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第50話:恥辱の果てに

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自分のペ○スをきゅっと握る。驚くほど硬くてあつい肉棒を僕はゆっくりしごき始めた。



「はっ!はぁ!はぁ!」


その様子をしゃがみこんでじっと見つめるテレジア。心なしか頬が上気しているようにも見える。



「はあ!あっ!あぁ」


気持ちいい。発情状態の自慰がこんなに気持ちのいいものだなんて。女性にまじまじと見られながら裸になって、しかも夜の森の中で自慰に一生懸命ふける僕は相当滑稽だろう。



先からは我慢汁があふれ、ペ○スをしごいているだけなのにくちゅくちゅといやらしい音がする。早く、早く射精したい!その一心でしごく速度を次第に上げていく!



気がつけば僕のペ○スじゃないところからもくちゅくちゅといやらしい音が聞こえる。テレジアだ。僕の自慰に釣られてしまったのか、気がつけば息を荒くしてしゃがみこんだまま自分の性器に手を当ていじっているテレジアがいた。



「はぁ!はぁ!あっ!ああ!」

僕はその姿にさらに興奮し激しくストロークをする。


「んんっ!あぁああ!いいわ坊や!かわいい子、気持ちいいの?外で裸になってオナニーする姿を私に見られながら感じているのね!」



そういうテレジアもそんな情けない僕の姿に興奮し陰部をかき回す!




「あぁあ!気持ちいいです!こんなあられもない姿をおねえさんに見られながら!興奮して手が止まらないんです!あぁ!出そう!射精しちゃいそうです!」




「いいわよ、私の前で出しなさい!ほら、出して!」


「あっぁっああ!出る!」





どびゅっ!びゅっ!びゅ!



「くぅ!ああああぁあっ!あっあっ!」




あつい精液がペ○スを通るのがわかる!じらされて溜まりに溜まった精液が大量に吐き出され、全身が快感で溶けるようだ。




そんな姿をテレジアはいとおしそうに見つめる。そのときようやく自分が一緒になって自慰行為していたことに気がついたようだ。





「私としたことが…性欲は強いわけじゃないのに。面白いわね、本当に面白い坊や。あなたは殺さずにつれて帰ろうかしら」





「いや、そうはさせねぇよ!ᛒᛚᚨᛋᛏブラスト!」



何者かによってテレジアに放たれた突風はテレジアの体を吹き飛ばした!




「大丈夫か少年・・・少年?」




「ろ、ロアンさん・・・」




現れたのはロアンさんだった。そこまで認識したところで、僕は意識を失ってしまった。




「どこの誰かしら?この私の邪魔をするなんて、命知らずもいいところね」



「どこの誰?この顔みてわかんねぇかよ!会いたかったぜぇ、本当に封印が解けてるとはな、オニキスの魔女!」



テレジアは最初に一瞬で移動したときのように、またもや一瞬で空中に移動していた。ダメージというダメージは一切見当たらない。



ロアンさんの顔をまじまじと見るテレジアだが、本当に覚えはないようだ。



「知らないわね。あなたみたいな人」



その言葉にちっと舌打ちするロアンさん。



「だろうとおもったぜ。まぁいい。あんたを殺すのは別の機会にするとしよう」



「別の機会?ここから逃げる気なのかしら。この私から逃げられると?」



殺意みなぎる視線を向けるテレジアに一切臆することなく、ロアンさんは僕の服を回収し体を担ぐ。



「当然。造作もないことだ。今回は見逃してやるが次はない。今度こそ息の根を止める。封印だなんて生易しいこと俺はしないからな」




そうはき捨てるとロアンさんは魔方陣を展開する。



ᛖᛉᚲᚺᚨᚾᚷᛖ座標転換



魔法陣が放つ光に包まれ、二人の姿は忽然と消えた。




(・・・テレポーテーション、そんな高度な魔術じゃないわね。場所の入れ替えって所かしら。追えるけど、深追いはしないほうがいいわ。もう少し力を蓄えてからじゃないと、ね)





魔女はふわりと舞い上がり、夜の闇へと姿を消していった。

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