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第54話 涙
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「??
どうかしたか??
アレキサンダーに乗るのが怖いなら無理しなくていいぞ!」
急に笑うのをやめたシャルロットを気遣ってアーノルドが言った。
「いえ、アレキサンダー様に乗せて頂くのは楽しみなんですが、
母が新しい乗馬服を仕立ててくれて……」
シャルロットはそこまで言ったが、
言葉が続かず黙ってしまった。
「??
別に乗馬服を新調するほどのことじゃないけどな。
まぁなんでもいいけど、
あんまり派手な格好で来るなよ。
ピンクとか白とかフリルとかついた派手な格好で馬に乗るやつがいるけど、
馬に乗るときは馬が主役なんだからさ。」
それにどうしたって乗馬をする際は泥などで汚れることが多いのだ。
アーノルドは派手なドレスを着て馬に乗って、
せっかく可愛いドレスが汚れたとか、
汚れるのが嫌だから馬には近づかないとか言う女子を見るとめんどくさいなーとしか思わなかった。
「だから汚れてもいいような動きやすい地味な格好の方がいいぞ。」
まぁお前はそんな派手な格好しないから大丈夫だろうと思うけどと、
アーノルドが言うと、
シャルロットは目を真ん丸にさせて固まった。
「??
どうかしたか??」
固まったシャルロットを不審に思ってアーノルドが聞くと、
シャルロットの目からポロポロ涙が流れ落ちた。
どうかしたか??
アレキサンダーに乗るのが怖いなら無理しなくていいぞ!」
急に笑うのをやめたシャルロットを気遣ってアーノルドが言った。
「いえ、アレキサンダー様に乗せて頂くのは楽しみなんですが、
母が新しい乗馬服を仕立ててくれて……」
シャルロットはそこまで言ったが、
言葉が続かず黙ってしまった。
「??
別に乗馬服を新調するほどのことじゃないけどな。
まぁなんでもいいけど、
あんまり派手な格好で来るなよ。
ピンクとか白とかフリルとかついた派手な格好で馬に乗るやつがいるけど、
馬に乗るときは馬が主役なんだからさ。」
それにどうしたって乗馬をする際は泥などで汚れることが多いのだ。
アーノルドは派手なドレスを着て馬に乗って、
せっかく可愛いドレスが汚れたとか、
汚れるのが嫌だから馬には近づかないとか言う女子を見るとめんどくさいなーとしか思わなかった。
「だから汚れてもいいような動きやすい地味な格好の方がいいぞ。」
まぁお前はそんな派手な格好しないから大丈夫だろうと思うけどと、
アーノルドが言うと、
シャルロットは目を真ん丸にさせて固まった。
「??
どうかしたか??」
固まったシャルロットを不審に思ってアーノルドが聞くと、
シャルロットの目からポロポロ涙が流れ落ちた。
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