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7巻
7-1
しおりを挟む第一章 残された傷痕
零れ落ちた未来を、諦めることができますか?
クレセニア王国。その王都、ライデール。
王都の北側周辺には国王の住まう宮があり、貴族たちの館が集まる区域となっている。
堂々たる館が多く立ち並ぶ中でも、北端にある美しく壮大な建築物は、ひと際人々の目を引く。
陽の光を浴びて壁面に埋め込まれた輝石が輝く様から、白焔宮とも呼ばれるクレセニア王宮だ。
王太子リュシオンの住まう宮は、王宮の西翼にあった。
宮は広く、主であるリュシオンの私室の他に、いくつかの客間や十数人が会食できる食堂などがある。他にも、居間、会議室、応接室、書斎や図書室など、一人で住むには十分すぎるほどだ。
以前はその広さを持て余し気味だったが、最近では違う。ジーンをはじめとするリュシオンの側近が、頻繁に泊まり込むようになったからだ。
今、ルーナたちがいるのも、よく使われる客間の一室だった。
入ってすぐのところにテーブルや椅子が設えられた居間があり、奥の扉からは寝室に入ることができる。
居間には、執務に使うためか大きな机や書棚が置いてあり、寛ぐ場所というよりは書斎といった雰囲気が強い。
調度品の装飾は控えめで、豪奢な飾りよりも木や石などの素材の良さを生かしたものばかり。続き部屋の寝室も同じような調度品が置かれていた。
赤みを帯びた木材で作られた大きな寝台には、派手な象嵌の類いは見られない。だが、彫刻のみでも一流のものだということはわかる。
現在この部屋にいるのはルーナとカインに加え、ルーナの守護神獣であるシリウスとレグルス、そして風姫と水姫。さらに、先ほどルーナと契約を交わした火の精霊王――焔王ディグルレーメもいる。
十分な広さのある寝室だったが、緊迫した空気のせいで妙な圧迫感があった。
「兄様しっかりして!」
ルーナは、寝台に横たわった兄ジーンの手を握り、必死に声をかける。
しかし答える声はなく、握った手もだらりと脱力したままだ。
「兄様、兄様、お願い……」
ルーナはジーンの手を額に押しつけると、返事を求めて繰り返す。しかし、意識のないジーンが声を発することはなかった。
彼の手は熱のせいで熱く汗ばみ、荒い息からはその容体の悪さが窺える。そんな兄の姿を悄然と見つめるルーナの肩へ、後方から慰めるようにぬくもりが触れた。
「カイン……」
気遣わしげな顔をみせるカインへ、ルーナは涙に濡れた目を向ける。
掠れた声で、縋るように見つめてくるルーナに、カインは安心させるように言い聞かせた。
「ルーナ、大丈夫です。すぐにリュシオンが医師を連れて来てくれるはずです」
カインの言葉を聞き、ルーナは何度もうなずく。
地下水路でのヒュドラとの戦闘により、重傷を負ったジーン。
一刻も早い治療が必要なことから、ジーンを公爵邸ではなく、常に医師が待機する王宮に転移させると判断したのはリュシオンだ。
そうして王宮に到着するやいなや、彼は主治医を連れてくるために部屋を出て行ったのだった。
「お医者様が来たらすぐに治癒してもらうからね。そしたら大丈夫だよ」
ルーナは、ジーンに向かって声をかけるが、それは話しかけるというよりは、自分に言い聞かせるようだった。
ジーンはヒュドラに肩を噛みつかれた際、肩全体を骨折している。
単純な骨折であれば、治癒魔法によって治すことができるが、砕け散った骨を治すとなると、砕けた骨を整形してから治癒を施さなければならない。
何故なら、そのまま治癒魔法を行使すれば、欠損、あるいは歪な状態で骨がくっついてしまうからだ。骨折自体は治っても、損傷箇所に致命的な不具合を残してしまう。
白魔法といえど、万能ではない。失った手足を元に戻せないのと同じく、欠けたり歪んだりしたまま固まってしまえば、その後はどうすることもできないのだ。
だからこそ、防御魔法などで負傷することを避ける戦い方が望ましいとされている。
魔法語は、長い年月を経て失われてしまったとされるものも多い。にもかかわらず、防御魔法だけは今も多く伝わっているのは、そういった事情があるからなのだろう。
(兄様……ジーン兄様……)
ジーンの苦しげな様子に、これ以上声をかけるのを躊躇ったルーナは、心の中で必死に呼びかける。
骨にまで達する傷の方は、医師が来るまで本格的な治癒魔法を施せない。だがそれ以上に、ルーナを焦らせるのは別の要因だった。
負傷し衰弱したジーンを苦しめる高熱。おそらくヒュドラによる毒だ。
そう思い至ってすぐに、ルーナは白魔法である〈解毒〉の魔法を兄にかけた。
〈解毒〉には身体に害を及ぼす要因を除去したり、毒の拡散を抑えたりする働きがある。
しかしジーンの場合、〈解毒〉を試みても熱は一向に引くことなく、怪我からくる発熱と合わさって予断を許さない状況になっていた。
(どうして効かないの……?)
