異世界召喚に巻き込まれたのにいきなり魔族に間違われましたが!?

怠惰猫

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勇者召喚に巻き込まれたらしい

2▽謝罪と俺のステータス△

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  王様が俺なんかに頭を下げた。驚いた。驚きすぎて、堪えてた笑いが込み上げてくるのを止めらんないくらいに。
で、遂に

「あはっあははは、ははハハハハハハハハハ」

笑ってしまった。今までで1番笑ったなこれってくらいに腹抱えて笑ってる。
周りの奴らは俺の気が狂ったんじゃないかって顔で見てくる。王様も俺が笑いだして驚いたのか顔を上げていて間抜けヅラしてる。まあ謝ったのに謝った相手が突然笑いだしたらそうなるわな。
俺はというと、数分間笑ってようやく落ち着いて

「あー笑った笑った。」

って満足していた。すると王様が1番早く正気に戻った?みたいで

「もう大丈夫、なのか?大丈夫なら何故突然笑いだしたのか教えて貰ってもいいか?」

だってさ。何故って言われてもな~

「今まで気味悪がられたりはしたけど初対面で吸血鬼とか言われて武器突きつけられたのは初めてで、しかもいきなり王様とか現れるし。衛兵?がめっちゃ慌てて武器下げてたのがツボったから?」

「吸血鬼と間違えた事は本当にすまなかった。
ところで、めっ…ちゃ?ツボった?とはどういう意味だ?」

「え?そこ聞いちゃう?うーん、めっちゃは凄くでツボったは…」

「ツボったは自分の笑いのツボにハマったって意味ですよ」

俺がツボったの意味でうんうん唸ってたら秀(仮)が答えてくれた。ようやく援護してくれるのか?と思ってジロッとそっちの方を見たらビクッって怯えるようにちょっとはねた。意外とビビリ?それとも俺が怖いのか…どうでもいい事だな。少し待ってみたが秀(仮)はそれ以上話さないみたいだな
おお、そうだ。あれは大事な事だし早めに確認しておこう

「アンタ王様なんだよな?って事は……敬語使ったほうが宜しいですか?」

「嗚呼、貴殿なら別に敬語じゃなくても構わんぞ。こちらが先に無礼を働いたからな」

「マジか!よっしゃあ!敬語ニガテなんだよ」

大事な事が敬語かどうかって事?笑笑、とか思った奴!敬語じゃなくてもいいかは俺にとっては重要事項なんだよ!敬語は疲れんだぞ!
と誰かに向かって自分を援護しておく。
でも王様が許可しちゃった事に家臣の奴らの動揺具合が半端ねえ。王様の今の言葉を幻聴だと思い込もうとしている奴もいるくらいだからな

「で、この後俺どうすればいいわけ?俺アイツら知らねえし、5人召喚したって事だから巻き込まれただけだよな」

5人組を指しながらそう聞くと

「ふむ。一応召喚して来て頂いた方全員にステータスの確認と自己紹介をしてもらおうと思う。ステータスの確認で貴殿が人間だと証明も出来るしの。
諸々の必要事項が終わったら貴殿には何か望む物を与えよう。我々の用意できる物であれば、好きなだけ要求してもらって構わんぞ。慰謝料だと思ってくれればいい」

ちょっと上から目線なのが気になるが気にしたら負けだな。所々砕けた話し方になってるから王様なりに努力?してるんだろ

「おっそれはいい事を聞いたな。じゃあ考えとくわ。
ステータスってどうやって確認すればいいの?」

「『ステータスオープン』と唱えるか、頭の中でそう思い浮かべるだけで見えるはずだぞ」

「なるほど、そこは本とかと一緒なんだな」

「ん?何か言ったか?」

「いや、とりあえず何でもない」

「そうか。ならそこにおられる勇者様方もやってみてくれ。」

ボソッと呟いたら王様が反応したが、今説明するのは面倒な事になりそうだったのではぐらかした。それに聞かれても答えれないからな。バイト先で話してたのを聞いてただけだから詳しくは知らん。

「それじゃ、『ステータスオープン』」

§§§§§§§§§§§§

    古城  死鬼
年齢:17歳
種族:人族…ですよね?
職業:

Lv:1
HP:12,000,000
MP:16,728,000

速さ:186
筋力:239
防御:253
攻撃:572
  運:-50
属性:全属性

祝福のギフトスキル】
全言語理解    経験値5倍

【固有スキル】
全属性取得可能

【スキル  Lv】
剣術      MAX
体術      MAX
弓術      MAX
銃術      MAX
錬金術    MAX

魅了      MAX
威圧      MAX
暗視      MAX
偽装      MAX
千里眼    9
鑑定      9
高速思考  MAX
並行思考  MAX

【特殊魔法    Lv】
回復魔法      8
爆裂魔法      9
氷結魔法      6
飛行魔法      3
空間魔法      1
時間魔法      1

【加護?】
戦神メイヴィスの寵愛
美神ティファニーの親愛
癒し神エスマラルダの加護
闇神ジャレッドの加護
創造神アデルバードの最高傑作

【称号】
神々のお気に入り
異世界召喚者
異常者

§§§§§§§§§§§§

……ちょっと待てよ。なんかおかしくねえか俺のステータス。いやいやいや、絶対見間違いだろう
ゴシゴシと目を擦ってからもう一度ステータスを確認する。さっきとなんの変化もない。嘘だろ!?こんなに加護があったらおかしい!普通1・2個だろ!しかも創造神の最高傑作とか出てるけど、どーゆう事だ創造神!俺に何をしやがった!ってか5つも加護あって運が-50とかふざけんな!
っていうツッコミ?をする。人によっては注目すべき所が違う!と思うだろうが、俺はどうでもいい。興味ないからな。
それにしても俺の不幸は運が悪いからだったのかよ。納得だな。
さて、それじゃあ鑑定もあることだし他の奴らのステータスでも覗いて待ってるかな。
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