12 / 12
12.違和感
しおりを挟む
◇
「よし……っと。まあこんだけあればいいか」
戦闘後、カイルはゴブリンの死体から耳を切り落とし、麻袋に詰めていた。
「うげぇ……気持ち悪くてちょっと吐きそう……。ゴブリンの耳なんて本当に必要なの……?」
「そりゃあ討伐を証明するためには必要だろ。証拠もなく任務完了とは言えないし」
「そうだ情けないぞミーナ。魔物退治を主な生業とする星降りの杖において、これしきのこと茶飯事なのだからな」
「ぐ……マロゥに正論を言われるとなんかムカツク……っていうか、あんただってカイルに任せっきりで何もやってないじゃないのよ!」
隣で突っ立っていたマロゥに向け、今にも襲いかかりそうな勢いでこぶしを振り上げるミーナだったが、戦闘や探索の疲れもあってか、溜め息をつき不服そうな顔で腕を下ろした。
「はあ……怒ったらお腹空いてきちゃった。ゴブリン討伐も済んだことだし、早くマティカ村へ帰ってゆっくり休みましょ」
「おいおい……さすがに飯ぐらいは食べるけど、あんまりゆっくりとはしてられないぜ? 成否は当然として、任務完了までの経過時間も評価のうちなんだからな」
「う……そうだったわね」
一晩は身体を休めるつもりだったミーナは、カイルの指摘に苦い表情をする。
「てもまあ……ゴブリンリーダーっていう想定外の強敵を倒せたんだし、多少は休憩してもいいかもな」
「そっ、そうよね! ねえみんな、マティカ村の特産品はチーズって聞いたの! 食べてみましょうよ」
「フッ……いざ、安息の地へと魂を導こう……!」
見事、自らの役目を果たしたマロゥたちは、まだ見ぬごちそうと達成感により疲れを忘れ、意気揚々と帰路につくのだった――
◇
「ふぅ……ようやく寛げるぜ。なあマロゥ」
ドカッとソファーに身を投げ、だらんとした体勢で寝そべるカイル。
対するマロゥは、意味もなく窓際に寄りかかり、すっかり暗くなった村の様子を眺めていた。
「風が騒いでいる……」
「いや、せいぜいそよ風程度しか吹いてないだろ」
ここは村にある空き家。一行は食事を済ませたら学園へ帰るつもりだったが、サイモンによる予想を超える歓待を無碍にもできず、結局一晩泊まることになったのだ。
木造の空き家は少々老朽化しているが、定期的に手入れをされているようで、休むのには申し分ない。ただ、部屋は少ないので、マロゥとカイルは相部屋となっていた。
「しかしまあ……初めての実戦にしちゃあ上出来だったよな、俺たち。学園での授業が活きてるっていうか……技術だけじゃなくて、精神面でも鍛えられてたって感じ」
カイルは傍らに置いていた剣に触れながら、今日の出来事を思い返していた。
剣の修行は幼少より重ねてきたが、魔術と剣とを組み合わせるバトルスタイルは、学園に来てから編み出したものだ。
それを遺憾なく発揮できたのは、学園での指導の賜物に他ならない。
「俺たちって結構バランスの取れたチームなのかもな。俺が近接で敵を抑えながら、大火力固定砲台のお前を守って……ヤバそうなとこをミーナがサポート。ゴブリンの群れもどうにかできたし――って、おい。聞いてるのかマロゥ?」
一向に返事がないマロゥの様子を窺うため、カイルはソファーから起き上がった。
「おい、カイル……あれ……」
「ん……?」
久々に聞く素に近いマロゥの声に不安を掻き立てられ、カイルは慌てながらマロゥが外を覗いていた窓に顔を寄せる。
「あれは確か……エルナちゃん……?」
カイルが見たのは、マティカ村で最初に出会った幼い少女の後ろ姿。
「なんでこんな時間に……」
村人であるエルナが外をうろついていても不思議なことではない。だが、村の中とはいえ、こんな夜中にひとりで……それも灯りすら持たずに出歩いているのは明らかにおかしい。
「行くぞカイル」
それだけ言って、脱いでいたマントを羽織り、マロゥは部屋を出ていった。
「お、おい! 待てってマロゥ! ……ったく、相変わらず感情の赴くままに動きやがって。……そうだ、一応ミーナにも声かけておかないとだな」
◇
マロゥが空き家を出て走っていくと、すぐにエルナへと追いついた。
そして、彼女の前方へと回り込み、バサッとマントをなびかせる。
「フフ……待つのだ少女よ。今宵は風が騒いでいる……おとなしく鳥籠の内へと戻るがいい」
カッコつけながら行き先を塞ぐが、エルナは一切反応を示さず、マロゥのすぐ横を通りすぎる。
「ム……ど、どうしたのだ少女よ。この聖域の救世主たるこの俺、深淵の魔術師のことを忘れたとでもいうのか……!? ほ、ほらこの顔、覚えてい――――」
昼間に会ったときには魔術師の存在に目を輝かせていたエルナだったが、今は何の反応も示さない。それどころか、マロゥの存在を無視しているようにも思える。
そんなエルナの前へと再び回り込んだマロゥは、エルナの目線に合わせて屈み、それと同時に絶句してしまう。
「――っ」
――虚無。そんな言葉が相応しいほどに、少女の瞳からは光が失われていた。
太陽のような笑顔も、底無しの活発さも、何もかもすべてが。
固まっているマロゥを無視して、エルナは歩を進めていった。
彼女の小さな背中は妙に揺れがなく、ただ真っすぐに――まるで地面に刻まれた見えない線の上をなぞる操り人形のように進んでいく。
かつて陽の光そのもののように跳ね回っていた少女の姿は、そこには欠片も残っていなかった。
「おいマロゥ、なに固まってるんだよ。エルナちゃんは大丈夫だったのか?」
「……もう、今何時だと思ってるのよ。つまらない用事だったら許さないんだからね!」
呆然としているマロゥのもとへ、カイルとミーナが駆けつける。
呆れの感情が二人の感情の大半を占めていたが、マロゥのただならぬ様子を見て、瞬時に思考を切り替えた。
「……何があった?」
カイルの問いに、マロゥはゆっくりと立ち上がりながら重く閉ざされていた口を開く。
「……どうやら、まだ幕を閉じるには早かったようだ。――いや、これからが始まりなのかもしれないな」
たった半日足らずで、こうも人が変わってしまうものなのだろうか。――否。そんなはずはない。
何か……ゴブリンとは違う別の何かが干渉している。
むしろゴブリンの一件は、その得体の知れない『何か』を隠すためのカムフラージュだったのではないか。マロゥはそれを確信し、遠くなりつつあるエルナの背中を追うのだった。
「よし……っと。まあこんだけあればいいか」
戦闘後、カイルはゴブリンの死体から耳を切り落とし、麻袋に詰めていた。
「うげぇ……気持ち悪くてちょっと吐きそう……。ゴブリンの耳なんて本当に必要なの……?」
「そりゃあ討伐を証明するためには必要だろ。証拠もなく任務完了とは言えないし」
「そうだ情けないぞミーナ。魔物退治を主な生業とする星降りの杖において、これしきのこと茶飯事なのだからな」
「ぐ……マロゥに正論を言われるとなんかムカツク……っていうか、あんただってカイルに任せっきりで何もやってないじゃないのよ!」
隣で突っ立っていたマロゥに向け、今にも襲いかかりそうな勢いでこぶしを振り上げるミーナだったが、戦闘や探索の疲れもあってか、溜め息をつき不服そうな顔で腕を下ろした。
「はあ……怒ったらお腹空いてきちゃった。ゴブリン討伐も済んだことだし、早くマティカ村へ帰ってゆっくり休みましょ」
「おいおい……さすがに飯ぐらいは食べるけど、あんまりゆっくりとはしてられないぜ? 成否は当然として、任務完了までの経過時間も評価のうちなんだからな」
「う……そうだったわね」
一晩は身体を休めるつもりだったミーナは、カイルの指摘に苦い表情をする。
「てもまあ……ゴブリンリーダーっていう想定外の強敵を倒せたんだし、多少は休憩してもいいかもな」
「そっ、そうよね! ねえみんな、マティカ村の特産品はチーズって聞いたの! 食べてみましょうよ」
「フッ……いざ、安息の地へと魂を導こう……!」
見事、自らの役目を果たしたマロゥたちは、まだ見ぬごちそうと達成感により疲れを忘れ、意気揚々と帰路につくのだった――
◇
「ふぅ……ようやく寛げるぜ。なあマロゥ」
ドカッとソファーに身を投げ、だらんとした体勢で寝そべるカイル。
対するマロゥは、意味もなく窓際に寄りかかり、すっかり暗くなった村の様子を眺めていた。
「風が騒いでいる……」
「いや、せいぜいそよ風程度しか吹いてないだろ」
ここは村にある空き家。一行は食事を済ませたら学園へ帰るつもりだったが、サイモンによる予想を超える歓待を無碍にもできず、結局一晩泊まることになったのだ。
木造の空き家は少々老朽化しているが、定期的に手入れをされているようで、休むのには申し分ない。ただ、部屋は少ないので、マロゥとカイルは相部屋となっていた。
「しかしまあ……初めての実戦にしちゃあ上出来だったよな、俺たち。学園での授業が活きてるっていうか……技術だけじゃなくて、精神面でも鍛えられてたって感じ」
カイルは傍らに置いていた剣に触れながら、今日の出来事を思い返していた。
剣の修行は幼少より重ねてきたが、魔術と剣とを組み合わせるバトルスタイルは、学園に来てから編み出したものだ。
それを遺憾なく発揮できたのは、学園での指導の賜物に他ならない。
「俺たちって結構バランスの取れたチームなのかもな。俺が近接で敵を抑えながら、大火力固定砲台のお前を守って……ヤバそうなとこをミーナがサポート。ゴブリンの群れもどうにかできたし――って、おい。聞いてるのかマロゥ?」
一向に返事がないマロゥの様子を窺うため、カイルはソファーから起き上がった。
「おい、カイル……あれ……」
「ん……?」
久々に聞く素に近いマロゥの声に不安を掻き立てられ、カイルは慌てながらマロゥが外を覗いていた窓に顔を寄せる。
「あれは確か……エルナちゃん……?」
カイルが見たのは、マティカ村で最初に出会った幼い少女の後ろ姿。
「なんでこんな時間に……」
村人であるエルナが外をうろついていても不思議なことではない。だが、村の中とはいえ、こんな夜中にひとりで……それも灯りすら持たずに出歩いているのは明らかにおかしい。
「行くぞカイル」
それだけ言って、脱いでいたマントを羽織り、マロゥは部屋を出ていった。
「お、おい! 待てってマロゥ! ……ったく、相変わらず感情の赴くままに動きやがって。……そうだ、一応ミーナにも声かけておかないとだな」
◇
マロゥが空き家を出て走っていくと、すぐにエルナへと追いついた。
そして、彼女の前方へと回り込み、バサッとマントをなびかせる。
「フフ……待つのだ少女よ。今宵は風が騒いでいる……おとなしく鳥籠の内へと戻るがいい」
カッコつけながら行き先を塞ぐが、エルナは一切反応を示さず、マロゥのすぐ横を通りすぎる。
「ム……ど、どうしたのだ少女よ。この聖域の救世主たるこの俺、深淵の魔術師のことを忘れたとでもいうのか……!? ほ、ほらこの顔、覚えてい――――」
昼間に会ったときには魔術師の存在に目を輝かせていたエルナだったが、今は何の反応も示さない。それどころか、マロゥの存在を無視しているようにも思える。
そんなエルナの前へと再び回り込んだマロゥは、エルナの目線に合わせて屈み、それと同時に絶句してしまう。
「――っ」
――虚無。そんな言葉が相応しいほどに、少女の瞳からは光が失われていた。
太陽のような笑顔も、底無しの活発さも、何もかもすべてが。
固まっているマロゥを無視して、エルナは歩を進めていった。
彼女の小さな背中は妙に揺れがなく、ただ真っすぐに――まるで地面に刻まれた見えない線の上をなぞる操り人形のように進んでいく。
かつて陽の光そのもののように跳ね回っていた少女の姿は、そこには欠片も残っていなかった。
「おいマロゥ、なに固まってるんだよ。エルナちゃんは大丈夫だったのか?」
「……もう、今何時だと思ってるのよ。つまらない用事だったら許さないんだからね!」
呆然としているマロゥのもとへ、カイルとミーナが駆けつける。
呆れの感情が二人の感情の大半を占めていたが、マロゥのただならぬ様子を見て、瞬時に思考を切り替えた。
「……何があった?」
カイルの問いに、マロゥはゆっくりと立ち上がりながら重く閉ざされていた口を開く。
「……どうやら、まだ幕を閉じるには早かったようだ。――いや、これからが始まりなのかもしれないな」
たった半日足らずで、こうも人が変わってしまうものなのだろうか。――否。そんなはずはない。
何か……ゴブリンとは違う別の何かが干渉している。
むしろゴブリンの一件は、その得体の知れない『何か』を隠すためのカムフラージュだったのではないか。マロゥはそれを確信し、遠くなりつつあるエルナの背中を追うのだった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる