JOB CHANGE

サクタマ

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第1章 目覚め

12☆

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「……今回は40回か」

ステータスプレートを確認して驚く。

ーーー
[名前] 国城 護 [年齢] 29
[職業] 荷物持ちポーターLv8 UP
[スキル] 近距離武器Lv5 UP
      中距離武器Lv5 UP
      短剣術Lv4 UP
      弓術Lv3 UP
      投擲術Lv1
      格闘術Lv6 
      回復魔法Lv1 
      生活魔法Lv5 UP
      魔力感知Lv6 UP
      魔力操作Lv5 UP
      身体強化Lv5 
      状態異常耐性Lv5
      気配察知Lv5 UP
      気配遮断Lv3 UP
      危険察知Lv3 
      鑑定Lv5 UP
      解体術Lv1 
      マッピングLv4 UP
[固有スキル] 言語理解
        収納空間
        転職
[加護] 創造神の加護
[称号] 異世界人
ーーー

もうそろそろポーターから抜けることができそうだ。

新しい職業は何が増えているか判らないが、Lv10になれば判るだろう。

警備服に着替えて、……あれ?

切れて穴の空いてたはずの箇所が直ってる……。

警備服に鑑定を使うが、特に何もない。

何故だと色々試行錯誤していると、収納空間に自動修復と自動清潔の機能が増えていた。

衣服の傷を直し、清潔にしてくれるようだ。

便利な機能だな……。

気を取り直し、朝食を食べ、ギルドに向かう。



朝から盛況な受付でゴブリンとホーンラビットの依頼を持って、ルフルさんの受付の列に並ぶ。

「おはようございます、マモルさん」

「ルフルさん、おはようございます。今日はゴブリンとホーンラビットの討伐依頼をしてきます。登録おねがいします」

依頼書とギルドカードを渡し、登録をしてもらう。

この登録はギルドが冒険者の動向を把握しておくのに必要なことで、依頼の難易度から達成までにかかる期間を
過ぎた場合に冒険者の行方を探す目安にするのだ。

期間を過ぎた場合には違約金が発生するし、最悪の場合ランクの降格もある。

ただし、依頼を達成するのに困難な障害がある場合は期間が過ぎても違約金の発生やランクの降格はない。

いつものように西の森に向かい、ホーンラビットと威嚇してきたブレードディアを狩り、ゴブリンを探す。


今日発見したゴブリンは2体で行動していた。

粗末なこん棒を持ち、辺りをキョロキョロと見ながら進んでいた。

……背後の警戒がお粗末なんだよな。

頭を狙って矢を射ると、ヘッドショットが決まった。

1体が倒れたことで辺りを更に警戒しだしたゴブリンを木の上から狙撃する。

呆気なく2体のゴブリンを屠った俺は素早く耳と魔石を回収する。

それから4体のゴブリンを同じように屠り、森の中を駆けていると正体不明の敵がこちらに向かってきていた。


開けた場所の木の上で待っていると、1体の大きめのゴブリンが現れた。


ホブゴブリンという1段階進化したゴブリン。

人間種の12、3歳の体格で少し知恵がある。


冒険者から奪ったと思われるボロボロのショートソードと革鎧を身に付けていた。

奴は木の上も警戒していた。

どうやら、ゴブリン達の死に方から上からの攻撃を警戒しているようだ。

……厄介だな。

俺はここでぶっつけ本番の魔法を使うことにしてみた。

火魔法は森が燃えるかもしれないので、風魔法を使ってみる。

左手を奴に向け、風の刃が飛んでいくのをイメージする。

「……風刃エアーブレード

頭に浮かんだ言葉を呟くと、魔力が左手に収束して風の刃が飛翔する。


ーーーシュンッ!


「……グゾッ!」

不可視の風の刃を避けようとしていたが、奴の右腕を切り飛ばす。

こちらの位置も判っただろうから、飛び降りて剣を左から横薙ぎに振るう。

「ッ! グゾッ!」

身を屈めて避けた奴はそのままタックルを仕掛けてくる。

反射的に右膝を奴の顎にぶち当てる。

崩れ落ちる奴にトドメとして首を跳ねる。


ーーーガサッ


ホブゴブリンを収納しようと手を当てたとき、3体のホブゴブリンが現れた。

大きめの盾を持った奴に弓を持った奴、杖を持った奴。

倒したホブゴブリンを収納し、剣を構えて後退する。

矢が飛んできたので剣で払うと火の玉が飛んでくる。

右に飛んで避けると、火の玉は後ろの木に当たり焦げる。

燃え移りはしないのかと一安心したものの、盾を持った奴が体格に似合わない素早さで盾を前面にして突っ込んでくる。

「ッ! くそが!」

剣を盾にして衝撃に耐えるように下半身に力を込めるが、予想以上の衝撃に吹き飛ばされる。

木にぶつかった俺が顔を上げると、矢が頭に飛んできていた。

「まじか!」

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