22 / 31
水上皐月の過去と水無月家
しおりを挟む
水上皐月の過去の話
これは水無月皐月が水無月家から絶縁され水上皐月になるまでの話である。
水上葉月の母親である水上皐月は水無月家の生まれであり水無月の血を引いているいるのにも関わらず水無月の名を名乗らず水上という名前を使っているのには訳があり、それが葉月の出自に関わっていることは水無月家でも一部の者しか知らされていないし、当の葉月はまったく知らされていないため葉月自身は水無月の名を名乗れると勘違いしていたこともあった。
皐月は元々水無月家三女として生まれており文乃との間にもう1人姉がいたのだが水無月家の次女はあることをきっかけに亡くなっている。水無月家は代々女系一族で婚姻は婿養子をもらって血を絶やさないようにして来ている。文乃の妹であり皐月の姉でもあった時雨はあることがきっかけになり亡くなったとされているらしい。なぜ、らしいと言われてるかというと亡くなったとされる時期がおかしいというのだ。実は時雨はあることがきっかけで亡くなったことにして噂の鎮静化を図ったのでは一部では囁かれている。
「葉月はあのこと知らずに育ったから学園で問題を起こさなきゃいいのだけど?姉さんとは連絡取れなくなってしまったけど時雨姉とも連絡は取れないわよね?私だけで解決出来るならいいのだけど・・・・」
皐月の言うあのこととは、水無月家3姉妹の婚約者のことである。
水無月家の婚約者は一族の当主が決めるとされており、婚約者候補は水無月の取引先から選出されることが多く選ばれた令息は婿入りをすることになるのだが、そのうちのの1人が実はまったく見覚えのない人物で相手先に確認を取っていたはずなのに何故か紛れ込んでしまっているのだった。身元が確かでないものは婚約者に出来ないと当時の水無月家当主は婚約者を2人にして追加候補は入れることはなかったため時雨と皐月に同じ婚約者を当てがうつもりだったのだが、時雨と皐月はこの時まだ学生であったため急ぐ必要も無いと考えていたのだがある時期をきっかけに時雨の態度がおかしくなっていくのを皐月は感じており当時の当主に相談しに行った事もあった。
「文乃姉が葉月を次期当主候補から外したのはやっぱり、あのことが原因でしょうね?(表向きは同じ婚約者になっていたから時雨姉に何かあっても私が育てれば問題無いにしてもね。ただ、あの事件は緘口令敷かれたから知ってる人は極わずかなのだけど時雨姉があんなことになるなんて思いもしなかったわ!)」
「あら、あなたにしては珍しく感傷に浸っているのね?」
「当主様?」
「あなたはもう水無月の人間ではないのだから当主様と呼ぶ必要ないわ、名前で呼んでちょうだい!」
「ふ、文乃姉、何しにここへ来たのかしら?時雨姉のことで何かあったのかしらそれとも葉月の事ですか?」
「そうね、ただ、これだけは言わせてもらうわね!今日は水無月家当主としてではなく皐月の姉文乃として来てるからいつもの口調でかまわないわよ皐月!」
「それで、わざわざ文姉が来たんだから何か私に頼み事でもあるのかしらね?」
皐月は文乃が自分のところに来た事に何か事情があるのだろうと思っていたのだが文乃自身は特になにかあるわけでもなく近くに来たからというのだが皐月はそれだけでは無い気がしていた。文乃としては時雨のことを皐月に頼むのは少し気が引けていたのだが、皐月にしか頼めないのも文乃はわかっているためなんて説明していいのか悩んでいた。
「そうね、その前にお茶をもらえるかしら少し喉が渇いたわ。そこのあなた持って来てくれるかしら?」
「文姉、今のわざとよね?それで人払いしてまで私に頼む話しって何かしら?」
「まあ、あなたに隠しても仕方ないわね。時雨のことについてに決まってるでしょ!皐月には葉月の件で悪い事をしたと思っているのよこれでもね!ただ、時雨があそこまで壊れた理由は葉月には教えてはならないし教えてはいけないと思っているわ!」
「文姉、時雨姉に何かあったの?私は葉月を育てるために水無月家から追放されて水上を名乗る事になったからその後の事はよく知らないんだけど?」
「皐月は時雨のことをどう思う?それ次第であなたに頼むことが変わるのだけど?表向きは時雨は亡くなったことになってるし皐月も追放というか絶縁したことになっているからあまり会いに来ることが出来ない事は申し訳なく思っているわ!」
文乃と皐月の話が一段落付いた頃部屋の扉がコンコンとノックされる音が聞こえて来る皐月が返事をするとメイドがワゴンにお茶とお菓子を載せて入って来る。メイドは緊張してるせいなのか手が震えている。お茶の準備を終えたメイドに対して皐月は下がるように指示を出している。
「先にお茶をいただきましょう。せっかくですし温かいお茶を飲んで一息入れてからでも本題に入れるわ!」
「そうね、私も喉が渇いて来たところだからそうするわ!」
メイドが持って来たお茶を嗜んでいると外からバタバタとした音が聞こえて来る。何があったのかと皐月は使用人を呼び事情説明させるのだが要領を得ない説明に皐月は困惑している。
これは水無月皐月が水無月家から絶縁され水上皐月になるまでの話である。
水上葉月の母親である水上皐月は水無月家の生まれであり水無月の血を引いているいるのにも関わらず水無月の名を名乗らず水上という名前を使っているのには訳があり、それが葉月の出自に関わっていることは水無月家でも一部の者しか知らされていないし、当の葉月はまったく知らされていないため葉月自身は水無月の名を名乗れると勘違いしていたこともあった。
皐月は元々水無月家三女として生まれており文乃との間にもう1人姉がいたのだが水無月家の次女はあることをきっかけに亡くなっている。水無月家は代々女系一族で婚姻は婿養子をもらって血を絶やさないようにして来ている。文乃の妹であり皐月の姉でもあった時雨はあることがきっかけになり亡くなったとされているらしい。なぜ、らしいと言われてるかというと亡くなったとされる時期がおかしいというのだ。実は時雨はあることがきっかけで亡くなったことにして噂の鎮静化を図ったのでは一部では囁かれている。
「葉月はあのこと知らずに育ったから学園で問題を起こさなきゃいいのだけど?姉さんとは連絡取れなくなってしまったけど時雨姉とも連絡は取れないわよね?私だけで解決出来るならいいのだけど・・・・」
皐月の言うあのこととは、水無月家3姉妹の婚約者のことである。
水無月家の婚約者は一族の当主が決めるとされており、婚約者候補は水無月の取引先から選出されることが多く選ばれた令息は婿入りをすることになるのだが、そのうちのの1人が実はまったく見覚えのない人物で相手先に確認を取っていたはずなのに何故か紛れ込んでしまっているのだった。身元が確かでないものは婚約者に出来ないと当時の水無月家当主は婚約者を2人にして追加候補は入れることはなかったため時雨と皐月に同じ婚約者を当てがうつもりだったのだが、時雨と皐月はこの時まだ学生であったため急ぐ必要も無いと考えていたのだがある時期をきっかけに時雨の態度がおかしくなっていくのを皐月は感じており当時の当主に相談しに行った事もあった。
「文乃姉が葉月を次期当主候補から外したのはやっぱり、あのことが原因でしょうね?(表向きは同じ婚約者になっていたから時雨姉に何かあっても私が育てれば問題無いにしてもね。ただ、あの事件は緘口令敷かれたから知ってる人は極わずかなのだけど時雨姉があんなことになるなんて思いもしなかったわ!)」
「あら、あなたにしては珍しく感傷に浸っているのね?」
「当主様?」
「あなたはもう水無月の人間ではないのだから当主様と呼ぶ必要ないわ、名前で呼んでちょうだい!」
「ふ、文乃姉、何しにここへ来たのかしら?時雨姉のことで何かあったのかしらそれとも葉月の事ですか?」
「そうね、ただ、これだけは言わせてもらうわね!今日は水無月家当主としてではなく皐月の姉文乃として来てるからいつもの口調でかまわないわよ皐月!」
「それで、わざわざ文姉が来たんだから何か私に頼み事でもあるのかしらね?」
皐月は文乃が自分のところに来た事に何か事情があるのだろうと思っていたのだが文乃自身は特になにかあるわけでもなく近くに来たからというのだが皐月はそれだけでは無い気がしていた。文乃としては時雨のことを皐月に頼むのは少し気が引けていたのだが、皐月にしか頼めないのも文乃はわかっているためなんて説明していいのか悩んでいた。
「そうね、その前にお茶をもらえるかしら少し喉が渇いたわ。そこのあなた持って来てくれるかしら?」
「文姉、今のわざとよね?それで人払いしてまで私に頼む話しって何かしら?」
「まあ、あなたに隠しても仕方ないわね。時雨のことについてに決まってるでしょ!皐月には葉月の件で悪い事をしたと思っているのよこれでもね!ただ、時雨があそこまで壊れた理由は葉月には教えてはならないし教えてはいけないと思っているわ!」
「文姉、時雨姉に何かあったの?私は葉月を育てるために水無月家から追放されて水上を名乗る事になったからその後の事はよく知らないんだけど?」
「皐月は時雨のことをどう思う?それ次第であなたに頼むことが変わるのだけど?表向きは時雨は亡くなったことになってるし皐月も追放というか絶縁したことになっているからあまり会いに来ることが出来ない事は申し訳なく思っているわ!」
文乃と皐月の話が一段落付いた頃部屋の扉がコンコンとノックされる音が聞こえて来る皐月が返事をするとメイドがワゴンにお茶とお菓子を載せて入って来る。メイドは緊張してるせいなのか手が震えている。お茶の準備を終えたメイドに対して皐月は下がるように指示を出している。
「先にお茶をいただきましょう。せっかくですし温かいお茶を飲んで一息入れてからでも本題に入れるわ!」
「そうね、私も喉が渇いて来たところだからそうするわ!」
メイドが持って来たお茶を嗜んでいると外からバタバタとした音が聞こえて来る。何があったのかと皐月は使用人を呼び事情説明させるのだが要領を得ない説明に皐月は困惑している。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる