思い出した

春夏

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「…ただいま」玄関で壮が呟く。「おかえり」真が呟きを返して2人の唇が重なった。

「…これから壮を迎えに行く」そう告げた真に「…井野君に謝っておいてくれ」「自分で言えよ」「…そうだな。あぁ、明日からはシンを起こす手間が省けるよ」マネージャーはそう言って晴々と笑った。…元通りだ。俺のそばに壮が居てくれる。壮の隣に俺がいる。

「…キツ…」「ンッ…仕方ないだろ。久しぶりなんだから」「…無理はさせたくない」「なに言ってんだよ」真が風呂に入っている間にキッチンに置かれた「今夜したい」の手紙。風呂で準備をしているであろう壮を思い浮かべて真の中心に熱がこもる。風呂上がりの壮をベッドに沈めて久々の壮の匂いを堪能する。首に回された腕に引き寄せられて、軽く始まったキスが深く長く…。壮の体が久々の快楽に乱れて真を煽る。「ん…馴染んできた…俺の形、思い出させてやるよ」「ばか」と赤くなった壮の色づく瞳から涙が零れる。「…思い出した…真のこと…。真が大好きだってこと、思い出した…」「…もう2度と忘れさせない。壮が好きだ。もう離さない」真の想いを壮が体の奥で、心の奥で受けとめた。
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