リセット

如月ゆすら

文字の大きさ
表紙へ
117 / 252
7巻

7-1

しおりを挟む




   第一章 残された傷痕きずあと


 こぼれ落ちた未来を、あきらめることができますか? 


 クレセニア王国。その王都、ライデール。
 王都の北側周辺には国王の住まう宮があり、貴族たちのやかたが集まる区域となっている。
 堂々たる館が多く立ち並ぶ中でも、北端にある美しく壮大な建築物は、ひと際人々の目を引く。
 陽の光を浴びて壁面に埋め込まれた輝石が輝くさまから、白焔宮はくえんきゅうとも呼ばれるクレセニア王宮だ。
 王太子リュシオンの住まう宮は、王宮の西翼にしよくにあった。
 宮は広く、あるじであるリュシオンの私室の他に、いくつかの客間や十数人が会食できる食堂などがある。他にも、居間、会議室、応接室、書斎や図書室など、一人で住むには十分すぎるほどだ。
 以前はその広さを持て余し気味だったが、最近では違う。ジーンをはじめとするリュシオンの側近が、頻繁ひんぱんに泊まり込むようになったからだ。
 今、ルーナたちがいるのも、よく使われる客間の一室だった。
 入ってすぐのところにテーブルや椅子がしつらえられた居間があり、奥の扉からは寝室に入ることができる。
 居間には、執務に使うためか大きな机や書棚が置いてあり、くつろぐ場所というよりは書斎といった雰囲気が強い。
 調度品の装飾は控えめで、豪奢ごうしゃな飾りよりも木や石などの素材の良さを生かしたものばかり。続き部屋の寝室も同じような調度品が置かれていた。
 赤みを帯びた木材で作られた大きな寝台には、派手な象嵌ぞうがんたぐいは見られない。だが、彫刻のみでも一流のものだということはわかる。
 現在この部屋にいるのはルーナとカインに加え、ルーナの守護神獣であるシリウスとレグルス、そして風姫ふうき水姫すいき。さらに、先ほどルーナと契約を交わした火の精霊王――焔王えんおうディグルレーメもいる。
 十分な広さのある寝室だったが、緊迫した空気のせいで妙な圧迫感があった。

「兄様しっかりして!」

 ルーナは、寝台に横たわった兄ジーンの手を握り、必死に声をかける。
 しかし答える声はなく、握った手もだらりと脱力したままだ。

「兄様、兄様、お願い……」

 ルーナはジーンの手をひたいに押しつけると、返事を求めて繰り返す。しかし、意識のないジーンが声を発することはなかった。
 彼の手は熱のせいで熱く汗ばみ、荒い息からはその容体の悪さがうかがえる。そんな兄の姿を悄然しょうぜんと見つめるルーナの肩へ、後方からなぐさめるようにぬくもりが触れた。

「カイン……」

 気遣わしげな顔をみせるカインへ、ルーナは涙に濡れた目を向ける。
 掠れた声で、すがるように見つめてくるルーナに、カインは安心させるように言い聞かせた。

「ルーナ、大丈夫です。すぐにリュシオンが医師を連れて来てくれるはずです」

 カインの言葉を聞き、ルーナは何度もうなずく。
 地下水路でのヒュドラとの戦闘により、重傷を負ったジーン。
 一刻も早い治療が必要なことから、ジーンを公爵邸ではなく、常に医師が待機する王宮に転移させると判断したのはリュシオンだ。
 そうして王宮に到着するやいなや、彼は主治医を連れてくるために部屋を出て行ったのだった。

「お医者様が来たらすぐに治癒してもらうからね。そしたら大丈夫だよ」

 ルーナは、ジーンに向かって声をかけるが、それは話しかけるというよりは、自分に言い聞かせるようだった。
 ジーンはヒュドラに肩を噛みつかれた際、肩全体を骨折している。
 単純な骨折であれば、治癒魔法によって治すことができるが、砕け散った骨を治すとなると、砕けた骨を整形してから治癒をほどこさなければならない。
 何故なら、そのまま治癒魔法を行使すれば、欠損、あるいはいびつな状態で骨がくっついてしまうからだ。骨折自体は治っても、損傷箇所に致命的な不具合を残してしまう。
 白魔法といえど、万能ではない。失った手足を元に戻せないのと同じく、欠けたりゆがんだりしたまま固まってしまえば、その後はどうすることもできないのだ。
 だからこそ、防御魔法プロテクトなどで負傷することを避ける戦い方が望ましいとされている。
 魔法語マジック・スペルは、長い年月を経て失われてしまったとされるものも多い。にもかかわらず、防御魔法だけは今も多く伝わっているのは、そういった事情があるからなのだろう。

(兄様……ジーン兄様……)

 ジーンの苦しげな様子に、これ以上声をかけるのを躊躇ためらったルーナは、心の中で必死に呼びかける。
 骨にまで達する傷の方は、医師が来るまで本格的な治癒魔法をほどこせない。だがそれ以上に、ルーナをあせらせるのは別の要因だった。
 負傷し衰弱したジーンを苦しめる高熱。おそらくヒュドラによる毒だ。
 そう思い至ってすぐに、ルーナは白魔法である〈解毒〉の魔法を兄にかけた。
〈解毒〉には身体に害を及ぼす要因を除去したり、毒の拡散を抑えたりする働きがある。
 しかしジーンの場合、〈解毒〉を試みても熱は一向に引くことなく、怪我からくる発熱と合わさって予断を許さない状況になっていた。

(どうして効かないの……?)

 ルーナは途方に暮れて、ジーンの汗がにじんだひたいに手を置く。

「毒じゃないの……?」

 悔しげにつぶやくルーナに、カインが答える。

「わかりません。それか、あの怪物特有の攻撃なのか……」

 ジーンを傷つけた怪物――ヒュドラ。
 本来ならば、人里離れた秘境に棲息せいそくする魔物だ。強力な力を持つがゆえ討伐記録が少なく、その生態については謎が多い。
 蛇に似たヒュドラの姿形から『毒』と仮定したものの、実際のところそれが正しいかどうかは誰もわかっていなかった。

「ヒュドラか……」
「〈解毒〉が効かないのは確かに異常だが、傷だけでここまでの高熱になるのはおかしい。やはり毒とみるのが妥当だろうな」

 ジーンの眠る寝台に前足をかけ、シリウスとレグルスもそう判断する。

「でもこのままじゃ……」

 そこまで口に出し、ルーナは言葉を途切れさせた。まるで、声に出すのが怖いとでも言うように。
 すると後方で様子をうかがっていた水姫すいきが、ふわふわと宙をただよい寝台に近づいてきた。彼女は枕元まで来ると、浮いた状態でジーンを覗き込む。

「水姫さん?」

 ルーナがいぶかしげに声をかけるが、水姫は黙ったままだ。
 いつものように四、五歳の幼女の姿を取っている彼女は、丸みを帯びたあごに小さな手を当て、まじまじとジーンを見つめている。

『おい、水姫すいき……』

 ルーナの呼びかけにも反応しない水姫に、同じ精霊王である風姫ふうきが慌てて声をかける。
 自らの主人は絶対。
 普段であれば、ルーナに呼ばれ応えないという選択肢はない。
 それでもまったく反応しない水姫の態度に、風姫も何かを感じ取ったのか、神妙な面持おももちで彼女を見る。

『……瘴気しょうきだわ』

 じっとジーンを見つめていた水姫が、ようやく口を開く。

「なに?」
「瘴気だと?」

 水姫のつぶやきに、シリウスとレグルスが真っ先に反応した。

「どういうことです?」

 その彼らの後ろから、カインが身を乗り出すようにして尋ねる。
 色めき立つ皆の中で、焔王えんおうだけは部屋に入った時から変わらず、無言のまま状況を見守っている。
 水姫はチラリとルーナたちに目を向けたあと、すぐにジーンへ視線を戻して話し出した。

『彼の身の内をおかしているのは毒じゃないわ。あの魔物から送り込まれた瘴気よ』
『なんじゃと!?』

 水姫の言葉に、風姫が目を見開く。
 精霊は、瘴気というけがれに対し、人間やけものよりも敏感に感じ取ることができる。にもかかわらず、風姫にはそれがまったく感じられなかったからだ。
 シリウスやレグルスにしても同じだ。彼らも信じられないとばかりにジーンを凝視する。
 しかし水姫は、確信を持った口調で重ねて言った。

『本当よ』

 はっきりとうなずいてみせた水姫に、風姫は難しい顔をする。

『だが、わらわには瘴気など欠片かけらも感じられぬぞ』

 風姫の不信に満ちた様子に、水姫は落ち着いた様子で話し出した。

『ええ、そうでしょうね。瘴気は彼の血の道に流し込まれたもの。しかもほんのわずかだから、感じ取るのは難しいわ』
『血の道にだと……』

 風姫は眉間にしわを寄せ、ジーンへ視線を移す。
 意識して彼を見ても、風姫には相変わらず欠片かけらも瘴気を感じられない。しかし、これだけ水姫が強く主張するのならば本当なのだろう。
 瘴気がわずかであるということに加え、人の身といううつわが結界の役割を果たし、皮肉なことに瘴気が完全にジーンの体内に閉じ込められている。風姫はそう推測した。

『うぬぬ……妾にはまったくわからぬのに……』

 風姫ふうきが唸るように言う横で、ルーナは青い顔で水姫すいきに問いただす。

「水姫さん、瘴気しょうきって……兄様も魔物になってしまうということなの?」

 ルーナの脳裏に、エアデルトの王妃と、ピカーナの町の自警団員の姿が思い浮かぶ。
 人が魔物になるという、信じられない変貌を遂げた二人。他にも、瘴気がけものを魔物へと変えてしまうことがあるのは皆が知るところだ。
 どのような経緯で魔物化するのかは定かではないが、ひょっとしたら、体内に瘴気が入ることが原因なのかもしれない。
 もしそうであれば、怪我どころの話ではない。
 顔を青ざめさせるルーナを見て、水姫は穏やかに笑った。

『るーちゃん、大丈夫よ』
「水姫さん……」

 水姫は、ジーンに真剣な目を向けて続ける。

『彼の体内にある瘴気は本当にわずかよ。わたくしが気づけたのだって、彼の血の道が、わたくしの領分だったからこそなのですもの』
「領分?」

 ルーナは真剣な表情で、確かめるように水姫の言葉を繰り返す。そして、ハッと顔色を変えた。

『るーちゃんは気づいたようね』

 水姫の問いかけに、ルーナはコックリとうなずいてみせる。

「血液……ううん、それだけじゃなくて人の身体には多くの水が含まれている。だから、水姫さんの領分ってわけなんだよね」
『その通りよ。――この血の道にひそむ瘴気を取り除ければ、彼の身体がこれ以上悪くなることはないはず。とはいえ、人体の水は自然にある水とは違うから、わたくしたちが干渉できるようなものではないけれど……』
『だが、例外はある』

 水姫の言葉を引き取り、風姫は思わせぶりに告げる。

「どういうこと……?」

 ルーナは戸惑いながら問いかけた。

『通常は干渉することのできない体内の水だが、わらわたち精霊と契約を交わした者は別だ。あるじと我らの間には強固なきずなができるからな』

 風姫の言葉に、ルーナはなるほどと納得する。
 だが、水姫と契約を交わしているのはジーンではなく、ルーナだ。
 瘴気への対処方法がわかったとはいえ、精霊の契約者ではないジーンでは、それを実行することができない。

「でも、契約を交わしていない者には干渉できないんだよね? それなら、今から兄様が精霊と契約すれば、なんとかなる?」

 ルーナはそう言って水姫を見るが、その案が現実的でないのは自覚していた。
 兄妹の中でも強い魔力マナを持つユアンでさえ、精霊の姿を認知できるようになったのは最近のこと。それでもいまだ契約は交わせてはいない。
 弟より魔力が少なく、精霊を見ることすら叶わないジーンが、そうそう簡単に契約できるとは思えなかった。
 しかも今、ジーンは意識が混濁こんだくした状態なのだ。もし条件が整っていたとしても、この状態では無理と言わざるを得ないだろう。

「……駄目だよね」

 自分の問いかけを自ら否定するルーナに、風姫ふうきは余計な期待を抱かせてしまったと気づいて肩を落とした。
 そんな中、水姫すいきが再び口を開く。

『るーちゃん、聞いて』
「水姫さん?」
『本来、契約したあるじでもない人間に、わたくしが影響を与えることはできないわ。でもね、るーちゃんの願いを叶えるのであれば、いくばくか干渉することは可能なのよ』
「えっ?」
『そうかっ!』

 状況が呑み込めず、きょとんとするルーナの横で、風姫がぽんっと手を叩いた。

「どういうことだ?」

 カインが口を出すと、風姫は得意顔で説明を始める。

わらわたち精霊が、契約者でもない者に必要以上の力を与えることは、世界のことわりとして許されておらん。だがな、それが契約者の願いを叶えるためとなれば話は別だ。当然、主ほどではないが、いくばくかの干渉なら理の範疇はんちゅうだと見なされる』
「じゃあ、わたしが契約者として水姫さんにお願いすれば、兄様を救えるってこと?」

 期待に表情を明るくするルーナ。
 すると、水姫はわずかに表情を曇らせた。

瘴気しょうきを抑え込むことはできるわ。今もわずかだけど力をそそいでいるの。けれど、もともと瘴気を浄化する力のないわたくしが完全に瘴気を排除するのは難しいわ。そもそも、対象がるーちゃんならともかく、他者ではすべての力を与えるのは無理なのですもの』

 つまり、対症療法でしかない。
 水姫の言葉は苦い現実を知らせるものだったが、瘴気によって起こるであろう最悪の事態――魔物化が防げるだけでも十分といえた。

「わかった。水姫さん、お願い!」

 ルーナが懇願こんがんすると、水姫は力強くうなずいた。それを見て、アピールするように風姫が声をあげる。

『妾も水姫を手助けする! だからジーンは大丈夫だ』
『――俺も力を貸そう』

 風姫ふうきに続き、いつの間にか近くに来ていた焔王えんおうも力強く言い放つ。
 水姫すいきは風と火の精霊王それぞれの顔を見ると、ルーナに微笑んでみせた。

『任せて、るーちゃん。でも、さっきも言ったように、わたくしたちができるのは抑え込むことだけ。彼を救うためには「神木の実アンブロシア」が必要よ』
「神木の実……」

 ルーナはつぶやきながら、かつてカインの腹違いの兄――エアデルトの王太子を救った貴重なアイテムの存在を思い出していた。
 神木の実。
 エアデルト王国の西端にあるジャスディール山脈。その北に位置する霊峰れいほうロズワルドに、実は神域が存在するのだ。
 神木の実は、その名の通りそこに生える神木しんぼくからとれる実のことだ。
 ルーナはエアデルトを訪れた際、重症を負ったカインの兄――エアデルトのユリウス王子を救うため、ロズワルドに向かった。
 さらにそこで、神域を守る神獣ペリアヴェスタと対峙たいじし、彼の頼みを受けることと引き換えに神木の実を手に入れたのだ。
 一瞬で死のふちにある者をいやす、奇跡の実。
 神域ではぐくまれた神木の実であれば、瘴気におかされたジーンを、きっと治すことができるだろう。

「――もう一度、エアデルトに行く必要があるのね」

 ルーナは覚悟を決めた様子でつぶやいた。
 そんな彼女に、カインが冷静に指摘する。

「しかしルーナ。今の僕たちがクレセニアを離れるのは難しいし、簡単には許されないでしょう。おそらく通行許可証を発行してもらうだけでも時間がかかります。一刻を争う状況では僕たちが直接出向くのは現実的ではありません」
「そんなの、なんとかして……」

 ただ感情のままに言い募るルーナ。
 すると、風姫があせるルーナの正面に立ち、その両頬に手を当てた。彼女はルーナの目をじっと見つめると、なだめるように言い聞かせた。

『ルーナ、あせる気持ちはわかるが、そなたでは駄目だ』
「風姫さん!?」

 たとえカインやリュシオンが止めようとも、自分の味方になってくれると思っていた精霊の言葉に、ルーナは目を見開く。
 風姫と水姫は、それぞれルーナを抱きしめるようにして、その頭を撫でた。

『カインも申したが、時間がない』
『許可証とやらがすぐに取れたとして、どんなに急いでも馬車で半月もかかるのでしょう? その間に、ジーンの容体がどう変わるかわからないわ』
「それは……」

 神域は遠く離れたエアデルトにある。
 往復するだけでひと月かかるのだ。準備を含めればもっと時間がかかってしまう。

「じゃあ、どうすれば……」

 途方に暮れるルーナの頬を、風姫ふうきはふくふくとした小さな手で撫でた。

『落ち着け。時間がかかるのは、あくまでルーナが行くとしたら、だ』
「えっ?」

 目を丸くするルーナに、水姫すいきは片目を閉じてみせる。

『シリウスとレグルス。こやつらならば数日で神域から戻ってこれるわ』
「あっ……」

 ルーナは思わず声をあげ、彼女の傍に控えるけものたちへ目を向けた。

「しぃちゃん、れぐちゃん」

 シリウスとレグルスの前に屈み込み、ルーナはすがるように二匹を見る。

(こんな顔をされてはな……)
いなやとは言えぬ……)

 ジーンに対して何も思わないわけではないが、彼らのあるじはあくまでルーナだ。
 たとえ数日とはいえ、主人の傍を離れるのは彼らにとって耐えがたい苦痛。しかし、このようなルーナの様子を見てしまえば、首を横に振ることなどできなかった。

「わかった。我らに任せるが良い」
「うむ。すぐに神木の実アンブロシアを持ち帰ろうぞ」

 内心の不満を上手に隠し、シリウスとレグルスはルーナに告げた。

「しぃちゃん、れぐちゃん。どうかお願いね」

 それぞれの片足を手で包み込み、ルーナは頭を下げる。すると、獣たちは俄然がぜん張り切る様子を見せた。

「待っておれ、すぐに帰る」
「うむ。さっそく行くぞ、シリウス!」
「おう」

 すっかりやる気になったシリウスたちは、お互いに声をかけあうと歩き出す。あまりの展開の速さに、戸惑ってしまったのはルーナの方だ。

「え、今すぐ?」

 思わずつぶやいたルーナに、シリウスたちは顔だけを向けてうなずく。

「ああ、早ければ早い方が良いのだろう?」
「我らに準備など必要ない。すぐに行って戻って来ようぞ」

 シリウスとレグルスはそれだけ言うと、ベランダに続く窓に近づいた。
 レグルスは軽く跳躍すると、器用に窓の取っ手に足を掛ける。そしてあっさりと窓を開くと、すかさず二匹はベランダへと出た。


しおりを挟む
表紙へ
感想 12

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。