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第1章 目覚め
8☆
しおりを挟む「……うぅ……」
目覚めた俺はステータスプレートを確認する。
ーーー
[名前] 国城 護 [年齢] 29
[職業] 荷物持ちLv3
[スキル] 近距離武器Lv1
中距離武器Lv1
短剣術Lv1
弓術Lv1
投擲術Lv1
格闘術Lv6
生活魔法Lv2 UP
魔力感知Lv1 NEW
魔力操作Lv1 NEW
身体強化Lv5
状態異常耐性Lv5
気配察知Lv3
危険察知Lv2 UP
鑑定Lv3
解体術Lv1
[固有スキル] 言語理解
収納空間
転職
[加護] 創造神の加護
[称号] 異世界人
ーーー
魔力が上がったかどうかは、どれだけ魔法が使えるかでしかわからないから、就寝前に確認しよう。
ただ、昨日の練習のお陰で新たなスキルを取得できた。
魔法を使う上で必要なスキルなのでLv上げは必要だ。
服を着替えて装備を着ける。
食堂に降りて、朝食を食べて、ギルドに向かう。
気絶して寝たわりには、寝坊しなかったようだ。
朝から賑やかなギルドの受付に多少緊張はしたが、ルフルさんのいる受付の列に並んで自分の番まで待つ。
「おはようございます、マモルさん。今日の依頼はホーンラビット3体の討伐依頼です」
ギルドカードを渡し、依頼登録を行ってもらう。
「ホーンラビットを1体討伐してますが、油断せずに3体討伐してきてくださいね」
「わかりました」
「あ、マモルさん!」
ギルドを後にしようとした俺にルフルさんが呼び止める。
「ギルマスから伝言です。武器屋で武器を受け取ってくださいとの事です。……マモルさん、もうスキルを取得したんですか?」
「……えぇ、そうなんです。了解しました、ありがとうございますとエヴァンに伝えてください」
「承知しました。頑張ってきてください」
ルフルさんに笑顔で送られる俺を何人かの憎悪の目に射されながらギルドを後にする。
「坊主! もう武器スキルを取得したんじゃってな!?」
バカでかい声で怒鳴るオウグさんがカウンターに木製の弓と鉄製の剣や槍等、昨日取得したスキルに合う武器を並べていく。
「自分でもビックリしました。あんな早く取得できるとは思ってなかったので」
「ちげぇねぇ! 普通は早くて1週間ぐらいかかるもんじゃ!」
オウグの話によると、適正がある武器で早くて1週間かかるところを、荷物持ちである俺が数回素振りしただけで取得できたことに驚いていた。
エヴァンが確認していることから信じたらしい。
「魔獣ぐらいなら鉄製の武器で大丈夫じゃが、魔物は鉄製の武器だけでは倒せんぞ」
「……もし魔物と出会ったらどうしたらいいですか?」
剣を鞘から抜いたオウグさんは剣に魔力を込める。
刀身が1cm程の白い光に覆われる。
「武器に魔力を纏わせるんじゃ。それが出来んなら逃げろ」
魔力を鎮めて、剣を鞘に戻し俺に渡す。
「魔力を纏わせる……ですか」
鞘をベルトに引っ掻けてから剣を抜き、魔力を込める。
刀身が荒れ狂う白い光に覆われる。
「ふむ。纏わせることは出来とるが、無駄が多いな」
このまま魔物を切ると、魔力消費が激しい上にさほどダメージを与えれないそうだ。
武器に魔力を纏わせるイメージをしっかり持てば出来るはずだとアドバイスをもらう。
オウグさんが纏わせた魔力をイメージしていくと、次第に荒れ狂う光が収まり、刀身から1cmの辺りで白い光が収まった。
「……あれだけの助言でやってのけるたぁ、たいしたもんじゃ」
最初のうちは魔物に出会った時点で魔力を纏わせ戦い。
魔力を纏わせる事に慣れてきたら、攻撃する直前で纏わせるようにすれば魔力消費が少なくてすむと助言をもらう。
それと魔力を体外に展開する方法もあると教えてもらった。
全身を魔力で覆うと魔法攻撃の威力を抑える事が出来る。
操作する魔力の量によって完全に威力を抑える事も可能なんだそうだ。
筋肉に魔力を纏わせる身体強化や魔力を一定の範囲に展開する感知領域等、単身で冒険者をする上で必要な魔力の使い方をオウグさんから教わった。
お礼を述べて、武器屋を後にした。
王都を出て、西の森に着いた俺は感知領域を展開してみた。
まぁ、魔力を体の外に展開して2m辺りで止めただけなんだが、それで正解だったようだ。
目の前に3Dのマップが表示され、視界の右上にはレーダーのような表示が現れた。
レーダーの端の方に赤い点があり、ホーンラビットと表記されていた。
レーダーは魔物や魔獣といった敵意のある者を赤点で、薬草や鉱石などの素材系を緑点で表すようだ。
3Dマップは感知領域内で得た情報を3Dマップとして残しておくようだ。
常に感知領域で情報を得ていけば、その内地図が要らなくなるな。
そう思いながら、レーダーに現れるホーンラビットを片っ端から討伐しては血抜きをして収納空間に収めていった。
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