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encounter~出会い~
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「スカーレット様!!」召使いが騒がしくドアを開けた
「騒がしいわ!何事よ!」私は身だしなみを整えてもらっていた
「す、すみません先ほどまでお姿がお見えにならなかったので」
私は身体が自然にピクッと動くのを感じた
「そ、そんなことはないわずっとここにいたわ」
「それは失礼しました」そう言って礼をして出て行った
「姫、次は…」
私は言葉をさえぎるように言った
「分かったわ、でも今日は本当にありがとう」
私の第1側近のエリスは厳しくてこわいけどとっても優しい
「姫、今日はどこへ?」
私は一瞬戸惑ったがエリスの厳しい眼差しが降りかかってきた
「え、え~と城下町にね…」私は苦笑いをした
「次期女王ともなるお方が召使いも付けずに!なんと危ない事を!!!」
「だ、大丈夫だって~!一人じゃないし~」
するとエリスは黒いオーラを放った
「ルーンですね。またルーンを連れて行ったのですね!!!!」
ルーンはエリスの妹
人に流されやすく、おどおどしていて私と歳が近い
「私が連れて行ったから!ルーンを怒らないで!」
エリスは深いため息をついて「これが女王様にバレたらどうするんですか…私は先が不安です」
「お母様には関係ないわ…私は女王にはなりたくない」
「姫様…」
「さぁ仕事をしなくちゃ行くわよエリス」
その後、人間の数、気候などを調整したり神世界の問題の議論なども話し合った
部屋に帰る途中大廊下でヘラ女王が妖精で作った召使いを従えて歩いてきた
私とエリスは横に並んで私は深く礼をしてエリスは正座して顔を見ないように頭を床につけた
私はこのやり方が大嫌いだった
ヘラ女王は私の前で止まり
「大聖堂に来なさい」そう一言言って行ってしまった
通り過ぎたころ私達は頭をあげた
「エリスそんなことしなくていいのに」
「そんなこといけません!これは昔からの決まりです」
「ここは息苦しいわ」
私は言われた通り大聖堂に向かった
扉の前には妖精戦闘兵が槍を持って立っていた
「我はヘラ女王の第1王女スカーレットである」
戦闘兵は私を認識して扉を開けた
ここからはエリスは入れない
「ここでお待ちしております」
その言葉と共に扉が閉まった
ここは神のトップが座る玉座がある
玉座までの階段が長く見えれば見えるほどその椅子に座れるまでの期間が長い。短ければ王座に着くのは近いという事だ。私は………
玉座にはすでに女王が座っていた
私は階段の手前まできて服を軽くひろげ挨拶をした
「ただいま参りましたスカーレットにございます」
そして片膝をつき左胸に手を添えた
「……………お前にこの階段はどう見えている」
私はしばらく間を置いて答えた
「わかりません」
「なぜだ」
「歪んでみえます」
「なに…」
「お前は何故王座に就くことを拒むのか」
「息苦しいからにございます」
「我を愚弄する気か」
「いいえ、ただお母様のご期待には添えないかと…」
すると女王は立ち上がりゆっくり手を出したその瞬間強い風が吹いた
「うっ……」私はそれに対応すべく自分の体内を石化して固定した
「我に歯向かうことは断じて許さぬ」
そうして女王の手には巨大な水の玉が出来ていた
(やばい!!石化を解くのは時間が!)
その瞬間水の玉に飲み込まれた
(苦しい…)
「お前は、お前の道はすでに決まっているのだ。我に従え
さもなくば娘とて容赦はしない」
そう言うと水の玉は弾け飛んだ
「ゴホッゴホッ…」
「もうよい下がらせろ」
妖精兵は私の腕を掴んだ
「私に触るな!!!妖精ごときが私に触れるなど無礼極まりない!」
私は自分で立ちその場を去った
「スカーレット様!!」
「エリス……」
びしょ濡れの私を見たエリスがこちらに向かってきた
「スカーレット様……」
私はエリスを安心させようと微笑んだ。
「私は大丈夫だよ。部屋に帰る前にお湯に浸かろう」
「はい!」
私達は湯へ向かった
「姫、癒しの時間にすみませぬ。ヘラ女王様からの伝言にございます。」
私は丁度湯に浸かっていた所だった
後ろからヘラ女王の第一側近のグレンが私に向かって話していた
「誠に無礼だな。要件だけ言って立ち去れ」
「はっ。今宵は竜との親睦を深めるとの事で宴に参加するようにとのご命令です」
私は馬鹿にするように鼻で笑った
「お母様が考えることではないな」
「では。」
「お母様は一体何を考えてるんだ」
これ以上考えるとのぼせてしまうので湯からあがり
そのまま宴の準備をした
「スカーレット様、お美しいです」
私はエリスが用意していた白いドレスに着替えた
「そうか」
そして最後に仮面をつけた
竜には決して素顔を見せてはいけないと言う掟だ。
「さぁ行きましょう。あの傲慢で獣くさい竜でさえもあなたの美しさにたじろいでしまうでしょう」
私はエリスの手を取り宴の会場に入った
ドアが開かれた方を皆が見て
「次期女王スカーレット様がお見えになられました」
グレンが皆に一言。そして私が見えると「おおぉ」などと感心の声が聞こえた
私の隣にいるエリスが小さく「やはり、皆さまスカーレット様に夢中にございます」
階段を降り終えると皆が私によってきた
