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第7 巻ファビアンの苦悩
第3章 巨大大国セルブ国No.3
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「おぉ~コレは絶景じゃのう!!」
「………」
ここは山間部にあり、珍しく草木が生い茂っていた。ただ、本来なら仲間と仲良く和気藹々…というのは建前だが、相手は敵国セルブ国軍…そして今の現状はセルブ国軍と対峙する最前線……つまりファビアン国軍の先頭である。
本来なら“籠城”を軸に作戦を組み立てているのだが、相手が相手だけにシルバードラゴンの主張もあり思いっきり前に前進した…そして相手側、セルブ国軍もビックリして軍が混乱し乱れているのだ。
「ほれ見ろ!セルブ国軍、乱れておるわ!!」
シルバードラゴンは上機嫌な顔でパタパタと羽を上下に揺らす…俺は“魔族協定”の事が心配で……というのは嘘で要は“面倒くさい”のである。
「……なぁ、いつになったら“秘策”を教えくらんだよ」
シルバードラゴンは“パタパタ”としつつ“クルリ”と180度向きながら俺の方へ向く…まるで“ニタ~”としているようだ。
「さては“面倒くさい”と思っておるじゃろう?」
「いやいや!そんな事はないですよ!!シルバードラゴンさん!!」
俺は焦り隠すべく敬語を使った……
“よし、背中には大量の汗をかきつつ、額には汗1つ感じない…コレでバレないぞ!”
だが、予想を反して俺の嘘は物の見事にバレてしまったのだ……だが“バレてしまいました!すいません!”と言おうものならば末代までの恥。
俺は予想通りバレつつも無理やりでも“バレていない”ことにした。
「はぁ?俺は“面倒くさい”と思ってないし、思ったこともないし!」
俺は憎まれ口を叩いていたのだが、シルバードラゴンの余裕シャクシャクで顔を見上げる。
「……なんだよ?」
「いや、別に……まぁ、いいわい。ワシは今日は気分が良い!…まぁ、そういうことにしておこうかのう」
“イラッ”
俺は苛立ちつつ“何か復讐がないのか?”を頭の中で振り返る。
ーーーー
「コレは籠城しかないですぞ!!女王様!ご決断を!」
“バン!!”
とテーブルを激しく叩くのが“シャーキル第二将軍”。そして“そうだ!そうだ!”と援護をするのが“ミダーク第二副将”である…シャーキルは頭がキレて決断力も凄いのだが、野心が強く子分である“イソ金魚”ことミダークが付いているため、世間からするとクーデターしかねないという噂が出ていた。
「いやいや!!籠城なんて絶対ダメです!ここはセルブ国は巨大な国家ですし、逃げましょう!そして、相手側が油断した所を攻めるのです!」
ここで反対意見を言うのが“アーイル第一将軍”である。
アーイルとシャーキルは、この巨大な最強国家セルブ国が攻める直線にさえ、この2人は権利争いをしている有り様…想像通り“超”がつくほど犬猿の仲である。
俺も短時間でもウンザリしていたが、長年、君臨している女王ことアーリアも“何か手はないか?”悩んでいたらしい……白羽の矢が立ったが俺を含めてシルバードラゴンの1名と1匹である。
「なんじゃ?何も決まっとらんではないか?」
“あっ、俺ではなくシルバードラゴンだった……”俺は“チラッ”とアーリアの方の目線で傾ける…アーリアは女王らしく無表情でシルバードラゴンを見ていた。
「だいたい2人の話を聞いておったが、なんじゃあの話は!すべて間違っておったぞ」
シルバードラゴンは怒りのあまり“フン”と声を荒げる…俺も同感だ。
「シャキール!おぬしも間違っておる。“籠城?”アホ抜かせ!籠城してどうすんじゃ?味方を待つんか?バカか!」
シャーキルは“ウッ”という顔をして黙りこくってしまった。
「それと、アーイル!おぬし、逃げどうすんじゃ?ジッとして勝機に待つんか?アホか!!
永遠に来んわ!」
アーイルは“シュン”と縮こまる…そしてアーリアは“言えないことをよく言った!”という顔して顔はハレバレになっている。
「文句はいくらでもあるんじゃが……ここは開戦前の会議じゃ。よってワシが勝手に決めるぞ…まず第一にファビアン国軍じゃが、一番先頭にはワシとガルシアが行く」
俺は咄嗟に机から立ち上がって口に出そうと思ったのだが、シルバードラゴンにすぐさま、静止のポーズをとる。
「ガルシアよ、後の話はよう分かる…分かるが今は開戦前じゃ。頼むから後から話は聞くから黙ってくれんかのう」
俺は色々言いたいことはあったが、騎士達の“シルバードラゴン様の言う通り!”
