんやとはっきりしてます。
するとどうなりますか?
残った一人。
紀藤宗也さん。
あなたが<廉井徳夫>なんですよね?」
その言葉を聞いた瞬間、心の奥底にあった何かが壊れ、その中から決して外に出て来てはならないものが顕れるのを、私は感じたのです。
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