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熱く滑らかな舌で首筋を舐め上げられ、リーリアの腰が何度も跳ねる。
ずらされたドレスからまろび出た膨らみに、ユーインは切なげな吐息を漏らし、両手で包み寄せてから口に含んだ。
「やっ!……やぁんっ……ユーイン様ぁ……!」
薄桃色の小さな蕾は、彼の熱い腔内で執拗に舌先で刺激され、固く形を変える。
反対側の乳房も同様に、柔らかな蕾を親指の腹で丹念に捏ねられて、与えられる刺激に自然と腰が浮く。どうしたらいいのかわからないリーリアは、いやいやをしながらユーインの肩を押すが、びくともしない。
「ひゃあっっ!!」
するとユーインは突然リーリアを抱えて立ち上がった。
「寝室はどちらですか」
ユーインの息は荒く、その表情からはいつもの穏やかさが消え、余裕がない。
まるで獲物を前にした肉食獣のよう。
寝室で男女が……しかもこんな状態の男女がすることなんてひとつしかない。
リーリアは答えに詰まった。
寝室は、左右ある続き部屋の右側だ。
教えたらきっと、その先にある寝台で重なり合い、彼の手ですべてをあばかれ、自分は休憩室で見たあの女性のような声を上げるのだろう。
愉悦の表情で獣のようにひたすら腰を打ちつける男性の姿が思い出され、リーリアは思わずユーインのローブを強く掴んだ。
──ユーイン様も……あんな事をするの?
子どもを産み育てるための知識はひと通り教わっていたが、リーリアがさっき見たものは、習ったものとはまるで違う。
「私に抱かれるのは嫌ですか……?」
情欲に濡れた男の顔から一転、不安げな表情を見せるユーイン。
「……ユーイン様は……したいの?」
リーリアの問いかけに、ユーインは困ったような顔をして恥ずかしそうに頬を染めた。
──嫌じゃないわ……
ユーインとひとつになることは、嫌じゃない。
けれど、口ではもっとと強請りながらも、その本当の意味もわからず覚悟もできていなかった。
口づけだけで満足していた自分はひどく子どもだ。
物足りないと、もっと側にいたいと感じたのは、ユーインがリーリアを怖がらせないように我慢してくれていたからなのかもしれない。
──私、こんなにも愛されている
不安になる必要なんてなかったのに。
けれど満たされなかったのは、なぜ?
その答えはきっと、寝室への扉の向こうでわかるような気がした。
リーリアはユーインの頬に手を添え、自分の唇へと導いた。
そして初めて自分から唇を開き、ユーインの舌へそっと触れた。
【あなたと同じ気持ちです】というリーリアなりの意思表示だった。
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