ルーナは途方に暮れて、ジーンの汗が滲んだ額に手を置く。
「毒じゃないの……?」
悔しげにつぶやくルーナに、カインが答える。
「わかりません。それか、あの怪物特有の攻撃なのか……」
ジーンを傷つけた怪物――ヒュドラ。
本来ならば、人里離れた秘境に棲息する魔物だ。強力な力を持つがゆえ討伐記録が少なく、その生態については謎が多い。
蛇に似たヒュドラの姿形から『毒』と仮定したものの、実際のところそれが正しいかどうかは誰もわかっていなかった。
「ヒュドラか……」
「〈解毒〉が効かないのは確かに異常だが、傷だけでここまでの高熱になるのはおかしい。やはり毒とみるのが妥当だろうな」
ジーンの眠る寝台に前足をかけ、シリウスとレグルスもそう判断する。
「でもこのままじゃ……」
そこまで口に出し、ルーナは言葉を途切れさせた。まるで、声に出すのが怖いとでも言うように。
すると後方で様子を窺っていた水姫が、ふわふわと宙を漂い寝台に近づいてきた。彼女は枕元まで来ると、浮いた状態でジーンを覗き込む。
「水姫さん?」
ルーナが訝しげに声をかけるが、水姫は黙ったままだ。
いつものように四、五歳の幼女の姿を取っている彼女は、丸みを帯びた顎に小さな手を当て、まじまじとジーンを見つめている。
『おい、水姫……』
ルーナの呼びかけにも反応しない水姫に、同じ精霊王である風姫が慌てて声をかける。
自らの主人は絶対。
普段であれば、ルーナに呼ばれ応えないという選択肢はない。
それでもまったく反応しない水姫の態度に、風姫も何かを感じ取ったのか、神妙な面持ちで彼女を見る。
『……瘴気だわ』
じっとジーンを見つめていた水姫が、ようやく口を開く。
「なに?」
「瘴気だと?」
水姫のつぶやきに、シリウスとレグルスが真っ先に反応した。
「どういうことです?」
その彼らの後ろから、カインが身を乗り出すようにして尋ねる。
色めき立つ皆の中で、焔王だけは部屋に入った時から変わらず、無言のまま状況を見守っている。
水姫はチラリとルーナたちに目を向けたあと、すぐにジーンへ視線を戻して話し出した。
『彼の身の内を冒しているのは毒じゃないわ。あの魔物から送り込まれた瘴気よ』
『なんじゃと!?』
水姫の言葉に、風姫が目を見開く。
精霊は、瘴気という穢れに対し、人間や獣よりも敏感に感じ取ることができる。にもかかわらず、風姫にはそれがまったく感じられなかったからだ。
シリウスやレグルスにしても同じだ。彼らも信じられないとばかりにジーンを凝視する。
しかし水姫は、確信を持った口調で重ねて言った。
『本当よ』
はっきりとうなずいてみせた水姫に、風姫は難しい顔をする。
『だが、妾には瘴気など欠片も感じられぬぞ』
風姫の不信に満ちた様子に、水姫は落ち着いた様子で話し出した。
『ええ、そうでしょうね。瘴気は彼の血の道に流し込まれたもの。しかもほんのわずかだから、感じ取るのは難しいわ』
『血の道にだと……』
風姫は眉間に皺を寄せ、ジーンへ視線を移す。
意識して彼を見ても、風姫には相変わらず欠片も瘴気を感じられない。しかし、これだけ水姫が強く主張するのならば本当なのだろう。
瘴気がわずかであるということに加え、人の身という器が結界の役割を果たし、皮肉なことに瘴気が完全にジーンの体内に閉じ込められている。風姫はそう推測した。
『うぬぬ……妾にはまったくわからぬのに……』
風姫が唸るように言う横で、ルーナは青い顔で水姫に問い質す。
「水姫さん、瘴気って……兄様も魔物になってしまうということなの?」
ルーナの脳裏に、エアデルトの王妃と、ピカーナの町の自警団員の姿が思い浮かぶ。
人が魔物になるという、信じられない変貌を遂げた二人。他にも、瘴気が獣を魔物へと変えてしまうことがあるのは皆が知るところだ。
どのような経緯で魔物化するのかは定かではないが、ひょっとしたら、体内に瘴気が入ることが原因なのかもしれない。
もしそうであれば、怪我どころの話ではない。
顔を青ざめさせるルーナを見て、水姫は穏やかに笑った。
『るーちゃん、大丈夫よ』
「水姫さん……」
水姫は、ジーンに真剣な目を向けて続ける。
『彼の体内にある瘴気は本当にわずかよ。わたくしが気づけたのだって、彼の血の道が、わたくしの領分だったからこそなのですもの』
「領分?」
ルーナは真剣な表情で、確かめるように水姫の言葉を繰り返す。そして、ハッと顔色を変えた。
『るーちゃんは気づいたようね』
水姫の問いかけに、ルーナはコックリとうなずいてみせる。
「血液……ううん、それだけじゃなくて人の身体には多くの水が含まれている。だから、水姫さんの領分ってわけなんだよね」
『その通りよ。――この血の道に潜む瘴気を取り除ければ、彼の身体がこれ以上悪くなることはないはず。とはいえ、人体の水は自然にある水とは違うから、わたくしたちが干渉できるようなものではないけれど……』
『だが、例外はある』
水姫の言葉を引き取り、風姫は思わせぶりに告げる。
「どういうこと……?」
ルーナは戸惑いながら問いかけた。
『通常は干渉することのできない体内の水だが、妾たち精霊と契約を交わした者は別だ。主と我らの間には強固な絆ができるからな』
風姫の言葉に、ルーナはなるほどと納得する。
だが、水姫と契約を交わしているのはジーンではなく、ルーナだ。
瘴気への対処方法がわかったとはいえ、精霊の契約者ではないジーンでは、それを実行することができない。
「でも、契約を交わしていない者には干渉できないんだよね? それなら、今から兄様が精霊と契約すれば、なんとかなる?」
ルーナはそう言って水姫を見るが、その案が現実的でないのは自覚していた。
兄妹の中でも強い魔力を持つユアンでさえ、精霊の姿を認知できるようになったのは最近のこと。それでもいまだ契約は交わせてはいない。
弟より魔力が少なく、精霊を見ることすら叶わないジーンが、そうそう簡単に契約できるとは思えなかった。
しかも今、ジーンは意識が混濁した状態なのだ。もし条件が整っていたとしても、この状態では無理と言わざるを得ないだろう。
「……駄目だよね」
自分の問いかけを自ら否定するルーナに、風姫は余計な期待を抱かせてしまったと気づいて肩を落とした。
そんな中、水姫が再び口を開く。
『るーちゃん、聞いて』
「水姫さん?」
『本来、契約した主でもない人間に、わたくしが影響を与えることはできないわ。でもね、るーちゃんの願いを叶えるのであれば、いくばくか干渉することは可能なのよ』
「えっ?」
『そうかっ!』
状況が呑み込めず、きょとんとするルーナの横で、風姫がぽんっと手を叩いた。
「どういうことだ?」
カインが口を出すと、風姫は得意顔で説明を始める。
『妾たち精霊が、契約者でもない者に必要以上の力を与えることは、世界の理として許されておらん。だがな、それが契約者の願いを叶えるためとなれば話は別だ。当然、主ほどではないが、いくばくかの干渉なら理の範疇だと見なされる』
「じゃあ、わたしが契約者として水姫さんにお願いすれば、兄様を救えるってこと?」
期待に表情を明るくするルーナ。
すると、水姫はわずかに表情を曇らせた。
『瘴気を抑え込むことはできるわ。今もわずかだけど力を注いでいるの。けれど、もともと瘴気を浄化する力のないわたくしが完全に瘴気を排除するのは難しいわ。そもそも、対象がるーちゃんならともかく、他者ではすべての力を与えるのは無理なのですもの』
つまり、対症療法でしかない。
水姫の言葉は苦い現実を知らせるものだったが、瘴気によって起こるであろう最悪の事態――魔物化が防げるだけでも十分といえた。
「わかった。水姫さん、お願い!」
ルーナが懇願すると、水姫は力強くうなずいた。それを見て、アピールするように風姫が声をあげる。
『妾も水姫を手助けする! だからジーンは大丈夫だ』
『――俺も力を貸そう』
風姫に続き、いつの間にか近くに来ていた焔王も力強く言い放つ。
水姫は風と火の精霊王それぞれの顔を見ると、ルーナに微笑んでみせた。
『任せて、るーちゃん。でも、さっきも言ったように、わたくしたちができるのは抑え込むことだけ。彼を救うためには「神木の実」が必要よ』
「神木の実……」
