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1.『皮少女』
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暗く沈んだ意識が、鈍い痛みと共に浮上してくる。身体中が痛くて重い。立ち上がろうとして──自分の四肢が全く動かせない事に気が付く。青色のスーツに身を包んだリョウは、うめき声をあげるので精一杯だった。
「ぐっ……うぅっ……ここ、は……」
麻痺したかのように身体が動かない。首から上は動かせる、と気づいた彼はうつ伏せの状態で首をあげ、なんとか周囲の様子を見渡す。さっきまで自分たちのいた、瓦礫と煙の立ち込める戦場ではなかった。床一面に張り巡らされた銀色のタイルが、自分の顔を映す。床だけではない。壁、天井も、鏡張りのように銀色。
「みんな……ヒロ、トモ……リョウっ……!」
居るはずの仲間の名前を呼び、彼がなんとか右の壁を見ようとした時。そこに誰かの姿を見つける事が出来た。──黄色と緑のスーツをまとった、トモとヒロ。だが2人とも、今の自分と同じように床に伏して動けないようだ。そしてそのさらに向こう側には。
「アハハ! これが、貴方達の『希望』っていうものなのかしら? 随分とちっぽけで弱弱しいものねぇ!」
黒のボンテージに身を包み、目元に赤色の仮面を着けた女性。──否、女性に見えるが彼女もまた『怪人』。リョウ達4人が止めようとした、アウトサイダー達の首魁、アムネス。首領と他の怪人から呼ばれる彼女は仮面の奥で、瞳を細め少年たちを嗤う。
「トモ、ヒロっ! 大丈夫かっ!? リョウはどこに!?」
「分からないっ……! くそ、俺も動けない!」
「自分がピンチなのにお仲間の事が心配ってわけ? とことん甘っちょろいわね……あの赤色の子は特別よ、アナタたちとは違って。それより……」
弱者を見下すアムネスの目の色が変わる。新しい玩具を見つけた子供のように。
「ねえアナタたち。──ワタシの部下にならないかしら」
その一言に、3人ともあっけにとられる。怪人に囚われたヒーローの行く末は、いくら幼い少年たちであろうと知っていた。その末路が禄でもなく、悲劇的なものだったとしても、彼らは守りたいモノのために力を手にした。だからこそ、アムネスの予想外の提案を、息を揃えたかのように突っぱねる。
「お前たちの仲間になんかなるもんか、なにを貰ったってお断りだね!」
「協力するわけなんてないです……人類がどれだけお前等に苦しめられてきたか、ボクは忘れていないですよ!」
「怪人たちに力を貸すつもりなんてない……! 例えオイラたちがやられるとしても!」
その言葉を聞いて、『彼女』はまったく意外そうな表情はしなかった。
「そうよね、そう簡単に地球の皆を裏切るようなことはできないわよね……でも」
『彼女』の口元がニヤリと歪む。
「どう答えても、どう抗っても──アナタたちは私のモノになるのよ!」
空を切るように『彼女』が腕を振るう。一瞬まばゆい光が放たれたかと思うと、『彼女』の手には何かが握られている。だらりと垂れ下がった布のようであるが、ちょうど人型で全身を覆うような形状をしている。──ただし、色は素肌のような薄橙色、片方はやや褐色がかっている。少年たちと同じぐらい、あるいは少し小さいぐらいのサイズ。。そしてその『頭』に当たる部分には、金色と銀色の髪がだらりと伸びていた。『ソレ』にヒーローの一人、ヒロは既視感を覚える。
「それは……『夢動外装』!? なんでアウトサイダーがそれを持ってるんですか……!?
」
「おや、緑のボウヤは察しが良いみたいね。そうよ、人類達が『夢』の力を操ってアウトサイダーと戦うのを参考にして、私も作ってみたのよ。ヒーロー達を変えてしまうヒーロースーツ……その名も『皮少女』!」
青や黄色、緑の『夢動外装』を着ているヒーローたちは、『夢』の力を安定的に出力し攻撃として繰り出すことができる。子供たちの持つ『夢』の力、アウトサイダーに対抗するにはそれが有効だったのだ。『夢』という混沌としたあやふやなイメージをスーツの機能により固定化し、アウトサイダーにぶつける。それが今までのヒーロー達の戦い方だったのだが──その技術が、アウトサイダー側に渡っている。
「さて、実試験と行きましょうか! 『ミィ』! 『マイン』! その黄色の子と緑の子、捕らえてしまいなさい!」
ふわりと宙に浮いた肌色の『夢動外装』──否、『皮少女』2つは、クレーンで吊り下げられたようにぶらぶらと揺れながら、身じろぎ一つできない彼らの目の前、ヒロとトモの元へ近づいてくる。
「なんでスーツなのに、裸みたいな恰好なんですか……!」
「オイラがこんなの着る訳ないだろっ!」
『皮少女』と称された名前の通り、そのスーツは少女の身体そのものを模しているかのようだった。しかし、身にまとっているものは何もなく、まるで裸に剥かれた女の子がそのまま『皮』になったかのような形状。同世代のハダカを見たことのない少年たちは、一瞬この場面にそぐわないドキリとした感覚を抱く。ぺしゃんこにつぶれてはいるが、おっぱいと乳首の存在を、そして自分たちにあって『彼女』たちにない器官の存在を理解する。おまんこが、ヒロとトモの2人の顔に近づいてきた。
「な、なんですかコレはっ……!?」
「ヒっ……! おい、こんなの近づけられてどうしろって……」
──次の瞬間。『皮少女たち』のワレメが、本来の人体であれば有り得ないほどに、怪物が大口を開くかのように広がる。生温かく湿っぽい空気、そして淫靡な匂いが少年たちを襲った。それに驚く間もなく。『皮少女』のオマンコは、ヒロとトモの頭に被さり、食らいつく。
「ぅうわあ゛ぁっ!? む、ぐぐむぅっ!?」
「なにぃっ!? もががっ……!?」
「ヒロっ!? トモッ!? おい『アウトサイダー』! 何をしているんだ!?」
頭から被さってくる『皮少女』。視界を奪われたヒロとトモは抵抗しようとするが、身体は『首魁』の魔術によって縛られたまま。そのまま肩や腰も吞まれてしまい、ついに2人は倒れてしまう。蛇が獲物を丸吞みする動きのように、『皮』はどんどんと少年たちをその内側に取り込んでいく。奇怪なことに、本来であれば長身なヒロ、体格の大きなトモよりも小さな『皮少女』であるにも関わらず、難なく彼らを吸収してゆくのだ。
「うふふ……この子達は生まれ変わるの。私だけの、私の言う事を何でも従う、強くって可愛い配下に!」
遂に足先まで丸呑みされてしまったヒロとトモ。ぺしゃんこだった2体分の『皮少女』は、まるで少女が倒れているかのように変貌していた。皮少女のサイズはヒロやトモよりも小さかったはず。だが奇妙なことに、まるで『ちょうど誂えたかのように』ぴったりと、彼らの身体を覆っている。やがて飲み込む蠕動運動が終わり、少女2人がうつ伏せで倒れたかのような姿になっていた。
「2人ともっ……! グリーン、イエロー、しっかりしろっ!」
「さあ立ちなさい、私のカワイイ僕たち!」
そう『女首領』が声をあげると、倒れ伏していた2人は立ち上がる。──リョウは、その姿を見てしまった。自分より小さな女の子たち。1人は金色の髪をツインテに結っている、褐色の肌が艶やかな少女。そして彼女の小さな手では抱えきれないほどたわわに実ったおっぱい。もう片方は腰まで伸びた銀色の髪をゆらりと揺らし、負けず劣らずその小さな顔と同じぐらいの大きさの、規格外の乳房を持った少女。およそ同年代の女子と比べ物にならないほど、エロティシズムな体躯をしていた彼女たち。顔を上げた2人に、女首領は問いかける。
「今の自分の事、説明して?」
「……はいっ! 『ワタシ』はミィ! アムネス様の忠実な部下、えっちなことが大好きな『皮少女』の一人ですっ! ……ぐっ!? 違う、ボクはそんな事を言うつもりはっ……!? くっ、まだ動けないっ……!」
「グリーン……!? 一体何を言って……!?」
少し年上のヒロはいつも冷静で、一歩引いたところでヒーロー達を支えてきていた。落ち着いた声だったはずの『彼』の声──しかし、『ミィ』と名乗る少女に変貌したことで『彼女』の声は、甘ったるく媚びたかのようなものに変わってしまっていた。その事に当の本人も驚きを隠せないでいる。そしてもう一人。
「──『あたし』はマイン。ミィとは姉妹みたいなもので、あたしもアムネス様の忠臣。これから地球人たちの精を搾り取るんだよな、楽しみだぜ! ……が、ア゛ぅっ!? ゲホッ……! お、オイラはっ……!?」
「イエローッ!? どうしちゃったんだよっ!?」
「ふふっ……きちんと自己紹介の出来た2人には『ご褒美』をあげなきゃね……」
立ったまま宙に縛り付けられたかのように──あるいは、『皮』に行動を縛られているかのように。動けない『ミィ』と『マイン』の後ろに瞬間移動したアムネスは、丸裸の彼女らの陰部にそっと指を添わせる。ちょうど、少年2人を丸吞みしたアソコ。だが、今はまるでその様相を変えてぴっちりと閉じたワレメ。そこに、魔力を含んだ微弱な刺激を与える。痛みや苦しみには、ヒーローたるもの耐えてきたつもりだった。だが、快楽には。
「ひ、ぁあ゛っ♡ なんですか、この、感じはっ♡♡ ぞくってしますっ♡♡」
「ぁう゛っ……♡ ぅぁあ゛っ♡♡ チカラが、抜けてっ♡♡ ひぁう゛っ♡♡」
身を震わせ、甲高く嬌声をあげる『少女たち』。初めて聞くオンナのヒトの声に、動けないリョウの心が揺れる。悶える2人を更に煽り立てるように、アムネスは耳元で囁く。
「どんな感覚? びくびくする? おなかがキュンってなる? 身体が火照って、ふわふわする? ──それが『キモチイイ』って感覚。オンナノコの、気持ちよくなる感覚なのよ♡♡」
「ぁあ゛っ……♡♡ 女子の、感覚……? キモチ、イイ……? ぃい゛っ♡♡♡」
「ぃやだっ♡♡ ナニか、来てる゛っ♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡」
「ほぉら、2人ともイきなさいっ♡♡♡」
その言葉と共に、優しく陰核に魔力を含んだ愛撫を。ビクン、と全身に電流が走ったかのように2人の身体が跳ねる。だが、その感覚は苦痛とは程遠く。刺激の瞬間、身体中の筋肉が弛緩して、柔らかいモノに包まれたかのような。頭がぼやける。『気持ちいい』。そうアムネスに言われた言葉が2人の頭で反響する。
「ぃ、ぁあ゛っ~♡♡♡♡」
「んぅう゛ぅぅ♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡」
それは、少年である彼らが本来受ける事のない官能。女性として絶頂する感覚。性の芽生えもまだ半端な彼らに、ソレは刻み付けられる。──『皮少女』が、少年たちの身体により適合する。あるいは、彼らを矯正する。僅かに締め付けが強くなった。
「あははっ! ハジメテはどうだったかしら? それじゃ試運転よ……『ミィ』、『マイン』! そっちの青い子の事、たっぷり可愛がってあげなさい♡♡」
「はーい! いっぱい『ミィ』のおっぱいで搾り取ってアゲル! ──違っ……! ボクはヒロ、なのっ……ぐぅっ……喋る事までっ……!?」
「『あたし』たちでたっぷり、ニンゲンをいたぶってやろっ! ──ダメだっ、オイラそんな事したくはっ!」
行動、言葉まで縛られるようになった2人は、よろよろと倒れて動けないままのブルーの元に近づく。 アムネスはリョウに向けて語り掛けた。
「君の仲間……ヒロとトモ、だっけ? せっかく友達なんだから、いっぱいこの子たちを満足させてあげて♡」
魔力を右手に籠めたアムネスがブルーのヒーロースーツに触れる。すると、完璧な防御を誇っていたはずのスーツがみるみるうちに溶け出してしまう。痛みはなかった。だが、自分の素肌が晒される少し冷える感覚が伝わってきた。
「なにっ!? スーツがっ……!? ぐ、再装着しないと……『夢想よ纏え』! ど、どうして変身できないんだっ!?」
「言ったでしょう? 『皮少女』は人類の『スーツ』を模したモノ、既に解析は済んでいるの。解除することも私達にとっては造作もない事よ。さぁ──君の身体にも『調節』を施さなきゃね」
「ぐっ……!? ぁ、ぁああ゛っ!?」
アムネスの邪悪な魔力がリョウを包む。全身が異様に熱い。血流が急激にめぐって、腰元に集まるような。既に身を守るものは何もなくなって、真っ裸になってしまったリョウに近づく2人。堪えるような表情をしていた『少女たち』であったが──『ソレ』を目にした瞬間、彼女らの心が揺らぎ目の色が変わる。
「ぇぁ……すごく、大きい……──あはぁっ♡♡ これが今から『ミィ』の膣内にっ♡♡♡」
「リョウの、でけぇ……ぅぐっ──ふっ、あたしたちでたっぷりコイツをイジめてやらなきゃなっ♡♡♡」
「ヒロ、トモ……!? 何をして……ぁぁあうっ!?」
リョウの少年らしからぬ、勃起した肉棒。それに真っ先に跨ったのは金髪少女のミィ。ぴっちりと閉じていたオマンコは、ゆっくりと亀頭にワレメを擦り付ける。ぬちゅり、と生暖かく粘っこい愛液の感覚がリョウに伝わって。ペニス全体を吞み込んでゆく。きゅう、と肉棒を締め付ける感触。
「んぁあ゛ぁ~っ♡♡♡ キてりゅっ♡♡♡ ぁ、うぁぁあ゛っ♡♡ リョウっ♡♡」
「なにっ゛、してっ……! ヒロっ、どうしたんだっ、んぐぅっ!?」
『皮少女』が意思を持ってヒロを操っているかのように、躊躇いもなくセックスを始める。初めてなのに、身体が快楽を得る方法を知っているかのように。魔力で無理やり勃起させられたリョウの肉棒をおまんこに突き上げる。頭が痺れるような、全身がトんでしまいそうな感覚。
「ひぁあ゛っ♡♡ んぐぁあ゛~っ♡♡♡ リョウのおちんちん、凄いっ♡♡♡♡」
「が、はうぅう゛っ……! ヒロ、止めろっ!? こんなの、はぅっ──おかしいって!」
ヒロの表情は時折抗っているかのように歪むが──ずちゅり、くちゅりと上下するたびに、目の色が変わる。一突き受け入れる毎に、頭の中でナニかが書き換わる。ヒロの中で、どんどんと意識が『変わってしまう』。書き換わる。
「リョ、ウ……んぁあ゛っ♡♡♡ ボクが、ぁひぃん゛っ♡♡♡♡ きぇ──」
「は、ぁぅう゛っ……ヒ、ロっ……!? やばっ、なにか、きて──」
