JOB CHANGE

サクタマ

文字の大きさ
8 / 44
第1章 目覚め

8☆

しおりを挟む

「……うぅ……」

目覚めた俺はステータスプレートを確認する。

ーーー
[名前] 国城 護 [年齢] 29
[職業] 荷物持ちポーターLv3 
[スキル] 近距離武器Lv1 
      中距離武器Lv1
      短剣術Lv1
      弓術Lv1 
      投擲術Lv1
      格闘術Lv6 
      生活魔法Lv2 UP
      魔力感知Lv1 NEW
      魔力操作Lv1 NEW
      身体強化Lv5 
      状態異常耐性Lv5
      気配察知Lv3 
      危険察知Lv2 UP
      鑑定Lv3 
      解体術Lv1 
[固有スキル] 言語理解
        収納空間
        転職
[加護] 創造神の加護
[称号] 異世界人
ーーー

魔力が上がったかどうかは、どれだけ魔法が使えるかでしかわからないから、就寝前に確認しよう。

ただ、昨日の練習のお陰で新たなスキルを取得できた。

魔法を使う上で必要なスキルなのでLv上げは必要だ。


服を着替えて装備を着ける。

食堂に降りて、朝食を食べて、ギルドに向かう。



気絶して寝たわりには、寝坊しなかったようだ。

朝から賑やかなギルドの受付に多少緊張はしたが、ルフルさんのいる受付の列に並んで自分の番まで待つ。


「おはようございます、マモルさん。今日の依頼はホーンラビット3体の討伐依頼です」

ギルドカードを渡し、依頼登録を行ってもらう。

「ホーンラビットを1体討伐してますが、油断せずに3体討伐してきてくださいね」

「わかりました」


「あ、マモルさん!」

ギルドを後にしようとした俺にルフルさんが呼び止める。

「ギルマスから伝言です。武器屋で武器を受け取ってくださいとの事です。……マモルさん、もうスキルを取得したんですか?」

「……えぇ、そうなんです。了解しました、ありがとうございますとエヴァンに伝えてください」

「承知しました。頑張ってきてください」

ルフルさんに笑顔で送られる俺を何人かの憎悪の目に射されながらギルドを後にする。



「坊主! もう武器スキルを取得したんじゃってな!?」

バカでかい声で怒鳴るオウグさんがカウンターに木製の弓と鉄製の剣や槍等、昨日取得したスキルに合う武器を並べていく。

「自分でもビックリしました。あんな早く取得できるとは思ってなかったので」

「ちげぇねぇ! 普通は早くて1週間ぐらいかかるもんじゃ!」

オウグの話によると、適正がある武器で早くて1週間かかるところを、荷物持ちポーターである俺が数回素振りしただけで取得できたことに驚いていた。

エヴァンが確認していることから信じたらしい。

「魔獣ぐらいなら鉄製の武器で大丈夫じゃが、魔物は鉄製の武器だけでは倒せんぞ」

「……もし魔物と出会ったらどうしたらいいですか?」

剣を鞘から抜いたオウグさんは剣に魔力を込める。

刀身が1cm程の白い光に覆われる。

「武器に魔力を纏わせるんじゃ。それが出来んなら逃げろ」

魔力を鎮めて、剣を鞘に戻し俺に渡す。

「魔力を纏わせる……ですか」

鞘をベルトに引っ掻けてから剣を抜き、魔力を込める。

刀身が荒れ狂う白い光に覆われる。

「ふむ。纏わせることは出来とるが、無駄が多いな」

このまま魔物を切ると、魔力消費が激しい上にさほどダメージを与えれないそうだ。

武器に魔力を纏わせるイメージをしっかり持てば出来るはずだとアドバイスをもらう。

オウグさんが纏わせた魔力をイメージしていくと、次第に荒れ狂う光が収まり、刀身から1cmの辺りで白い光が収まった。

「……あれだけの助言でやってのけるたぁ、たいしたもんじゃ」

最初のうちは魔物に出会った時点で魔力を纏わせ戦い。

魔力を纏わせる事に慣れてきたら、攻撃する直前で纏わせるようにすれば魔力消費が少なくてすむと助言をもらう。

それと魔力を体外に展開する方法もあると教えてもらった。

全身を魔力で覆うと魔法攻撃の威力を抑える事が出来る。

操作する魔力の量によって完全に威力を抑える事も可能なんだそうだ。

筋肉に魔力を纏わせる身体強化や魔力を一定の範囲に展開する感知領域等、単身で冒険者をする上で必要な魔力の使い方をオウグさんから教わった。

お礼を述べて、武器屋を後にした。




王都を出て、西の森に着いた俺は感知領域を展開してみた。

まぁ、魔力を体の外に展開して2m辺りで止めただけなんだが、それで正解だったようだ。

目の前に3Dのマップが表示され、視界の右上にはレーダーのような表示が現れた。

レーダーの端の方に赤い点があり、ホーンラビットと表記されていた。

レーダーは魔物や魔獣といった敵意のある者を赤点で、薬草や鉱石などの素材系を緑点で表すようだ。

3Dマップは感知領域内で得た情報を3Dマップとして残しておくようだ。

常に感知領域で情報を得ていけば、その内地図が要らなくなるな。

そう思いながら、レーダーに現れるホーンラビットを片っ端から討伐しては血抜きをして収納空間に収めていった。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

冷遇された聖女の結末

菜花
恋愛
異世界を救う聖女だと冷遇された毛利ラナ。けれど魔力慣らしの旅に出た途端に豹変する同行者達。彼らは同行者の一人のセレスティアを称えラナを貶める。知り合いもいない世界で心がすり減っていくラナ。彼女の迎える結末は――。 本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。 カクヨムにも同じ作品を投稿しています。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

道化たちの末路

希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…

まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。 しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。 選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。 選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。 貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…? ☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

処理中です...