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13話
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ーーーーーー初登校日。
少しの休み期間を開け、今日は待ちに待った登校日だ。
朝からソワソワと落ち着きのない僕は、身支度を済ませると下の階へと降りていく。
宿屋のおばさんに挨拶をすると、ドアを開け外の空気を吸った。
朝の空気は凛としていて、肺には冷たい空気が流れ込んでくる。朝露が太陽の光を反射しキラキラと輝く姿は僕を応援してくれているように見えた。
ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー
「あっ、おはよー!」
「おはようハルラス、もう来てたの?」
校門前で手を振るハルラスに駆け寄った。
道に迷っても時間までに着けるように少し早く出た僕よりも先に着いていたハルラスにそう尋ねる。
「まぁね笑、さっ早く講堂に向かおうよフレイ。僕どの寮になるかなー?」
合流した僕たちは校門をくぐり、色んな種族が集う学園へと足を踏み入れた。
初日の今日は講堂で寮決めが行われる。
学園に通う生徒はほぼ全員が寮暮らしをするため、寮決めは必須イベントであり、後輩を迎える先輩達の間では一大イベントでもあるのだ。
対抗戦なども行われるなど、チームとして動くことが殆どであるらしい。
「楽しみだなぁ。…でも寮って何で決まるの?」
くじ引きでもするのだろうか?
大抽選会になっている講堂が僕の頭を掠めていった。
「えっ!?…フレイ知らなかったの?これ結構有名な話だよ。」
そう言うと、フフンッと鼻を鳴らし説明を続けてくれた。
「まず、寮には五つ種類があるんだよ!
1つ目は《炎》、火や熱に関する魔法を主として使う人が選ばれるよ!
2つ目は《地》、ここが1番多いかな。地でまとめているけど風・植物とかも皆ここに入るんだ。
3つ目《光》。雷や音、中々いないけど天星や幸運もここだよ!
4つ目は《影》。主に闇が多くて、他にも毒や幻が入寮するんだって!…ここだけの話、今年の入学生の中に魔王の長子が入学したらしいよ?
最後の5つ目は《氷》、氷や水属性が集まるね。この寮が1番、他の寮との親和性が高いんだ。元素の問題もあるけどね。」
「…お疲れ様、ハルラス。」
この量の話を一息で喋りきるハルラスに労りつつ、僕はある不安が頭をよぎっていた。
「…あの、さ、ハルラス。僕まだ魔法の属性を調べたことが無くて…。」
僕フレイ・ベレットー二は、まだ属性検査をした事がなかったのだ!
発現が遅かった僕が魔力を保有できるようになったのはほんの1年半前のことで。
魔力量と筆記試験で何とかこの学園に入学できたけど、まだメインで使える魔法もサブで使える魔法も分かって無かった……。
不安でグルグルする頭を何とかあげ、ハルラスにすがる思いで口を開く。
「っ、僕大丈夫かな?属性が無くって寮に入れなかったりする?」
ハルラスは大きな瞳をパチパチとさせると、お腹を抱えて笑いだした。
「あ゛ーはははははっ!ひぃー、笑い死ぬこれ笑。ぶはっ、あっはは」
講堂の入口辺りで笑い出すもんだから、ハルラスの笑い声はかなり響いている。
恥ずかしくなった僕は、横腹にパンチをお見舞いしておいた。
「ぐっ、まぁ悪かったって。てか大丈夫、偽装工作させない為にこれから皆水晶に手をかざして属性を調べるよ。」
だから安心して、そういうハルラスは半笑いで肩を叩いてきた。
調子いいなほんとに!