前後不覚。リョウの方も、堪えるのに限界が近づいてきていた。理性が蕩ける。戦い続けてきたリョウにとって、この感覚は初めてだった。おちんちんが膨張して、そこから何かが出ていきそうな感じ。放尿とは何か違う。それに、こんなにくらくらするのは、何故だろう。我慢が、出来なかった。キツイ締め付けがその快楽を強めてきて。
「──ぃ、ぁああ゛っ!?」
「ぁああ゛~っ♡♡♡♡ 熱っついの♡♡♡♡♡♡ きてりゅぅ゛っ♡♡♡♡♡♡♡」
「……ぐ、ぅうっ──今度は『マイン』の番だな! ほら、もっと勃たせろよっ! じゅるっ、じゅるるっ♡♡♡♡ な、こんなのっ……!」
未だにオーガズムの中に居る『ミィ』を押しのけるようにして、『マイン』は萎えかけた肉棒をフェラチオする。友人のおしっこを出す所を舐めている。そんな事したくない、そう思うのに。何故か『マイン』の身体が火照ってゆく。興奮が、昂ぶりが、抑えられない。魔力の影響もあってか、リョウの肉棒が再び勢いを取り戻すのはあっという間だった。
「ふふっ、こんなに簡単に勃起するなんて。地球人は弱っちいなぁ──けど、これを挿入れれば……ぁひぃっ♡♡♡」
「待っ……トモっ……! ぅあっ!?」
ミィと同じようにリョウの逸物を膣内に迎え入れる。ミィの時と違って、中はふんわりとリョウのペニスを包み込む。生暖かく、柔らかい感触。皮少女マインの荒っぽい言葉遣いとは相反して、その内側は優しくリョウの息子を包み込んで。その感覚が、たまらなくリョウの官能を刺激する。
「ぃ……ぁぐぅっ……止まってくれよ、トモっ……」
「リョウっ……! オイラも、止めたいのにっ……んぅう゛っ♡♡♡ 勝手に身体が動くんだっ、ひゃうんっ♡♡♡」
「まず、い……また、ヘンなのがっ……!」
「ほらっ、早く射精しちゃいなよっ!」
射精の感覚を一度味わってしまったリョウは、それに逆らうことができない。陰茎への刺激に耐える事ができず、リョウは再び。
「うぐっ……ごめん、トモっ……! ひ、ぐぅぅうっ!?」
「リョウ、ダメだっ──ふふっ、良いんだよ。あたしにたくさん膣内射精してしまえっ! ぁ、んぅう゛ぅ~っ♡♡♡♡」
再び、リョウは精を放出してしまう。まぐわっている2人の絶頂はほぼ同時で、身体を重ねたまま『マイン』はぐったりと座り込んでしまった。そんな彼女を、アムネスは軽々と片手で持ち上げ優しく床に下ろす。裸体のまま倒れこみ、こぽりと陰部から零れ落ちるどろりとした精液。
「──くはっ、はぁっ……! 俺たちに一体何をしたんだ、アムネス!」
「『皮少女』がより身体に馴染むように、君の精液を搾り取ったのよ。おかげでこの子達も、ほら──」
ゆらり、と2人が立ち上がり。
「──はぁい♡♡ 皮少女ミィ、完全にこの身体に適合しましたっ♡♡♡ ちっちゃな体におっきなおっぱい♡♡♡ この身体をもって、アムネス様にお仕えします♡♡♡」
「──同じく皮少女マイン、完全に主導権を握りましたっ♡♡ あたしのカラダはアムネス様のモノ、ご自由にあたしをお使いくださいっ♡♡♡♡」
何かに縛られているかのような素振りは見えず、まるで彼女ら本人かのように。ミィとマインは、アムネスの元に頭を垂れて服従のキスをする。
「そんな、2人とも! 正気に戻ってくれっ!」
「くすくす……呼びかけた所で元には戻らないわよ。それに──今からリョウ、君もこうなるんだから」
パチリ、とアムネスが指を鳴らすと。先ほどグリーンとイエローを呑み込んだ『皮少女』がもう1つ出現する。身構える間もなく、リョウの頭に皮少女の陰部が迫り呑み込んでしまった。
「むぐぅっ!? ぐぅうっ……!?」
息が、苦しい。目の前が徐々に暗くなる。頭が重い。──リョウの意識が、闇に溶けてゆく。
──────────────────────────────
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「ちゃぷっ♡♡ じゅるっ♡♡ ちゅぅぅっ♡♡ れろぉっ♡♡♡♡」
「あむぅっ♡♡ ちゅっ♡♡♡ ふぁむぅっ♡♡♡♡ ちゅぅ~っ♡♡♡♡」
胸やお股が、むずむずする。こそばゆいような、くすぐったいような。そして時折、背筋に走るゾクっとした感覚。何が起こっているというのか。目を開けたリョウ。金髪ロリっ娘のミィが、自分の胸元に顔を寄せている光景。凛とした雰囲気を漂わせたマインが、自分の股ぐらに陣取って、顔を近づけている光景。快楽に堪えつつ、自分が仰向けになっている事に気が付く。
「ぁ、ぁあ゛ぅっ♡♡♡ ひ、ひろっ……♡♡♡ トモもっ……! ッ!? 俺の声がっ……!?」
叫んだ瞬間、リョウは自分の声の違和感を覚えた。声変わりの始まりで、少し低くなっていたはずの自分の声。それが小さい時に逆戻りしたかのような少年の──あるいは、少女の声になっている事に気が付く。なんとか顔をあげると、胸元に不自然な膨らみ。
「くふふ……生まれ変わった気分はどうかしら、『マイ』?」
「俺はリョウだ! そんな名前じゃない……!」
「釣れないわねぇ。ちゃんと自分の姿を見て、認めてみたらどうかしら? 『鏡よ鏡、映し出せ』!」
アムネスの唱えた呪文は、仰向けになったリョウの全身を映すかのように宙に出現した。そこには倒れ伏した自分の姿がある、はずだった。しかし、鏡が映した像は。青いポニーテールに水色のくりんとした瞳、小さな顔。それと同じぐらい大きなハリのあるおっぱいが、裸で晒されて。ムチッとした太ももが、色気を醸し出していた。少女でありながら、妖艶な色気を持った彼女が、鏡の向こうに居る。リョウが驚きで目を見開き口を開けると、鏡の向こうの少女も同じような表情をする。
「な……に……!? これが、俺だって言うのか……!?」
「だってぇ♡♡ 貴方はリョウなんてヒーローじゃなくてっ♡♡♡ ミィと同じ『皮少女』のお姉ちゃんだものっ♡♡♡ あむぅっ♡♡♡♡」
「『マイン』達がいっぱい気持ちよくさせてあげるからっ♡♡♡ じゅるっ♡♡♡♡ 早く『マイお姉ちゃん』になるんだっ♡♡♡♡ ふぅ~っ♡♡♡♡」
「ひゃ、ぁあ゛っ♡♡♡ やめっ、なんでっ♡♡♡♡ 2人、意識が、完全に奪われたみたいにっ♡♡♡♡」
『皮少女』はあくまで『夢動外装』を模したモノであり、それに姉妹関係など存在しない。だが、次女のミィと末妹のマインは長女のマイに従い、それを補佐すると『設計』されている。そのためマイの意識を覚醒させるべく、妹たちはマイに性感を与え続け、意識を乗っ取ってしまうよう仕向け続けるのだった。既に完全に『適合』してしまったミィとマインには、リョウの声は届かない。
「知ってるんだよぉ……♡♡ マイお姉ちゃんは乳首の先端をコリコリ弄られて、時々キュって噛みついたら一番キモチイイってこと♡♡♡ マイたちと同じだもん♡♡♡♡」
「クリトリスとGスポットを裏表同時に攻められてっ♡♡♡ いっぱい潮を吹いちゃうのもアタシたちと同じ、だって姉妹だからなっ♡♡♡」
「ぁひぃ゛っっ♡♡♡ んぅう゛~っ♡♡♡♡ はぁあ゛っ♡♡♡♡ ぅあ゛ぁあ゛っ♡♡♡♡♡♡」
