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【一章】異世界でプラモデル
10.魔動人形(マギアドール)
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そして館へと戻った俺は、早速シルヴィアの両親の所へと連れていかれた。
着いたのはエドワルドとカトリーヌさんの私室、そこにシルヴィアとクロードさんも集まり、話をすることに。
「ケイタ・サガミ殿、我々に協力をしてくれるらしいが……いいのかな? 先日は尻込みしていたようだったが」
静寂のなか、エドワルドさんが重い口を開いた。
言うとおり、昨日は厄介事には関わるまいと思っていたが、事情が変わったのだ。
「はい。覚悟は決まりました。俺はシルヴィアの助けになりたいんです」
街に出ていたことはシルヴィア的には内緒の話だろうし、黙っていよう。しかし詳細は省いたけどこの言葉は本心だ。
俺に出来ることがあれば手伝いたいと思っている。
「そうか……感謝する。今は時間がないのだ、我々の置かれた状況を手短に説明させてもらうよ」
そう言ってエドワルドさんは淡々と説明を始めた。
「……事の始まりは我がヴァイシルト家の家宝が奪われてしまったことだ。犯人はおそらくカマセーヌ家の人間……しかし証拠はないので訴えようもない。そこで私は取引を持ちかけたちのだ。多少の家財を売り払ってでも、家宝を取り戻したかった」
成る程……そんな因縁が。ってか悪いのは全部あいつらじゃん。
クロードさんに頼んでボコボコにしてやればいいのに。まあそんな単純な話じゃないのか。
「そして取引の条件として魔動決闘を持ちかけられたのだ。我々が勝てば望むものは返ってくるだろうと言われてな。……だが私は愚かだった。その代わり負ければ領地を全て明け渡すと約束してしまったのだ……! 奴らは大して名を上げたわけでもない家柄……対等な戦いならば勝つ自信はあった。しかしこれほど姑息な手を使うとは思わなかったのだ……!」
そう言うと、エドワルドさんは両手で顔を覆い俯いてしまった。窮地に陥ったことに自責の念があるのだろう。
口を閉ざしてしまったエドワルドさんの代わりに、カトリーヌさんが話を続ける。
「明日、我々ヴァイシルト家とカマセーヌ家の魔動決闘が執り行われるの。王家の人間が監督する正式なものよ。それに負ければ……ヴァイシルト家はもうおしまいね。地位も名誉も全て地に落ちることになるわ」
明日か……その魔動決闘とやらに負ければ全てを失う。つまりその一戦に命運がかけられているんだな。
……で、魔道決闘って結局なんなんだ?
「すいません、そのマギアデュエル……? ってのをよく知らないんですけど……クロードさんでも勝てそうにない相手なんですか?」
俺の頭の中では一対一の決闘みたいなのを想像しているんだけど……。クロードさんならそんなの余裕で勝てそうなものだ。
相手はそれほどまでに強いのか……?
「そうでしたね。サガミ様は記憶が無いんでしたね。……私のことを評価していただけるのは大変恐縮ですが、申し訳ありません。私は武術の心得はあるのですが、魔力のほうはからきしでして」
クロードさんが申し訳なさそうに俺に呟いた。
単純に戦う勝負じゃないってことか……?
魔力が無くたって戦いようはいくらでもありそうなもんだけど……はっ! やっぱりカードゲームなのか!?
「そうですね、見るのが一番早いでしょう。見れば思い出すかもしれませんしね。旦那様、奥様、サガミ様を作業室へご案内してもよろしいでしょうか?」
「――そうだな。よろしく頼む、クロード」
時間を置いて落ち着きを取り戻したエドワルドさんが許可を出してくれた。
作業室……何かを作るのか? それだったら俺でも役に立てるかもな。工具召喚できるし。
「私も行きます。ケイタさんにご説明が必要でしょうから」
シルヴィアも一緒に来てくれるみたいだ。
こうして俺とクロードさん、シルヴィアは作業室へと向かった。
大して時間もかからずに作業室へと到着したのだが、特に代わり映えのしない普通の部屋だった。
勝手に鍛冶施設的な部屋とかをイメージをしていて、炉とか金床とかが置いてあるのかと想像していた。
実際は大きめのテーブルに椅子、それに壁に工具っぽいものがかけられているだけだ。それ以外には何もないこざっぱりとした部屋になっている。
というか作業室と魔動決闘とやらにどんな関係があるのかが謎だ。
「ここが作業室……? シルヴィア、ここでいったい何を作るんだ?」
「こちらです」
シルヴィアが棚に置かれていた箱を取り出し、俺の前へと持ってきてくれた。
のっぺりとした灰色の箱で、幾何学模様みたいなものが描かれていた。質感的に金属製だと思う。
「これが『魔動人形』の元となるアーティファクトです。これによって作られた魔動人形を使って行われる一対一の決闘が、魔動決闘なんです」
お、おう?
知らん単語が出てきて理解が追いつかん。えと……つまりこのアーティファクトを使って魔動人形とやらを完成させればいいのか?
「それで……具体的に俺は何をすればいいんだ?」
「はい。ケイタさんが私たちを助けてくれた時に使っていた道具……あれは多分『人形技師』のものだと思うんです。私の予想なのですが、ケイタさんは記憶を失う前、人形技師だったのではないかと。……あ、魔動技師とは魔動人形を作ることを生業としている人たちのことです」
なるほど。確かに壁に掛かっている工具はトンカチやらノコギリやらいろんなものがある。こういうのを使う仕事なら俺のスキルも活かせそうだ。
「それならなんとか協力出来そうかな。それで、他の人形技師さんはいないの? さすがに俺一人だと作り方とかわからないし……」
「そ、それは……」
シルヴィアは俺の言葉を聞くと、とたんに俯いてしまう。
なんかまずいこと聞いたのだろうか?
「――当家にもお抱えの人形技師が数人いたのですが……同時期に様々な理由で退職してしまったんです。それも魔動人形を持ち出して……」
なるほど……元々持っていた魔動人形も失い、新たに作ろうにも作り手がいないってことか。
十中八九ザッコブの仕業だろうな……不利な条件を飲ませたあと、確実に勝つために卑劣な手段を取ったんだろう。
シルヴィアの誘拐もその手段のうちの一つだったんだ。
「新しく雇おうにも人形技師はおらず、なんとか手に入ったアーティファクトもこの一つだけ……このままでは勝負の場に立つことすら叶わないのです」
「……わかった。もう明日まで時間がないし、俺が出来るだけやってみるよ」
しかし人形技師とやらは、そう簡単に見つからないほど希少な人材みたいだし、特殊な技能やスキルが必要なのではないだろうか。
まあ、もうどちらにせよ俺がやってみるしかなそうだ。
「すみません……お手伝いできればよかったのですが、私には複雑すぎまして」
「専用の設計図も用意できませんでした。申し訳ございません」
クロードさんとシルヴィアが俺に対して謝罪をするが、あまり期待しないで欲しいな。
設計図も無いらしいし、最悪何も手をつけられない可能性だってある。
「じゃあとりあえずやってみるよ。えと、この箱を開ければいいのかな?」
箱の側面にあった留め具を外し、上蓋を取り外す。
その中に入っていたものを見て、俺は思わず叫んでしまった。
「いや、これ――――プラモデルじゃんか!」
そこには俺が散々見てきて、慣れ親しんだもの。異世界にあるまじき玩具、『プラモデル』が入っていたのだった。
着いたのはエドワルドとカトリーヌさんの私室、そこにシルヴィアとクロードさんも集まり、話をすることに。
「ケイタ・サガミ殿、我々に協力をしてくれるらしいが……いいのかな? 先日は尻込みしていたようだったが」
静寂のなか、エドワルドさんが重い口を開いた。
言うとおり、昨日は厄介事には関わるまいと思っていたが、事情が変わったのだ。
「はい。覚悟は決まりました。俺はシルヴィアの助けになりたいんです」
街に出ていたことはシルヴィア的には内緒の話だろうし、黙っていよう。しかし詳細は省いたけどこの言葉は本心だ。
俺に出来ることがあれば手伝いたいと思っている。
「そうか……感謝する。今は時間がないのだ、我々の置かれた状況を手短に説明させてもらうよ」
そう言ってエドワルドさんは淡々と説明を始めた。
「……事の始まりは我がヴァイシルト家の家宝が奪われてしまったことだ。犯人はおそらくカマセーヌ家の人間……しかし証拠はないので訴えようもない。そこで私は取引を持ちかけたちのだ。多少の家財を売り払ってでも、家宝を取り戻したかった」
成る程……そんな因縁が。ってか悪いのは全部あいつらじゃん。
クロードさんに頼んでボコボコにしてやればいいのに。まあそんな単純な話じゃないのか。
「そして取引の条件として魔動決闘を持ちかけられたのだ。我々が勝てば望むものは返ってくるだろうと言われてな。……だが私は愚かだった。その代わり負ければ領地を全て明け渡すと約束してしまったのだ……! 奴らは大して名を上げたわけでもない家柄……対等な戦いならば勝つ自信はあった。しかしこれほど姑息な手を使うとは思わなかったのだ……!」
そう言うと、エドワルドさんは両手で顔を覆い俯いてしまった。窮地に陥ったことに自責の念があるのだろう。
口を閉ざしてしまったエドワルドさんの代わりに、カトリーヌさんが話を続ける。
「明日、我々ヴァイシルト家とカマセーヌ家の魔動決闘が執り行われるの。王家の人間が監督する正式なものよ。それに負ければ……ヴァイシルト家はもうおしまいね。地位も名誉も全て地に落ちることになるわ」
明日か……その魔動決闘とやらに負ければ全てを失う。つまりその一戦に命運がかけられているんだな。
……で、魔道決闘って結局なんなんだ?
