10 / 26
夏至前二日~羊牛~
しおりを挟む
「起きろ!家に着いたぞ」
急に馬車が止まり、男の声が降ってきた。
一瞬自分がどこにいるのかわからなくなった。
馬車が止まった横に、木造の小さな家が建っている。家の隣には、大きな納屋があり、脇を流れる小川を利用して、水車が規則正しく廻っていた。
「おいっ!ひよこ頭!お前も起きろ。まったく、こんな状況でよく眠れるな。」
隣で寝るレイが男の声でしぶしぶ起き上がった。
「おかえりお前さん。なんだいこのひよこ頭は」
家の中から、ひょこひょこと太った丸い顔の女の人が出てきた。
背は低く、肌は熟れた栗のような色をしていた。鼻はなく、鼻であろう部分には小さな穴が開いている。隣に立つ男の高い鼻と背がさらに高く見えた。
ものすごく見た目のバランスが悪いカップルだ。
「ぶ、ブラウニーの種だ。でも、ぶ、ブラウニーにしては、背が高い。こ、混血だよ。最近はどの種族も、純血が本当に少なくなった……」
レイはこっそりつぶやいた。
「ひよこ頭、あいさつしろ」
そんなに目立つかね。この頭。
そうは思ったものの、あたしはぺこりと頭を下げた。
レイをちらりと見ると、挨拶もせず、きょろきょろと物珍し気に周りを見ている。初夏の光に照らされた金の髪が、まぶしいくらい光っていた。
うん。目立つね。ごめんなさい。
「無銭飲食だ。ムチ打ちにしようかと思ったんだが、人手が足りないから連れてきた。羊牛の世話を一日させて、ちゃらにしようと思ってな。お前ら、なにぼさぼさしている!こっちに来い!」
レイを急がせながら、あたしたちは馬車から降りた。懐かしい牧草の匂いが体いっぱいに広がる。
「早くこい!」
「はいっ」
なるべくあたしの陰に隠れようとするレイを引っ張って、男の後についていく。
家の裏手にある木の囲いの中には、薄汚れた綿花の山がもこもこ動いていた。
よっく目をこらしてみると、綿花の山には、目と鼻がついている。
羊……というか牛?
顔と体の大きさが牛によく似ていて、体は短い足以外、全て羊の毛に覆われている。
「この羊牛に草を食べさせてこい。その合間にブラッシングをするんだ。」
男は、そう言って木で作られたごっついブラシを二つこちらに投げてよこした。
なるほど。羊牛ね。羊の皮を被った山羊ならぬ牛。
「全部で152頭だ。いいか。一頭も置いてくるなよ。あとで確認するからな。おい!危ない!」
筋肉頭が怒鳴った先にはレイがいた。あたしの後ろにいたはずの彼は、囲いを越えて、近くにいる羊牛に向かって歩いていく。
「レイ!」
あたしは、走って行って腕を引っ張った。
羊牛が声高く嘶いた。
レイが触ろうとした羊牛は、鼻息荒くまっすぐこちらに向かってきた。
あたしはあわててレイを囲いから押し出した。
羊牛は何度も囲いの横木にぶつかっている。
一頭の羊牛に呼応するように群れがざわざわと動き出す。
「もうっ。なにやってんの!牛は正面から近づいちゃだめなのよ。近くはよく見えるんだけど、遠くを見るにはかなり時間をかけて焦点をあわせなきゃなんないから、ゆっくりななめの方とか、後ろから近づかないとだめなのよ」
まあ、牛の場合だけど。見たところ反芻動物だから同じでしょ。
「そうなの?」
きょとんとしてレイは興奮し囲いにぶつかってきた羊牛をのんびり見た。
「おお、ひよこの姉ちゃんの方は良く知ってるじゃねえか」
かかかっと笑いながら、男が言った。
「これによく似た動物の世話をしているんです」
隣のすずおばさんの家で羊と牛の世話をしているけど、それが一緒になっている動物は初めてです。はい。
「姉弟なのに、弟は何にも知らないんだな」
いやいや、弟なんていませんから。
やっかいな兄が一人いるだけでもお腹いっぱい。
否定しようとしたけど、嬉しそうに「そ、そんな」と頭をかくレイを見て言うのをやめた。
何が嬉しいのか全くわからない。
「今年の毛並みはあんまり良くなくてな。夏至の祭りに立つ市まで少しでも良く見られるようにしたくて、お前らにブラッシングを頼もうと思ってな」
確かに、その動物の毛はしっとりと濡れたようにへたって……いや、べったりしていた。
「肉づきは良いんだがなあ」
