俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!

くまの香

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不器用な男達

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『不器用な男達』


-------------(タウロ視点)-------------

 娘が今朝から寝込んでいる。妻に聞くとどうやら生理痛のようだった。

「色々あって環境が変わって身体も疲れていたんでしょう。いつもは痛み止めを飲むとすぐに治るのに、今日は中々痛みがやまないみたいで……」

 そうか。それならカオるんに頼んだ方が早いかも知れない。念話でカオるんへと連絡をした。


『カオるん、悪いが田浦家の部屋へ来てもらえないか?出来れば直ぐに』

『おう、わかった』


 詳しい事など何も聞かずにカオるんがテレポートでやってきた。


「どうした? タウさん」

「美穂が……、その、アレだ」


-------------(カオ視点)-------------

 タウさんからの、グループ念話でない呼び出しは滅多にない。何事だと慌てて飛んできた。

 どうやら美穂さん、タウさんちの長女さんのいが、アレとは?


「お、おぅ?……アレ…………なんだ? それはおめで…」

「おめでとう?」


 タウさんに睨まれた。
 てっきり、美穂さん結婚が決まったとかオメデタの話かと思った。いや、それを俺に話すのも変か。


「い、いや、めで……たくないな。うん、めでたくない」

「当たり前です。全くめでたくないですよ」

 目出たくない事、つまり、良くない事?皆には言わずに俺を呼び出すくらいだからな。
 ……まさか、まさか妊娠? それもめでたくない相手……?誰だ。
 俺じゃないぞ!断じて俺ではない!



「そ、それで?」

「ええ、そのぅ。カオるんにアレをお願いしようかと……」


 アレぇっ?って何ぃぃっ??? 俺に何をお願いする気なんだ?タウさん!


「ささっとやってくれれば」

「お、おおお、おぅ。ササっとな。うん、おう」


 何だ、何をやるんだ?まさか……まさかと思うが堕胎ぃぃぃ?


「しかし……それはちょっと、その何だアレだしその……」

「なにをごちゃごちゃ言ってるんです、ササっとお願いします。ササっと(フルヒールを)」


「貴方、伝わってないですよ? カオさんごめんなさいね。娘が生理痛でヒールをお願いしたいんです」



「あ、はいはい。喜んでー」

「ん?伝わっていましたよね?カオるん」

「もちろんだともー」

「フルで頼む。フルヒールだ」



 ……よく考えたら俺『堕胎魔法』なんて持ってなかったわ。あービックリした。

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