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愛と執着の間で
しおりを挟む前に会ってから、2週間が経っていた。
彼からのメッセージは少しずつ減って、私は不安と焦りの中で、自分から連絡した。
「……久しぶり」
「うん、久しぶりだね」
そう返信が来たのは、夜の10時過ぎ。
そのままトントンと話が進み、翌日の夜に、またあのホテルで会うことになった。
再会した彼は、以前と変わらない落ち着いたスーツ姿。でもどこか、瞳の奥が鋭く光っていた。
部屋に入るなり、彼は私の腰を引き寄せた
「会いたかったって、言ってみて」
「……会いたかった」
「俺以外の人には、会ってないよね?」
「え……」
「嘘、つかないで。わかるから」
低くてやさしい声。
でもその奥には、支配的な熱が滲んでいた。
「俺のこと、どうでもよくなったのかと思った。……こんなふうに濡れてるくせに」
彼の手が私の太ももを這って、スカートの内側へと滑り込む。
ショーツの上から指でなぞられただけで、びくんと身体が反応した。
「……やっぱり、身体は嘘つけないんだね」
「違う……そんなつもりじゃ」
「じゃあ、証明して」
彼はゆっくりと膝をついた。
まるで礼儀正しく何かを始める前のような仕草で、私の脚をそっと開く。
「今日は、俺がずっと舐めてあげる。……どこよりも、誰よりも、奥まで感じさせるから」
ベッドに座らされた私は、脚をM字に開かれていた。スカートを腰までめくられ、ショーツはゆっくりと脱がされる。
「この匂い、覚えてる。……俺の舌が好きな味だ」
彼の舌が、そっと花びらに触れた瞬間──
身体が勝手に震えた。
「ひっ……ぁ……!」
「まだ触れただけ。……これから、もっと感じて」
彼の舌は驚くほどやさしく、でも逃がさない。クリトリスを先端でなぞり、舌全体で押し潰すように這わせてくる。
「このクリ……俺が育てたんだよね。こんなに柔らかくて、敏感になってる」
ねっとりと絡むような舌づかい。
唾液が混じったぬめりが、熱く、いやらしく私の中を溶かしていく。
「もっと開いて。舌、奥まで届かせて」
両脚を押し広げられ、彼の顔が深く潜り込む。割れ目を舌先でなぞられながら、クリの真上を上下に小刻みに刺激されると、意識が飛びそうになる。
「は、ぁ……っ、やばい、イきそう……っ」
「イって。全部、俺の舌の中で」
ビリビリと絶頂が襲い、太ももが跳ねた瞬間、彼は舌を止めなかった。
イった直後の敏感なそこを、執拗に、執念深く舐め続ける。
「こんな顔、他の男にも見せた?」
「っ……見せてない、ほんとに……!」
「なら、もっと見せて。……俺だけのものになった顔を」
彼の手が私の指を絡めながら、もう片方の手で腰を引き寄せる。
「全部、俺が記憶しておく。お前の反応も、声も、絶頂の瞬間も」
再び舌が滑り、今度は指を添えながら中まで押し広げてきた。
舌と指の同時責めに、私は泣きながら何度も絶頂を繰り返した。
「お前の中……舌でも指でも、ぜんぶ気持ちいい。もう、誰にも渡せないよ」
目を潤ませたまま抱きしめられて、私は何も言えなかった。
ただ、彼の舌が、指が、私を誰より深く満たしていた。
ベッドの上。私は、シーツの上に膝を立てて座らされていた。
脚を開かされたまま、身体は汗と絶頂の余韻でぐったりしているのに、彼はそこから、さらに私を“晒させよう”としていた。
「ねぇ……スマホ、出すね。……この顔、動画で残す」
そう言って、彼がスマホを構える。
画面の先に映るのは、脚を開いた私。
少し乱れた髪、唇の端に残る唾液、濡れた太もも。
そして、愛液で光っているアソコ。
「そのまま……自分で、触って」
「え……」
「俺の前で、オナニーして。見てるから」
一瞬、空気が止まった気がした。
けれど、彼の目は真剣で、何よりも熱を帯びていて──逃げられなかった。
「恥ずかしい……よ……」
「知ってる。……でも、そんなふうに恥ずかしがりながらイくお前が、俺はいちばん興奮するんだよ」
彼の言葉に導かれるように、私は震える指を下に伸ばした。
クリトリスの上に中指が触れた瞬間、ビクッと震えが走る。
「そう……もっと、ゆっくりなぞって」
「んっ……っ……は、ぁ……」
「声、我慢しない。俺は今、全部見てる」
彼の視線が、スマホ越しに、そしてそのままの目で、じっと私を捉えている。
熱くて、逃げたくなるほど真っ直ぐな目。
でも、それが怖くて、気持ちよくて──ゾクゾクした。
「ほら、もっと割って。指でちゃんと、自分を広げて」
言われるまま、片手で割れ目を開いて、もう片方の指で小さな粒を撫で始める。
とろっと溢れる愛液が、動く指先を濡らす。
「もう、トロトロじゃん。……こんなにいやらしく濡れて、自分で擦って、気持ちいい?」
「……うん……」
「ちゃんと、言葉にして」
「……気持ちいいです……」
「どこが?」
「……クリ……です。さわってると……止まらない……」
「イキたい?」
「……はい……イキたい……です」
「じゃあイっていい。でも、ちゃんと俺の名前、呟きながらイけよ」
「○○さん……○○さん、みてて……っ」
画面越しに、私の全てが記録されていく。
指の動き、腰の揺れ、漏れる声、絶頂に向かう瞬間の表情──
「はっ、あっ……イく……イッちゃう……!」
「ほら、もっと、もっと擦って。お前がイく瞬間、全部残す」
ぐしゃっとシーツを掴みながら、身体が跳ね上がる。
アソコから愛液が飛び散るように噴き出して、脚がガクガクと震える。
「はぁ……っ、も、だめ……恥ずかしい……」
「恥ずかしくない。最高だった。……ほんと、いい子」
スマホを止めた彼が、ベッドに上がり、ぐったりした私の髪をそっと撫でた。
「俺以外には、絶対こんな顔見せるなよ」
「……うん」
「この動画、俺だけが持ってる。……これで、いつでもお前のこと思い出せるから」
絶頂でぐったりした身体を、彼が抱き寄せてくれる。
指先が髪を優しく梳き、額にキスを落としたあと──彼は、ふいにスマホを取り出した。
「さっきの……撮ったやつ、見せてあげる」
そう言って差し出された画面に映っていたのは、さっきの私。
脚を開いて、自分で自分を擦って、乱れた顔でイってる姿。
「……やだ、無理……見たくない……!」
思わず顔を背けようとすると、彼が腕を回して肩を固定する。
「逃げないで。ちゃんと自分の顔、見て。……イく瞬間の声、表情、動き。これが、今のお前のリアルだから」
画面の中の私は、喘ぎながら指を擦りつけて、びくびくと脚を震わせていた。
恥ずかしくて、胸が苦しくて、でも目が離せなかった。
「……見ながら、俺の指、受け入れて?」
彼の手が、ゆっくりと脚のあいだに滑り込んでくる。
まだ濡れたままのそこを、そっとなぞられた瞬間──さっきの興奮が再点火したように、身体が反応してしまう。
「……え?こんなにまた濡れてる。……動画見ながら感じてるの?」
「ちが……っ、そうじゃ……!」
「違わない。お前、イってる自分の顔に興奮してる。……ほんと、いやらしいね」
彼の指がゆっくり中に差し込まれた。
さっきまで敏感だった膣内が、ぐっと締まりながら彼の指を飲み込んでいく。
「気持ちいい?」
「……きもち、いい……っ」
「じゃあ、もっと見て」
スマホを片手に、彼はもう一方の手で私を責め続ける。
指先がぐちゅぐちゅと奥を擦り上げ、時折クリの上をなぞる。
「イってる瞬間、ほら、自分で指を速めて……この声、聞こえる?」
画面から流れる自分の声と、今まさに喘ぐ自分の声が混ざって、頭が真っ白になっていく。
「……んっ、やだ、また、イク……っ」
「じゃあイっていい。お前が、自分のオナニー姿見ながらイくなんて、最高にエロいから」
彼の指が、ぐっと奥を突き上げてきた。
その瞬間、画面の中の自分と重なるように、また一つ、波が身体を襲った。
「……あっ、イクっ、あっあっ、イクぅ……!」
腰が跳ねて、頭が痺れて、涙が滲むほどの絶頂。
全身が熱くて、恥ずかしくて、それでも彼の指を締めつけていた。
「いい子。ほんとに、俺好みのカラダと反応する」
彼は動画を止め、スマホをベッドサイドに置いた。
「この顔、これからも残していくよ。……記録も、記憶も、俺のものだから」
その声に、心の奥がゾクリと震えた。
私はもう、彼の視線なしではイけない身体になっていた。
唇に、やさしいキス。
けれどその中には、確かな独占欲が潜んでいた。
「次は……俺の指じゃなくて、俺そのもので、感じさせるよ」
彼の低くて熱のある声が、再び私の奥を刺激していく。
彼の指で何度もイかされたあとの身体は、ぐったりとベッドに沈み込んでいた。
シーツの冷たさが心地よくて、肩で息をする私の髪を、彼がゆっくりと撫でる。
まるで壊れものに触れるみたいな、優しくて静かな手つき。
彼の顔を見上げると、じっと私を見つめる目があった。
暗い瞳の奥に、何か言いかけて飲み込んだような気配がにじんでいる。
「ねぇ……俺と会ってない間、誰かと……してた?」
その一言に、心臓が跳ねた。
彼の声は穏やかだったけれど、目は全然笑っていなかった。
「……してないよ。ほんとに、誰とも」
「……ほんと?」
「うん、ほんと。怖かったもん……また、会えなくなるかと思って」
そう答えると、彼の表情がふっと緩んだ。
でもそのあとすぐ、低くて、どこか棘を含んだ声が降ってきた。
「だったら、ちゃんと約束して。……他の誰とも、会わないって」
「……うん」
「誰にも触れさせない。俺だけに濡れて、俺だけにイく。……それが、条件」
ベッドの上で向かい合ったまま、彼の目が私を捉えて離さない。
言葉よりも、ずっと深く刺さる視線だった。
「……うん。約束する」
「よく言えました。……じゃあ、ご褒美」
そっとキスを落とされる。
さっきまであんなふうに激しく責めてきたくせに、このキスは驚くほど静かで、やさしかった。
彼の手が私の頬を撫で、指先で涙のあとを拭ってくれる。
「こんな顔……俺以外には絶対見せるなよ」
「……うん」
その言葉が、胸の奥に甘く残る。
ベッドから降りて、身支度を整えながらも、彼は何度も私のことを振り返って見ていた。
「帰り、気をつけて。……ちゃんと水分摂って」
「ありがとう……あなたも」
「俺は平気。……でも、お前が心配。今、すごく綺麗で、危ういから」
最後の一言は、まるで独り言みたいだった。
けれどその目は、確かに私を射抜いていた。
部屋を出る前、もう一度だけ、彼が背中から抱きしめてきた。
「また連絡する。……でも、俺が連絡するまで、ほんとに誰とも会うなよ。
それ、守れないなら……次はもっと意地悪なこと、するかも」
耳元で囁く声は、やさしくて、甘くて、でもどこかこわいくらい真剣だった。
「……わかった。会わない」
「よし、いい子」
キス。
深くて、名残惜しくて、離れがたいキスだった。
その夜の別れ際、私は彼の腕の中で、恋と執着の境界線が曖昧になる音を、確かに聞いた気がした。
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