筋肉男がつぶやいた。
「あ、これ、やっぱり食べるんですね」
「当たり前だろうが。あんたの弟がさっき食べていた肉がこれだよ」
……美味しくいただきました。
なるほど。毛も取れて肉も食べることが出来て。……つがいのニ頭だけでも、村に持って帰りたいな。ちまちま名物作りの試作品でおばちゃん達を肥えさせているより、よっぽど金になりそうだ。
筋肉男が羊牛を全部囲いに出している間に、レイは弾むような足取りで羊牛に近づいていた。
今度は興奮させることもなく、羊牛に近づくことが出来たようだった。
何が楽しいのか、レイは嬉々としてブラッシングをしている。
私もブラシ片手にゆっくり囲いの中に入った。
「よしよし。じっとしているのよ」
あたしはそう言いながら、そっと羊牛に触れた。
思ったより毛の量が多く、片手が肘まで埋もれた。
もふもふ感、半端ないな。
ブラッシングをしてるそばから、ふわふわ、もこもこが倍増していく。体の半分が膨らんだ羊牛を見て、後ろめたさがじわりと広がる。詐欺ではないけど、詐欺と言いたいくらい、毛が膨らむ。
あたしは白いもこもこ軍団を見渡した。牛と同じくらいに大きい羊の毛を全部ブラッシングするのは、時間がかかるだろう。
今から放牧に行き、草を食べさせて、ブラッシング。
どう考えても今日中にここを出発するのは厳しそうだった。
空港でどんな騒ぎにしているか、考えただけで頭が痛い。
落ち着かない足踏みが聞こえた方を見ると、レイがブラシをそっちのけで、羊牛の背中に乗ろうと四苦八苦していた。ブラッシングが気持ちよいのか、羊牛は目をつむりながら穏やかに草を食んでいる。これなら大丈夫そう。
「レイ!遊んでないで手を動かして。このままだと日暮れまでに終わらないわ」
しぶしぶ羊牛から降りて、手を動かし始めるレイを見ながら、あたしはそっとため息をついた。
水くみ桶を抱えた男が通りがかりに声をかけてきた。
「あ、お前ら、大した『力』もないと思って言ってなかったけど、『力』を使うとその毛は」
男の声とボンッと風船が割れるような音がしたのは同時だった。
「……そうなる」
男があーあ。という顔をした。
レイがブラッシングをしていた羊牛の毛が、べったりとした毛玉だらけの毛になっていた。
「なにやってんのよーあんたはー」
「いや、だって……こんなに多かったら、お、終わんないと思って……なんで?」
レイは不思議そうに両手を見つめる。
「あのな。『力』使っても良い物はできないんだよ。生き物相手は特に、その動物にかけた時間が大事なんだ。わかったら、その手でブラッシングしろ。この毛玉はおれが何とかしておく」
男は呆れたように言った。
「そろそろ放牧の時間だ。連れて行け。陽が落ちるまでは帰ってくるな。いいか、152頭だぞ。一頭だって置いてくるな。それと、くれぐれも黒の森には近づけるなよ」
「黒の森?」
「黒の森も知らないのか?とんだ田舎者だな……あの森だ」
男が太い指で遠くに見える森を指した。
「あそこには絶対近づくな。牛も近づけるな。命が惜しけりゃな」
そう言うと赤い目が睨んだ。あたしとレイは黙って頷いた。
男が囲いを開ける前に、ブラウニーの女の人が、遠くから服を投げてよこした。
「あ、あんた。ここいらは夕方になると冷えるんだよ。これをもってきな」
どうしておばちゃんという人種は世界共通に優しいのだろう。
あたしはお礼を言って麻袋に穴を開けたような簡素な服をもそもそ着込んだ。
「あ、ちょっと羊飼いっぽくない?」
あたしはくるりと回ってレイに見せた。
「……まあ、今までの服よりは、マ、マシなんじゃない?」
レイはそう言ってあらぬ方を見ている。
どこ見て言ってんのよ。
「そら。お前ら。早く行ってこい。もう先頭があそこにいるぞ」
「うわ。走るよ。レイ」
「え、待ってよ」
「黒い森だけ気をつけろよ!」
男が手を振った。
急に馬車が止まり、男の声が降ってきた。
一瞬自分がどこにいるのかわからなくなった。
馬車が止まった横に、木造の小さな家が建っている。家の隣には、大きな納屋があり、脇を流れる小川を利用して、水車が規則正しく廻っていた。
「おいっ!ひよこ頭!お前も起きろ。まったく、こんな状況でよく眠れるな。」
