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勇者召喚に巻き込まれたらしい
11▽時間はキチンと把握しろ!△
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さて、そろそろ死鬼が出てくるかな?だったらちゃんとコイツらに釘を刺しとかないとな。
「おい、お前ら。また死鬼に無理矢理ドレスなんか着せようとしたらぶっ殺すからな?」
殺気を込めた低い声で言ったら、3人が物凄い勢いで縦に首を振って頷いた。
よし、こんだけ脅しとけばもう大丈夫だろう。と満足していたらポルフィが
「ところでお前、レイと言ったか?レイとシキはいつから交代したんだ?」
と聞いてきた。今度いつ出てくるか決めてないからな、教えといてやるか
「そこの3人に「この世に言い残すことがあるか?」って聞いた所からが俺だな。ちなみにドッペルと喧嘩してた時も俺。死鬼じゃあんなにドス黒い殺気は出せねえよ」
「そうなのか…ではアイキドウというやつはシキも出来るんだな?」
気になったのそこかよ!確かに合気道は便利だけども!
「ああ、俺には劣るかもしれないが普通の奴よりは上手いぞ」
「そうか!これでアルから逃げられるな」
ああ、なるほど。ドッペルから逃げるために必要だったのな。なら藁にもすがりたくなるわ。行き過ぎのブラコンは迷惑だからな
おっと、そろそろ時間だな
「じゃあそろそろ死鬼と交代するがパーティー、この格好で出させろよ。この格好じゃなかったらたぶん死鬼パーティー出ねえから」
「分かった。アイキドウを教わるためにも今度こそ阻止してみせる」
ポルフィが力強く頷きながらそう請け負った。これなら安心だな
じゃあ死鬼と交代しても大丈夫なように椅子に座っとかないとな。起きてすぐと同じ体制にして…
ガクンッ
と首から力が抜けた。
衝撃が首に来た。なんだ?と思って目を開けるとさっきと同じ体制だった。零が出てきてたのかな?
「ポルフィ、もしかして零出てきてた?」
「今はシキなんだな。ああ、ついさっきまで出てきてたよ」
そっかー零出てたのか。そういえば零と代わる前に嫌なものを見た気がするな。
と思ってそ~っと自分の服を見てみると、俺が好きなパーカーにズボンの格好だった。しかもパーカーには猫耳!何コレ、サイッコー!ポルフィが用意してくれたのかな?
「ポルフィ!この服ポルフィが用意してくれたの?」
「いや、レイがドレスを作り変えたんだよ」
「え、零が?」
どうりで俺好みの格好なわけだ。猫耳とかのパーカー1回は着てみたかったんだよな。あ、でもこっちにも勇者くん達がいるから馬鹿にされるかな?いや、零の事だからそこの所もちゃんとやっといてくれてるんだろう。なら
「パーティーこの服で出てもいい?」
これも何とかしてるはず
「ああ、いいぞ。陛下達ももう懲りただろうからな」
懲りた?何をだ?
そういえば王様達同じ部屋にいるのに全く喋らないな
「王様達さっきから静かだな。零がなんかしたのか?」
「レイがしたのではないぞ。いわゆる自業自得ってやつだ。お巫山戯が過ぎたんだよ」
ポルフィがなんか黒い笑みを浮かべてるんだけど…こえーよ!その笑み。でもこの笑みの事はスルーしたほうがよさそうだな
「ふーん。大人なのに何やってんだよ。てかパーティーっていつからなの?」
「ん?パーティーか?そうだな…」
と言ってポルフィがポケットから懐中時計を取り出して時間を確認している。するとどんどん顔が青ざめていった
「ポルフィ?顔青いけどどうかしたのか?」
と聞くと物凄く焦った様子のポルフィが
「陛下!パーティーの開始時間まであと3分程しか時間がありません!」
と言った。は!?あと3分?間に合うのそれ
「なんだと!?こうしてはおられん。皆急いで会場まで向かうぞ!走れ走れ!」
と言って王様がダッシュで部屋から出ていった。残された俺達は一瞬顔を見合わせると王様の後をこれまたダッシュで追いかけていった。
てかパーティーあるなら時間くらいちゃんと把握しとけよ!
「おい、お前ら。また死鬼に無理矢理ドレスなんか着せようとしたらぶっ殺すからな?」
殺気を込めた低い声で言ったら、3人が物凄い勢いで縦に首を振って頷いた。
よし、こんだけ脅しとけばもう大丈夫だろう。と満足していたらポルフィが
「ところでお前、レイと言ったか?レイとシキはいつから交代したんだ?」
と聞いてきた。今度いつ出てくるか決めてないからな、教えといてやるか
「そこの3人に「この世に言い残すことがあるか?」って聞いた所からが俺だな。ちなみにドッペルと喧嘩してた時も俺。死鬼じゃあんなにドス黒い殺気は出せねえよ」
「そうなのか…ではアイキドウというやつはシキも出来るんだな?」
気になったのそこかよ!確かに合気道は便利だけども!
「ああ、俺には劣るかもしれないが普通の奴よりは上手いぞ」
「そうか!これでアルから逃げられるな」
ああ、なるほど。ドッペルから逃げるために必要だったのな。なら藁にもすがりたくなるわ。行き過ぎのブラコンは迷惑だからな
おっと、そろそろ時間だな
「じゃあそろそろ死鬼と交代するがパーティー、この格好で出させろよ。この格好じゃなかったらたぶん死鬼パーティー出ねえから」
「分かった。アイキドウを教わるためにも今度こそ阻止してみせる」
ポルフィが力強く頷きながらそう請け負った。これなら安心だな
じゃあ死鬼と交代しても大丈夫なように椅子に座っとかないとな。起きてすぐと同じ体制にして…
ガクンッ
と首から力が抜けた。
衝撃が首に来た。なんだ?と思って目を開けるとさっきと同じ体制だった。零が出てきてたのかな?
「ポルフィ、もしかして零出てきてた?」
「今はシキなんだな。ああ、ついさっきまで出てきてたよ」
そっかー零出てたのか。そういえば零と代わる前に嫌なものを見た気がするな。
と思ってそ~っと自分の服を見てみると、俺が好きなパーカーにズボンの格好だった。しかもパーカーには猫耳!何コレ、サイッコー!ポルフィが用意してくれたのかな?
「ポルフィ!この服ポルフィが用意してくれたの?」
「いや、レイがドレスを作り変えたんだよ」
「え、零が?」
どうりで俺好みの格好なわけだ。猫耳とかのパーカー1回は着てみたかったんだよな。あ、でもこっちにも勇者くん達がいるから馬鹿にされるかな?いや、零の事だからそこの所もちゃんとやっといてくれてるんだろう。なら
「パーティーこの服で出てもいい?」
これも何とかしてるはず
「ああ、いいぞ。陛下達ももう懲りただろうからな」
懲りた?何をだ?
そういえば王様達同じ部屋にいるのに全く喋らないな
「王様達さっきから静かだな。零がなんかしたのか?」
「レイがしたのではないぞ。いわゆる自業自得ってやつだ。お巫山戯が過ぎたんだよ」
ポルフィがなんか黒い笑みを浮かべてるんだけど…こえーよ!その笑み。でもこの笑みの事はスルーしたほうがよさそうだな
「ふーん。大人なのに何やってんだよ。てかパーティーっていつからなの?」
「ん?パーティーか?そうだな…」
と言ってポルフィがポケットから懐中時計を取り出して時間を確認している。するとどんどん顔が青ざめていった
「ポルフィ?顔青いけどどうかしたのか?」
と聞くと物凄く焦った様子のポルフィが
「陛下!パーティーの開始時間まであと3分程しか時間がありません!」
と言った。は!?あと3分?間に合うのそれ
「なんだと!?こうしてはおられん。皆急いで会場まで向かうぞ!走れ走れ!」
と言って王様がダッシュで部屋から出ていった。残された俺達は一瞬顔を見合わせると王様の後をこれまたダッシュで追いかけていった。
てかパーティーあるなら時間くらいちゃんと把握しとけよ!
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