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1話 あの日とこれからと
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「オトナになったらワタシたちここでまた会ってその時、結婚しようね。」
こんな約束、子供同士のその場だけの話でそれを十数年経っても本気にしている愚か者は日本に何人といないだろう。なんなら約束をしたことすら忘れているなんてことすらある。幼いときの恋愛なんてそんなもんだ。本当に結婚したいわけではなく、ただ大人のマネがしたいだけ。ここまで昔の約束を否定するのには理由がある。その理由は、記憶の彼方の女よりこれから出会う女がいいという単純な性欲が俺を動かしているからだ。そして俺は、
「夢物語や画面の中の彼女じゃなくて俺は、本物の超絶美少女で超絶巨乳のおねえさんとお付き合いする!そのために大学に行く!」
高校時代の友人に卒業式の日の打ち上げで堂々と宣言した。他の席に座っていたクラスメイトの女子の一部からは冷たい視線を受けていたので、俺は「お前らのことじゃないから安心しろよ」と言わんばかりにウインクをしてみせた。すると卒業式の打ち上げという皆がそれぞれの門出を祝う日にも関わらず俺に対する悪口大会が開催された。
そんなこんなで卒業式の打ち上げは終了し俺は家路についた。明日1日実家で暇を満喫したら明後日に引っ越し作業をし、その後本格的に一人暮らしが始まる。
2日後、俺は今一人暮らしの家の引っ越し作業をしていた。とは言ってもほとんど業者がやってくれたので俺のやることといえばダンボールの荷解き程度だった。荷解きを終え俺はついに念願の誰にも縛られない自由な生活をスタートさせた。そして俺は某海賊漫画の麦わら帽子の人のセリフを思い出しこう叫んだ。
「この海で1番自由な奴が海○王なんじゃーい!!」
その言葉を最後にしばらく俺は家には帰らず昼間は友達と遊び尽くし夜はひたすら大人な世界をエンジョイした。
入学式前には生活リズムは完全に崩れた。
そして迎えた入学式の朝、卸したてのスーツに身を包みこれから始まる大学生活に胸を躍らせ新たな世界への扉を開くように家のドアを開けた。土砂降りである。俺の人生の新たなスタートは雨。雨すぎた。普通に外でなくていいやってなるくらい雨だった。しかし今日は入学式。家を出て駅に向かう途中、強い風が吹いた。目の前の人の傘がすごい勢いで飛ばされてしまったのを見た俺は一応声をかけようとその人に近づいた。傘をさしていたため気が付かなかったが目の前の人は女性だった。格好から察するにOLさんか俺と同じように大学の入学式に向かう人のどちらかだろう。大丈夫ですかと声をかけようとしたときその女性と目があった。その時俺は幼少期のあの約束を思い出した。
ーーーオトナになったら結婚しようね。ーーー
俺は彼女を知っている。そう思い口を開くと彼女も何か思ったのか口を開き二人でこう言った。
「「君の名は」」
こんな約束、子供同士のその場だけの話でそれを十数年経っても本気にしている愚か者は日本に何人といないだろう。なんなら約束をしたことすら忘れているなんてことすらある。幼いときの恋愛なんてそんなもんだ。本当に結婚したいわけではなく、ただ大人のマネがしたいだけ。ここまで昔の約束を否定するのには理由がある。その理由は、記憶の彼方の女よりこれから出会う女がいいという単純な性欲が俺を動かしているからだ。そして俺は、
「夢物語や画面の中の彼女じゃなくて俺は、本物の超絶美少女で超絶巨乳のおねえさんとお付き合いする!そのために大学に行く!」
高校時代の友人に卒業式の日の打ち上げで堂々と宣言した。他の席に座っていたクラスメイトの女子の一部からは冷たい視線を受けていたので、俺は「お前らのことじゃないから安心しろよ」と言わんばかりにウインクをしてみせた。すると卒業式の打ち上げという皆がそれぞれの門出を祝う日にも関わらず俺に対する悪口大会が開催された。
そんなこんなで卒業式の打ち上げは終了し俺は家路についた。明日1日実家で暇を満喫したら明後日に引っ越し作業をし、その後本格的に一人暮らしが始まる。
2日後、俺は今一人暮らしの家の引っ越し作業をしていた。とは言ってもほとんど業者がやってくれたので俺のやることといえばダンボールの荷解き程度だった。荷解きを終え俺はついに念願の誰にも縛られない自由な生活をスタートさせた。そして俺は某海賊漫画の麦わら帽子の人のセリフを思い出しこう叫んだ。
「この海で1番自由な奴が海○王なんじゃーい!!」
その言葉を最後にしばらく俺は家には帰らず昼間は友達と遊び尽くし夜はひたすら大人な世界をエンジョイした。
入学式前には生活リズムは完全に崩れた。
そして迎えた入学式の朝、卸したてのスーツに身を包みこれから始まる大学生活に胸を躍らせ新たな世界への扉を開くように家のドアを開けた。土砂降りである。俺の人生の新たなスタートは雨。雨すぎた。普通に外でなくていいやってなるくらい雨だった。しかし今日は入学式。家を出て駅に向かう途中、強い風が吹いた。目の前の人の傘がすごい勢いで飛ばされてしまったのを見た俺は一応声をかけようとその人に近づいた。傘をさしていたため気が付かなかったが目の前の人は女性だった。格好から察するにOLさんか俺と同じように大学の入学式に向かう人のどちらかだろう。大丈夫ですかと声をかけようとしたときその女性と目があった。その時俺は幼少期のあの約束を思い出した。
ーーーオトナになったら結婚しようね。ーーー
俺は彼女を知っている。そう思い口を開くと彼女も何か思ったのか口を開き二人でこう言った。
「「君の名は」」
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