「さすが物知り、36年生きてるだけあるね~?」
「ちょっ!年齢出すのはずるいからなー!というかまだ僕だって子供だしー?」
なんて冗談を言いながら、講堂の中心へ向かう。そこには僕達と同じ学年の子達がぞろぞろと集っていた。
ゴーン ゴーン……
鐘の音が鳴った。これは授業開始の合図だ。
これから始まる寮の組み分けに、僕はワクワクしていた。
少しの休み期間を開け、今日は待ちに待った登校日だ。
朝からソワソワと落ち着きのない僕は、身支度を済ませると下の階へと降りていく。
宿屋のおばさんに挨拶をすると、ドアを開け外の空気を吸った。
朝の空気は凛としていて、肺には冷たい空気が流れ込んでくる。朝露が太陽の光を反射しキラキラと輝く姿は僕を応援してくれているように見えた。
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「あっ、おはよー!」
「おはようハルラス、もう来てたの?」
校門前で手を振るハルラスに駆け寄った。
道に迷っても時間までに着けるように少し早く出た僕よりも先に着いていたハルラスにそう尋ねる。
「まぁね笑、さっ早く講堂に向かおうよフレイ。僕どの寮になるかなー?」
合流した僕たちは校門をくぐり、色んな種族が集う学園へと足を踏み入れた。
初日の今日は講堂で寮決めが行われる。
学園に通う生徒はほぼ全員が寮暮らしをするため、寮決めは必須イベントであり、後輩を迎える先輩達の間では一大イベントでもあるのだ。
対抗戦なども行われるなど、チームとして動くことが殆どであるらしい。
「楽しみだなぁ。…でも寮って何で決まるの?」
くじ引きでもするのだろうか?
大抽選会になっている講堂が僕の頭を掠めていった。
「えっ!?…フレイ知らなかったの?これ結構有名な話だよ。」
そう言うと、フフンッと鼻を鳴らし説明を続けてくれた。
「まず、寮には五つ種類があるんだよ!
1つ目は《炎》、火や熱に関する魔法を主として使う人が選ばれるよ!
2つ目は《地》、ここが1番多いかな。地でまとめているけど風・植物とかも皆ここに入るんだ。
3つ目《光》。雷や音、中々いないけど天星や幸運もここだよ!
4つ目は《影》。主に闇が多くて、他にも毒や幻が入寮するんだって!…ここだけの話、今年の入学生の中に魔王の長子が入学したらしいよ?
最後の5つ目は《氷》、氷や水属性が集まるね。この寮が1番、他の寮との親和性が高いんだ。元素の問題もあるけどね。」
「…お疲れ様、ハルラス。」
この量の話を一息で喋りきるハルラスに労りつつ、僕はある不安が頭をよぎっていた。
「…あの、さ、ハルラス。僕まだ魔法の属性を調べたことが無くて…。」
僕フレイ・ベレットー二は、まだ属性検査をした事がなかったのだ!
発現が遅かった僕が魔力を保有できるようになったのはほんの1年半前のことで。
魔力量と筆記試験で何とかこの学園に入学できたけど、まだメインで使える魔法もサブで使える魔法も分かって無かった……。
不安でグルグルする頭を何とかあげ、ハルラスにすがる思いで口を開く。
「っ、僕大丈夫かな?属性が無くって寮に入れなかったりする?」
ハルラスは大きな瞳をパチパチとさせると、お腹を抱えて笑いだした。
「あ゛ーはははははっ!ひぃー、笑い死ぬこれ笑。ぶはっ、あっはは」
講堂の入口辺りで笑い出すもんだから、ハルラスの笑い声はかなり響いている。
恥ずかしくなった僕は、横腹にパンチをお見舞いしておいた。
「ぐっ、まぁ悪かったって。てか大丈夫、偽装工作させない為にこれから皆水晶に手をかざして属性を調べるよ。」
だから安心して、そういうハルラスは半笑いで肩を叩いてきた。
調子いいなほんとに!
「さすが物知り、36年生きてるだけあるね~?」
「ちょっ!年齢出すのはずるいからなー!というかまだ僕だって子供だしー?」
なんて冗談を言いながら、講堂の中心へ向かう。そこには僕達と同じ学年の子達がぞろぞろと集っていた。
ゴーン ゴーン……
鐘の音が鳴った。これは授業開始の合図だ。
これから始まる寮の組み分けに、僕はワクワクしていた。
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