隣で寝るレイが男の声でしぶしぶ起き上がった。
「おかえりお前さん。なんだいこのひよこ頭は」
家の中から、ひょこひょこと太った丸い顔の女の人が出てきた。
背は低く、肌は熟れた栗のような色をしていた。鼻はなく、鼻であろう部分には小さな穴が開いている。隣に立つ男の高い鼻と背がさらに高く見えた。
ものすごく見た目のバランスが悪いカップルだ。
「ぶ、ブラウニーの種だ。でも、ぶ、ブラウニーにしては、背が高い。こ、混血だよ。最近はどの種族も、純血が本当に少なくなった……」
レイはこっそりつぶやいた。
「ひよこ頭、あいさつしろ」
そんなに目立つかね。この頭。
そうは思ったものの、あたしはぺこりと頭を下げた。
レイをちらりと見ると、挨拶もせず、きょろきょろと物珍し気に周りを見ている。初夏の光に照らされた金の髪が、まぶしいくらい光っていた。
うん。目立つね。ごめんなさい。
「無銭飲食だ。ムチ打ちにしようかと思ったんだが、人手が足りないから連れてきた。羊牛の世話を一日させて、ちゃらにしようと思ってな。お前ら、なにぼさぼさしている!こっちに来い!」
レイを急がせながら、あたしたちは馬車から降りた。懐かしい牧草の匂いが体いっぱいに広がる。
「早くこい!」
「はいっ」
なるべくあたしの陰に隠れようとするレイを引っ張って、男の後についていく。
家の裏手にある木の囲いの中には、薄汚れた綿花の山がもこもこ動いていた。
よっく目をこらしてみると、綿花の山には、目と鼻がついている。
羊……というか牛?
顔と体の大きさが牛によく似ていて、体は短い足以外、全て羊の毛に覆われている。
「この羊牛に草を食べさせてこい。その合間にブラッシングをするんだ。」
男は、そう言って木で作られたごっついブラシを二つこちらに投げてよこした。
なるほど。羊牛ね。羊の皮を被った山羊ならぬ牛。
「全部で152頭だ。いいか。一頭も置いてくるなよ。あとで確認するからな。おい!危ない!」
筋肉頭が怒鳴った先にはレイがいた。あたしの後ろにいたはずの彼は、囲いを越えて、近くにいる羊牛に向かって歩いていく。
「レイ!」
あたしは、走って行って腕を引っ張った。
羊牛が声高く嘶いた。
レイが触ろうとした羊牛は、鼻息荒くまっすぐこちらに向かってきた。
あたしはあわててレイを囲いから押し出した。
羊牛は何度も囲いの横木にぶつかっている。
一頭の羊牛に呼応するように群れがざわざわと動き出す。
「もうっ。なにやってんの!牛は正面から近づいちゃだめなのよ。近くはよく見えるんだけど、遠くを見るにはかなり時間をかけて焦点をあわせなきゃなんないから、ゆっくりななめの方とか、後ろから近づかないとだめなのよ」
まあ、牛の場合だけど。見たところ反芻動物だから同じでしょ。
「そうなの?」
きょとんとしてレイは興奮し囲いにぶつかってきた羊牛をのんびり見た。
「おお、ひよこの姉ちゃんの方は良く知ってるじゃねえか」
かかかっと笑いながら、男が言った。
「これによく似た動物の世話をしているんです」
隣のすずおばさんの家で羊と牛の世話をしているけど、それが一緒になっている動物は初めてです。はい。
「姉弟なのに、弟は何にも知らないんだな」
いやいや、弟なんていませんから。
やっかいな兄が一人いるだけでもお腹いっぱい。
否定しようとしたけど、嬉しそうに「そ、そんな」と頭をかくレイを見て言うのをやめた。
何が嬉しいのか全くわからない。
「今年の毛並みはあんまり良くなくてな。夏至の祭りに立つ市まで少しでも良く見られるようにしたくて、お前らにブラッシングを頼もうと思ってな」
確かに、その動物の毛はしっとりと濡れたようにへたって……いや、べったりしていた。
「肉づきは良いんだがなあ」
筋肉男がつぶやいた。
「あ、これ、やっぱり食べるんですね」
「当たり前だろうが。あんたの弟がさっき食べていた肉がこれだよ」
……美味しくいただきました。
なるほど。毛も取れて肉も食べることが出来て。……つがいのニ頭だけでも、村に持って帰りたいな。ちまちま名物作りの試作品でおばちゃん達を肥えさせているより、よっぽど金になりそうだ。
