ガルシア戦記

千山一

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第4巻 放浪の亡命者

第3章 腐れ縁の再会No.2

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爆音と共に両手を広げて現れたアレスはとても晴れやかに現れた。

「サプラ~イズ!!ハハハ!!!」
「……」

一同はドン引きしている中、アレスはそれはとてもとても快感で……もとい、最高の笑顔になってしまった。

「いいですよ!いいですよ!いい!!アナタ達のドン引きした顔!どうしようもなく、どこにぶつけて良いのか分からずの怒り!……あぁ、美味ですよ!美味!」

“アレスって、こんなやつだっけ?”と思った俺は“チラッ”とアレスの方へ向いた。
“あ……そっちね……”
アレスはSっ気たっぷりの表情をしたのだ。その光景は怒りを通り越して、ますますドン引きを深めていた。と、その時突然、心の声が響いてきた。
ーーー俺から言ってやる。貸せ!
“おっ!デーヤンやるぅ!”と思ったが“甘えたらつけ上がる!”と思い、1度だけ突き放してみる。

「何で体を貸すわけ?…ってさてはお前、俺の体乗っ取ろうとしようとしているな?」
『………』

“フ、フ、フ…ここで俺がガッツンと言ってしまえば後は思い通りに運べるなぁ…”
俺はこの世とは思えないぐらいの顔をしていたように思えるが、本来の顔なら無表情なのである。
“俺のポーカーフェイス最高!!”

「……おまえ、そんなこと思ってたんだな?」
「えっ?」
『俺(デーヤン)とお前(ガルシア)は、いわば一心同体。俺が思っていることはお前なら分かるし、お前が思っていることは分かるんだなぁ…コレが』
「No!!!!!」

“しまった!!!一心同体っていうのを忘れてた!!”
俺はデーヤンの言葉を素直に受け入れた。俺はその直後にデーヤンの魂を受け入れてデーヤンの姿になった。

「おぉ、デーモンキング様!お久しぶりです!」
「よっアレス。元気だったか?」

アレスは俺のことをデーヤンを気がつくと床に跪いた。俺もアレスの方へゆっくり歩いていた。

「ところでお前さぁ……」

デーヤンはかつて無い程冷たい目線をした顔を向けたと同時にこう言い放った。

「スゲーじゃん!!やるなぁー」
「お褒めに応えて恐縮です(^^)」

ーーーなんでやねん!!!
俺はデーヤンの中で心の魂を叫んだ!それを見た、アレスは“美味!”と叫びながら“ピクピク”している…。
“やはりコイツ、Sかぁ?”

「ふぁ……流石に眠いなぁ。そろそろ交代するわ」

“ふとっ“疑問に思った。体の乗っ取りの可能性が高いのに何故交代するのか?…。
ーーーそれは、お前(ガルシア)と一緒の方が面白いと思ったからよ。俺は何を隠そう“最強”だ!魔王の称号も持っている。だから、今まで何百万、何千万、何億万の人を殺めたことがある。結果は“虚しい…”だ。
だが、空しいから止める訳にはいかなかった…こちらが望んでも相手が殺意があると思ったら殺す…。まるで、負のスパイラルみたいだなぁ?ヒャヒャヒャ!!
だが、お前と居るとスゲー楽しい!お前はカレーのことばかり考えて、カレーの事なら命をかける男だ!……要は、お前という俳優が魅せる映画みたいものだからな。
…まぁ、面白くなかったら消すけど。

「………」

“俺は感動した!!どんなにチャランポランでも見ている人は見ているだなぁ…。まぁ、最後の一言は引っかかるけど”
その直後、俺は自分の体。つまり元の位置に収まった。アレスは、あからさまに残念そうな顔をした。

「なんだよ……」
「いえいえ、デーモンキング様が奥へ引っ込みましたので…」

“カチン”
どうせ、俺はデーモンキングみたいに強くないですよ!”俺は“フン”と顔を向いた。

「……そろそろ、茶番はええかのう。本題に入るぞよ。まずは結論から言う。おぬし、チャンドラという娘、眠り続けておるが、おぬしの仕業か?仕業なら解除したいが、どうすれば良いかのう?」

“よくまぁ、ヅケヅケ言うなぁ”俺は呆れ返った。と感じたと裏腹にアレスは冷静な顔で淡々としていた。

「えぇ、シルバードラゴン。アナタの質問に答えてましょう。その質問の答えは正解と反対の2つあります」
「2つ?何故、2つなのじゃ?」

シルバードラゴンが単刀直入に疑問を投げかけた。

「2つですよ。まず、最初に“仕業”と言いましたよね。これは反対で勝手にマジックチャクラから奪われたんです」
「……子供じゃな?」

俺は驚愕していた。“おいおい…子供を育てる大人が勝手に奪われるなんて…”俺は聞き耳を立てながら無言を貫いた。

「そうですよ。子供はマジックチャクラを黙って奪う。そして、大人はそれに気が付かずドンドン奪われて、やがて永遠に眠る…私を恐れず年に1回、会いに来たのにねぇ」

“そうだ。チャンドラはアレスに対して“悪魔”だと知り、会いにいかなかったのだ。”

「うむ。それは納得した。じゃが、1度起きたとて、毎回眠ってしまうのは忍びないかのう…なんか、良い案はないか?」

シルバードラゴンは真剣な顔でアレスの方へ向いた。まるで、懇願しているようなだった。

「あるっちゃありますよ」

アレスは目を光らせてシルバードラゴンの方へ向いた。

「それは……」

それはシルバードラゴンも驚愕するような内容であった。
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