悶える。息が苦しい。なのに、これをずっと味わっていたいという相反したキモチ。胸に走るふわふわした感じを、時々優しい痛みが現実に引き戻してくる。ザラリとした舌でクリトリスを舐められながら、内側もぐちゃぐちゃに蕩けさせられる。全身が、何度も何度もビクンと震える。喘ぎ声が漏れるのを抑えられない。股に熱がこもって、時折漏らしてしまったかのように濡れて。『潮を吹く』の意味を遅れて理解する。
──それでも。
「ひぁあ゛っ♡♡♡ ──負け、ないっ……! ぁぅう゛っ♡♡♡♡ 俺が、止めなきゃ……!」
2人分の快楽を同時に味合わされても、リョウの意志はまだ折れていなかった。ヒーローとして人々を守る、そのためには自分が倒れては、アウトサイダー達に屈してはならないと。その思いだけが、彼を未だにリョウとして繋ぎ止めていた。
「そっか……流石に君は手ごわいみたいだね。ミィ、マイン。一度休んでいなさい」
口惜しそうに離れる皮少女達。代わりに近づくアムネスは、仰向けに倒れたリョウの傍に近寄って囁く。
「今の自分の姿をよく見てよ。君の仲間も、ヒーロー組織の人たちも、ひょっとしたら家族のだれも。今の君がヒーローのリョウ君だなんて思えないよ、ほら」
空中に浮いた鏡が、まざまざと『マイ』の姿を映し出す。顔を真っ赤にさせて、瞳は涙で潤んでいる。おっぱいはミィの舐められた跡で充血していて、おまんこも自分の吹き出してしまった潮がテラテラと光を反射する。2人の皮少女に犯され尽くして、淫らな肢体を晒した少女がそこに居た。──自分だと、認めたくはないのに。
「仕方ないなぁ……それじゃ特別に私が。貴方に『女の子』の本当に気持ちいい所を教えてあげるから♡♡♡」
それまで黒い仮面で目元を隠していたアムネスであったが、彼女はそれを取り外し、空中に放り投げる。落下音はしない。皮少女を取り出した時と同様に、亜空間にしまい込んだのだろうとリョウは理解する。彼女の顔が、目前に迫る。
──意外な事に。目元の仮面が外れたアムネスは、先程までの威厳と冷酷さの混ざった印象とは全く違う、むしろ温和で暖かい雰囲気のある美女の姿が現れた。彼女の微笑みは、まるで子を慈しむ母親のような優しさの溢れる表情で。その変貌に、思わずリョウは動揺する。
「お前……っ、アムネスなのか……?」
「えへっ、さぁ♡♡ 一緒に愉しみましょう♡♡♡」
パチン、と彼女が指を鳴らす。銀色の鏡張りのような殺風景な部屋が突然強風に包まれたかと思うと、リョウは自分の身体が柔らかいものに包まれている事に気が付く。天蓋付きの、桃色のレースカーテンに包まれたベッド。そこに寝かされている自分。そして背後には。
「ぎゅ~っ♡♡♡」
「う、うわぁっ!? 何してるんだ……!?」
背後から突如抱き着いてくるアムネス。敵対関係だった女首領が、リョウに甘えるかのように抱き着いてくる。その状況が、彼には理解できない状態だった。当惑して身動きの取れないままの彼に対して、アムネスは身体を寄せたまま両手をマイのたわわなおっぱいにあてて、むにゅりと揉みしだく。
「ぁはぁあっ♡♡ なん、でぇっ♡♡ ちくびっ♡♡♡ 胸元、触られただけでっ♡♡♡」
「皮少女たちは私が造ったのよ、どこを弄られたらキモチイイかなんて知り尽くしてるわ♡♡」
こりこり、とくすぐるように、時に強く抓って。そして、手のひらでおっぱい全体をぐにゅり、と揉む。触られていないはずの背筋が、おまたが、ぞくぞくする。耐えなければ、と僅かに動かせる唇を噛む。痛みが、まだ正気をとり戻させてくれる。だが。
「そんなことしちゃだめ♡♡♡ カワイイ顔に傷をつけちゃいけないのよ、ちゅぅっ♡♡♡♡ あむぅっ……♡♡♡」
「ふんぅう゛っ♡♡♡ ちゅぱっ……♡♡♡」
抱き寄せるように顔を掴まれ、マイはアムネスからキスされる。口の中に、彼女の舌が忍び込んでくる。甘い香りが鼻腔に充満し、何も考えられなくなって。始めは抵抗するように舌を防いでいたが、やがて自ら絡め合わせるように動く。お互いのモノを奪い合おうとするかのような、深い接吻。
「ぷはぁっ♡♡♡ ねぇ、マイ……いいえ、リョウ。これからずっと、君のことを愛してあげる♡♡♡ たくさん気持ちよくなれる事して、君の事をどろどろにしてあげる♡♡♡♡ この世界が滅ぶまで、いいえ滅んだとしても、一緒に居てあげる♡♡♡♡ だから……私のモノになって♡♡♡♡」
頭がぼーっとする。なにもかんがえられない。からだじゅうがふわふわする。ときどき、ビクンってなって。ベッドに寝かしつけられて、アムネスとマイ、2人分の身体がベッドに並ぶ。今の彼女は何も着ていない。敵であった時の苛烈なイメージは、そこにはない。
「よしよし……♡♡♡ ずっと戦ってきて、大変だったねぇ……♡♡♡♡ 今からは、苦しい事も悲しい事も、ぜーんぶ無くなるから……たっぷり私に、甘えて良いんだよ♡♡♡♡」
「はぁっ……♡♡♡ ん、はぅぅっ……♡♡♡♡」
裸体のまま、2人は抱き合う。身動きが取れるようになった事に、マイは気が付いていない。ただ、幼い子が母に抱き着くかのように、無言で身体を重ね合う。既に、魅了の魔術はリョウの理性を蝕んでいた。
「おっぱいとおまんこ、気持ちいい所同士を私達で一緒に弄るの♡♡♡ ほら、こうしてっ……♡♡♡♡」
「あ゛っ♡♡♡♡ ひぁあっ♡♡♡♡ やめ゛っ♡♡♡ んぅう゛ぁっ♡♡♡♡」
アムネスとマイの乳ずり合わせ、そして貝合わせ。魅了のチカラだけではない。彼女に包み込まれていく感覚が、リョウをどんどんと絡めとってゆく。おっぱいも、おまんこも、小さな刺激だけどキモチイイ。やがて、マイの中で一つの意思が芽生える。──アムネス様に従いたい。アムネス様のモノになりたい。アムネス様と一緒に居られるだけでしあわせ。
「私も、君と同じきもち……♡♡♡ とっても気持ちいいわ♡♡♡ だから、一緒にイきましょう♡♡♡♡」
「はぁあ゛っ♡♡♡ んひゃぁっ♡♡♡♡ ぁうぅう゛っ♡♡♡♡♡」
アムネスがマイの身体をぎゅう、と力強く抱き寄せて。今度は唇だけを重ねるキスを。
「ん、ぅう゛ぅ♡♡♡ ひゃぁあん♡♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡♡♡」
「ぁ、ぁあ゛っ♡♡♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡♡♡♡ んぅう゛~っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
2人の身体が同時に跳ねる。互いの愛液が混ざって、ベッドに染みを作ってゆく。しばらく、荒い呼吸音だけがベッドの中で響く。ゆっくりと、先に身体を起こしたアムネスは。柔和に微笑んで、マイの頬にキスをする。
「えへへ……ちょっとやりすぎちゃったかな♡♡ ねぇ、マイ。起きて」
少し遅れて目を開いた、少女は。水色の瞳をぱちくりさせた後、自分の胸元に手を当てて。ぎゅぅう、と絞って甘い声を上げる。
「んぅう゛ぅ~っ♡♡♡♡ ぁはぁあっ♡♡♡♡ からだじゅう、ふわふわしてキモチイイ……♡♡♡♡」
「もう、マイったら。そんなにクセになっちゃった?」