筋肉男が羊牛を全部囲いに出している間に、レイは弾むような足取りで羊牛に近づいていた。
今度は興奮させることもなく、羊牛に近づくことが出来たようだった。
何が楽しいのか、レイは嬉々としてブラッシングをしている。
私もブラシ片手にゆっくり囲いの中に入った。
「よしよし。じっとしているのよ」
あたしはそう言いながら、そっと羊牛に触れた。
思ったより毛の量が多く、片手が肘まで埋もれた。
もふもふ感、半端ないな。
ブラッシングをしてるそばから、ふわふわ、もこもこが倍増していく。体の半分が膨らんだ羊牛を見て、後ろめたさがじわりと広がる。詐欺ではないけど、詐欺と言いたいくらい、毛が膨らむ。
あたしは白いもこもこ軍団を見渡した。牛と同じくらいに大きい羊の毛を全部ブラッシングするのは、時間がかかるだろう。
今から放牧に行き、草を食べさせて、ブラッシング。
どう考えても今日中にここを出発するのは厳しそうだった。
空港でどんな騒ぎにしているか、考えただけで頭が痛い。
落ち着かない足踏みが聞こえた方を見ると、レイがブラシをそっちのけで、羊牛の背中に乗ろうと四苦八苦していた。ブラッシングが気持ちよいのか、羊牛は目をつむりながら穏やかに草を食んでいる。これなら大丈夫そう。
「レイ!遊んでないで手を動かして。このままだと日暮れまでに終わらないわ」
しぶしぶ羊牛から降りて、手を動かし始めるレイを見ながら、あたしはそっとため息をついた。
水くみ桶を抱えた男が通りがかりに声をかけてきた。
「あ、お前ら、大した『力』もないと思って言ってなかったけど、『力』を使うとその毛は」
男の声とボンッと風船が割れるような音がしたのは同時だった。
「……そうなる」
男があーあ。という顔をした。
レイがブラッシングをしていた羊牛の毛が、べったりとした毛玉だらけの毛になっていた。
「なにやってんのよーあんたはー」
「いや、だって……こんなに多かったら、お、終わんないと思って……なんで?」
レイは不思議そうに両手を見つめる。
「あのな。『力』使っても良い物はできないんだよ。生き物相手は特に、その動物にかけた時間が大事なんだ。わかったら、その手でブラッシングしろ。この毛玉はおれが何とかしておく」
男は呆れたように言った。
「そろそろ放牧の時間だ。連れて行け。陽が落ちるまでは帰ってくるな。いいか、152頭だぞ。一頭だって置いてくるな。それと、くれぐれも黒の森には近づけるなよ」
「黒の森?」
「黒の森も知らないのか?とんだ田舎者だな……あの森だ」
男が太い指で遠くに見える森を指した。
「あそこには絶対近づくな。牛も近づけるな。命が惜しけりゃな」
そう言うと赤い目が睨んだ。あたしとレイは黙って頷いた。
男が囲いを開ける前に、ブラウニーの女の人が、遠くから服を投げてよこした。
「あ、あんた。ここいらは夕方になると冷えるんだよ。これをもってきな」
どうしておばちゃんという人種は世界共通に優しいのだろう。
あたしはお礼を言って麻袋に穴を開けたような簡素な服をもそもそ着込んだ。
「あ、ちょっと羊飼いっぽくない?」
あたしはくるりと回ってレイに見せた。
「……まあ、今までの服よりは、マ、マシなんじゃない?」
レイはそう言ってあらぬ方を見ている。
どこ見て言ってんのよ。
「そら。お前ら。早く行ってこい。もう先頭があそこにいるぞ」
「うわ。走るよ。レイ」
「え、待ってよ」
「黒い森だけ気をつけろよ!」
男が手を振った。
0
あなたにおすすめの小説
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
異世界で魔法が使えない少女は怪力でゴリ押しします!
ninjin
ファンタジー
病弱だった少女は14歳の若さで命を失ってしまった・・・かに思えたが、実は異世界に転移していた。異世界に転移した少女は病弱だった頃になりたかった元気な体を手に入れた。しかし、異世界に転移して手いれた体は想像以上に頑丈で怪力だった。魔法が全ての異世界で、魔法が使えない少女は頑丈な体と超絶な怪力で無双する。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる