ガルシア戦記

千山一

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第4章 決戦突入No.5

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ーーー大型な砂船。
軍員達は慌ただしく行き来していた。
決行は明日の朝出発し、夜には到着する。そして翌日の夜間の奇襲すべく、十分な睡眠と食事を摂って決戦に向かう。
ここまでは決まったのだが、詰めの部分で決まってはいない。
そこで、幹部会議のお出ましだ。

そこには綿密な作戦と、どちらが前に立つのかに対して白熱した話し合いになる(もちろん、誰が切り込み隊長になるかをみんなで話し合う。誰もがトップになりたいはず!)
そんな白熱した話し合いが始まっているのだが、一人他の場所で”ボーッ”としている人間がいた。

“ガルシア”だ!

ガルシアは一人隠れて部屋の端っこに寝ていた。
“カンカンカン!”
明日に控えて軍員達はテンションが高いので、思いっきり叩いていた。
“まぁ、しゃーない…我慢しよう”と思っていたのだが…。
“カンカン!カン!”

「……ピクッ、まぁ、これで怒っていたら大人気ねーよな、我慢しよう、我慢、我慢」
とガルシアは独り言のように呟いて横になっていた。

“カン!カン!カン!”

ガルシアは無言で立ち上がり、ドアの方へ近づく。そしてドアのノブを開いた。

「やかましいんじゃ!ボケ!」

軍員は一緒“ビクッ”とガルシアの向いたが、ミルミルの内に顔が真っ赤になった。

「なんなんすっか!?夜間ならまだしも、昼間ですよ!昼間だったら、うるさくて当たり前でしょう!!常識を考えて下さい!常識を!」

軍員は怒り心頭にぶち撒けて言い放った。
まぁ、社会の中を生きていれば、うるさいのは社会の常識だろう。だが、ガルシアのように理不尽に生きていれば非常識である。それぐらい自己中なのだ。

「やかましいわ!お前からすれば常識かもしれんが、俺がすれば非常識なの!?どうにかせい!」

ガルシアは、まだ怒りが収まらないのか理不尽な要求をしてきた。

「じゃ、どうすればいいんですか!?」

ガルシアは勝ち誇ったのようにしていたが、それに屈せず言い返していた。

「それはだなぁ……静かにハンマーを叩けばいいんだ!」

ガルシアも会話に詰まったのか、訳も分からず言い放った。

「そんな無茶なぁ……」

軍員も呆れ返った。なんだか人がゾロゾロを集まってきていた“ヤバイなぁ…”とガルシアは感じていた。
何故なら、理不尽な要求をしようのものなら、暴動になりかねないからだ。
ガルシアが“キョロキョロ”と周りを見ていると、そこへ突然、隊長の使者が現れた。

「やっと見つかった…お取り込み中、申し訳ございません。隊長(アイヤール)がお呼びです。着いてきて下さい」
「ん?あぁ…今すぐ行く」

ガルシアは“良かった~”と胸を撫で下ろした。何故なら“行くのも地獄、帰るのも地獄”だったからだ。
手詰まり状態になった雰囲気だったのだが、そこに天使のように現れた。

「ちょっと、待って下さいよ!」

軍員は堪らず反論した。

「隊長(アイヤール)の命令は絶対です!なんなら、反論してやろうか?」

ガルシアは“ニヤニヤ”しながら、軍員の方に向いた。軍員は“プルプル”した様子で、顔を真っ赤にしていた。

「もういいです!行って下さい!」
「よかろう。行ってくるわ」

ガルシアは“クルリッ”と反対方向に向いて歩いていた。そして、伝令にきた軍員が呟く。

「本当、悪魔っすね…」

評価がただ滑りの中、ガルシアは意気揚々と歩いていた。


ーーー会議室前。

伝令いた軍員は改めて伝えた。

「もう一度、言いますが、先にオレが言いますのでガルシアさんは黙って下さい」
「分かったよ」

ガルシアは耳にタコができるぐらい言った。それぐらい、軍員にとってガルシアは危険分子なのだ。

軍員はガルシアの方に向いて確認をし、ドアの前に立ち止まっていた。そして、ドアをノックをする

「トントン、ガルシア様を連れてまいりました」
「入れ!」

その声を聞くと、軍員はドアを開けた。
ドアを開けると幹部達がズラリと並ぶ。まるで、ギスギスした雰囲気の様を感じた。

「ガルシア様です」

雰囲気に飲まれたのか、軍員は緊張した面持ちで声を返していた。

「もう、下がっていいぞ」
「はっ!」

軍員は“失礼します”というを声を発しながら、ドアを閉めていた。すると、一人の男が立ち上がり、ガルシアの方に近づいた。

「クバード、どこに座ったらいいの?」

クバードは手招きをして近づいてくる。それに応えるように歩いていた。

「ここで良いぞ!あまり、時間が取らせたくないから立ったままでいい」

ガルシアはアイヤールの正面に立っていた。なんだか、ピリピリしていた。
“これが軍なのか…”と逃げ出したくなるような雰囲気が漂っていた。
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