42 / 198
第2巻 親友との誓い
第3章 他国の事務次官 No.7
しおりを挟む
「オヤジ!!もういっぱい!」
「もうやめましょうよ…」
俺は店のカウンターに座り“グデングデン”なりながら、酔っ払っていた。
そして、その隣にいたカミルが心配そうに座っていた。
“何故、そうなっていたか?”というと、そこには重要なキーワードが入っていた。
ーーーー
ここマルク近辺には、温暖な土地で海も上手く肉も美味い!だから、食文化に対するクオリティは凄く高い。
もちろん、カレーも同様である。
深みと辛味のあるカレーは日々、切磋琢磨して味の研究をしていた。中には世間の噂が絶えない『カレー屋 マルコ』という店があった。
そう、ガルシアの目的はこの『カレー屋 マルコ』だ!
『カレー屋 マルコ』は、数カ国に渡って歩んでいき、とうとう本場の味まで到達した。
それがこの『カレー屋 マルコ』だ!
だが、今日に限って閉まっていた。
“くっそ~!!何とかならんのか!”
「よし!今から行くぞ!」
俺はお店のドアに近づいて歩いていた。カミルは慌ててガルシアを阻止した。
「ちょ、ちょっと待って下さいよ!店閉まってますよ。明日にはお店が開くので行きましょうよ」
カミルは俺の体を止めつつ、必死に抑えた。俺も今思えば、頭おかしくなったんだと思う。店を閉めたにも関わらず、勢いで開けさせようしていた。
「せっかく、遠い国から来たんだ!上の人にも嫌味言われたんだ!だったら、夜遅くまで開けるのが常識じゃね?」
「閉まっているのが常識です!」
俺は世間的に言う非常識を押し通してきたと思う。だが、生まれてホヤホヤかもしれないが、弟子的な立場なのでそれが通りにくい。
このカミルも体張って『常識』という社会的に教えてもらっていたかもしれない。
「まぁ、まぁ、今日は店閉まって残念だけど、明日には念願のカレーが食べれるって、落ち込まず行こうや」
怒りで忘れてしまったのだが、ガストンも同情する仕草をした。
「ヤダ……『カレー屋 マルコ』は残念ながら閉まっているが、このマルクの町には何軒あるのよ。俺調べて2、3軒はあるとみた」
俺の野生の勘で“まだ、存在する”ことを知って、ますます燃え上がるような気持ちになった。取り残された2人は“いつ調べたんだよ…”と呆れた顔になった。
「よし!店が終わる前に急いでいこうぜ」
と“ランラン”した気分で先頭に立って歩いた。
ーーーー
これが今現在に至る。
俺はマルク中歩き回って3軒の店に寄ったが、ことごとく閉店。もしくは廃業の憂き目に合ってしまった。
しかも、ガストンは急遽、トゥリオ王の呼び出しを食らってしまって王に出向くことのなってしまった。
“まぁ、騎士団長トップとはいえ、応じればすぐに行く。本当に難儀なんだよなぁ…”
「だから、もう帰りましょうよ」
「うっせ!オヤジ、もういっぱい!」
普段なら、酒乱なんて無縁のはずがこうストレスが溜まると酒乱になってしまった…。
本当に今は反省している。
「おいおい、お客さん。体に毒だぜ?もう今日はこの辺にしといた方が良いよ」
ここの店主である、エルナンデスはため息混じりで説得した。ここで2つの選択肢がある。素直に応じなければ穏便に送還するのと、強気に応じれば強制送還の2つである。
まぁ、帰って頂くには変わりはないが…。
ここで思わぬ男からの発言があった。
「アレ?どこかで見たことがあると思ったら、騎士様じゃねーか?」
その男は相当、酔っ払っていた為ここでの発言能力は皆無だった。
“騎士様”
ダマスア王国において一般の人からしても良い印象ではなかった。もちろん、騎士はダマスア王国にとって、トップクラスに誇る地位にあたるが一般人においてそんなに高くない。いや、一般人の心の中では軽蔑ですら思っていた。
「おい?これ騎士様じゃねーよな?見間違いか?もし、そうだったら生きて返してはいけないよな?」
店中の男達は次々と剣や弓、クワに至るまで握り締め、殺気立っていた。それを見た、カミルは“ヤバイ…”と心臓の鼓動が早くなる。
「まぁ、待て」
そこに助け舟を出したのは、店主のエルナンデスである。エルナンデスは差別の目で見るかなのようにコチラを向いた。
「まぁ、見た感じじゃ…この辺のモノじゃないよな?初めてに応じて逃してやる。もう2度くんなよ」
「あぁ」
カミルは素直に応じた。もし、素直でなければ袋叩きにあっていたかもしれない。だが、もう一つ厄介な人がいた。ガルシアである。
「んあぁ?オヤジ、もういっぱい!」
店内は最悪な雰囲気だが、この男の人には関係がない。
エルナンデスが“フーッ”とため息まじりで、奥に引っ込めると中から、お持ち帰り用のグラスを取り出しカミルに渡した。
「これで良いよな?さぁ、帰ってくれ!」
「あの…お勘定は?」
「いらん!」
カミルはそのやり取りはあったのだが、店内は殺気立ってて素直に応じて帰ってしまった。
あとから知った話だが、素直に応じなかった検問の人は袋叩きにあったそうな…。
「もうやめましょうよ…」
俺は店のカウンターに座り“グデングデン”なりながら、酔っ払っていた。
そして、その隣にいたカミルが心配そうに座っていた。
“何故、そうなっていたか?”というと、そこには重要なキーワードが入っていた。
ーーーー
ここマルク近辺には、温暖な土地で海も上手く肉も美味い!だから、食文化に対するクオリティは凄く高い。
もちろん、カレーも同様である。
深みと辛味のあるカレーは日々、切磋琢磨して味の研究をしていた。中には世間の噂が絶えない『カレー屋 マルコ』という店があった。
そう、ガルシアの目的はこの『カレー屋 マルコ』だ!
『カレー屋 マルコ』は、数カ国に渡って歩んでいき、とうとう本場の味まで到達した。
それがこの『カレー屋 マルコ』だ!
だが、今日に限って閉まっていた。
“くっそ~!!何とかならんのか!”
「よし!今から行くぞ!」
俺はお店のドアに近づいて歩いていた。カミルは慌ててガルシアを阻止した。
「ちょ、ちょっと待って下さいよ!店閉まってますよ。明日にはお店が開くので行きましょうよ」
カミルは俺の体を止めつつ、必死に抑えた。俺も今思えば、頭おかしくなったんだと思う。店を閉めたにも関わらず、勢いで開けさせようしていた。
「せっかく、遠い国から来たんだ!上の人にも嫌味言われたんだ!だったら、夜遅くまで開けるのが常識じゃね?」
「閉まっているのが常識です!」
俺は世間的に言う非常識を押し通してきたと思う。だが、生まれてホヤホヤかもしれないが、弟子的な立場なのでそれが通りにくい。
このカミルも体張って『常識』という社会的に教えてもらっていたかもしれない。
「まぁ、まぁ、今日は店閉まって残念だけど、明日には念願のカレーが食べれるって、落ち込まず行こうや」
怒りで忘れてしまったのだが、ガストンも同情する仕草をした。
「ヤダ……『カレー屋 マルコ』は残念ながら閉まっているが、このマルクの町には何軒あるのよ。俺調べて2、3軒はあるとみた」
俺の野生の勘で“まだ、存在する”ことを知って、ますます燃え上がるような気持ちになった。取り残された2人は“いつ調べたんだよ…”と呆れた顔になった。
「よし!店が終わる前に急いでいこうぜ」
と“ランラン”した気分で先頭に立って歩いた。
ーーーー
これが今現在に至る。
俺はマルク中歩き回って3軒の店に寄ったが、ことごとく閉店。もしくは廃業の憂き目に合ってしまった。
しかも、ガストンは急遽、トゥリオ王の呼び出しを食らってしまって王に出向くことのなってしまった。
“まぁ、騎士団長トップとはいえ、応じればすぐに行く。本当に難儀なんだよなぁ…”
「だから、もう帰りましょうよ」
「うっせ!オヤジ、もういっぱい!」
普段なら、酒乱なんて無縁のはずがこうストレスが溜まると酒乱になってしまった…。
本当に今は反省している。
「おいおい、お客さん。体に毒だぜ?もう今日はこの辺にしといた方が良いよ」
ここの店主である、エルナンデスはため息混じりで説得した。ここで2つの選択肢がある。素直に応じなければ穏便に送還するのと、強気に応じれば強制送還の2つである。
まぁ、帰って頂くには変わりはないが…。
ここで思わぬ男からの発言があった。
「アレ?どこかで見たことがあると思ったら、騎士様じゃねーか?」
その男は相当、酔っ払っていた為ここでの発言能力は皆無だった。
“騎士様”
ダマスア王国において一般の人からしても良い印象ではなかった。もちろん、騎士はダマスア王国にとって、トップクラスに誇る地位にあたるが一般人においてそんなに高くない。いや、一般人の心の中では軽蔑ですら思っていた。
「おい?これ騎士様じゃねーよな?見間違いか?もし、そうだったら生きて返してはいけないよな?」
店中の男達は次々と剣や弓、クワに至るまで握り締め、殺気立っていた。それを見た、カミルは“ヤバイ…”と心臓の鼓動が早くなる。
「まぁ、待て」
そこに助け舟を出したのは、店主のエルナンデスである。エルナンデスは差別の目で見るかなのようにコチラを向いた。
「まぁ、見た感じじゃ…この辺のモノじゃないよな?初めてに応じて逃してやる。もう2度くんなよ」
「あぁ」
カミルは素直に応じた。もし、素直でなければ袋叩きにあっていたかもしれない。だが、もう一つ厄介な人がいた。ガルシアである。
「んあぁ?オヤジ、もういっぱい!」
店内は最悪な雰囲気だが、この男の人には関係がない。
エルナンデスが“フーッ”とため息まじりで、奥に引っ込めると中から、お持ち帰り用のグラスを取り出しカミルに渡した。
「これで良いよな?さぁ、帰ってくれ!」
「あの…お勘定は?」
「いらん!」
カミルはそのやり取りはあったのだが、店内は殺気立ってて素直に応じて帰ってしまった。
あとから知った話だが、素直に応じなかった検問の人は袋叩きにあったそうな…。
0
あなたにおすすめの小説
(完結)姑が勝手に連れてきた第二夫人が身籠ったようですが、夫は恐らく……
泉花ゆき
恋愛
蘭珠(ランジュ)が名門である凌家の嫡男、涼珩(リャンハン)に嫁いで一年ほど経ったころ。
一向に後継ぎが出来ないことに業を煮やした夫の母親は、どこからか第二夫人として一人の女性を屋敷へ連れてくる。
やがてその女が「子が出来た」と告げると、姑も夫も大喜び。
蘭珠の実家が商いで傾いたことを口実に、彼女には離縁が言い渡される。
……けれど、蘭珠は知っていた。
夫の涼珩が、「男女が同じ寝台で眠るだけで子ができる」と本気で信じているほど無知だということを。
どんなトラブルが待っているか分からないし、離縁は望むところ。
嫁ぐ時に用意した大量の持参金は、もちろん引き上げさせていただきます。
※ゆるゆる設定です
※以前上げていた作の設定、展開を改稿しています
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
借金5億で異世界転移、よりによって金本位制の世界だった
夜明け一葉
ファンタジー
32歳の個人トレーダー・佐藤慧は、5年間の雪辱を賭けたトレードで5億円の借金を抱え、意識を失った。目覚めると、そこは剣と魔法が存在する見知らぬ世界だった。常識が通じない異世界で、金貨を見るだけで嘔吐する「金アレルギー」を抱えながら、若き冒険者リナと出会い、生き延びる術を探し始める。諦めることだけができなかった男が、新たな世界で再び立ち上がる異世界サバイバル譚。
処刑から始まる私の新しい人生~乙女ゲームのアフターストーリー~
キョウキョウ
恋愛
前世の記憶を保持したまま新たな世界に生まれ変わった私は、とあるゲームのシナリオについて思い出していた。
そのゲームの内容と、今の自分が置かれている状況が驚くほどに一致している。そして私は思った。そのままゲームのシナリオと同じような人生を送れば、16年ほどで生涯を終えることになるかもしれない。
そう思った私は、シナリオ通りに進む人生を回避することを目的に必死で生きた。けれど、運命からは逃れられずに身に覚えのない罪を被せられて拘束されてしまう。下された判決は、死刑。
最後の手段として用意していた方法を使って、処刑される日に死を偽装した。それから、私は生まれ育った国に別れを告げて逃げた。新しい人生を送るために。
※カクヨムにも投稿しています。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
道化たちの末路
希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる