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5.side ジェフ
23.オニイサン
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近くに森があればミコトの実践。だてに何年もそこそこ名の売れたパーティにいたわけじゃない。オレ自身にたいした腕があるわけじゃないが、戦い方なら飽きるほど見てきた。ミコトの世界には魔法もなけりゃ魔物もいないのだという。武器になりそうなものを持ち歩くだけで捕まるのだとか。考えらんねぇな。そんなところにいたわりにはミコトの戦いは安定してる。勇者だもんな、神様とやらがどうにかしてくれてるんだろうか。
村に着いてテントを2つ。もちろんオレと、アリスとミコト。
「ジェフ、話聞いてもらえんか」
アリスを寝かせて、結界でテントをしっかり守ったミコトを迎え入れて、とりあえずエールを出す。
「さぁ、オニイサンに話してごらん」
「チッ、おもしろがっとるやろ……あのな、宿でな……」
ロレーヌ侯爵家、王の右腕とも呼ばれる宰相のご次男で?第二王子の元婚約者で?
おう…ただのお坊ちゃんじゃなかったわ。外見だけじゃねえ、所作もいちいち美しいのはそういうわけ。そりゃ風呂なんか1人で入るわけがない。お付きの前で裸になるなんて、上位貴族ならあたりまえ。
「……そりゃ……お疲れさんというかなんというか」
「わかるやろ!俺がどんな思いで我慢したと思てんの!なのにアリスときたらまったく……」
「よく我慢できたなぁ…で、どうだった?アレとかコレとか」
「……最高や……ちゃうねん!想像すんなや!!」
「怒るなよ、ちょっとふざけただけだ。ミコト、お前は立派だ。オニイサンは嬉しいよ」
「……子ども扱いすんなや……これからもよろしく頼む」
耳まで赤くしてテントに戻りかけて。
「…そしたらな、朝、精通しとってんよ」
今度こそ逃げるようにテントを出ていく。
……あの美しい人が、精通。目眩がしそうだ。
オレの目の前で2本の若木が育っていく。真っ直ぐに、伸び伸びと。邪魔な陰はオレが払ってやるさ。
ほらな、やっぱりこの旅は楽しい。
村に着いてテントを2つ。もちろんオレと、アリスとミコト。
「ジェフ、話聞いてもらえんか」
アリスを寝かせて、結界でテントをしっかり守ったミコトを迎え入れて、とりあえずエールを出す。
「さぁ、オニイサンに話してごらん」
「チッ、おもしろがっとるやろ……あのな、宿でな……」
ロレーヌ侯爵家、王の右腕とも呼ばれる宰相のご次男で?第二王子の元婚約者で?
おう…ただのお坊ちゃんじゃなかったわ。外見だけじゃねえ、所作もいちいち美しいのはそういうわけ。そりゃ風呂なんか1人で入るわけがない。お付きの前で裸になるなんて、上位貴族ならあたりまえ。
「……そりゃ……お疲れさんというかなんというか」
「わかるやろ!俺がどんな思いで我慢したと思てんの!なのにアリスときたらまったく……」
「よく我慢できたなぁ…で、どうだった?アレとかコレとか」
「……最高や……ちゃうねん!想像すんなや!!」
「怒るなよ、ちょっとふざけただけだ。ミコト、お前は立派だ。オニイサンは嬉しいよ」
「……子ども扱いすんなや……これからもよろしく頼む」
耳まで赤くしてテントに戻りかけて。
「…そしたらな、朝、精通しとってんよ」
今度こそ逃げるようにテントを出ていく。
……あの美しい人が、精通。目眩がしそうだ。
オレの目の前で2本の若木が育っていく。真っ直ぐに、伸び伸びと。邪魔な陰はオレが払ってやるさ。
ほらな、やっぱりこの旅は楽しい。
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