ルーナはつぶやきながら、かつてカインの腹違いの兄――エアデルトの王太子を救った貴重なアイテムの存在を思い出していた。
神木の実。
エアデルト王国の西端にあるジャスディール山脈。その北に位置する霊峰ロズワルドに、実は神域が存在するのだ。
神木の実は、その名の通りそこに生える神木からとれる実のことだ。
ルーナはエアデルトを訪れた際、重症を負ったカインの兄――エアデルトのユリウス王子を救うため、ロズワルドに向かった。
さらにそこで、神域を守る神獣ペリアヴェスタと対峙し、彼の頼みを受けることと引き換えに神木の実を手に入れたのだ。
一瞬で死の淵にある者を癒す、奇跡の実。
神域で育まれた神木の実であれば、瘴気に冒されたジーンを、きっと治すことができるだろう。
「――もう一度、エアデルトに行く必要があるのね」
ルーナは覚悟を決めた様子でつぶやいた。
そんな彼女に、カインが冷静に指摘する。
「しかしルーナ。今の僕たちがクレセニアを離れるのは難しいし、簡単には許されないでしょう。おそらく通行許可証を発行してもらうだけでも時間がかかります。一刻を争う状況では僕たちが直接出向くのは現実的ではありません」
「そんなの、なんとかして……」
ただ感情のままに言い募るルーナ。
すると、風姫が焦るルーナの正面に立ち、その両頬に手を当てた。彼女はルーナの目をじっと見つめると、宥めるように言い聞かせた。
『ルーナ、焦る気持ちはわかるが、そなたでは駄目だ』
「風姫さん!?」
たとえカインやリュシオンが止めようとも、自分の味方になってくれると思っていた精霊の言葉に、ルーナは目を見開く。
風姫と水姫は、それぞれルーナを抱きしめるようにして、その頭を撫でた。
『カインも申したが、時間がない』
『許可証とやらがすぐに取れたとして、どんなに急いでも馬車で半月もかかるのでしょう? その間に、ジーンの容体がどう変わるかわからないわ』
「それは……」
神域は遠く離れたエアデルトにある。
往復するだけでひと月かかるのだ。準備を含めればもっと時間がかかってしまう。
「じゃあ、どうすれば……」
途方に暮れるルーナの頬を、風姫はふくふくとした小さな手で撫でた。
『落ち着け。時間がかかるのは、あくまでルーナが行くとしたら、だ』
「えっ?」
目を丸くするルーナに、水姫は片目を閉じてみせる。
『シリウスとレグルス。こやつらならば数日で神域から戻ってこれるわ』
「あっ……」
ルーナは思わず声をあげ、彼女の傍に控える獣たちへ目を向けた。
「しぃちゃん、れぐちゃん」
シリウスとレグルスの前に屈み込み、ルーナは縋るように二匹を見る。
(こんな顔をされてはな……)
(否やとは言えぬ……)
ジーンに対して何も思わないわけではないが、彼らの主はあくまでルーナだ。
たとえ数日とはいえ、主人の傍を離れるのは彼らにとって耐えがたい苦痛。しかし、このようなルーナの様子を見てしまえば、首を横に振ることなどできなかった。
「わかった。我らに任せるが良い」
「うむ。すぐに神木の実を持ち帰ろうぞ」
内心の不満を上手に隠し、シリウスとレグルスはルーナに告げた。
「しぃちゃん、れぐちゃん。どうかお願いね」
それぞれの片足を手で包み込み、ルーナは頭を下げる。すると、獣たちは俄然張り切る様子を見せた。
「待っておれ、すぐに帰る」
「うむ。さっそく行くぞ、シリウス!」
「おう」
すっかりやる気になったシリウスたちは、お互いに声をかけあうと歩き出す。あまりの展開の速さに、戸惑ってしまったのはルーナの方だ。
「え、今すぐ?」
思わずつぶやいたルーナに、シリウスたちは顔だけを向けてうなずく。
「ああ、早ければ早い方が良いのだろう?」
「我らに準備など必要ない。すぐに行って戻って来ようぞ」
シリウスとレグルスはそれだけ言うと、ベランダに続く窓に近づいた。
レグルスは軽く跳躍すると、器用に窓の取っ手に足を掛ける。そしてあっさりと窓を開くと、すかさず二匹はベランダへと出た。
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