「──はいっ♡♡♡ マイ、もっとアムネス様に愛してもらいたいですっ♡♡♡♡」
「……分かったわ、じゃあもう少しだけ……シよっか♡♡♡」
──────青き正義の味方は、ここに堕ちた。今は、ただ女首領の愛奴隷と化した少女が1人居るだけ。
「ぐっ……うぅっ……ここ、は……」
麻痺したかのように身体が動かない。首から上は動かせる、と気づいた彼はうつ伏せの状態で首をあげ、なんとか周囲の様子を見渡す。さっきまで自分たちのいた、瓦礫と煙の立ち込める戦場ではなかった。床一面に張り巡らされた銀色のタイルが、自分の顔を映す。床だけではない。壁、天井も、鏡張りのように銀色。
「みんな……ヒロ、トモ……リョウっ……!」
居るはずの仲間の名前を呼び、彼がなんとか右の壁を見ようとした時。そこに誰かの姿を見つける事が出来た。──黄色と緑のスーツをまとった、トモとヒロ。だが2人とも、今の自分と同じように床に伏して動けないようだ。そしてそのさらに向こう側には。
「アハハ! これが、貴方達の『希望』っていうものなのかしら? 随分とちっぽけで弱弱しいものねぇ!」
黒のボンテージに身を包み、目元に赤色の仮面を着けた女性。──否、女性に見えるが彼女もまた『怪人』。リョウ達4人が止めようとした、アウトサイダー達の首魁、アムネス。首領と他の怪人から呼ばれる彼女は仮面の奥で、瞳を細め少年たちを嗤う。
「トモ、ヒロっ! 大丈夫かっ!? リョウはどこに!?」
「分からないっ……! くそ、俺も動けない!」
「自分がピンチなのにお仲間の事が心配ってわけ? とことん甘っちょろいわね……あの赤色の子は特別よ、アナタたちとは違って。それより……」
弱者を見下すアムネスの目の色が変わる。新しい玩具を見つけた子供のように。
「ねえアナタたち。──ワタシの部下にならないかしら」
その一言に、3人ともあっけにとられる。怪人に囚われたヒーローの行く末は、いくら幼い少年たちであろうと知っていた。その末路が禄でもなく、悲劇的なものだったとしても、彼らは守りたいモノのために力を手にした。だからこそ、アムネスの予想外の提案を、息を揃えたかのように突っぱねる。
「お前たちの仲間になんかなるもんか、なにを貰ったってお断りだね!」
「協力するわけなんてないです……人類がどれだけお前等に苦しめられてきたか、ボクは忘れていないですよ!」
「怪人たちに力を貸すつもりなんてない……! 例えオイラたちがやられるとしても!」
その言葉を聞いて、『彼女』はまったく意外そうな表情はしなかった。
「そうよね、そう簡単に地球の皆を裏切るようなことはできないわよね……でも」
『彼女』の口元がニヤリと歪む。
「どう答えても、どう抗っても──アナタたちは私のモノになるのよ!」
空を切るように『彼女』が腕を振るう。一瞬まばゆい光が放たれたかと思うと、『彼女』の手には何かが握られている。だらりと垂れ下がった布のようであるが、ちょうど人型で全身を覆うような形状をしている。──ただし、色は素肌のような薄橙色、片方はやや褐色がかっている。少年たちと同じぐらい、あるいは少し小さいぐらいのサイズ。。そしてその『頭』に当たる部分には、金色と銀色の髪がだらりと伸びていた。『ソレ』にヒーローの一人、ヒロは既視感を覚える。
「それは……『夢動外装』!? なんでアウトサイダーがそれを持ってるんですか……!?
」
「おや、緑のボウヤは察しが良いみたいね。そうよ、人類達が『夢』の力を操ってアウトサイダーと戦うのを参考にして、私も作ってみたのよ。ヒーロー達を変えてしまうヒーロースーツ……その名も『皮少女』!」
青や黄色、緑の『夢動外装』を着ているヒーローたちは、『夢』の力を安定的に出力し攻撃として繰り出すことができる。子供たちの持つ『夢』の力、アウトサイダーに対抗するにはそれが有効だったのだ。『夢』という混沌としたあやふやなイメージをスーツの機能により固定化し、アウトサイダーにぶつける。それが今までのヒーロー達の戦い方だったのだが──その技術が、アウトサイダー側に渡っている。
「さて、実試験と行きましょうか! 『ミィ』! 『マイン』! その黄色の子と緑の子、捕らえてしまいなさい!」
ふわりと宙に浮いた肌色の『夢動外装』──否、『皮少女』2つは、クレーンで吊り下げられたようにぶらぶらと揺れながら、身じろぎ一つできない彼らの目の前、ヒロとトモの元へ近づいてくる。
「なんでスーツなのに、裸みたいな恰好なんですか……!」
「オイラがこんなの着る訳ないだろっ!」
『皮少女』と称された名前の通り、そのスーツは少女の身体そのものを模しているかのようだった。しかし、身にまとっているものは何もなく、まるで裸に剥かれた女の子がそのまま『皮』になったかのような形状。同世代のハダカを見たことのない少年たちは、一瞬この場面にそぐわないドキリとした感覚を抱く。ぺしゃんこにつぶれてはいるが、おっぱいと乳首の存在を、そして自分たちにあって『彼女』たちにない器官の存在を理解する。おまんこが、ヒロとトモの2人の顔に近づいてきた。
「な、なんですかコレはっ……!?」
「ヒっ……! おい、こんなの近づけられてどうしろって……」
──次の瞬間。『皮少女たち』のワレメが、本来の人体であれば有り得ないほどに、怪物が大口を開くかのように広がる。生温かく湿っぽい空気、そして淫靡な匂いが少年たちを襲った。それに驚く間もなく。『皮少女』のオマンコは、ヒロとトモの頭に被さり、食らいつく。
「ぅうわあ゛ぁっ!? む、ぐぐむぅっ!?」
「なにぃっ!? もががっ……!?」
「ヒロっ!? トモッ!? おい『アウトサイダー』! 何をしているんだ!?」
頭から被さってくる『皮少女』。視界を奪われたヒロとトモは抵抗しようとするが、身体は『首魁』の魔術によって縛られたまま。そのまま肩や腰も吞まれてしまい、ついに2人は倒れてしまう。蛇が獲物を丸吞みする動きのように、『皮』はどんどんと少年たちをその内側に取り込んでいく。奇怪なことに、本来であれば長身なヒロ、体格の大きなトモよりも小さな『皮少女』であるにも関わらず、難なく彼らを吸収してゆくのだ。
「うふふ……この子達は生まれ変わるの。私だけの、私の言う事を何でも従う、強くって可愛い配下に!」
遂に足先まで丸呑みされてしまったヒロとトモ。ぺしゃんこだった2体分の『皮少女』は、まるで少女が倒れているかのように変貌していた。皮少女のサイズはヒロやトモよりも小さかったはず。だが奇妙なことに、まるで『ちょうど誂えたかのように』ぴったりと、彼らの身体を覆っている。やがて飲み込む蠕動運動が終わり、少女2人がうつ伏せで倒れたかのような姿になっていた。
「2人ともっ……! グリーン、イエロー、しっかりしろっ!」
「さあ立ちなさい、私のカワイイ僕たち!」
そう『女首領』が声をあげると、倒れ伏していた2人は立ち上がる。──リョウは、その姿を見てしまった。自分より小さな女の子たち。1人は金色の髪をツインテに結っている、褐色の肌が艶やかな少女。そして彼女の小さな手では抱えきれないほどたわわに実ったおっぱい。もう片方は腰まで伸びた銀色の髪をゆらりと揺らし、負けず劣らずその小さな顔と同じぐらいの大きさの、規格外の乳房を持った少女。およそ同年代の女子と比べ物にならないほど、エロティシズムな体躯をしていた彼女たち。顔を上げた2人に、女首領は問いかける。
