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おもいは
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カチャカチャ コポコポ
ガチャ
「?」
祐希起きたのかなぁ
それにしては早すぎる…
「おはよう 今日は早起きだね。」
「あぁ…」
「また、変な夢でもみたの?」
「うん…」
「気分は大丈夫?仕事休む?」
「いや、仕事にはいく」
「わかった。でも、きつい時は言ってね。」
心配だ…
顔色も悪いし、無理させたくない
どうしようかなぁ
あの仕事とこの仕事だけ今日はして
早めに終わらせよかなぁ…
「なんで最近パンケーキ食べてるの?」
え!?
「最近パンケーキ作るのにハマってて」
そりゃおかしいよな…
前まで普通にパン食べてたのに
しかも、甘党でもないのにこんなおじさんが…
パンケーキだなんて
なんやかんや曖昧に 会話を交わして
車に乗り会社へと向かう
それから数日がたった
ゆうは現れなかったが祐希は体調が良くなさそうだ
明日の結婚式があるがやめようか
「祐希、日曜日行くのやめようか?」
「大切な日なのに欠席するわけにはいかない」
「無理しないでね」
月曜日に休みをとってもらって病院に連れて行くかぁ
日曜日は
晴れて心地いい風が日になった
2人は愛を誓い
それを暖かい拍手で祝福する
「二人お似合いだね。」
いいなぁ
同性で両思いなんて奇跡に等しいと思う
こんな日が来ることはないとわかっていても
好きなものは好きだし
変えられない
祐希には断られたけど 諦められないし
そばに入れるならこれでいい
逆に気持ちは伝えられないけど
同居してるし
こんないいことはない
これ以上望んだら壊れるし
そのままでいい
「そうだね。ご両親も理解ある人だったし、
優しい家族だね。」
「うん…」
なんか
嬉しいのに 悲しいなぁ
どさ
祐希がいきなり倒れた
「祐希!?」
声をかけるが目を開ける様子がない
心臓に耳を当てると
ドクドクと聞こえれる
スタッフに声をかけホテルの医務室へと運ぶ
「疲労をかけすぎた…」
やっぱり止めるべきだった。
祐希はしっかりしてるし
本人も大丈夫と言っていたから
安心していたけど
「ゆず?」
祐希はベッドから起き上がった
「祐希頭痛くない?まだ寝てて」
ポタり
一滴の雫が祐希の手の甲に落ちる
「?」
「違うよ、ゆうだよ…」
「ゆう!?」
これまで睡眠中に入れ替わることはあったけど
気絶して入れ替わるなんてなかった
やばい、ゆうに祐希がいることがばれる
ゆうは私の頬に手を伸ばし
そっと添えた
「どうしてそんなに悲しい顔するの?」
潤んだ瞳で見つめられた
「だっていきなり倒れるんだよ
悲しい顔じゃないよ、心配してるんだよ」
「祝福される2人を悲しそうにみてたじゃん」
「?」
朝の会話から祐希だったはず
「ねぇ、ゆう。変なこと聞くかもしれないけど
わからなかったらわからないでいいんだけど…
今日のこといつから覚えてる?」
「式が始まってから…
祐希は馬鹿だから気づかないだもん…あぁ…」
「!?
ゆうは祐希を知ってるの?」
「知ってる…」
「なんで言わなかったの?」
これまでのはなんだったんだ…
「じゃあ、祐希はゆうを知っているの?」
「知ってるかも…」
「かも?」
「お願い、祐希には言わないで…」
ねぇお願いとぐずぐず泣き出した
「え?ちょっと混乱してる…
とりあえず病院に行こう。」
「ヤだ…」
体も頭も大丈夫と本人は言うこと
とどうしようもなく病院を拒む
ゆうに負けて家に帰ってきた
「とりあえず何かあるかもしれないから寝て」
「柚鈴がいなきゃヤだ」
祐希でもゆうでもこんな駄々をこねるのは初めてみる
「わかったから…」
2人はベットで布団に入り向かい合いながら寝た
「ねぇ、柚鈴…」
「どうした?」
「ハグしてよ」
「え?…」
「嫌?」
なんでこんなに積極的なの
またそんなに瞳を潤ませて
これは違う
夢だ、きっと夢か妄想だ
「いいよ」
どうか神様 今だけ心臓の音を止めてください
ゆうに体がぎりぎりあてないように
腕をまわす
「ねぇ柚鈴 最後に僕のお願いを聞いて」
「最後?」
「嘘でいいから好きって言って…」
「…」
チュ
「あの日からずっとずっと好きだったよ
柚鈴がどれだけ兼悟さんが好きで忘れられなくても
一回振られてるのに諦められずごめんね
これでもう最後だから」
「ゆう?」
ゆうは眠ってしまった
ガチャ
「?」
祐希起きたのかなぁ
それにしては早すぎる…
「おはよう 今日は早起きだね。」
「あぁ…」
「また、変な夢でもみたの?」
「うん…」
「気分は大丈夫?仕事休む?」
「いや、仕事にはいく」
「わかった。でも、きつい時は言ってね。」
心配だ…
顔色も悪いし、無理させたくない
どうしようかなぁ
あの仕事とこの仕事だけ今日はして
早めに終わらせよかなぁ…
「なんで最近パンケーキ食べてるの?」
え!?
「最近パンケーキ作るのにハマってて」
そりゃおかしいよな…
前まで普通にパン食べてたのに
しかも、甘党でもないのにこんなおじさんが…
パンケーキだなんて
なんやかんや曖昧に 会話を交わして
車に乗り会社へと向かう
それから数日がたった
ゆうは現れなかったが祐希は体調が良くなさそうだ
明日の結婚式があるがやめようか
「祐希、日曜日行くのやめようか?」
「大切な日なのに欠席するわけにはいかない」
「無理しないでね」
月曜日に休みをとってもらって病院に連れて行くかぁ
日曜日は
晴れて心地いい風が日になった
2人は愛を誓い
それを暖かい拍手で祝福する
「二人お似合いだね。」
いいなぁ
同性で両思いなんて奇跡に等しいと思う
こんな日が来ることはないとわかっていても
好きなものは好きだし
変えられない
祐希には断られたけど 諦められないし
そばに入れるならこれでいい
逆に気持ちは伝えられないけど
同居してるし
こんないいことはない
これ以上望んだら壊れるし
そのままでいい
「そうだね。ご両親も理解ある人だったし、
優しい家族だね。」
「うん…」
なんか
嬉しいのに 悲しいなぁ
どさ
祐希がいきなり倒れた
「祐希!?」
声をかけるが目を開ける様子がない
心臓に耳を当てると
ドクドクと聞こえれる
スタッフに声をかけホテルの医務室へと運ぶ
「疲労をかけすぎた…」
やっぱり止めるべきだった。
祐希はしっかりしてるし
本人も大丈夫と言っていたから
安心していたけど
「ゆず?」
祐希はベッドから起き上がった
「祐希頭痛くない?まだ寝てて」
ポタり
一滴の雫が祐希の手の甲に落ちる
「?」
「違うよ、ゆうだよ…」
「ゆう!?」
これまで睡眠中に入れ替わることはあったけど
気絶して入れ替わるなんてなかった
やばい、ゆうに祐希がいることがばれる
ゆうは私の頬に手を伸ばし
そっと添えた
「どうしてそんなに悲しい顔するの?」
潤んだ瞳で見つめられた
「だっていきなり倒れるんだよ
悲しい顔じゃないよ、心配してるんだよ」
「祝福される2人を悲しそうにみてたじゃん」
「?」
朝の会話から祐希だったはず
「ねぇ、ゆう。変なこと聞くかもしれないけど
わからなかったらわからないでいいんだけど…
今日のこといつから覚えてる?」
「式が始まってから…
祐希は馬鹿だから気づかないだもん…あぁ…」
「!?
ゆうは祐希を知ってるの?」
「知ってる…」
「なんで言わなかったの?」
これまでのはなんだったんだ…
「じゃあ、祐希はゆうを知っているの?」
「知ってるかも…」
「かも?」
「お願い、祐希には言わないで…」
ねぇお願いとぐずぐず泣き出した
「え?ちょっと混乱してる…
とりあえず病院に行こう。」
「ヤだ…」
体も頭も大丈夫と本人は言うこと
とどうしようもなく病院を拒む
ゆうに負けて家に帰ってきた
「とりあえず何かあるかもしれないから寝て」
「柚鈴がいなきゃヤだ」
祐希でもゆうでもこんな駄々をこねるのは初めてみる
「わかったから…」
2人はベットで布団に入り向かい合いながら寝た
「ねぇ、柚鈴…」
「どうした?」
「ハグしてよ」
「え?…」
「嫌?」
なんでこんなに積極的なの
またそんなに瞳を潤ませて
これは違う
夢だ、きっと夢か妄想だ
「いいよ」
どうか神様 今だけ心臓の音を止めてください
ゆうに体がぎりぎりあてないように
腕をまわす
「ねぇ柚鈴 最後に僕のお願いを聞いて」
「最後?」
「嘘でいいから好きって言って…」
「…」
チュ
「あの日からずっとずっと好きだったよ
柚鈴がどれだけ兼悟さんが好きで忘れられなくても
一回振られてるのに諦められずごめんね
これでもう最後だから」
「ゆう?」
ゆうは眠ってしまった
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