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【一章】異世界でプラモデル
22.勧誘
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「確かに、所持していないのならどうしようもないですわね」
「そ、そうです! ありもしないものを寄越せなど……そんな要求は飲めません!」
「では、条件を対等にすればいいわ」
「……へ? それはどういう……」
「簡単よ。ザッコブ・カマセーヌ。あなたが相手に要求したものと同等のものを、支払えばよくってよ」
ほう。それはつまりザッコブの領地やらなんやらを貰えるってことか。
「ま、待ってください王女殿下! つ、つまりポクの財産や土地全てを渡せと言うのですか!? それはあまりに横暴です!」
「横暴……? このわたくしに向かって、横暴……ですって?」
「ヒイッ! め、滅相もございません……!」
王女様の鋭い目線にザッコブはたじろいでいた。まあ、あんな顔されたらビビるよな。
俺も横目で見てただけなのに息を呑んだよ。
「あなたの領地や財産なんて、ヴァイシルト家と比べたら大きな差がありますわ。本来なら不足分をその命を持って補っていただきたいところなのですが……わたくしの寛大な計らいで不問としていますのよ?」
「い、命……!? そ、それだけはご勘弁を!」
「でしたら、先程わたくしが述べたの条件で成立ですわね。諸々の手続きは後に王国の方で手配しますわ。ヴァイシルト家もそれでよくって?」
「はっ……仰せのままに」
エドワルドさんは本心では納得していないのだろうな。結局家宝を取り戻すことは叶わなかった。
あれだけ必死になっていたんだ、金銭的価値以上に思い入れが強かったのだろう。
「……もちろん、アイギスの所在は調査させますわ。我がアークライト王国に必要なものですからね」
「――っ! 感謝いたします」
おお、アフターケアまでしてくれるとは。国のためと言いつつ、多分エドワルドさんを気遣ったのだろう。さてはこの王女様、ツンデレか?
「さあ、これにて今回の魔動決闘は閉幕ですわ。各自解散しなさい。……ああ、そこの……ケイタ・サガミ……でしたわね? あなたは少し残ってちょうだい。話がありますの」
「へっ!? お、俺っすか!?」
なんで!? 俺なんか悪いことしたのか!?
王族に目をつけられるようなことはしてないと思うんだけどなぁ。まさか、俺が転生者だってバレてるのか?
「あー……サガミ殿、くれぐれも王女様に失礼の無いようにな」
エドワルドさんは俺にそう言い残して、その場を後にする。
えっ、エドワルドさん行かないで! 一緒に居てぇ!
「そ、そんな……この決闘をきっかけに、ポクの成り上がりは始まるはずだったのに……嘘だ……嘘だ……」
「お前たち、この目障りな男を追い出しなさい」
「「はっ!」」
全てを失い、ぶつぶつと独り言を呟くザッコブは、両脇を護衛の人に抱えられ退出した。つまり、今この場には俺と王女様の二人きりである。
いや、何この展開。早く帰りたいんですけど。
「――では、単刀直入に言うわ。ケイタ・サガミ、わたくしのものになりなさい!」
「え、嫌なんですけど」
「なっ! なんですって!?」
あっ、しまった。脊髄反射で返答してしまった。
いやだって仕方なくない? いきなり自分の物になれって言われて、「はいわかりました」なんて言う奴いないだろ。
……と、思うんだけど相手は王族だ。普通に嫌すぎて即答してしまったけど、不敬罪とかで捕まったりしないよな……?
「――せ、説明不足でしたわね。事を急いてしまいましたわ。……ケイタ・サガミ、聞けばあの魔動人形はあなたが製作したものらしいわね?」
「あ、はい。そうです」
「あなたの人形技師としての技術は相当なものだと見受けましたわ。等級が2つ離れた相手に勝ちを収めるなんて、史上初でもの、感動すら覚えたわ」
「はあ……光栄です」
まあ……あれはザッコブ陣営の機体の作り方が雑だったのも大きい気がする。
それに、俺だってもっと時間と道具があれば更に高いクオリティのものを作れる自信がある。今回のは完璧とは言えなかった。
「そこで、王宮専属の人形技師としてあなたをスカウトしますわ。わたくしの……いいえ、我が国のために働きなさい!」
ああ、そういうことね。
……だったら俺の答えは決まっている。
「お断りします」
「――はぁ!?」
この世界にプラモデルがあるとわかった以上、俺は何のしがらみもなく平和にプラモデルだけ作って暮らしたいんだ。冒険したら死にそうだしさ。
王宮なんかで働いたら、絶対お偉いさんのいざこざとかに巻き込まれるだろ。そんで俺みたいな出自の知れない奴がいたらひがんてくる奴とか100パーいる。俺そういうの苦手なんだよね。
「……わ、わかりましたわ。無理強いはわたくしの主義に反します。ですが、諦めたわけではありせんわ。ケイタ・サガミ……覚えていなさい!」
強制的に連れていかれたらどうしよかと思ってたけど、意外と物分かりのいい王女様で助かった。
つっても最後に怖いこと言ってたな。……夜道には気を付けるとしよう。
こうして、王女様との会話を終えた俺は、みんなと一緒にヴァイシルト家の館へ戻った。
最初は「誰だこいつ」的な感じだった使用人さんたちも俺を快く迎えてくれた。
この日は、決闘の勝利を祝して勝利の宴か開かれることになった。
宴も終わり、物静かな夜。存分に満喫した俺は、ベッドに横になって物思いにふける。
最初はどうなるかと思ったけど……宴会の最中にエドワルドさんも好きなだけここに居てくれていいって言ってくれたし、この世界での生活もなんとかなりそうだな。
異世界と言ったらチート無双を想像していたけど、俺にとってはこっちの方が性に合ってる気がする。大好きなプラモデルもあるからね。
さあ、まずはこの世界の常識とかいろいろ勉強していかないとな!
――――異世界でプラモデルを満喫するために!
第一章 完
「そ、そうです! ありもしないものを寄越せなど……そんな要求は飲めません!」
「では、条件を対等にすればいいわ」
「……へ? それはどういう……」
「簡単よ。ザッコブ・カマセーヌ。あなたが相手に要求したものと同等のものを、支払えばよくってよ」
ほう。それはつまりザッコブの領地やらなんやらを貰えるってことか。
「ま、待ってください王女殿下! つ、つまりポクの財産や土地全てを渡せと言うのですか!? それはあまりに横暴です!」
「横暴……? このわたくしに向かって、横暴……ですって?」
「ヒイッ! め、滅相もございません……!」
王女様の鋭い目線にザッコブはたじろいでいた。まあ、あんな顔されたらビビるよな。
俺も横目で見てただけなのに息を呑んだよ。
「あなたの領地や財産なんて、ヴァイシルト家と比べたら大きな差がありますわ。本来なら不足分をその命を持って補っていただきたいところなのですが……わたくしの寛大な計らいで不問としていますのよ?」
「い、命……!? そ、それだけはご勘弁を!」
「でしたら、先程わたくしが述べたの条件で成立ですわね。諸々の手続きは後に王国の方で手配しますわ。ヴァイシルト家もそれでよくって?」
「はっ……仰せのままに」
エドワルドさんは本心では納得していないのだろうな。結局家宝を取り戻すことは叶わなかった。
あれだけ必死になっていたんだ、金銭的価値以上に思い入れが強かったのだろう。
「……もちろん、アイギスの所在は調査させますわ。我がアークライト王国に必要なものですからね」
「――っ! 感謝いたします」
おお、アフターケアまでしてくれるとは。国のためと言いつつ、多分エドワルドさんを気遣ったのだろう。さてはこの王女様、ツンデレか?
「さあ、これにて今回の魔動決闘は閉幕ですわ。各自解散しなさい。……ああ、そこの……ケイタ・サガミ……でしたわね? あなたは少し残ってちょうだい。話がありますの」
「へっ!? お、俺っすか!?」
なんで!? 俺なんか悪いことしたのか!?
王族に目をつけられるようなことはしてないと思うんだけどなぁ。まさか、俺が転生者だってバレてるのか?
「あー……サガミ殿、くれぐれも王女様に失礼の無いようにな」
エドワルドさんは俺にそう言い残して、その場を後にする。
えっ、エドワルドさん行かないで! 一緒に居てぇ!
「そ、そんな……この決闘をきっかけに、ポクの成り上がりは始まるはずだったのに……嘘だ……嘘だ……」
「お前たち、この目障りな男を追い出しなさい」
「「はっ!」」
全てを失い、ぶつぶつと独り言を呟くザッコブは、両脇を護衛の人に抱えられ退出した。つまり、今この場には俺と王女様の二人きりである。
いや、何この展開。早く帰りたいんですけど。
「――では、単刀直入に言うわ。ケイタ・サガミ、わたくしのものになりなさい!」
「え、嫌なんですけど」
「なっ! なんですって!?」
あっ、しまった。脊髄反射で返答してしまった。
いやだって仕方なくない? いきなり自分の物になれって言われて、「はいわかりました」なんて言う奴いないだろ。
……と、思うんだけど相手は王族だ。普通に嫌すぎて即答してしまったけど、不敬罪とかで捕まったりしないよな……?
「――せ、説明不足でしたわね。事を急いてしまいましたわ。……ケイタ・サガミ、聞けばあの魔動人形はあなたが製作したものらしいわね?」
「あ、はい。そうです」
「あなたの人形技師としての技術は相当なものだと見受けましたわ。等級が2つ離れた相手に勝ちを収めるなんて、史上初でもの、感動すら覚えたわ」
「はあ……光栄です」
まあ……あれはザッコブ陣営の機体の作り方が雑だったのも大きい気がする。
それに、俺だってもっと時間と道具があれば更に高いクオリティのものを作れる自信がある。今回のは完璧とは言えなかった。
「そこで、王宮専属の人形技師としてあなたをスカウトしますわ。わたくしの……いいえ、我が国のために働きなさい!」
ああ、そういうことね。
……だったら俺の答えは決まっている。
「お断りします」
「――はぁ!?」
この世界にプラモデルがあるとわかった以上、俺は何のしがらみもなく平和にプラモデルだけ作って暮らしたいんだ。冒険したら死にそうだしさ。
王宮なんかで働いたら、絶対お偉いさんのいざこざとかに巻き込まれるだろ。そんで俺みたいな出自の知れない奴がいたらひがんてくる奴とか100パーいる。俺そういうの苦手なんだよね。
「……わ、わかりましたわ。無理強いはわたくしの主義に反します。ですが、諦めたわけではありせんわ。ケイタ・サガミ……覚えていなさい!」
強制的に連れていかれたらどうしよかと思ってたけど、意外と物分かりのいい王女様で助かった。
つっても最後に怖いこと言ってたな。……夜道には気を付けるとしよう。
こうして、王女様との会話を終えた俺は、みんなと一緒にヴァイシルト家の館へ戻った。
最初は「誰だこいつ」的な感じだった使用人さんたちも俺を快く迎えてくれた。
この日は、決闘の勝利を祝して勝利の宴か開かれることになった。
宴も終わり、物静かな夜。存分に満喫した俺は、ベッドに横になって物思いにふける。
最初はどうなるかと思ったけど……宴会の最中にエドワルドさんも好きなだけここに居てくれていいって言ってくれたし、この世界での生活もなんとかなりそうだな。
異世界と言ったらチート無双を想像していたけど、俺にとってはこっちの方が性に合ってる気がする。大好きなプラモデルもあるからね。
さあ、まずはこの世界の常識とかいろいろ勉強していかないとな!
――――異世界でプラモデルを満喫するために!
第一章 完
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