ある者は、神官の息子であると言い。ある者は、竜族の政治家といい
私はうんざりだった。私が王女だから皆かまうのだ。
こんな所抜け出したい。何者でもない私を愛してくれる人が欲しい。
私はこの空気に耐えられず、外の空気を吸いにバルコニーに出た
「はぁ、苦しかった。この私に気安く話しかけるなー!」
私は解放されて思いっきりため息をついた
すると、どこからか笑い声が聞こえた
「君、面白いね」
「な、何者?!」
月明かりに照らされて出てきたのは髪が白銀で青眼の
「アレスアーネスト………」
「やぁ、君はスカーレットルプシオンだね」
「なぜ、お前がここに?!」
するとアレスは微笑んで
「僕は竜王の第一王子だよ?いるのは当たり前さ。それに…」
「それに?」
アレスは月を見た
「ここにいるのは君と同じ理由さ」
私は一歩下がった
「警戒する必要はない。こんな素晴らしい月夜にこそ飛びたいと思うんだけどね」
私は警戒しつつもアレスの美しい青眼に見とれてしまった
「君の顔が見たいな」
そう言ってアレスは私に近づいた
「な、なにを」
月明かりで輝く白銀の髪と青い宝石のような目が私を見つめていた
「さぁ、見せて」
そう言うと私の仮面に手をかけた
私はなぜか動けなかった外させてはいけないのにいけないはずなのに……
ものすごく顔が近い…
「ま、まっ」
その時「姫様ー?どこですかー?女王様と竜王がお見えになりますよー?」
ルーンの声が聞こえた
「あ、残念。」
そう言って仮面から手を離した
「君とはまた会える気がするその時に必ず君の顔を見せて」
ルーンが近づくまえにホールに戻っていった
「あ!姫様!行きましょう!」
「え、えぇ」
私はなぜかそれ以降アレスが頭から消えることはなかった。
それから宴は淡々と終わっていった
私は着替えて自分の部屋に戻ると一目散にベットに倒れた
「はしたないですよスカーレット様」
エリスがカーテンを閉めた
「おやすみなさいませ」
「おやすみ」
エリスは一礼して部屋からさった
(君の顔が見たい)
ふとアレスの顔と言葉がよみがえってきた
「もー!なんなの!なんで私の顔が見たいのよ!」
そんなことをあれこれ考えているうちに私は眠ってしまった。
「騒がしいわ!何事よ!」私は身だしなみを整えてもらっていた
「す、すみません先ほどまでお姿がお見えにならなかったので」
私は身体が自然にピクッと動くのを感じた
「そ、そんなことはないわずっとここにいたわ」
「それは失礼しました」そう言って礼をして出て行った
「姫、次は…」
私は言葉をさえぎるように言った
「分かったわ、でも今日は本当にありがとう」
私の第1側近のエリスは厳しくてこわいけどとっても優しい
「姫、今日はどこへ?」
私は一瞬戸惑ったがエリスの厳しい眼差しが降りかかってきた
「え、え~と城下町にね…」私は苦笑いをした
「次期女王ともなるお方が召使いも付けずに!なんと危ない事を!!!」
「だ、大丈夫だって~!一人じゃないし~」
するとエリスは黒いオーラを放った
「ルーンですね。またルーンを連れて行ったのですね!!!!」
ルーンはエリスの妹
人に流されやすく、おどおどしていて私と歳が近い
「私が連れて行ったから!ルーンを怒らないで!」
エリスは深いため息をついて「これが女王様にバレたらどうするんですか…私は先が不安です」
「お母様には関係ないわ…私は女王にはなりたくない」
「姫様…」
「さぁ仕事をしなくちゃ行くわよエリス」
その後、人間の数、気候などを調整したり神世界の問題の議論なども話し合った
部屋に帰る途中大廊下でヘラ女王が妖精で作った召使いを従えて歩いてきた
私とエリスは横に並んで私は深く礼をしてエリスは正座して顔を見ないように頭を床につけた
私はこのやり方が大嫌いだった
ヘラ女王は私の前で止まり
「大聖堂に来なさい」そう一言言って行ってしまった
通り過ぎたころ私達は頭をあげた
「エリスそんなことしなくていいのに」
「そんなこといけません!これは昔からの決まりです」
「ここは息苦しいわ」
私は言われた通り大聖堂に向かった
扉の前には妖精戦闘兵が槍を持って立っていた
「我はヘラ女王の第1王女スカーレットである」
戦闘兵は私を認識して扉を開けた
ここからはエリスは入れない
「ここでお待ちしております」
その言葉と共に扉が閉まった
ここは神のトップが座る玉座がある
玉座までの階段が長く見えれば見えるほどその椅子に座れるまでの期間が長い。短ければ王座に着くのは近いという事だ。私は………
玉座にはすでに女王が座っていた
私は階段の手前まできて服を軽くひろげ挨拶をした
「ただいま参りましたスカーレットにございます」
そして片膝をつき左胸に手を添えた
「……………お前にこの階段はどう見えている」
私はしばらく間を置いて答えた
「わかりません」
「なぜだ」
「歪んでみえます」
「なに…」
「お前は何故王座に就くことを拒むのか」
「息苦しいからにございます」
「我を愚弄する気か」
「いいえ、ただお母様のご期待には添えないかと…」
すると女王は立ち上がりゆっくり手を出したその瞬間強い風が吹いた
「うっ……」私はそれに対応すべく自分の体内を石化して固定した
「我に歯向かうことは断じて許さぬ」
そうして女王の手には巨大な水の玉が出来ていた
(やばい!!石化を解くのは時間が!)
