自分という人生

記憶があることから。

記憶の最初は保育園かな、愛知県の三河地方に住んでいた、家は貧乏であった。

6畳のアパートに家族4人、確か2階に住んでいた、ファミコンを同じアパートのケンちゃんにもらったのを覚えている。

次に住んだのは借家で長屋だ、トタンの壁のボットン便所の長屋を２つ繋げて借りていた。

高校の途中まではそこに住んでいた。

小学生の時は自分は世界の王様になると思っていた。

選ばれた人間だと。

こういう風に思う子供は多いと思う。

小学校では人気者だった
昼休みにはジャングルジムに登って鬼が下からボールを当てるジャングルドッチをやっていた記憶がある。

休みの日や下校後は冒険していた。

住んでる借家の裏は神社で、竹藪に入っていき、小さな沢から川もあり、そこでメダカをとったり、船をペットボトルを繋げて作ったり、秘密基地を作ったり、

粗大ゴミ捨て場を武器屋と呼び、折れた物干し竿を聖剣ファルシオンと言って振り回していた。

室内で遊ぶより冬でも夏でも外で遊んでいる方が多かったと思う。

高いとこから飛び降りたり、線路を走ったりと危険なことをするので、

学校で俺と遊ばないようにと親の間で噂になったり、母親が呼び出されたりとやんちゃであった。

自分を勇者だと思っていた。

将来は冒険家になると信じていた。