マシュマロ王子と無愛想な婚約者の前途多難な婚約破棄(-_-)

第26話 優しさ

シャルロットはアーノルドに

ドラヤキに生クリームを入れることを提案したが、

内心はちょっとドキドキしていた。

『そんなの合うわけないと馬鹿にされるかな？(-_-)？

でもアーノルド様はお優しいから……(-_-)』

アーノルドのこれまでのシャルロットに対する発言を総合的に考えると、

普通はとても『お優しく』はなかったが、

シャルロットは変な方向にポジティブだった。







「お前！！」

内心ドキドキしているシャルロットにアーノルドは言った。









「お前！！天才だな！！！」


アーノルドは緑の目をキラキラさせていった。

「いや、まだ、その、あの、

合うかどうか分からないですし……(-_-)」

シャルロットはアーノルドに天才扱いされて、

ビックリしてしどろもどろになりながら言った。

「合わなかったらやめればいいだけだろ！？

それに僕は合うと思うぞ！！」

アーノルドはニカッと笑って言った。

シャルロットはなんだか嬉しくなってきて、

今すぐ作って来ますと言って、

張り切って料理場に行こうとした。






「なぁ！

僕も一緒に行ってもいいか？」

アーノルドは実際に作るところが見てみたいと言った。

シャルロットはますます嬉しくなってきて、

二人は一緒に料理場に行くことにした。