という心の圧が凄すぎて黙っていくしかなかった。
ーーーー
「オッ!敵さんが動いたぞ。どう動くか、楽しみじゃ」
シルバードラゴンは“パタパタ”敵の方へ向く。俺は“ジーーーーッ”とシルバードラゴンを向いているが、何か言いかけた時……
「ガルシアよ、何も言うな。今、すぐに“秘策”とやらを分かる時がくるぞ」
「いつくる……エェ!!!!」
俺は“その光景”を見て愕然とした。シルバードラゴンも“どうじゃ!!”という顔している。
「なぁ、いったろ?“秘策”はお気に召したかのう」
シルバードラゴンを“ニヤリ”と笑った。
「………」
ここは山間部にあり、珍しく草木が生い茂っていた。ただ、本来なら仲間と仲良く和気藹々…というのは建前だが、相手は敵国セルブ国軍…そして今の現状はセルブ国軍と対峙する最前線……つまりファビアン国軍の先頭である。
本来なら“籠城”を軸に作戦を組み立てているのだが、相手が相手だけにシルバードラゴンの主張もあり思いっきり前に前進した…そして相手側、セルブ国軍もビックリして軍が混乱し乱れているのだ。
「ほれ見ろ!セルブ国軍、乱れておるわ!!」
シルバードラゴンは上機嫌な顔でパタパタと羽を上下に揺らす…俺は“魔族協定”の事が心配で……というのは嘘で要は“面倒くさい”のである。
「……なぁ、いつになったら“秘策”を教えくらんだよ」
シルバードラゴンは“パタパタ”としつつ“クルリ”と180度向きながら俺の方へ向く…まるで“ニタ~”としているようだ。
「さては“面倒くさい”と思っておるじゃろう?」
「いやいや!そんな事はないですよ!!シルバードラゴンさん!!」
俺は焦り隠すべく敬語を使った……
“よし、背中には大量の汗をかきつつ、額には汗1つ感じない…コレでバレないぞ!”
だが、予想を反して俺の嘘は物の見事にバレてしまったのだ……だが“バレてしまいました!すいません!”と言おうものならば末代までの恥。
俺は予想通りバレつつも無理やりでも“バレていない”ことにした。
「はぁ?俺は“面倒くさい”と思ってないし、思ったこともないし!」
俺は憎まれ口を叩いていたのだが、シルバードラゴンの余裕シャクシャクで顔を見上げる。
「……なんだよ?」
「いや、別に……まぁ、いいわい。ワシは今日は気分が良い!…まぁ、そういうことにしておこうかのう」
“イラッ”
俺は苛立ちつつ“何か復讐がないのか?”を頭の中で振り返る。
ーーーー
「コレは籠城しかないですぞ!!女王様!ご決断を!」
“バン!!”
とテーブルを激しく叩くのが“シャーキル第二将軍”。そして“そうだ!そうだ!”と援護をするのが“ミダーク第二副将”である…シャーキルは頭がキレて決断力も凄いのだが、野心が強く子分である“イソ金魚”ことミダークが付いているため、世間からするとクーデターしかねないという噂が出ていた。
「いやいや!!籠城なんて絶対ダメです!ここはセルブ国は巨大な国家ですし、逃げましょう!そして、相手側が油断した所を攻めるのです!」
ここで反対意見を言うのが“アーイル第一将軍”である。
アーイルとシャーキルは、この巨大な最強国家セルブ国が攻める直線にさえ、この2人は権利争いをしている有り様…想像通り“超”がつくほど犬猿の仲である。
俺も短時間でもウンザリしていたが、長年、君臨している女王ことアーリアも“何か手はないか?”悩んでいたらしい……白羽の矢が立ったが俺を含めてシルバードラゴンの1名と1匹である。
「なんじゃ?何も決まっとらんではないか?」
“あっ、俺ではなくシルバードラゴンだった……”俺は“チラッ”とアーリアの方の目線で傾ける…アーリアは女王らしく無表情でシルバードラゴンを見ていた。
「だいたい2人の話を聞いておったが、なんじゃあの話は!すべて間違っておったぞ」
シルバードラゴンは怒りのあまり“フン”と声を荒げる…俺も同感だ。
「シャキール!おぬしも間違っておる。“籠城?”アホ抜かせ!籠城してどうすんじゃ?味方を待つんか?バカか!」
シャーキルは“ウッ”という顔をして黙りこくってしまった。
「それと、アーイル!おぬし、逃げどうすんじゃ?ジッとして勝機に待つんか?アホか!!
永遠に来んわ!」
アーイルは“シュン”と縮こまる…そしてアーリアは“言えないことをよく言った!”という顔して顔はハレバレになっている。
「文句はいくらでもあるんじゃが……ここは開戦前の会議じゃ。よってワシが勝手に決めるぞ…まず第一にファビアン国軍じゃが、一番先頭にはワシとガルシアが行く」
俺は咄嗟に机から立ち上がって口に出そうと思ったのだが、シルバードラゴンにすぐさま、静止のポーズをとる。
「ガルシアよ、後の話はよう分かる…分かるが今は開戦前じゃ。頼むから後から話は聞くから黙ってくれんかのう」
俺は色々言いたいことはあったが、騎士達の“シルバードラゴン様の言う通り!”
という心の圧が凄すぎて黙っていくしかなかった。
ーーーー
「オッ!敵さんが動いたぞ。どう動くか、楽しみじゃ」
シルバードラゴンは“パタパタ”敵の方へ向く。俺は“ジーーーーッ”とシルバードラゴンを向いているが、何か言いかけた時……
「ガルシアよ、何も言うな。今、すぐに“秘策”とやらを分かる時がくるぞ」
「いつくる……エェ!!!!」
俺は“その光景”を見て愕然とした。シルバードラゴンも“どうじゃ!!”という顔している。
「なぁ、いったろ?“秘策”はお気に召したかのう」
シルバードラゴンを“ニヤリ”と笑った。
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