「今の自分の事、説明して?」
「……はいっ! 『ワタシ』はミィ! アムネス様の忠実な部下、えっちなことが大好きな『皮少女』の一人ですっ! ……ぐっ!? 違う、ボクはそんな事を言うつもりはっ……!? くっ、まだ動けないっ……!」
「グリーン……!? 一体何を言って……!?」
少し年上のヒロはいつも冷静で、一歩引いたところでヒーロー達を支えてきていた。落ち着いた声だったはずの『彼』の声──しかし、『ミィ』と名乗る少女に変貌したことで『彼女』の声は、甘ったるく媚びたかのようなものに変わってしまっていた。その事に当の本人も驚きを隠せないでいる。そしてもう一人。
「──『あたし』はマイン。ミィとは姉妹みたいなもので、あたしもアムネス様の忠臣。これから地球人たちの精を搾り取るんだよな、楽しみだぜ! ……が、ア゛ぅっ!? ゲホッ……! お、オイラはっ……!?」
「イエローッ!? どうしちゃったんだよっ!?」
「ふふっ……きちんと自己紹介の出来た2人には『ご褒美』をあげなきゃね……」
立ったまま宙に縛り付けられたかのように──あるいは、『皮』に行動を縛られているかのように。動けない『ミィ』と『マイン』の後ろに瞬間移動したアムネスは、丸裸の彼女らの陰部にそっと指を添わせる。ちょうど、少年2人を丸吞みしたアソコ。だが、今はまるでその様相を変えてぴっちりと閉じたワレメ。そこに、魔力を含んだ微弱な刺激を与える。痛みや苦しみには、ヒーローたるもの耐えてきたつもりだった。だが、快楽には。
「ひ、ぁあ゛っ♡ なんですか、この、感じはっ♡♡ ぞくってしますっ♡♡」
「ぁう゛っ……♡ ぅぁあ゛っ♡♡ チカラが、抜けてっ♡♡ ひぁう゛っ♡♡」
身を震わせ、甲高く嬌声をあげる『少女たち』。初めて聞くオンナのヒトの声に、動けないリョウの心が揺れる。悶える2人を更に煽り立てるように、アムネスは耳元で囁く。
「どんな感覚? びくびくする? おなかがキュンってなる? 身体が火照って、ふわふわする? ──それが『キモチイイ』って感覚。オンナノコの、気持ちよくなる感覚なのよ♡♡」
「ぁあ゛っ……♡♡ 女子の、感覚……? キモチ、イイ……? ぃい゛っ♡♡♡」
「ぃやだっ♡♡ ナニか、来てる゛っ♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡」
「ほぉら、2人ともイきなさいっ♡♡♡」
その言葉と共に、優しく陰核に魔力を含んだ愛撫を。ビクン、と全身に電流が走ったかのように2人の身体が跳ねる。だが、その感覚は苦痛とは程遠く。刺激の瞬間、身体中の筋肉が弛緩して、柔らかいモノに包まれたかのような。頭がぼやける。『気持ちいい』。そうアムネスに言われた言葉が2人の頭で反響する。
「ぃ、ぁあ゛っ~♡♡♡♡」
「んぅう゛ぅぅ♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡」
それは、少年である彼らが本来受ける事のない官能。女性として絶頂する感覚。性の芽生えもまだ半端な彼らに、ソレは刻み付けられる。──『皮少女』が、少年たちの身体により適合する。あるいは、彼らを矯正する。僅かに締め付けが強くなった。
「あははっ! ハジメテはどうだったかしら? それじゃ試運転よ……『ミィ』、『マイン』! そっちの青い子の事、たっぷり可愛がってあげなさい♡♡」
「はーい! いっぱい『ミィ』のおっぱいで搾り取ってアゲル! ──違っ……! ボクはヒロ、なのっ……ぐぅっ……喋る事までっ……!?」
「『あたし』たちでたっぷり、ニンゲンをいたぶってやろっ! ──ダメだっ、オイラそんな事したくはっ!」
行動、言葉まで縛られるようになった2人は、よろよろと倒れて動けないままのブルーの元に近づく。 アムネスはリョウに向けて語り掛けた。
「君の仲間……ヒロとトモ、だっけ? せっかく友達なんだから、いっぱいこの子たちを満足させてあげて♡」
魔力を右手に籠めたアムネスがブルーのヒーロースーツに触れる。すると、完璧な防御を誇っていたはずのスーツがみるみるうちに溶け出してしまう。痛みはなかった。だが、自分の素肌が晒される少し冷える感覚が伝わってきた。
「なにっ!? スーツがっ……!? ぐ、再装着しないと……『夢想よ纏え』! ど、どうして変身できないんだっ!?」
「言ったでしょう? 『皮少女』は人類の『スーツ』を模したモノ、既に解析は済んでいるの。解除することも私達にとっては造作もない事よ。さぁ──君の身体にも『調節』を施さなきゃね」
「ぐっ……!? ぁ、ぁああ゛っ!?」
アムネスの邪悪な魔力がリョウを包む。全身が異様に熱い。血流が急激にめぐって、腰元に集まるような。既に身を守るものは何もなくなって、真っ裸になってしまったリョウに近づく2人。堪えるような表情をしていた『少女たち』であったが──『ソレ』を目にした瞬間、彼女らの心が揺らぎ目の色が変わる。
「ぇぁ……すごく、大きい……──あはぁっ♡♡ これが今から『ミィ』の膣内にっ♡♡♡」
「リョウの、でけぇ……ぅぐっ──ふっ、あたしたちでたっぷりコイツをイジめてやらなきゃなっ♡♡♡」
「ヒロ、トモ……!? 何をして……ぁぁあうっ!?」
リョウの少年らしからぬ、勃起した肉棒。それに真っ先に跨ったのは金髪少女のミィ。ぴっちりと閉じていたオマンコは、ゆっくりと亀頭にワレメを擦り付ける。ぬちゅり、と生暖かく粘っこい愛液の感覚がリョウに伝わって。ペニス全体を吞み込んでゆく。きゅう、と肉棒を締め付ける感触。
「んぁあ゛ぁ~っ♡♡♡ キてりゅっ♡♡♡ ぁ、うぁぁあ゛っ♡♡ リョウっ♡♡」
「なにっ゛、してっ……! ヒロっ、どうしたんだっ、んぐぅっ!?」
『皮少女』が意思を持ってヒロを操っているかのように、躊躇いもなくセックスを始める。初めてなのに、身体が快楽を得る方法を知っているかのように。魔力で無理やり勃起させられたリョウの肉棒をおまんこに突き上げる。頭が痺れるような、全身がトんでしまいそうな感覚。
「ひぁあ゛っ♡♡ んぐぁあ゛~っ♡♡♡ リョウのおちんちん、凄いっ♡♡♡♡」
「が、はうぅう゛っ……! ヒロ、止めろっ!? こんなの、はぅっ──おかしいって!」
ヒロの表情は時折抗っているかのように歪むが──ずちゅり、くちゅりと上下するたびに、目の色が変わる。一突き受け入れる毎に、頭の中でナニかが書き換わる。ヒロの中で、どんどんと意識が『変わってしまう』。書き換わる。
「リョ、ウ……んぁあ゛っ♡♡♡ ボクが、ぁひぃん゛っ♡♡♡♡ きぇ──」
「は、ぁぅう゛っ……ヒ、ロっ……!? やばっ、なにか、きて──」
前後不覚。リョウの方も、堪えるのに限界が近づいてきていた。理性が蕩ける。戦い続けてきたリョウにとって、この感覚は初めてだった。おちんちんが膨張して、そこから何かが出ていきそうな感じ。放尿とは何か違う。それに、こんなにくらくらするのは、何故だろう。我慢が、出来なかった。キツイ締め付けがその快楽を強めてきて。
