63 / 120
【三章】技術大国プラセリア
12.ガベージマウンテン
しおりを挟む
「ふぁ~あ。――あいたた、やっぱ床で寝ると疲れが取れた感じしないな」
翌朝、目覚めた俺は欠伸をしながら体を伸ばす。
固い床で寝ていたために体の節々が痛む。
一つしかないベッドはリンが使っているので、俺は床。カティアソファーで眠りについたのだ。
「長い間気絶していたこともあってか、そこまで疲れは溜まってなかったからよかったものの、せめて枕ぐらいは欲しかったな……」
「おっ、起こそうと思ったんだが……目が覚めたか」
既に目を覚ましていたカティアが、ふらりと現れた。俺とは違い疲れているだろうに、ずいぶんとタフなんだな。
「おはよう、カティア」
「……おはようさん。朝飯作ったから先に座ってな。オレはリンを起こしてくるからよ。ちゃんと全員揃うまで食うんじゃねぇぞ?」
「ああ、わかってる。朝飯まで用意してもらって悪いな……」
「なぁに、今オレにできることはこのぐらいだからな」
それだけ言い残すと、カティアはリンを起こしに行ってしまった。
一人取り残された俺は立ち上がり、寝起きでよろよろとした足取りで食卓へと向かう。
食卓にはパンに目玉焼き、あとは野菜スティックにスープと、質素に見えるが朝食としては十分だと言える。
「日本では朝飯はシリアル一択だったな……ん?」
ドタドタと、誰かが走ってくる足音が耳に入る。
「ケーくーんっ!」
「どわっ! リン、どうしたんだ!?」
足音の主はリンだった。リンは走ってきた勢いそのままに俺へと飛びついてきたが、それをなんとか受け止める。
「へへー。朝起きたらケーくんがいて、ほんとうにリンのところへ来てくれたんだなって嬉しくなっちゃって」
リンは俺へと頬擦りをしながら嬉しそうに目を細める。
……なにこの可愛い生き物。
「ほらリン、こいつは逃げも隠れもしねぇよ。今は冷める前に飯を食え」
むんずと両脇を抱え、俺に張り付いていたリンをカティアが引き剥がし椅子に座らせる。
「わーいごはん!」
席に着くやいなや朝食を食べ始めるリンを見て、俺とカティアも慌てて席に着き食事を始める。
なぜ時間がないのにこれほど悠長にしているかというと、現状イマジナリークラフターはリンにしか作動させられないと聞いたからだ。
なのでリンが起きるのを待ち、その後作業を開始するため昨日は寝ることにしたのだった。
「ごちそーさま!」
朝食をきれいさっぱり食べたリンは、俺の元へと駆け寄り、服の裾を引っ張る。
「ねえねえ、今日はケーくんも一緒に遊ぶんだよね?」
「ああ、そうだよ」
事情を考えれば『遊び』だなんて言ってはいられないが、リンは俺とカティアが何を企んでいるのかは知らない。
俺なんかが想像できないぐらいきっと心に深い傷を負っているはずだ。リンに両親のことを思い出させないよう細心の注意を払う必要がある。
「よーし、じゃあ今日はなにして遊ぶんだ?」
「えーとね、リンはいっつも朝は廃棄山に行ってるよ」
「がべーじまうんてん?」
てっきり昨日と同じでイマジナリークラフターを使うのかと思っていたが、予想が外れた。
廃棄山ってのがなんなのかは知らないけど、あまり他のことに時間をかけてはいられないんだけどなあ……。
「廃棄山ってのは上から棄てられた廃棄物が積もり積もってできた山のことさ。まあこれも必要なことだ、ワリィが付き合ってやってくれ」
「――? わ、わかった」
ポカンとしていた俺にカティアが説明を入れてくれた。
要するにゴミ捨て場ってことか。なんだってそんなところに行くんだ……?
まあカティアが必要だと言うのだから信じよう。
「オレも行く。支度を済ませな」
その後、支度を整えた俺たち三人は、廃棄山へと向かうことに。
「……あの、カティア? この外套はいったい……?」
廃棄山へと向かう道中、俺は恥ずかしさのあまり顔が熱くなってしまっていた。
その理由は渡された外套にある。
「あ? 言っただろう? この国は入出国が制限されているって。ケイタみたいな普通の人間が辺りをうろついていたら目立つんだよ」
「だからってこんなの着なくても……」
確かに道行く人々は漏れなく獣人だ。
俺みたいなのがうろちょろしてたら必ずGODSに感付かれるだろう。不法入国がバレないようにカモフラージュは必須だ。
しかし肝心のカモフラージュの方法が問題だった。
渡された外套のフードには、楕円形の獣耳……いわゆるクマ耳が付いており、尻にあたる部分には団子のような丸い尻尾までもが付いていた。
「いい年した男がクマのコスプレとか恥ずかしすぎるだろ……!」
「ハハハッ、いいじゃねぇか。似合ってるぜ」
「ケーくんカッコいいー!」
くっ、こいつら他人事だと思ってからに!
まあおかげであまり注目を集めてはいないようだけど、外見が隠れれば普通の外套で良かったんじゃないかと思わざるを得ない。
――などと羞恥に悶えていると、いつの間にやら目的の場所へとたどり着いたようだ。
「これが廃棄山……!」
まさに山と呼ぶに相応しい。
眼前に広がる光景、そこには様々な大きさの廃棄物が積もりに積もって、山の体を成していた。
と言っても山は大きな窪地の中央にあり、遠目からはそこまで目立った大きさではなかった。
しかし底が見えないほど廃棄物で埋め尽くされているので、実際の高さまでは把握しきれない。
「あの天井にある穴からゴミが棄てられるのか」
見上げると、山の直上には大きな穴が空いていた。
カティアが言っていたように、地上の工場で発生した廃棄物を全部ここへ落としているのだろう。
「ああ。……お、そろそろ朝イチの分が来るぞ」
「わくわく! わくわく!」
ゴゴゴ……
大きな振動と共に、天井の穴から無数の廃棄物が廃棄山へと降り注ぐ。
十数秒ほどで振動は止んだ。廃棄山はその標高を増し、なおもそびえ立っている。
「ほら、行くぞケイタ。こっからは早いもん勝ちだぜ」
「きたーっ! れっつごー!」
そう言うと二人は迷いなく窪地へと飛び込んだ。
「ちょ!? 結構な高さだぞ!?」
俺たちがいたのは窪地の端っこだ。山になっている部分は見上げるほど高いが、端から降りるとなると十メートルぐらいの高さがある。
当然、俺が飛び降りれば高確率で死ぬだろう。
リンとカティアの二人は、そんな高さをものともせずに危なげなく着地し、こちらを見上げた。
「おい! なにやってんだ、早く来いよ!」
「ケーくんもはやくーー!」
「いや無理だって! この高さは無理!」
カティアはともかく、リンまで平気で飛び降りたのには驚いた。
獣人ってのは身体能力に長けているんだろうか。……いや、俺がショボすぎるだけかもしれないけど。
「あー……そうか。おいケイタ! その辺に梯子が掛かってる場所があるからそっから降りてこい。オレとリンは先に行ってるぞ!」
「ごめん! すぐ行く!」
俺は二人の背中を見送ったあと、梯子を見つけ足を踏み外さないよう慎重に降りた。
俺は安定しない足場を探るようにしながら、慎重に二人の後を追った。
翌朝、目覚めた俺は欠伸をしながら体を伸ばす。
固い床で寝ていたために体の節々が痛む。
一つしかないベッドはリンが使っているので、俺は床。カティアソファーで眠りについたのだ。
「長い間気絶していたこともあってか、そこまで疲れは溜まってなかったからよかったものの、せめて枕ぐらいは欲しかったな……」
「おっ、起こそうと思ったんだが……目が覚めたか」
既に目を覚ましていたカティアが、ふらりと現れた。俺とは違い疲れているだろうに、ずいぶんとタフなんだな。
「おはよう、カティア」
「……おはようさん。朝飯作ったから先に座ってな。オレはリンを起こしてくるからよ。ちゃんと全員揃うまで食うんじゃねぇぞ?」
「ああ、わかってる。朝飯まで用意してもらって悪いな……」
「なぁに、今オレにできることはこのぐらいだからな」
それだけ言い残すと、カティアはリンを起こしに行ってしまった。
一人取り残された俺は立ち上がり、寝起きでよろよろとした足取りで食卓へと向かう。
食卓にはパンに目玉焼き、あとは野菜スティックにスープと、質素に見えるが朝食としては十分だと言える。
「日本では朝飯はシリアル一択だったな……ん?」
ドタドタと、誰かが走ってくる足音が耳に入る。
「ケーくーんっ!」
「どわっ! リン、どうしたんだ!?」
足音の主はリンだった。リンは走ってきた勢いそのままに俺へと飛びついてきたが、それをなんとか受け止める。
「へへー。朝起きたらケーくんがいて、ほんとうにリンのところへ来てくれたんだなって嬉しくなっちゃって」
リンは俺へと頬擦りをしながら嬉しそうに目を細める。
……なにこの可愛い生き物。
「ほらリン、こいつは逃げも隠れもしねぇよ。今は冷める前に飯を食え」
むんずと両脇を抱え、俺に張り付いていたリンをカティアが引き剥がし椅子に座らせる。
「わーいごはん!」
席に着くやいなや朝食を食べ始めるリンを見て、俺とカティアも慌てて席に着き食事を始める。
なぜ時間がないのにこれほど悠長にしているかというと、現状イマジナリークラフターはリンにしか作動させられないと聞いたからだ。
なのでリンが起きるのを待ち、その後作業を開始するため昨日は寝ることにしたのだった。
「ごちそーさま!」
朝食をきれいさっぱり食べたリンは、俺の元へと駆け寄り、服の裾を引っ張る。
「ねえねえ、今日はケーくんも一緒に遊ぶんだよね?」
「ああ、そうだよ」
事情を考えれば『遊び』だなんて言ってはいられないが、リンは俺とカティアが何を企んでいるのかは知らない。
俺なんかが想像できないぐらいきっと心に深い傷を負っているはずだ。リンに両親のことを思い出させないよう細心の注意を払う必要がある。
「よーし、じゃあ今日はなにして遊ぶんだ?」
「えーとね、リンはいっつも朝は廃棄山に行ってるよ」
「がべーじまうんてん?」
てっきり昨日と同じでイマジナリークラフターを使うのかと思っていたが、予想が外れた。
廃棄山ってのがなんなのかは知らないけど、あまり他のことに時間をかけてはいられないんだけどなあ……。
「廃棄山ってのは上から棄てられた廃棄物が積もり積もってできた山のことさ。まあこれも必要なことだ、ワリィが付き合ってやってくれ」
「――? わ、わかった」
ポカンとしていた俺にカティアが説明を入れてくれた。
要するにゴミ捨て場ってことか。なんだってそんなところに行くんだ……?
まあカティアが必要だと言うのだから信じよう。
「オレも行く。支度を済ませな」
その後、支度を整えた俺たち三人は、廃棄山へと向かうことに。
「……あの、カティア? この外套はいったい……?」
廃棄山へと向かう道中、俺は恥ずかしさのあまり顔が熱くなってしまっていた。
その理由は渡された外套にある。
「あ? 言っただろう? この国は入出国が制限されているって。ケイタみたいな普通の人間が辺りをうろついていたら目立つんだよ」
「だからってこんなの着なくても……」
確かに道行く人々は漏れなく獣人だ。
俺みたいなのがうろちょろしてたら必ずGODSに感付かれるだろう。不法入国がバレないようにカモフラージュは必須だ。
しかし肝心のカモフラージュの方法が問題だった。
渡された外套のフードには、楕円形の獣耳……いわゆるクマ耳が付いており、尻にあたる部分には団子のような丸い尻尾までもが付いていた。
「いい年した男がクマのコスプレとか恥ずかしすぎるだろ……!」
「ハハハッ、いいじゃねぇか。似合ってるぜ」
「ケーくんカッコいいー!」
くっ、こいつら他人事だと思ってからに!
まあおかげであまり注目を集めてはいないようだけど、外見が隠れれば普通の外套で良かったんじゃないかと思わざるを得ない。
――などと羞恥に悶えていると、いつの間にやら目的の場所へとたどり着いたようだ。
「これが廃棄山……!」
まさに山と呼ぶに相応しい。
眼前に広がる光景、そこには様々な大きさの廃棄物が積もりに積もって、山の体を成していた。
と言っても山は大きな窪地の中央にあり、遠目からはそこまで目立った大きさではなかった。
しかし底が見えないほど廃棄物で埋め尽くされているので、実際の高さまでは把握しきれない。
「あの天井にある穴からゴミが棄てられるのか」
見上げると、山の直上には大きな穴が空いていた。
カティアが言っていたように、地上の工場で発生した廃棄物を全部ここへ落としているのだろう。
「ああ。……お、そろそろ朝イチの分が来るぞ」
「わくわく! わくわく!」
ゴゴゴ……
大きな振動と共に、天井の穴から無数の廃棄物が廃棄山へと降り注ぐ。
十数秒ほどで振動は止んだ。廃棄山はその標高を増し、なおもそびえ立っている。
「ほら、行くぞケイタ。こっからは早いもん勝ちだぜ」
「きたーっ! れっつごー!」
そう言うと二人は迷いなく窪地へと飛び込んだ。
「ちょ!? 結構な高さだぞ!?」
俺たちがいたのは窪地の端っこだ。山になっている部分は見上げるほど高いが、端から降りるとなると十メートルぐらいの高さがある。
当然、俺が飛び降りれば高確率で死ぬだろう。
リンとカティアの二人は、そんな高さをものともせずに危なげなく着地し、こちらを見上げた。
「おい! なにやってんだ、早く来いよ!」
「ケーくんもはやくーー!」
「いや無理だって! この高さは無理!」
カティアはともかく、リンまで平気で飛び降りたのには驚いた。
獣人ってのは身体能力に長けているんだろうか。……いや、俺がショボすぎるだけかもしれないけど。
「あー……そうか。おいケイタ! その辺に梯子が掛かってる場所があるからそっから降りてこい。オレとリンは先に行ってるぞ!」
「ごめん! すぐ行く!」
俺は二人の背中を見送ったあと、梯子を見つけ足を踏み外さないよう慎重に降りた。
俺は安定しない足場を探るようにしながら、慎重に二人の後を追った。
4
あなたにおすすめの小説
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる