ガルシア戦記

千山一

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第3巻 最強龍の帰還

第3章 エピローグNo.1

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「ガルシア王に会わせろ!俺は代理人のカミルだ!知ってるだろう!だから、会わせろ!」

カミルが検問兵と説得するも怒りの質問責めを行い訴えた。“チラッ”と窓端に隠れて眺めてた。
“なんでここにいることが分かるんだよ……”俺は何も言わず隠れてこの部屋に潜伏していたが、ここ1週間、睡眠不足とストレスで胃が痛くて参ってしまった。
ラウルいわく
“そうと決まれば、すぐにでも国外に出て行くと良いですね……こちらにとってはすぐにでも出て行った方が良いのですが…”などとラウルが言っていたのだが、次の日の手配は遅れるわ…珍しく大雨だわ、シケが酷くて船が出ないわ、かといって陸路に行けばレンタルをしていた馬や荷物がこの混乱で出払っているわで、ほとんど缶詰状態になってしまった。
……ただ缶詰状態なら、まだ良いかもしれないがカミルの夜の奇襲それと夜の抗議などで夜もほとんど一睡もできず、俺を含めてシルバードラゴンは相当ストレスがかかっており、レッドも呼ぶか呼ばないかで悩んでいた。
なので、結局俺とシルバードラゴンは二人の潜伏しないだろうという家に住み着いた。ちなみに怒らせたレッドは草1本も生えない土地に成り下がるという……。

「おい、レッドを呼ぶのだけはやめろ」

俺は“キリッ”とシルバードラゴンを向いた。
“ちなみに昨日、俺が思いついた秘策があった。どうなるか分からないが、ここで秘策がヒットすれば世界の平和を維持することができるのだ。

「なぜ、いかんのじゃ?ここで我慢すれば、おそらく追い込まれるのじゃ!追い込まれる前……」

シルバードラゴンがそう話を終える前に平手でシルバードラゴンを思いっきり引っ張っ叩いた!

「このバカチンが!!!」
ーーバッチーーーン

おそらくシルバードラゴンが引っ張っ叩たいた平手打ちはあまり痛くないのだろうが、心のハートには響いたに違いない。

「苦しい時こそ黙ってしのぶ。それが青春だろが!!」

俺は“3年◯組◯八先生”をイメージしながら、説得に試みた……これが“秘策”である。

「……わ、わかったぞよ」

“よっしゃ!!秘策成功!!どうだ見たか!?”
心の中で拳を握り締めてガッツポーズをした。
“これで世界の平和が保たれた……うぉ!!!”

「どうかされましたか?」

気がつけば背後から“レッド”がいたのだ。俺の汗が大量に吹き出し、俺の鼓動が急速に高速した。

「よい、いいのじゃ!今まで悩んで追い詰められことがバカらしくなってのう…」
「違うんかい!」

シルバードラゴンの胸に思いっきりツッコミを入れた。シルバードラゴンはどこか楽しそうだ。
“まぁ、実験はある意味“失敗?”したけど、この状況は結果オーライだよなぁ…なんだか、凄悔しいのとある意味で嬉しいの半々の気分で複雑になってしまった。

「シルバードラゴン様、ここは思いきって滅ぼしましょうか?」
「よい」
「了解致しました」

レッドはとんでもない提案遠したのだが、それはあえなく撃沈し、深々と頭を下げて敬意を表した。
“何気ない言葉のキャッチボールも下手したら人類滅亡の危機でもあるんだよなぁ”

「……何を話してるんですか?」

背後から聞き覚えのある言葉があった。それは“ラウル”である。ラウルは途中、何を喋っているのか分からず純粋に疑問に思うことを質問したのだ。

「聞いてはいけないことなのですね…まぁ、良いでしょう」

ラウルは冷静に“コホンッ”と咳払いをした。
“逆にこの状況だと冷静ではいられないぞ!!それは何故だって?そりゃ、毎日抗議の声が聞こえるわ!ドラゴン教の宗教勧誘になるわ!でノイローゼになってもおかくしなりそうだわ…”

「皆さんに朗報です。毎日、抗議に悩まされず、勧誘も気にならない…そんな夢のような旅があるんです!行ってみたいと思いませんか?」
「おぉ!!是非行ってみたい!」

“なんだか、夢のようだ!”俺の胸が急速に高鳴っていき、急速にやる気に満ちてきた…だが、同時に一抹の不安がそこにはあった。

「それは“夜逃げ”です」
「夜逃げ!!」

俺はそのワードを聞いて、目の前が真っ暗になり膝から崩れ落ちそうになった。
“人生ってなんなんだよう!!”
俺は今まで生きた中でこんなに恨めしいことはないと感じてしまった。
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