「──ぃ、ぁああ゛っ!?」
「ぁああ゛~っ♡♡♡♡ 熱っついの♡♡♡♡♡♡ きてりゅぅ゛っ♡♡♡♡♡♡♡」
「……ぐ、ぅうっ──今度は『マイン』の番だな! ほら、もっと勃たせろよっ! じゅるっ、じゅるるっ♡♡♡♡ な、こんなのっ……!」
未だにオーガズムの中に居る『ミィ』を押しのけるようにして、『マイン』は萎えかけた肉棒をフェラチオする。友人のおしっこを出す所を舐めている。そんな事したくない、そう思うのに。何故か『マイン』の身体が火照ってゆく。興奮が、昂ぶりが、抑えられない。魔力の影響もあってか、リョウの肉棒が再び勢いを取り戻すのはあっという間だった。
「ふふっ、こんなに簡単に勃起するなんて。地球人は弱っちいなぁ──けど、これを挿入れれば……ぁひぃっ♡♡♡」
「待っ……トモっ……! ぅあっ!?」
ミィと同じようにリョウの逸物を膣内に迎え入れる。ミィの時と違って、中はふんわりとリョウのペニスを包み込む。生暖かく、柔らかい感触。皮少女マインの荒っぽい言葉遣いとは相反して、その内側は優しくリョウの息子を包み込んで。その感覚が、たまらなくリョウの官能を刺激する。
「ぃ……ぁぐぅっ……止まってくれよ、トモっ……」
「リョウっ……! オイラも、止めたいのにっ……んぅう゛っ♡♡♡ 勝手に身体が動くんだっ、ひゃうんっ♡♡♡」
「まず、い……また、ヘンなのがっ……!」
「ほらっ、早く射精しちゃいなよっ!」
射精の感覚を一度味わってしまったリョウは、それに逆らうことができない。陰茎への刺激に耐える事ができず、リョウは再び。
「うぐっ……ごめん、トモっ……! ひ、ぐぅぅうっ!?」
「リョウ、ダメだっ──ふふっ、良いんだよ。あたしにたくさん膣内射精してしまえっ! ぁ、んぅう゛ぅ~っ♡♡♡♡」
再び、リョウは精を放出してしまう。まぐわっている2人の絶頂はほぼ同時で、身体を重ねたまま『マイン』はぐったりと座り込んでしまった。そんな彼女を、アムネスは軽々と片手で持ち上げ優しく床に下ろす。裸体のまま倒れこみ、こぽりと陰部から零れ落ちるどろりとした精液。
「──くはっ、はぁっ……! 俺たちに一体何をしたんだ、アムネス!」
「『皮少女』がより身体に馴染むように、君の精液を搾り取ったのよ。おかげでこの子達も、ほら──」
ゆらり、と2人が立ち上がり。
「──はぁい♡♡ 皮少女ミィ、完全にこの身体に適合しましたっ♡♡♡ ちっちゃな体におっきなおっぱい♡♡♡ この身体をもって、アムネス様にお仕えします♡♡♡」
「──同じく皮少女マイン、完全に主導権を握りましたっ♡♡ あたしのカラダはアムネス様のモノ、ご自由にあたしをお使いくださいっ♡♡♡♡」
何かに縛られているかのような素振りは見えず、まるで彼女ら本人かのように。ミィとマインは、アムネスの元に頭を垂れて服従のキスをする。
「そんな、2人とも! 正気に戻ってくれっ!」
「くすくす……呼びかけた所で元には戻らないわよ。それに──今からリョウ、君もこうなるんだから」
パチリ、とアムネスが指を鳴らすと。先ほどグリーンとイエローを呑み込んだ『皮少女』がもう1つ出現する。身構える間もなく、リョウの頭に皮少女の陰部が迫り呑み込んでしまった。
「むぐぅっ!? ぐぅうっ……!?」
息が、苦しい。目の前が徐々に暗くなる。頭が重い。──リョウの意識が、闇に溶けてゆく。
──────────────────────────────
──────────────────
────────────
「ちゃぷっ♡♡ じゅるっ♡♡ ちゅぅぅっ♡♡ れろぉっ♡♡♡♡」
「あむぅっ♡♡ ちゅっ♡♡♡ ふぁむぅっ♡♡♡♡ ちゅぅ~っ♡♡♡♡」
胸やお股が、むずむずする。こそばゆいような、くすぐったいような。そして時折、背筋に走るゾクっとした感覚。何が起こっているというのか。目を開けたリョウ。金髪ロリっ娘のミィが、自分の胸元に顔を寄せている光景。凛とした雰囲気を漂わせたマインが、自分の股ぐらに陣取って、顔を近づけている光景。快楽に堪えつつ、自分が仰向けになっている事に気が付く。
「ぁ、ぁあ゛ぅっ♡♡♡ ひ、ひろっ……♡♡♡ トモもっ……! ッ!? 俺の声がっ……!?」
叫んだ瞬間、リョウは自分の声の違和感を覚えた。声変わりの始まりで、少し低くなっていたはずの自分の声。それが小さい時に逆戻りしたかのような少年の──あるいは、少女の声になっている事に気が付く。なんとか顔をあげると、胸元に不自然な膨らみ。
「くふふ……生まれ変わった気分はどうかしら、『マイ』?」
「俺はリョウだ! そんな名前じゃない……!」
「釣れないわねぇ。ちゃんと自分の姿を見て、認めてみたらどうかしら? 『鏡よ鏡、映し出せ』!」
アムネスの唱えた呪文は、仰向けになったリョウの全身を映すかのように宙に出現した。そこには倒れ伏した自分の姿がある、はずだった。しかし、鏡が映した像は。青いポニーテールに水色のくりんとした瞳、小さな顔。それと同じぐらい大きなハリのあるおっぱいが、裸で晒されて。ムチッとした太ももが、色気を醸し出していた。少女でありながら、妖艶な色気を持った彼女が、鏡の向こうに居る。リョウが驚きで目を見開き口を開けると、鏡の向こうの少女も同じような表情をする。
「な……に……!? これが、俺だって言うのか……!?」
「だってぇ♡♡ 貴方はリョウなんてヒーローじゃなくてっ♡♡♡ ミィと同じ『皮少女』のお姉ちゃんだものっ♡♡♡ あむぅっ♡♡♡♡」
「『マイン』達がいっぱい気持ちよくさせてあげるからっ♡♡♡ じゅるっ♡♡♡♡ 早く『マイお姉ちゃん』になるんだっ♡♡♡♡ ふぅ~っ♡♡♡♡」
「ひゃ、ぁあ゛っ♡♡♡ やめっ、なんでっ♡♡♡♡ 2人、意識が、完全に奪われたみたいにっ♡♡♡♡」
『皮少女』はあくまで『夢動外装』を模したモノであり、それに姉妹関係など存在しない。だが、次女のミィと末妹のマインは長女のマイに従い、それを補佐すると『設計』されている。そのためマイの意識を覚醒させるべく、妹たちはマイに性感を与え続け、意識を乗っ取ってしまうよう仕向け続けるのだった。既に完全に『適合』してしまったミィとマインには、リョウの声は届かない。
「知ってるんだよぉ……♡♡ マイお姉ちゃんは乳首の先端をコリコリ弄られて、時々キュって噛みついたら一番キモチイイってこと♡♡♡ マイたちと同じだもん♡♡♡♡」
「クリトリスとGスポットを裏表同時に攻められてっ♡♡♡ いっぱい潮を吹いちゃうのもアタシたちと同じ、だって姉妹だからなっ♡♡♡」
「ぁひぃ゛っっ♡♡♡ んぅう゛~っ♡♡♡♡ はぁあ゛っ♡♡♡♡ ぅあ゛ぁあ゛っ♡♡♡♡♡♡」
悶える。息が苦しい。なのに、これをずっと味わっていたいという相反したキモチ。胸に走るふわふわした感じを、時々優しい痛みが現実に引き戻してくる。ザラリとした舌でクリトリスを舐められながら、内側もぐちゃぐちゃに蕩けさせられる。全身が、何度も何度もビクンと震える。喘ぎ声が漏れるのを抑えられない。股に熱がこもって、時折漏らしてしまったかのように濡れて。『潮を吹く』の意味を遅れて理解する。
──それでも。
「ひぁあ゛っ♡♡♡ ──負け、ないっ……! ぁぅう゛っ♡♡♡♡ 俺が、止めなきゃ……!」
2人分の快楽を同時に味合わされても、リョウの意志はまだ折れていなかった。ヒーローとして人々を守る、そのためには自分が倒れては、アウトサイダー達に屈してはならないと。その思いだけが、彼を未だにリョウとして繋ぎ止めていた。
「そっか……流石に君は手ごわいみたいだね。ミィ、マイン。一度休んでいなさい」
口惜しそうに離れる皮少女達。代わりに近づくアムネスは、仰向けに倒れたリョウの傍に近寄って囁く。
「今の自分の姿をよく見てよ。君の仲間も、ヒーロー組織の人たちも、ひょっとしたら家族のだれも。今の君がヒーローのリョウ君だなんて思えないよ、ほら」
空中に浮いた鏡が、まざまざと『マイ』の姿を映し出す。顔を真っ赤にさせて、瞳は涙で潤んでいる。おっぱいはミィの舐められた跡で充血していて、おまんこも自分の吹き出してしまった潮がテラテラと光を反射する。2人の皮少女に犯され尽くして、淫らな肢体を晒した少女がそこに居た。──自分だと、認めたくはないのに。
「仕方ないなぁ……それじゃ特別に私が。貴方に『女の子』の本当に気持ちいい所を教えてあげるから♡♡♡」
それまで黒い仮面で目元を隠していたアムネスであったが、彼女はそれを取り外し、空中に放り投げる。落下音はしない。皮少女を取り出した時と同様に、亜空間にしまい込んだのだろうとリョウは理解する。彼女の顔が、目前に迫る。
──意外な事に。目元の仮面が外れたアムネスは、先程までの威厳と冷酷さの混ざった印象とは全く違う、むしろ温和で暖かい雰囲気のある美女の姿が現れた。彼女の微笑みは、まるで子を慈しむ母親のような優しさの溢れる表情で。その変貌に、思わずリョウは動揺する。
「お前……っ、アムネスなのか……?」
「えへっ、さぁ♡♡ 一緒に愉しみましょう♡♡♡」
パチン、と彼女が指を鳴らす。銀色の鏡張りのような殺風景な部屋が突然強風に包まれたかと思うと、リョウは自分の身体が柔らかいものに包まれている事に気が付く。天蓋付きの、桃色のレースカーテンに包まれたベッド。そこに寝かされている自分。そして背後には。
「ぎゅ~っ♡♡♡」
「う、うわぁっ!? 何してるんだ……!?」
背後から突如抱き着いてくるアムネス。敵対関係だった女首領が、リョウに甘えるかのように抱き着いてくる。その状況が、彼には理解できない状態だった。当惑して身動きの取れないままの彼に対して、アムネスは身体を寄せたまま両手をマイのたわわなおっぱいにあてて、むにゅりと揉みしだく。
「ぁはぁあっ♡♡ なん、でぇっ♡♡ ちくびっ♡♡♡ 胸元、触られただけでっ♡♡♡」
「皮少女たちは私が造ったのよ、どこを弄られたらキモチイイかなんて知り尽くしてるわ♡♡」
こりこり、とくすぐるように、時に強く抓って。そして、手のひらでおっぱい全体をぐにゅり、と揉む。触られていないはずの背筋が、おまたが、ぞくぞくする。耐えなければ、と僅かに動かせる唇を噛む。痛みが、まだ正気をとり戻させてくれる。だが。
「そんなことしちゃだめ♡♡♡ カワイイ顔に傷をつけちゃいけないのよ、ちゅぅっ♡♡♡♡ あむぅっ……♡♡♡」
「ふんぅう゛っ♡♡♡ ちゅぱっ……♡♡♡」
抱き寄せるように顔を掴まれ、マイはアムネスからキスされる。口の中に、彼女の舌が忍び込んでくる。甘い香りが鼻腔に充満し、何も考えられなくなって。始めは抵抗するように舌を防いでいたが、やがて自ら絡め合わせるように動く。お互いのモノを奪い合おうとするかのような、深い接吻。
「ぷはぁっ♡♡♡ ねぇ、マイ……いいえ、リョウ。これからずっと、君のことを愛してあげる♡♡♡ たくさん気持ちよくなれる事して、君の事をどろどろにしてあげる♡♡♡♡ この世界が滅ぶまで、いいえ滅んだとしても、一緒に居てあげる♡♡♡♡ だから……私のモノになって♡♡♡♡」
頭がぼーっとする。なにもかんがえられない。からだじゅうがふわふわする。ときどき、ビクンってなって。ベッドに寝かしつけられて、アムネスとマイ、2人分の身体がベッドに並ぶ。今の彼女は何も着ていない。敵であった時の苛烈なイメージは、そこにはない。
「よしよし……♡♡♡ ずっと戦ってきて、大変だったねぇ……♡♡♡♡ 今からは、苦しい事も悲しい事も、ぜーんぶ無くなるから……たっぷり私に、甘えて良いんだよ♡♡♡♡」
「はぁっ……♡♡♡ ん、はぅぅっ……♡♡♡♡」
裸体のまま、2人は抱き合う。身動きが取れるようになった事に、マイは気が付いていない。ただ、幼い子が母に抱き着くかのように、無言で身体を重ね合う。既に、魅了の魔術はリョウの理性を蝕んでいた。
「おっぱいとおまんこ、気持ちいい所同士を私達で一緒に弄るの♡♡♡ ほら、こうしてっ……♡♡♡♡」
「あ゛っ♡♡♡♡ ひぁあっ♡♡♡♡ やめ゛っ♡♡♡ んぅう゛ぁっ♡♡♡♡」
アムネスとマイの乳ずり合わせ、そして貝合わせ。魅了のチカラだけではない。彼女に包み込まれていく感覚が、リョウをどんどんと絡めとってゆく。おっぱいも、おまんこも、小さな刺激だけどキモチイイ。やがて、マイの中で一つの意思が芽生える。──アムネス様に従いたい。アムネス様のモノになりたい。アムネス様と一緒に居られるだけでしあわせ。
「私も、君と同じきもち……♡♡♡ とっても気持ちいいわ♡♡♡ だから、一緒にイきましょう♡♡♡♡」
「はぁあ゛っ♡♡♡ んひゃぁっ♡♡♡♡ ぁうぅう゛っ♡♡♡♡♡」
アムネスがマイの身体をぎゅう、と力強く抱き寄せて。今度は唇だけを重ねるキスを。
「ん、ぅう゛ぅ♡♡♡ ひゃぁあん♡♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡♡♡」
「ぁ、ぁあ゛っ♡♡♡♡♡ ぁあ゛っ♡♡♡♡♡♡ んぅう゛~っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
2人の身体が同時に跳ねる。互いの愛液が混ざって、ベッドに染みを作ってゆく。しばらく、荒い呼吸音だけがベッドの中で響く。ゆっくりと、先に身体を起こしたアムネスは。柔和に微笑んで、マイの頬にキスをする。
「えへへ……ちょっとやりすぎちゃったかな♡♡ ねぇ、マイ。起きて」
少し遅れて目を開いた、少女は。水色の瞳をぱちくりさせた後、自分の胸元に手を当てて。ぎゅぅう、と絞って甘い声を上げる。
「んぅう゛ぅ~っ♡♡♡♡ ぁはぁあっ♡♡♡♡ からだじゅう、ふわふわしてキモチイイ……♡♡♡♡」
「もう、マイったら。そんなにクセになっちゃった?」
「──はいっ♡♡♡ マイ、もっとアムネス様に愛してもらいたいですっ♡♡♡♡」
「……分かったわ、じゃあもう少しだけ……シよっか♡♡♡」
──────青き正義の味方は、ここに堕ちた。今は、ただ女首領の愛奴隷と化した少女が1人居るだけ。
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