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第4話 自虐的な彼女
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「なんで僕が兄上の元婚約者なんかと婚約しなければならないんだ!!」
沈黙に耐えきれなくなったアーノルドは、
無表情なシャルロットにバカにされているような気がして、
元々腹が立っていたこともあり、
完全な八つ当たりだが、
シャルロットを指差して叫んだ。
「アーノルド様、正しくは『元婚約者』ではなく『元婚約者候補』です(-_-)
あと人を指差すのは失礼です(-_-)」
「う、うるさい!!
僕はお前なんかを婚約者として認めないからな!!」
「ふむ(-_-)」
頭から湯気が出るくらい顔を真っ赤にさせているアーノルドを他所に、
シャルロットは無表情のまま口に手をあてて何かを真剣に考え始めた。
「アーノルド様(-_-)」
「なんだ!!!!!」
「アーノルド様のお気持ちはわかりました(-_-)
ただ冷静に考えて、
私はつい先日ジョージア様の婚約者候補から外れたばかりです(-_-)
またすぐにアーノルド様との婚約も破棄となると、
中々現実的に難しいかと(-_-)」
「む。そ、それはそうかもしれないが……」
「私は5歳のときジョージア様の婚約者候補になりましたが、
最終的なジョージア様の相手は、
相性や適正を見て決めると言われ、
その結果先日ジョージア様の婚約者候補から外れました(-_-)
その後すぐにアーノルド様の婚約者になるように言われましたが、
父からは『無理はしなくてもよい』と言われています(-_-)
おそらくジョージア様のときと同じように、
あまりにアーノルド様と私の相性が悪ければ、
またダメになったとしても仕方がないと思っているのではないかと(-_-)」
「むむ。そうなのか。」
「はい(-_-)
そこですぐに婚約破棄はムリかもしれませんが、
しばらく婚約者として過ごしてみて、
私のように無表情で愛想もなくて面白味もなくて可愛げの欠片もない根暗な者とは
どうしても合わないと言っていただければなんとかなるのではないかと(-_-)
もちろんその際は私からも父に進言します(-_-)」
「むむむ。そ、そこまで酷いことは言ってないぞ。」
アーノルドはシャルロットが自虐的なことを言うので急に弱気になった。
アーノルドは根は結構素直ないい子だった。
沈黙に耐えきれなくなったアーノルドは、
無表情なシャルロットにバカにされているような気がして、
元々腹が立っていたこともあり、
完全な八つ当たりだが、
シャルロットを指差して叫んだ。
「アーノルド様、正しくは『元婚約者』ではなく『元婚約者候補』です(-_-)
あと人を指差すのは失礼です(-_-)」
「う、うるさい!!
僕はお前なんかを婚約者として認めないからな!!」
「ふむ(-_-)」
頭から湯気が出るくらい顔を真っ赤にさせているアーノルドを他所に、
シャルロットは無表情のまま口に手をあてて何かを真剣に考え始めた。
「アーノルド様(-_-)」
「なんだ!!!!!」
「アーノルド様のお気持ちはわかりました(-_-)
ただ冷静に考えて、
私はつい先日ジョージア様の婚約者候補から外れたばかりです(-_-)
またすぐにアーノルド様との婚約も破棄となると、
中々現実的に難しいかと(-_-)」
「む。そ、それはそうかもしれないが……」
「私は5歳のときジョージア様の婚約者候補になりましたが、
最終的なジョージア様の相手は、
相性や適正を見て決めると言われ、
その結果先日ジョージア様の婚約者候補から外れました(-_-)
その後すぐにアーノルド様の婚約者になるように言われましたが、
父からは『無理はしなくてもよい』と言われています(-_-)
おそらくジョージア様のときと同じように、
あまりにアーノルド様と私の相性が悪ければ、
またダメになったとしても仕方がないと思っているのではないかと(-_-)」
「むむ。そうなのか。」
「はい(-_-)
そこですぐに婚約破棄はムリかもしれませんが、
しばらく婚約者として過ごしてみて、
私のように無表情で愛想もなくて面白味もなくて可愛げの欠片もない根暗な者とは
どうしても合わないと言っていただければなんとかなるのではないかと(-_-)
もちろんその際は私からも父に進言します(-_-)」
「むむむ。そ、そこまで酷いことは言ってないぞ。」
アーノルドはシャルロットが自虐的なことを言うので急に弱気になった。
アーノルドは根は結構素直ないい子だった。
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