その瞬間水の玉に飲み込まれた
(苦しい…)
「お前は、お前の道はすでに決まっているのだ。我に従え
さもなくば娘とて容赦はしない」
そう言うと水の玉は弾け飛んだ
「ゴホッゴホッ…」
「もうよい下がらせろ」
妖精兵は私の腕を掴んだ
「私に触るな!!!妖精ごときが私に触れるなど無礼極まりない!」
私は自分で立ちその場を去った
「スカーレット様!!」
「エリス……」
びしょ濡れの私を見たエリスがこちらに向かってきた
「スカーレット様……」
私はエリスを安心させようと微笑んだ。
「私は大丈夫だよ。部屋に帰る前にお湯に浸かろう」
「はい!」
私達は湯へ向かった
「姫、癒しの時間にすみませぬ。ヘラ女王様からの伝言にございます。」
私は丁度湯に浸かっていた所だった
後ろからヘラ女王の第一側近のグレンが私に向かって話していた
「誠に無礼だな。要件だけ言って立ち去れ」
「はっ。今宵は竜との親睦を深めるとの事で宴に参加するようにとのご命令です」
私は馬鹿にするように鼻で笑った
「お母様が考えることではないな」
「では。」
「お母様は一体何を考えてるんだ」
これ以上考えるとのぼせてしまうので湯からあがり
そのまま宴の準備をした
「スカーレット様、お美しいです」
私はエリスが用意していた白いドレスに着替えた
「そうか」
そして最後に仮面をつけた
竜には決して素顔を見せてはいけないと言う掟だ。
「さぁ行きましょう。あの傲慢で獣くさい竜でさえもあなたの美しさにたじろいでしまうでしょう」
私はエリスの手を取り宴の会場に入った
ドアが開かれた方を皆が見て
「次期女王スカーレット様がお見えになられました」
グレンが皆に一言。そして私が見えると「おおぉ」などと感心の声が聞こえた
私の隣にいるエリスが小さく「やはり、皆さまスカーレット様に夢中にございます」
階段を降り終えると皆が私によってきた
ある者は、神官の息子であると言い。ある者は、竜族の政治家といい
私はうんざりだった。私が王女だから皆かまうのだ。
こんな所抜け出したい。何者でもない私を愛してくれる人が欲しい。
私はこの空気に耐えられず、外の空気を吸いにバルコニーに出た
「はぁ、苦しかった。この私に気安く話しかけるなー!」
私は解放されて思いっきりため息をついた
すると、どこからか笑い声が聞こえた
「君、面白いね」
「な、何者?!」
月明かりに照らされて出てきたのは髪が白銀で青眼の
「アレスアーネスト………」
「やぁ、君はスカーレットルプシオンだね」
「なぜ、お前がここに?!」
するとアレスは微笑んで
「僕は竜王の第一王子だよ?いるのは当たり前さ。それに…」
「それに?」
アレスは月を見た
「ここにいるのは君と同じ理由さ」
私は一歩下がった
「警戒する必要はない。こんな素晴らしい月夜にこそ飛びたいと思うんだけどね」
私は警戒しつつもアレスの美しい青眼に見とれてしまった
「君の顔が見たいな」
そう言ってアレスは私に近づいた
「な、なにを」
月明かりで輝く白銀の髪と青い宝石のような目が私を見つめていた
「さぁ、見せて」
そう言うと私の仮面に手をかけた
私はなぜか動けなかった外させてはいけないのにいけないはずなのに……
ものすごく顔が近い…
「ま、まっ」
その時「姫様ー?どこですかー?女王様と竜王がお見えになりますよー?」
ルーンの声が聞こえた
「あ、残念。」
そう言って仮面から手を離した
「君とはまた会える気がするその時に必ず君の顔を見せて」
ルーンが近づくまえにホールに戻っていった
「あ!姫様!行きましょう!」
「え、えぇ」
私はなぜかそれ以降アレスが頭から消えることはなかった。
それから宴は淡々と終わっていった
私は着替えて自分の部屋に戻ると一目散にベットに倒れた
「はしたないですよスカーレット様」
エリスがカーテンを閉めた
「おやすみなさいませ」
「おやすみ」
エリスは一礼して部屋からさった
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