「すいません、そのマギアデュエル……? ってのをよく知らないんですけど……クロードさんでも勝てそうにない相手なんですか?」
俺の頭の中では一対一の決闘みたいなのを想像しているんだけど……。クロードさんならそんなの余裕で勝てそうなものだ。
相手はそれほどまでに強いのか……?
「そうでしたね。サガミ様は記憶が無いんでしたね。……私のことを評価していただけるのは大変恐縮ですが、申し訳ありません。私は武術の心得はあるのですが、魔力のほうはからきしでして」
クロードさんが申し訳なさそうに俺に呟いた。
単純に戦う勝負じゃないってことか……?
魔力が無くたって戦いようはいくらでもありそうなもんだけど……はっ! やっぱりカードゲームなのか!?
「そうですね、見るのが一番早いでしょう。見れば思い出すかもしれませんしね。旦那様、奥様、サガミ様を作業室へご案内してもよろしいでしょうか?」
「――そうだな。よろしく頼む、クロード」
時間を置いて落ち着きを取り戻したエドワルドさんが許可を出してくれた。
作業室……何かを作るのか? それだったら俺でも役に立てるかもな。工具召喚できるし。
「私も行きます。ケイタさんにご説明が必要でしょうから」
シルヴィアも一緒に来てくれるみたいだ。
こうして俺とクロードさん、シルヴィアは作業室へと向かった。
大して時間もかからずに作業室へと到着したのだが、特に代わり映えのしない普通の部屋だった。
勝手に鍛冶施設的な部屋とかをイメージをしていて、炉とか金床とかが置いてあるのかと想像していた。
実際は大きめのテーブルに椅子、それに壁に工具っぽいものがかけられているだけだ。それ以外には何もないこざっぱりとした部屋になっている。
というか作業室と魔動決闘とやらにどんな関係があるのかが謎だ。
「ここが作業室……? シルヴィア、ここでいったい何を作るんだ?」
「こちらです」
シルヴィアが棚に置かれていた箱を取り出し、俺の前へと持ってきてくれた。
のっぺりとした灰色の箱で、幾何学模様みたいなものが描かれていた。質感的に金属製だと思う。
「これが『魔動人形』の元となるアーティファクトです。これによって作られた魔動人形を使って行われる一対一の決闘が、魔動決闘なんです」
お、おう?
知らん単語が出てきて理解が追いつかん。えと……つまりこのアーティファクトを使って魔動人形とやらを完成させればいいのか?
「それで……具体的に俺は何をすればいいんだ?」
「はい。ケイタさんが私たちを助けてくれた時に使っていた道具……あれは多分『人形技師』のものだと思うんです。私の予想なのですが、ケイタさんは記憶を失う前、人形技師だったのではないかと。……あ、魔動技師とは魔動人形を作ることを生業としている人たちのことです」
なるほど。確かに壁に掛かっている工具はトンカチやらノコギリやらいろんなものがある。こういうのを使う仕事なら俺のスキルも活かせそうだ。
「それならなんとか協力出来そうかな。それで、他の人形技師さんはいないの? さすがに俺一人だと作り方とかわからないし……」
「そ、それは……」
シルヴィアは俺の言葉を聞くと、とたんに俯いてしまう。
なんかまずいこと聞いたのだろうか?
「――当家にもお抱えの人形技師が数人いたのですが……同時期に様々な理由で退職してしまったんです。それも魔動人形を持ち出して……」
なるほど……元々持っていた魔動人形も失い、新たに作ろうにも作り手がいないってことか。
十中八九ザッコブの仕業だろうな……不利な条件を飲ませたあと、確実に勝つために卑劣な手段を取ったんだろう。
シルヴィアの誘拐もその手段のうちの一つだったんだ。
「新しく雇おうにも人形技師はおらず、なんとか手に入ったアーティファクトもこの一つだけ……このままでは勝負の場に立つことすら叶わないのです」
「……わかった。もう明日まで時間がないし、俺が出来るだけやってみるよ」
しかし人形技師とやらは、そう簡単に見つからないほど希少な人材みたいだし、特殊な技能やスキルが必要なのではないだろうか。
まあ、もうどちらにせよ俺がやってみるしかなそうだ。
「すみません……お手伝いできればよかったのですが、私には複雑すぎまして」
「専用の設計図も用意できませんでした。申し訳ございません」
クロードさんとシルヴィアが俺に対して謝罪をするが、あまり期待しないで欲しいな。
設計図も無いらしいし、最悪何も手をつけられない可能性だってある。
「じゃあとりあえずやってみるよ。えと、この箱を開ければいいのかな?」
箱の側面にあった留め具を外し、上蓋を取り外す。
その中に入っていたものを見て、俺は思わず叫んでしまった。
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