28 / 30
勇者召喚に巻き込まれたらしい
26▽ランクアップ試験その4△
しおりを挟む
この見た目で32歳…
「あ~老け顔なんですね?」
とぎこちないであろう笑みを浮かべながら言うと
「いや、ギルドマスターって所に反応してくれよ…」
って弱々しく返してきた。あっそういえばギルドマスターって言ってたね。そっちのが後に言ってたけど32歳ってのにびっくりしてて忘れてたな~いやでもそれくらい衝撃的だったよ。てっきり45くらいだと思ってたけど32っていうのは…と僕がまだ年齢のことを引きずっている間に
「アンタは強いのか?」
と零が聞いていた。僕も早く切り替えないと、と思ってその話に乗っかることにした
「確かにギルドマスターって強そうですよね!ジェイソンさんよりも強いんですか?」
って聞いてみた。するとおじさん改めギルドマスターが得意気に
「まあな!ジェイと同じSランクだが決闘で負けたことは無いぞ!あ、あと俺のことはギルマスって読んでくれ。ギルドマスターの略だな。皆そう呼んでくるんだ」
と答えてくれた。確かにギルマスって呼んだ方が短いし呼びやすいな~それに復活したみたいだし。よかったよかった。と思っていると零が
「そうか。それよりおっ…ギルマス。俺もSSランクになりたいんだが、相手はアンタがしてくれるのか?」
と聞いた。零、今おっさんって言いかけたね。まあでも僕がなれて零がなれないのはおかしいもんね!戦う時は全部零に任せてたわけだから零のが経験が多いし、絶対僕よりも強いよ!
「そうだな…ジェイソン以外のヤツはまだAランクだから俺がやるわ」
どうせお前も強いんだろ?と言った。さすがギルマスやれるだけあるね!ちゃんと力量測れてる
「じゃあ頼むわ」
と言って零はデトルーオを曲刀2本にした。対するギルマスは、これまた意外だ。いや、ある意味それっぽいとも言えなくはないけど、長剣だった。長剣だから大きいはずなんだけどギルマスも大きいから剣が小さく感じる。てかギルマスどこから剣出したんだろ?さっきまで持ってなかった様な…後で聞いてみよ
「そんじゃ始め」
というギルマスの掛け声がした。その瞬間零から殺気が溢れ出す。まああれでも2割くらいなんだろうけどね。ポルフィに2割以上出すなって言われたみたいだし。
零の殺気を受けてギルマスは大量の汗をかいていた。そして開始からまだ数秒しか経っていないのにギルマスが
「俺の負けだ」
と宣言した。すると零は戦えなかった事が不満なのかちょっと拗ねた感じで
「おいおいギルマス。俺まだ殺気しか出してないんだけど?」
と言った。だがギルマスはタオル(これもどこから取り出したのか分からない)で汗を拭きながら
「いや、あの殺気を浴びせられたら実力のあるヤツなら全員降参するぞ。1mmでも動いたら死ぬと思ったからな」
と言った。
「なら殺気出さなきゃよかったな。そうじゃないと戦えねえ」
「まあそんだけの殺気を出せるんだ。SSランクになれるぞ。じゃあ昇格したのを示す書類書かねえといけねえから、そうだな…1時間後くらいにまたギルドに来れるか?」
「あ~その間だに防具とかを揃えてくるから2時間後でもいいか?」
「わかった、2時間後だな。受付に俺に用があるって伝えたらすぐに取り次いでもらえるようにしとくわ」
「わかった。死鬼もそれでいいよな?」
僕がボーッとしてる間に零とギルマスでトントン拍子に話が進んでいき、僕に聞かれたけど正直あんまり聞いてなかった。でもまた後でここに来るって事は聞いてたので慌てて
「あっうん。いいよ!」
と答えた。
2人とも大人だ…こんなにスムーズに話がまとまっていくなんて。僕なんか突っ立ってただけだったよ…
─────────────
零君強くて大人ですね~現実にこんな人がいたら頼もしいですね!でもなかなか戦えない零君。そのうち大暴れ(?)出来るといいですね!
「あ~老け顔なんですね?」
とぎこちないであろう笑みを浮かべながら言うと
「いや、ギルドマスターって所に反応してくれよ…」
って弱々しく返してきた。あっそういえばギルドマスターって言ってたね。そっちのが後に言ってたけど32歳ってのにびっくりしてて忘れてたな~いやでもそれくらい衝撃的だったよ。てっきり45くらいだと思ってたけど32っていうのは…と僕がまだ年齢のことを引きずっている間に
「アンタは強いのか?」
と零が聞いていた。僕も早く切り替えないと、と思ってその話に乗っかることにした
「確かにギルドマスターって強そうですよね!ジェイソンさんよりも強いんですか?」
って聞いてみた。するとおじさん改めギルドマスターが得意気に
「まあな!ジェイと同じSランクだが決闘で負けたことは無いぞ!あ、あと俺のことはギルマスって読んでくれ。ギルドマスターの略だな。皆そう呼んでくるんだ」
と答えてくれた。確かにギルマスって呼んだ方が短いし呼びやすいな~それに復活したみたいだし。よかったよかった。と思っていると零が
「そうか。それよりおっ…ギルマス。俺もSSランクになりたいんだが、相手はアンタがしてくれるのか?」
と聞いた。零、今おっさんって言いかけたね。まあでも僕がなれて零がなれないのはおかしいもんね!戦う時は全部零に任せてたわけだから零のが経験が多いし、絶対僕よりも強いよ!
「そうだな…ジェイソン以外のヤツはまだAランクだから俺がやるわ」
どうせお前も強いんだろ?と言った。さすがギルマスやれるだけあるね!ちゃんと力量測れてる
「じゃあ頼むわ」
と言って零はデトルーオを曲刀2本にした。対するギルマスは、これまた意外だ。いや、ある意味それっぽいとも言えなくはないけど、長剣だった。長剣だから大きいはずなんだけどギルマスも大きいから剣が小さく感じる。てかギルマスどこから剣出したんだろ?さっきまで持ってなかった様な…後で聞いてみよ
「そんじゃ始め」
というギルマスの掛け声がした。その瞬間零から殺気が溢れ出す。まああれでも2割くらいなんだろうけどね。ポルフィに2割以上出すなって言われたみたいだし。
零の殺気を受けてギルマスは大量の汗をかいていた。そして開始からまだ数秒しか経っていないのにギルマスが
「俺の負けだ」
と宣言した。すると零は戦えなかった事が不満なのかちょっと拗ねた感じで
「おいおいギルマス。俺まだ殺気しか出してないんだけど?」
と言った。だがギルマスはタオル(これもどこから取り出したのか分からない)で汗を拭きながら
「いや、あの殺気を浴びせられたら実力のあるヤツなら全員降参するぞ。1mmでも動いたら死ぬと思ったからな」
と言った。
「なら殺気出さなきゃよかったな。そうじゃないと戦えねえ」
「まあそんだけの殺気を出せるんだ。SSランクになれるぞ。じゃあ昇格したのを示す書類書かねえといけねえから、そうだな…1時間後くらいにまたギルドに来れるか?」
「あ~その間だに防具とかを揃えてくるから2時間後でもいいか?」
「わかった、2時間後だな。受付に俺に用があるって伝えたらすぐに取り次いでもらえるようにしとくわ」
「わかった。死鬼もそれでいいよな?」
僕がボーッとしてる間に零とギルマスでトントン拍子に話が進んでいき、僕に聞かれたけど正直あんまり聞いてなかった。でもまた後でここに来るって事は聞いてたので慌てて
「あっうん。いいよ!」
と答えた。
2人とも大人だ…こんなにスムーズに話がまとまっていくなんて。僕なんか突っ立ってただけだったよ…
─────────────
零君強くて大人ですね~現実にこんな人がいたら頼もしいですね!でもなかなか戦えない零君。そのうち大暴れ(?)出来るといいですね!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
396
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる