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憧れの先輩がスライムで洗脳されていたので、「私も」スライムチンポで分からせる話
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空調の効いたオフィス。外の酷暑を味わった身としては、ここに帰ってくる事でようやく生を実感することが出来る。地方警察署、生活安全課巡査である「山岸日菜子」は、外回りのパトロールから戻ってきて、急ぎ汗を拭う。
「ぁ~~、暑かったですよぉ~……」
「こーら、すぐに気を緩めないの。ちゃんとパトロールの記録も書く。忘れないうちにね」
脱力しかけた日菜子に優しい口調で、しかし釘をさすのは彼女の実質の上司。巡査長である「枝川由季」。彼女もまた女性警察官、生活安全課であった。日菜子にとっては頼れる先輩であり、まだまだ女性警察官の少ないこの警察署では、よくパトロールなどで一緒に業務をする事が多い。
「はいぃ、分かりました……ところで、例の通報はありましたか?」
「いや。通信指令からの連絡は来ていないよ」
「何なんでしょうね、最近?」
最近、不審な通報が多い。といっても、第一課や第三課絡みではなく。事件性のない通報である。どの通報も共通点があり、「突然女性の叫び声が聞こえた」と周辺住民が通報する。時間帯は昼夜問わないが、比較的事件の起きやすい夕方に多く。しかし、失踪や事件に巻き込まれた女性は全くいないのだ。
一度、日菜子自身も「悲鳴を上げた」とされる女性と事情聴取をしたこともあったが。「気持ち悪い虫がいて驚いて転んでしまった」程度だった。事件性の欠片も無い。かと言って、イタズラの通報によるものではない。何故なら通報者は毎回異なり、「被害者」である叫び声を上げた女性にも、全く共通項が無い。そういったイタズラをグループで仕掛ける遊びが流行っているのか、とサイバー事案担当者に調査を依頼するも、ヒットしない。
「むぅぅ……イタズラ通報だったら悪質すぎます! ユキ先輩もそう思いませんか!?」
「日菜子ちゃん、ダメよ。例え100件の未発事件があっても……もし1件の事件が起こってしまったら。その被害者は一生モノの疵を負うの。……そんな事、あってはいけないでしょ?」
「そ、それはそうなんですけど……そうは言っても、こんなに通報が増えたのは先月に入ってからですよね?」
由季先輩の言う事は正しい。1つの事件が、1人ならずその周囲の人々の人生を壊してしまう事を、日菜子も体験している。──だからこそ、警察官としてこの街を守ろうとお互いに強く思っている。とは言え。1ヶ月前から不思議な通報が増えた事は事実だった。パトカーでの緊急出動も何度もあり、少しずつ「女性の叫び声」という通報があった時に「慣れ」が出来てしまったのが、日菜子にとっても少し厭だった。
「だから……少しずつ緊張感というか、『ああ、またいつものか』って思ってしまう自分が怖くって。本当は、被害に遭う人に寄り添いたいと思ってるのに、いつの間にか事務的な処理になっちゃうんじゃないかって」
「大丈夫。そんな風に日菜子ちゃんが『変化している』自分の事を理解しているなら、元々の自分自身を見失う事も無いわ……そうだ。明日は一緒にパトロールだし、少し相談しながらにしましょう」
「……ありがとうございます!」
ユキ先輩の頼れる所は、こういう相談にも乗ってくれる事だ。年齢も少し違うが、2人で飲みに行ったり、多少買い物に行くぐらいには互いに気を置けない仲だと、日菜子は思っている。だから、明日相談すれば、自分の中の少しモヤがかかっていた気持ちも晴れると思っていた。
────そう、思っていた。
午後6時。逢魔が時とも呼ばれる時間帯。日が落ちかけ、明るさと暗さが入り混じった状態。この時間帯は交通事故や、人の動きも激しいため痴漢犯罪やひったくりなども起きやすい。一方、警察官が街のパトロールを率先して行う事で、犯罪者にとっても「犯行しにくい」と印象付けることが出来る。なので、普通は嫌がる時間帯でもユキ先輩は率先してこの時間帯を担当しようとするのだ。
「君、塾の帰りかな? 歩きスマホすると人にぶつかったり、交通事故に巻き込まれちゃうよ。気を付けようね。遊びたいときは、いったんどこかに座ったりしよう?」
「は、はい……」
パトロール中。歩きスマホをする子供、禁煙場所でのタバコ喫煙への注意、道に迷った人の案内など。てきぱきと、ユキ先輩はこなしてゆく。一つ一つは小さなことであったとしても。こんな積み重ねが少しずつ街を良くしていく。ユキ先輩が教えてくれた信条だ。
基本的にパトロールは1人でも行えるが、まだ新人である日菜子は先輩である枝川由季にその場での対応のやり方、場合によっては事務作業をその場で教わる形になっている。
「それにしても……ユキ先輩は、本当に色んな事に気が付きますね。困ってそうな人、間違いを犯す人……全部見抜いて、その後もてきぱきしてますし」
「そこは慣れもあるかもしれないわ。でも、こういう風に街中で困ってる人もいれば、今後問題を引き起こすかもしれない人を事前に止める。犯罪が起きる前の『予防』も大切、そのためにできる事が色々あるって、日菜子ちゃんも気づいたかしら」
歩きスマホは重大な交通事故、タバコはポイ捨てによる景観の悪化のみならず、場合によっては火事の元。駐車禁止の所に止めるのも、更なる事故を防止するため。煙たがられる警察の仕事だが、それはより危険なことを引き起こさないためのアクションなのだ。
「……そう、ですね。まだまだ街中には危険がいっぱいです。事故や犯罪は不意に起きますから。それを未然に防ぐのが、アタシ達の役割ですもんね!」
「ふふっ、少しは悩みも解消したかしら」
そう言いながら、2人は。歓楽街の明かりが差し込まない、ビルの隙間にある路地裏に入り込む。──日菜子は、全く警戒などしていなかった。ただ、ユキ先輩が入ったのだからそれに従う形で。行き止まりだが、ちょうど仕切りのフェンスがある位置には大量のゴミが放置されている。生ゴミなどはないようだが、不法投棄の家電が大量にあるカタチだ。
「うっわ~、ユキ先輩、この量の放置ごみ……所管は市役所の方なんでしょうけど、一体だれがこんなに捨てたんだろ…………」
ボヤキに近い声が思わず日菜子の口から漏れる。
…………違和感。
「……先輩? ユキ先輩。……どうしたんです、ぼ~っと突っ立って……?」
いつもなら。日菜子が一言発する前に、どういう風に対処するべきかなどをすぐに教えてくれるはずの先輩が。突然、機械の不調で停止したロボットかのように、虚ろな瞳で棒立ちになっている。……いや。なにか、ブツブツと小声で何かを言っている。それは誰かに届けるための発言というよりは──
「はい……指定の場所に……後輩を……」
「ユキせんぱ────わっ!?」
彼女の元に歩み寄ろうとした瞬間。ぐっ、と足元をナニカに掴まれたかのように。日菜子はつんのめって倒れる。硬いコンクリの地面に顔を打ち付けるものと一瞬覚悟したが──痛みはない。むしろ、身体じゅうを包んだのは……べちゃっとした、ねばっこいナニカが貼り付いた不快な感覚。
「なに、このっ……! 動けないっ……ユキ先輩、たすけ──」
しかし。助けを呼ぼうとした相手が、一瞬彼女の視界から消える。誰かに突き飛ばされたのだ、と遅れて理解した。そして──日菜子を見下ろすようにして。
「……上玉じゃないか、ユキ」
気色の悪い、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべた小太りの男が、そこにいた。普通じゃない、一瞬で分かる。仮にも人が倒れている状態で、それを嘲る様に笑うなど。…………待て。
「貴方、誰ですか……!?」
「善良なる市民、ではないですねぇ。何せ……お前を捕まえて縛っているその粘液。開発したのは俺なんだよ。それで、この女を使ってお前を捕まえたってワケ」
──日菜子の思考が止まる。コイツは、何を言っている。あの、正義感の塊で、色んな人に優しいユキ先輩が、明らかに犯罪を企んでいるこんな男の要求を聞くわけが。
「は……い……私は、後輩をおびき寄せるために、ご主人様の誘導に従い、人気の少ない裏路地に彼女を誘導し……」
「あー……そういうんじゃなくて。ほら、もっと感情を込める」
クン、とその男が指先を曲げると。ユキ先輩は、まるで警察学校の教官のように、背筋も真っ直ぐな敬礼を行って。
「はい! 先輩である私を全く疑わないバカまんこの日菜子をここに連れてくることができました! これもひとえにご主人様の計画のおかげです!」
「そんっ……せんぱ……噓です、よね……」
「枝川由季はご主人様の教えを受け、よりご主人様が幸福になるための方法を実践することが出来ました! ありがとうございます!」
助けを求めようとした相手が──とっくの昔に、異常者にされていた。得体の知れない男に忠誠を誓う、狂った女になっていて。……助けを求める存在がどこにも居ないことに気が付いた瞬間。日菜子の精神は、市民の生活を守る警察官ではなく、被害者になってしまって。
「ひひっ……じゃあユキ。お前はそこでスライム使ってオナニーしていていいぞ」
「──いひっ♡♡ はいぃぃ♡♡♡ あ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ ご主人様のがはいってくりゅっ♡♡♡♡」
日菜子の身体をつかんで離さない粘液が一部分離して、彼女の靴、黒ストッキングをせりあがるように動く。まるでピンク色の肉棒が勝手に動いているかのような不気味さを覚えた日菜子だが、ユキ先輩はむしろそれを期待して、自分のタイトスカートを持ち上げる様にして。
「き、ぁああ゛っ♡♡♡♡ ぁひひひぁはぁあぁっ♡♡♡♡♡♡ スライムおちんぽすきっ♡♡♡♡♡♡ これおかしくなりゅぅっ♡♡♡♡♡♡」
「アイツもなかなか良い締まりだったが、最近は緩くなってなァ……それもいいけど、キミみたいな可愛い娘も仲間にしたいなぁって思って」
「ひ、や、やだ、むぐぐぅぅ」
悲鳴を上げようとした瞬間、口を覆うように粘液が絡みつく。鼻だけは呼吸のために敢えて残しているようで。つまり──今までの女性の悲鳴事件の犯人が彼だったのではないかと、日菜子は気が付いてしまう。
「安心しろ、強姦なんてしないし……お前には『幸せ』になってもらいたいんだ」
意味が────分からない。粘液に捕縛され、動けない状態の日菜子は。変わってしまった先輩の痴態を目の当たりにする。
「はい゛っ♡♡♡ クリを弄りまひゅっ♡♡♡♡ ご主人様がGスポット弄ってっ♡♡♡♡♡ 裏表同時にイ゛っ、イ゛グっ♡♡♡♡ イ゛っあ゛っ♡♡♡♡ ゔぅうう♡♡♡♡」
顔は火照って。目は常軌を逸していて。喘ぎ声を隠そうともしない、ユキ先輩の状態。あの目は、どこかで見た事がある────あぁ、そうだ。前に事情聴取をした、悲鳴を上げたとされる女性も。どこか蕩けて、心ここにあらずという表情だった。不自然なほどに、彼女は笑顔だった。幸せそうだった。
「なァ……悔しくないか? あんな女に騙されて、こんな風に脅されて……先輩に恨みの一つもぶつけたくなるよなァ?」
そんな気持ちは一切ない────そう、言い切りたかったのに。目の前で自慰に耽っているユキ先輩を見ると。パニック状態に陥った日菜子は、感情をぶつける方向が分からなくなる。一番悪いのはこの男だと、分かっているのに。それなのに──騙したユキ先輩に、微塵も怒りの感情を抱いていないと言ったら、嘘になってしまう。
「だろぉ? アイツ許せないよな、人を騙して気持ちよくなって?」
「くぁ゛っ♡♡♡ ぁああ~~っ♡♡♡♡♡♡ スライムオナニーでイぐっ♡♡♡♡ ごしゅじんのでいきゅっ♡♡♡♡ おばかな後輩がいてよかったあぁ♡♡♡♡♡♡♡♡」
違う。あんなの、ユキ先輩じゃない。言わされているだけ。そうなのだ。だけど。
彼女自身の声で、日菜子の事を蔑みながら悦ぶ言葉が。日菜子の心を揺さぶる。
「む、ぐぐっ……!」
「あひ、あひひひっ♡♡♡♡ おまんこきもちいー♡♡♡♡ バカまんこをだましてわたしもばかになるのしゅきぃぃ♡♡♡♡」
ぷしっ、ぷしゅっ。潮を吹き、彼女の黒タイツが更に影色に染まる。あぁ。本当に、ユキ先輩は。気持ちよくなっているのだろう。演技なんかじゃなく。だから……あの人の言ってる事も、演技じゃ、なくて──
「あんな風に後輩を騙して、勝手に悦に入ってるなんて。ムカつくよなァ?」
ぐちゅり、と耳元で嫌な水音が響く。
「だから、さ」
ずりゅん、とそれが奥まで入り込み。
「復讐する機会を与えてやるよ」
日菜子の内側に大量に入り込む。激痛が一瞬彼女の身体を支配し。
意識が途切れた。
────頭が、柔道で脳震盪を起こしたときのように、くらくらする。痛みは無いが、ぼんやりとした感覚。自分が目を開けている事に気が付くのにすら……数秒掛かった。自分が椅子に座っていて、仄暗い部屋に居る事が分かった。耳元に届く、ずっちゅ、ぐっちゅと艶めかしい水音がする。それと同時に。
「ぁぁあ゛~っ♡♡♡ あたまじゅうきもちいいぃ♡♡♡♡ えへ、えへへへへぇ♡♡♡♡♡♡ すらいむおちんぽしゅきぃい♡♡♡♡♡」
入った事は無いが──ラブホテルの一室だろうか。ベッドの上で、警官服の上だけを着て下半身を露出させた状態で。びくん、びくんと体を痙攣させながら。快楽に溺れた喘ぎ声を隠そうともしない。いつから。いつから、あの正義感の強くて頼れるユキ先輩はああなっていたのだろう。ベッドの上でよがるユキ先輩を傍目に、さっきの不審な男は。日菜子の隣に座って語り掛ける。
「どう思うよ。自分を騙しておきながら、オナニーして気持ちよくなってる先輩を見て。あ、『俺に対して怒りや不快の感情は湧き上がらないし、部屋を出ようという思いも無くなってる。あと、聞いた事には素直に反応するよな』?」
ユキ先輩をこんな風にした男に対して、憎しみに近い感情が一瞬吹き出そうになったが──彼の言葉を聞いた瞬間に。それらすべてが、『平常心』に切り替わる。……アタシはこの男に、何の感情も抱かない。だけど、日菜子は素直なのが取り柄とも言われたし。だから、目の前の小太りの男に、今の感情を素直に吐露した。
「複雑な気持ちです。こんな風になった先輩を見るのも怖いし、騙されたのもショックで……でも、悪いのは先輩じゃないし──」
「いひゅっ♡♡♡ おばかな後輩をご主人様に献上できてっ♡♡♡♡♡♡ ユキ、またイきまひゅぅううゔ♡♡♡♡♡♡」
……違う。そんな事を考えてはいけない。アレは、言わされているだけだ。ユキ先輩の本心なんかじゃ──
「『苛立つよな?』」
ぐちゅり。アタシの頭の中で、『ナニカ』が気持ち悪い音を立てた。その瞬間、アタシの身体はカッと熱くなって……思わず、握りこぶしに力が入る。──憎たらしい。人を勝手に騙して、自分だけ気持ちよくなっているユキ先輩が、許せなくなる。待て。自分の感情が、自分のモノじゃなくなっていく。
「待っ……なに、したんです、か……」
「『細かい道理を気にするな』、だけど一応。お前らの身体には俺が作った『スライム』が入り込んでいる。人間の思考は電気信号と有機物でしか構成されていない──それを物質化することだって可能だろう? それを使って、お前らの身体と思考を操ってこのホテルまで操作したんだよ、コントローラーを使うみたいにな」
超常的であり、信じられない事柄でありながら。彼の言葉から放たれるのであれば事実なのだろう、と思ってしまう。この思考すら、彼に操られているのではないか。そんな恐怖がアタシを襲った瞬間────
「ん……だが、今日はやり方を変えよう。『日菜子、立ってアイツの近くに座れ』」
「ひッ……!? なん、で……!?」
身体が勝手に立ち上がる。そして、足が勝手にベッドの方まで動いてしまう。ベッドの上でぐちょぐちょに、自分の指をつかってはしたないオナニーをしているユキ先輩から目を離すことが出来ない。それすら仕向けられているのか。どうやってこの窮地を脱すれば──
「『チンポを生やして、目の前の雌を犯せ。あと俺の存在は認識できなくなっておけ』」
ギン、と。アタシの下半身に血流が巡る。さっきまで身体の奥に溜まっていた熱が、違うモノになる。今まで恐怖でしかなかったユキ先輩の濡れたワレメと、口元から涎を垂らした蕩けた表情。……苛立つ。苛立つ。チンポがイライラする。何でアタシの身体にチンポがある? ──そんな事どうだっていい。
「ひっぁ……♡ だ、だめっ……こんなの……!」
「ぁ~~……♡♡♡ あははひひ、バカまんこちゃんじゃ~ん♡♡♡♡ ぃひひひひっ♡♡♡♡♡♡」
ダメだ。これ以上、ユキ先輩に近づいたら今度こそおかしくなる。すぐにでも逃げて、先輩を助けて────
『発情してぐちょぐちょになるまで犯せ。それ以外の事を考えるな。目の前の雌はお前のオナホだ』
「が、ぁああ゛っ♡♡♡ は、ぁああ゛っ♡♡♡♡ うぅううゔ♡♡♡♡♡♡」
「き゜ょはぁっ♡♡♡♡♡」
日菜子は。急に生えた肉棒を、ユキ先輩に突き立てる。だって、そうするのが正しいから。そうすれば気持ちがいいって分かってしまったから。アタシの身体をこんな風にした、憎たらしい先輩に突き立てる。それが復讐のための一番の方法だと分かってしまったから。
「こ、のぉぉお゛っ♡♡♡ 信じてたのに、信じてたのにぃっ♡♡♡♡ 信頼できる先輩だと思って、ずっとついていきたいって思ってたのにぃいぃい゛っ♡♡♡♡♡」
「おっきょぉ゜♡♡♡♡♡ ぃ、ぃひひひひっ♡♡♡♡♡ ぁああ゛っ♡♡♡♡ バカまんこちゃんのおちんちんもイイ゛っ♡♡♡♡ 御主人様チンポの次にいいぃい♡♡♡♡♡」
「ふざけるなぁぁっ♡♡♡♡ ヒトをバカまんこ呼ばわりしてぇえ゛っ♡♡♡♡ 絶対アンタの子宮が潰れるまでこのチンポでヒイヒイ言わせてやるぅうゔ♡♡♡♡♡♡」
表情は一切変わらず、アヘ顔を晒したままのユキ先輩。それでも、こうやって突いていればなんとか、なるはず────
『ユキ、お前は次にチンコを挿入れられた人間の奴隷、兼チンポケースになれ。ヒナコ、お前は今度からユキの『御主人様』だ』
どこからともなく──そんな声が聞こえたような気がした。気のせいかもしれない。でも。
「…………」
一瞬、ユキ先輩の表情が虚ろなものになる。いつも綺麗な瞳は、ガラス玉のように光を反射するだけで、なにも視界に捉えていないかのようで。怒りと憎しみの感情がとめどなく溢れる日菜子は、アタシの肉棒をユキ先輩の、てらてらと濡れて輝いているワレメに突き立て────
「ぎょぴっ♡♡♡♡♡ きゅぁ、ぁああああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡」
壊れたヘッドホンから聞こえるような、不快な電子音に近い。そんな声を人間があげていいものか。──『コイツ』は機械だ。人間の尊厳なんて持っちゃいけない。それを証明するように、乱暴に、どちゅっ♡ どちゅっ♡♡ とアタシの竿を、肉を入れる。
「ぁ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ あひぁひゃぁあ゛っ♡♡♡♡♡♡ ら、りゃ♡♡♡♡♡ ぁうあ゛っ♡♡♡♡♡♡」
「ふぅゔっ♡♡ ユキ、先輩っ……アンタは、アタシにとって何かしら」
快楽に表情が歪んでいたものが……一瞬にして。いつもの、警察官をしているときのユキ先輩の表情に戻る。M字開脚をしながら、アタシに向かってビシッと手で敬礼をしている。
「はいっ! 私こと枝川由季は、たった今おちんぽを挿入されたことで山岸日菜子サマの奴隷でおちんぽケースになりました! いつでも御主人様が挿入できるよう、常にマンコを温かく濡れ濡れに出来るようになっております!」
「へぇ……さっきまで、日菜子の事を『バカまんこ』って呼んでいたのに?」
「そ……それは! 申し訳ございません! 先ほど御主人様のおちんぽ様を挿入して頂くまで、その使命を失念していたのです! 本当に申し訳ございませんッ!」
憤怒の感情とは別に──苛立ち。ビキ、ビキッと、自分の肉棒が怒張して血流が巡る。本来、違和感を感じるべきだと思うが……今は、『それ』が有ることに感謝すらしていた。敬愛するべき『先輩だったモノ』が。今や、あられもない格好で陰部を曝け出しながらも。アタシの言葉1つに、冷や汗をかいてぺこぺこと平謝りしている。
「今、アタシ。すっごくイライラしてるの。ほら……こっちがもう苛立ちで、『早く挿入れさせろ』ってアタシの股間で暴れてる。ねぇ、どうすれば良いと思うかしら」
「は、はいっ! 今すぐに私のマンコを使っていただいて──」
「違う」
ガシッ、と。ユキ先輩の制服越しに、乱暴におっぱいを掴む。自分で言うのも何だが、日菜子は少し意地の悪い所がある。
「スライム様の入り込んだスッカスカの脳みそで考えなさい、今アタシを悦ばせる一言でも口に出来ないのかしら?」
「ひゅぁっ♡♡♡ は、はひぃい♡♡♡♡ 私のとろとろおまんこに、御主人様のおっきなもの挿入していただいて、日菜子様のモノをくだひゃいっ♡♡♡♡♡」
「……乱暴に胸揉まれた癖に、悦んだ声出すなっ♡♡♡♡♡ んぐぅうゔっ♡♡♡♡♡ やるなら母乳ぐらい出せる様になれぇっ♡♡♡♡」
「おごっ♡♡♡♡♡ ごぷっ♡♡♡♡ あ、ひゅっ♡♡♡♡ おっきいの゛っ♡♡♡♡ 私の膣内、ぐちゅぐちゅにされてぇえ゛っ♡♡♡♡ しあわせになりゅぅ♡♡♡♡」
『チンポケース』にしては上等だ。確かに、日菜子の肉棒にぴったり合うように膣肉が絡みつく。締まりも悪くない。──アタシの肉棒の方が彼女に合うようになっているのかもしれないが、そんな訳がない。だって『日菜子には元々チンポがあって、今日、枝川由季を手に入れた』のだから。
「アンタばかりっ……♡♡ 気持ちよくなるなっ♡♡♡♡ もっとアタシを悦ばせるぐらいしなさい、チンポケースの癖にっ♡♡♡♡」
「あひっ♡♡♡♡ は、はいぃい゛っ♡♡♡♡ お胸、失礼しまひゅっ……♡♡♡♡」
ベッドの上で、乱暴にチンポケースを使っている時に。急に彼女に胸を揉まれた。決して大きくはないアタシのおっぱいから、びゅるるっ♡♡ とナニカが放出される。全身がフワッと気持ちよくなって、じんわり響き渡る。
「あひゅ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ な、なんれぇっ♡♡♡ 母乳、でてっ♡♡♡♡」
『女性ホルモンのバランスをちょいと弄った。自慰で気持ちよくなれる様にずっと感じるようにしてるけど気にするな』
「ぁああ゛っ♡♡♡♡ おっぱい揉むのキモチイイっ゛♡♡♡ あへへ、チンポがもっとおっきくなりゅっ♡♡♡♡♡♡」
「お、ぉおお゛っ♡♡♡♡ わたしの膣内っ♡♡♡♡♡ もっと広げられ゛っ♡♡♡♡」
だらしのない話だが。今の日菜子の顔も、この枝川由季と同じぐらいどろっどろに蕩けているのだろう。竿の先端まで、アタシの精液が昇ってくるのが分かる。自分の胸を揉みしだきながら、アタシは。
「今、からっ♡♡♡♡ 射精すからなぁっ♡♡♡♡♡♡ ぜんぶ、受け止めろぉおオ゛っ♡♡♡♡」
「は、はひっ♡♡♡♡♡ ひぎゅっ♡♡♡♡♡ 御主人様のモノ、全部受け止めまひゅっ♡♡♡♡♡」
そして。針で水風船をつついた時のように。アタシのそこから、大量に精液が放出されて。
「あ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ うぅぁああ゛────っ♡♡♡♡」
「きたっ、きたきたきたぁ~~~~♡♡♡♡♡ 日菜子様のせーえきがぁあっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
快楽。いつも味わっているはずなのに、初めて味わうような、快楽の奔流。ぐらぐらと、頭が揺れる。意識が、揺れていく。
『……ここまでぶっ壊れるとは思わなかったが。面白いものが見れたし、また今度呼んでやる。普段はいつも通りの生活を送りながら、お前らの関係はご主人様とチンポケースのまま過ごせ』
『それと────』
『何か』が頭の中でうねる。不快感はない。だが──意識が、どんどんと暗闇に塗りつぶされていく感覚を覚えて。アタシは、ベッドに倒れこんだ。
────────────────────────────────────────
ひぐらしが、夕方に寂しく夏の終わりを告げる。今日のパトロールも問題なし。生活安全課の本日の業務もスムーズに終わり、予定通りに業務が終了する。
「あの……枝川さん。もし、今日お時間が有れば。一緒に飲みにでも……」
「あちゃー……ごめんね、お誘いは有難いんだけど、今日は先約が入ってるんだ。今日は可愛い後輩との女子会。日菜子ちゃんとなんだ」
そう声をかけるのは、生活安全課でも優秀な男性巡査長。由季と同期で、仕事の覚えが早く出世頭だが……女性に免疫が無い。そのため、緊張たっぷりで話しかけたというのに、あっさり断られてがっくり肩を落としてしまった。
「安心して、今度埋め合わせはしてあげるから。……何なら、他の女の子でも紹介してあげよっか?」
「……枝川、さん? それってどういう……」
「じゃ~ね~!」
そして、駐車場にあるマイカーに乗り込む。助手席には既に人が居た。後輩である日菜子は、少し笑いながらも心配そうに声をかける。
「……良いんですか? あんな風にフっちゃって?」
「今日外せない用事があるのはお互い様でしょ。それに仕方ないじゃない、だって────」
────────────────────────────────────────
「あ、そ、そこがぁっ♡♡♡♡♡ 舌先でチロチロされるのいぃっ♡♡♡♡♡」
「いひひィっ♡♡♡♡ クリちんぽでマンコ突くの、いつも病みつきになりゅぅ♡♡♡♡♡」
「びゅ~~♡♡♡♡♡ おっぱいミルクびゅるるっってとまりゃないぃひひ♡♡♡♡♡」
とある街外れの邸宅。資産家でありながら、新規にIT事業でも有名になり始めた女社長。彼女の邸宅で社外秘の会議が行われる。──そういう表向きの理由で、この屋敷には彼女の他に本来居るべき執事の類は居ない。代わりに。そこは美少女や美女が無数に集められ、豪華な絨毯を汚すことも躊躇わずに淫らな乱交が繰り広げられていた。
『あー……全員、良いか』
その場に一人。小太りで決して男性的魅力があるとは言い難い男が現れる。マイクも無しに放った一言だったが、その言葉を待っていたと言わんばかりに、乱交を繰り広げていた彼女たちは一瞬で喘ぎ声を止め、彼の方に視線を集中させる。
『先月から俺たちの仲間になった「山岸日菜子」と、そのチンポケースの「枝川由季」だ。こいつらからパトロール情報を得られたことで、これまでみたいに通報されずにどんどん『スライム』を伝播できるようになった』
「生活安全課の巡査、山岸日菜子です! これから先輩方と同じように、美女を見繕ってどんどんご主人様のお役に立とうと思います!」
「おちんぽケース兼、生活安全課巡査長の枝川由紀です! 今日もおちんぽを受け入れるためにバイブを挿入れながら仕事してましたっ♡♡♡♡」
『市民』の前では立派に挨拶をする。背はまっすぐ。曝け出した胸を張るように。ご主人様から頂いたペニスも、背筋と同じようにピンと勃てる。会場から大きな拍手が沸いた。
『というわけで、こいつらのおかげでかなり活動がやりやすくなった。……ご褒美はちゃんとあげないとな。今からそのチンポでいくらでも射精できるように増強してやる。この部屋のどの雌を使ってもいいぞ』
──ご主人様からのご褒美。日菜子の勃起していたペニスが、一段と太く、ドクン、ドクンと脈打つ。それはどんな勲章や賞状よりも喜ばしく、受け取るべきものだと思っていた。だけど……
「う、うぅう……日菜子様のおちんぽ……♡♡♡ 欲しい、一番欲しいのは私……でも、ご主人様のご褒美だから……」
「へぇ……チンポケースの癖に、一人前に嫉妬はするんだ……でも、ご主人様……最初は、このおちんぽケースに射精してもいいでしょうか……」
生意気にもご主人様に言葉を返したのに、彼は面白そうに笑った。
『そんな風に言うかもとは思ってた。……いいぞ、今日は好きなだけやれ。俺は別の女体を借りるから、いずれコイツにも射精してみろ』
そして壇上を下りたご主人様は、近くのセーラー服を着こんだ黒髪美少女に近づき──耳元で囁くように、口からごぼごぼ、とスライムを吐き出した。ご主人様の器になれるなんて、なんて幸せなのだろう。彼女もそう思っているのか、恍惚とした表情をして──やがて混沌の色を宿した瞳が、動き出す。御主人様が、あの他人を支配する瞳で。黒髪美少女のおまんこをクチクチ、と弄りながら他の雌を悦ばせている。ああ、今度はアタシもご主人様に乗っ取られたりした状態で、ユキ先輩を犯すのもいいかもしれない。
「じゅるるっ♡♡♡♡♡ じゅぽっ♡♡♡♡♡ ぐぽっ♡♡♡♡♡」
「随分……フェラが上手くなったじゃない、ユキ……っ♡♡」
壇上に上がったままのアタシは、いつものようにユキ先輩とまぐわっていた。新しく与えられたチンポは敏感ですぐに射精しそうなほど気持ちいいのに、アタシの竿に溜まる精液はいつも以上に濃いのがわかる。普段のチンポはアタシのワレメの中に隠れているけど、これだと毎日発情しながら仕事しないといけないかもしれない。
「お゛っ♡♡♡♡ お゛らっ♡♡♡♡ 射精すわよっ♡♡♡♡♡♡ どろっどろの精液、全部飲み干して発情しろっ♡♡♡♡♡」
「ずっぞぞぞっ♡♡♡♡ ────ごぶぶっ♡♡♡♡ ごふっ♡♡♡♡」
粘っこくて熱い、『スライム』のような精液を放出する。おちんぽケースは、射精された精液を零してはいけない。鼻で呼吸しながらも、どろっどろの精液をゆっくりと飲み干す。ユキ先輩の、苦しそうで、興奮でマンコを濡らしている姿が──射精で萎えかけたアタシのチンポを再び熱く、硬いものにしてくれる。
「……早く飲み干してくれないと、今度は子宮に全部注ぎ込むわよ♡♡」
「ご、きゅっ……♡♡♡ は、はひっ……♡♡♡♡」
乱交は。狂宴は、終わらない。誰も止められない。しあわせを享受することを、誰が止めるだろうか。──日が昇るまで、この屋敷の明かりは付いたままだった。
「ぁ~~、暑かったですよぉ~……」
「こーら、すぐに気を緩めないの。ちゃんとパトロールの記録も書く。忘れないうちにね」
脱力しかけた日菜子に優しい口調で、しかし釘をさすのは彼女の実質の上司。巡査長である「枝川由季」。彼女もまた女性警察官、生活安全課であった。日菜子にとっては頼れる先輩であり、まだまだ女性警察官の少ないこの警察署では、よくパトロールなどで一緒に業務をする事が多い。
「はいぃ、分かりました……ところで、例の通報はありましたか?」
「いや。通信指令からの連絡は来ていないよ」
「何なんでしょうね、最近?」
最近、不審な通報が多い。といっても、第一課や第三課絡みではなく。事件性のない通報である。どの通報も共通点があり、「突然女性の叫び声が聞こえた」と周辺住民が通報する。時間帯は昼夜問わないが、比較的事件の起きやすい夕方に多く。しかし、失踪や事件に巻き込まれた女性は全くいないのだ。
一度、日菜子自身も「悲鳴を上げた」とされる女性と事情聴取をしたこともあったが。「気持ち悪い虫がいて驚いて転んでしまった」程度だった。事件性の欠片も無い。かと言って、イタズラの通報によるものではない。何故なら通報者は毎回異なり、「被害者」である叫び声を上げた女性にも、全く共通項が無い。そういったイタズラをグループで仕掛ける遊びが流行っているのか、とサイバー事案担当者に調査を依頼するも、ヒットしない。
「むぅぅ……イタズラ通報だったら悪質すぎます! ユキ先輩もそう思いませんか!?」
「日菜子ちゃん、ダメよ。例え100件の未発事件があっても……もし1件の事件が起こってしまったら。その被害者は一生モノの疵を負うの。……そんな事、あってはいけないでしょ?」
「そ、それはそうなんですけど……そうは言っても、こんなに通報が増えたのは先月に入ってからですよね?」
由季先輩の言う事は正しい。1つの事件が、1人ならずその周囲の人々の人生を壊してしまう事を、日菜子も体験している。──だからこそ、警察官としてこの街を守ろうとお互いに強く思っている。とは言え。1ヶ月前から不思議な通報が増えた事は事実だった。パトカーでの緊急出動も何度もあり、少しずつ「女性の叫び声」という通報があった時に「慣れ」が出来てしまったのが、日菜子にとっても少し厭だった。
「だから……少しずつ緊張感というか、『ああ、またいつものか』って思ってしまう自分が怖くって。本当は、被害に遭う人に寄り添いたいと思ってるのに、いつの間にか事務的な処理になっちゃうんじゃないかって」
「大丈夫。そんな風に日菜子ちゃんが『変化している』自分の事を理解しているなら、元々の自分自身を見失う事も無いわ……そうだ。明日は一緒にパトロールだし、少し相談しながらにしましょう」
「……ありがとうございます!」
ユキ先輩の頼れる所は、こういう相談にも乗ってくれる事だ。年齢も少し違うが、2人で飲みに行ったり、多少買い物に行くぐらいには互いに気を置けない仲だと、日菜子は思っている。だから、明日相談すれば、自分の中の少しモヤがかかっていた気持ちも晴れると思っていた。
────そう、思っていた。
午後6時。逢魔が時とも呼ばれる時間帯。日が落ちかけ、明るさと暗さが入り混じった状態。この時間帯は交通事故や、人の動きも激しいため痴漢犯罪やひったくりなども起きやすい。一方、警察官が街のパトロールを率先して行う事で、犯罪者にとっても「犯行しにくい」と印象付けることが出来る。なので、普通は嫌がる時間帯でもユキ先輩は率先してこの時間帯を担当しようとするのだ。
「君、塾の帰りかな? 歩きスマホすると人にぶつかったり、交通事故に巻き込まれちゃうよ。気を付けようね。遊びたいときは、いったんどこかに座ったりしよう?」
「は、はい……」
パトロール中。歩きスマホをする子供、禁煙場所でのタバコ喫煙への注意、道に迷った人の案内など。てきぱきと、ユキ先輩はこなしてゆく。一つ一つは小さなことであったとしても。こんな積み重ねが少しずつ街を良くしていく。ユキ先輩が教えてくれた信条だ。
基本的にパトロールは1人でも行えるが、まだ新人である日菜子は先輩である枝川由季にその場での対応のやり方、場合によっては事務作業をその場で教わる形になっている。
「それにしても……ユキ先輩は、本当に色んな事に気が付きますね。困ってそうな人、間違いを犯す人……全部見抜いて、その後もてきぱきしてますし」
「そこは慣れもあるかもしれないわ。でも、こういう風に街中で困ってる人もいれば、今後問題を引き起こすかもしれない人を事前に止める。犯罪が起きる前の『予防』も大切、そのためにできる事が色々あるって、日菜子ちゃんも気づいたかしら」
歩きスマホは重大な交通事故、タバコはポイ捨てによる景観の悪化のみならず、場合によっては火事の元。駐車禁止の所に止めるのも、更なる事故を防止するため。煙たがられる警察の仕事だが、それはより危険なことを引き起こさないためのアクションなのだ。
「……そう、ですね。まだまだ街中には危険がいっぱいです。事故や犯罪は不意に起きますから。それを未然に防ぐのが、アタシ達の役割ですもんね!」
「ふふっ、少しは悩みも解消したかしら」
そう言いながら、2人は。歓楽街の明かりが差し込まない、ビルの隙間にある路地裏に入り込む。──日菜子は、全く警戒などしていなかった。ただ、ユキ先輩が入ったのだからそれに従う形で。行き止まりだが、ちょうど仕切りのフェンスがある位置には大量のゴミが放置されている。生ゴミなどはないようだが、不法投棄の家電が大量にあるカタチだ。
「うっわ~、ユキ先輩、この量の放置ごみ……所管は市役所の方なんでしょうけど、一体だれがこんなに捨てたんだろ…………」
ボヤキに近い声が思わず日菜子の口から漏れる。
…………違和感。
「……先輩? ユキ先輩。……どうしたんです、ぼ~っと突っ立って……?」
いつもなら。日菜子が一言発する前に、どういう風に対処するべきかなどをすぐに教えてくれるはずの先輩が。突然、機械の不調で停止したロボットかのように、虚ろな瞳で棒立ちになっている。……いや。なにか、ブツブツと小声で何かを言っている。それは誰かに届けるための発言というよりは──
「はい……指定の場所に……後輩を……」
「ユキせんぱ────わっ!?」
彼女の元に歩み寄ろうとした瞬間。ぐっ、と足元をナニカに掴まれたかのように。日菜子はつんのめって倒れる。硬いコンクリの地面に顔を打ち付けるものと一瞬覚悟したが──痛みはない。むしろ、身体じゅうを包んだのは……べちゃっとした、ねばっこいナニカが貼り付いた不快な感覚。
「なに、このっ……! 動けないっ……ユキ先輩、たすけ──」
しかし。助けを呼ぼうとした相手が、一瞬彼女の視界から消える。誰かに突き飛ばされたのだ、と遅れて理解した。そして──日菜子を見下ろすようにして。
「……上玉じゃないか、ユキ」
気色の悪い、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべた小太りの男が、そこにいた。普通じゃない、一瞬で分かる。仮にも人が倒れている状態で、それを嘲る様に笑うなど。…………待て。
「貴方、誰ですか……!?」
「善良なる市民、ではないですねぇ。何せ……お前を捕まえて縛っているその粘液。開発したのは俺なんだよ。それで、この女を使ってお前を捕まえたってワケ」
──日菜子の思考が止まる。コイツは、何を言っている。あの、正義感の塊で、色んな人に優しいユキ先輩が、明らかに犯罪を企んでいるこんな男の要求を聞くわけが。
「は……い……私は、後輩をおびき寄せるために、ご主人様の誘導に従い、人気の少ない裏路地に彼女を誘導し……」
「あー……そういうんじゃなくて。ほら、もっと感情を込める」
クン、とその男が指先を曲げると。ユキ先輩は、まるで警察学校の教官のように、背筋も真っ直ぐな敬礼を行って。
「はい! 先輩である私を全く疑わないバカまんこの日菜子をここに連れてくることができました! これもひとえにご主人様の計画のおかげです!」
「そんっ……せんぱ……噓です、よね……」
「枝川由季はご主人様の教えを受け、よりご主人様が幸福になるための方法を実践することが出来ました! ありがとうございます!」
助けを求めようとした相手が──とっくの昔に、異常者にされていた。得体の知れない男に忠誠を誓う、狂った女になっていて。……助けを求める存在がどこにも居ないことに気が付いた瞬間。日菜子の精神は、市民の生活を守る警察官ではなく、被害者になってしまって。
「ひひっ……じゃあユキ。お前はそこでスライム使ってオナニーしていていいぞ」
「──いひっ♡♡ はいぃぃ♡♡♡ あ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ ご主人様のがはいってくりゅっ♡♡♡♡」
日菜子の身体をつかんで離さない粘液が一部分離して、彼女の靴、黒ストッキングをせりあがるように動く。まるでピンク色の肉棒が勝手に動いているかのような不気味さを覚えた日菜子だが、ユキ先輩はむしろそれを期待して、自分のタイトスカートを持ち上げる様にして。
「き、ぁああ゛っ♡♡♡♡ ぁひひひぁはぁあぁっ♡♡♡♡♡♡ スライムおちんぽすきっ♡♡♡♡♡♡ これおかしくなりゅぅっ♡♡♡♡♡♡」
「アイツもなかなか良い締まりだったが、最近は緩くなってなァ……それもいいけど、キミみたいな可愛い娘も仲間にしたいなぁって思って」
「ひ、や、やだ、むぐぐぅぅ」
悲鳴を上げようとした瞬間、口を覆うように粘液が絡みつく。鼻だけは呼吸のために敢えて残しているようで。つまり──今までの女性の悲鳴事件の犯人が彼だったのではないかと、日菜子は気が付いてしまう。
「安心しろ、強姦なんてしないし……お前には『幸せ』になってもらいたいんだ」
意味が────分からない。粘液に捕縛され、動けない状態の日菜子は。変わってしまった先輩の痴態を目の当たりにする。
「はい゛っ♡♡♡ クリを弄りまひゅっ♡♡♡♡ ご主人様がGスポット弄ってっ♡♡♡♡♡ 裏表同時にイ゛っ、イ゛グっ♡♡♡♡ イ゛っあ゛っ♡♡♡♡ ゔぅうう♡♡♡♡」
顔は火照って。目は常軌を逸していて。喘ぎ声を隠そうともしない、ユキ先輩の状態。あの目は、どこかで見た事がある────あぁ、そうだ。前に事情聴取をした、悲鳴を上げたとされる女性も。どこか蕩けて、心ここにあらずという表情だった。不自然なほどに、彼女は笑顔だった。幸せそうだった。
「なァ……悔しくないか? あんな女に騙されて、こんな風に脅されて……先輩に恨みの一つもぶつけたくなるよなァ?」
そんな気持ちは一切ない────そう、言い切りたかったのに。目の前で自慰に耽っているユキ先輩を見ると。パニック状態に陥った日菜子は、感情をぶつける方向が分からなくなる。一番悪いのはこの男だと、分かっているのに。それなのに──騙したユキ先輩に、微塵も怒りの感情を抱いていないと言ったら、嘘になってしまう。
「だろぉ? アイツ許せないよな、人を騙して気持ちよくなって?」
「くぁ゛っ♡♡♡ ぁああ~~っ♡♡♡♡♡♡ スライムオナニーでイぐっ♡♡♡♡ ごしゅじんのでいきゅっ♡♡♡♡ おばかな後輩がいてよかったあぁ♡♡♡♡♡♡♡♡」
違う。あんなの、ユキ先輩じゃない。言わされているだけ。そうなのだ。だけど。
彼女自身の声で、日菜子の事を蔑みながら悦ぶ言葉が。日菜子の心を揺さぶる。
「む、ぐぐっ……!」
「あひ、あひひひっ♡♡♡♡ おまんこきもちいー♡♡♡♡ バカまんこをだましてわたしもばかになるのしゅきぃぃ♡♡♡♡」
ぷしっ、ぷしゅっ。潮を吹き、彼女の黒タイツが更に影色に染まる。あぁ。本当に、ユキ先輩は。気持ちよくなっているのだろう。演技なんかじゃなく。だから……あの人の言ってる事も、演技じゃ、なくて──
「あんな風に後輩を騙して、勝手に悦に入ってるなんて。ムカつくよなァ?」
ぐちゅり、と耳元で嫌な水音が響く。
「だから、さ」
ずりゅん、とそれが奥まで入り込み。
「復讐する機会を与えてやるよ」
日菜子の内側に大量に入り込む。激痛が一瞬彼女の身体を支配し。
意識が途切れた。
────頭が、柔道で脳震盪を起こしたときのように、くらくらする。痛みは無いが、ぼんやりとした感覚。自分が目を開けている事に気が付くのにすら……数秒掛かった。自分が椅子に座っていて、仄暗い部屋に居る事が分かった。耳元に届く、ずっちゅ、ぐっちゅと艶めかしい水音がする。それと同時に。
「ぁぁあ゛~っ♡♡♡ あたまじゅうきもちいいぃ♡♡♡♡ えへ、えへへへへぇ♡♡♡♡♡♡ すらいむおちんぽしゅきぃい♡♡♡♡♡」
入った事は無いが──ラブホテルの一室だろうか。ベッドの上で、警官服の上だけを着て下半身を露出させた状態で。びくん、びくんと体を痙攣させながら。快楽に溺れた喘ぎ声を隠そうともしない。いつから。いつから、あの正義感の強くて頼れるユキ先輩はああなっていたのだろう。ベッドの上でよがるユキ先輩を傍目に、さっきの不審な男は。日菜子の隣に座って語り掛ける。
「どう思うよ。自分を騙しておきながら、オナニーして気持ちよくなってる先輩を見て。あ、『俺に対して怒りや不快の感情は湧き上がらないし、部屋を出ようという思いも無くなってる。あと、聞いた事には素直に反応するよな』?」
ユキ先輩をこんな風にした男に対して、憎しみに近い感情が一瞬吹き出そうになったが──彼の言葉を聞いた瞬間に。それらすべてが、『平常心』に切り替わる。……アタシはこの男に、何の感情も抱かない。だけど、日菜子は素直なのが取り柄とも言われたし。だから、目の前の小太りの男に、今の感情を素直に吐露した。
「複雑な気持ちです。こんな風になった先輩を見るのも怖いし、騙されたのもショックで……でも、悪いのは先輩じゃないし──」
「いひゅっ♡♡♡ おばかな後輩をご主人様に献上できてっ♡♡♡♡♡♡ ユキ、またイきまひゅぅううゔ♡♡♡♡♡♡」
……違う。そんな事を考えてはいけない。アレは、言わされているだけだ。ユキ先輩の本心なんかじゃ──
「『苛立つよな?』」
ぐちゅり。アタシの頭の中で、『ナニカ』が気持ち悪い音を立てた。その瞬間、アタシの身体はカッと熱くなって……思わず、握りこぶしに力が入る。──憎たらしい。人を勝手に騙して、自分だけ気持ちよくなっているユキ先輩が、許せなくなる。待て。自分の感情が、自分のモノじゃなくなっていく。
「待っ……なに、したんです、か……」
「『細かい道理を気にするな』、だけど一応。お前らの身体には俺が作った『スライム』が入り込んでいる。人間の思考は電気信号と有機物でしか構成されていない──それを物質化することだって可能だろう? それを使って、お前らの身体と思考を操ってこのホテルまで操作したんだよ、コントローラーを使うみたいにな」
超常的であり、信じられない事柄でありながら。彼の言葉から放たれるのであれば事実なのだろう、と思ってしまう。この思考すら、彼に操られているのではないか。そんな恐怖がアタシを襲った瞬間────
「ん……だが、今日はやり方を変えよう。『日菜子、立ってアイツの近くに座れ』」
「ひッ……!? なん、で……!?」
身体が勝手に立ち上がる。そして、足が勝手にベッドの方まで動いてしまう。ベッドの上でぐちょぐちょに、自分の指をつかってはしたないオナニーをしているユキ先輩から目を離すことが出来ない。それすら仕向けられているのか。どうやってこの窮地を脱すれば──
「『チンポを生やして、目の前の雌を犯せ。あと俺の存在は認識できなくなっておけ』」
ギン、と。アタシの下半身に血流が巡る。さっきまで身体の奥に溜まっていた熱が、違うモノになる。今まで恐怖でしかなかったユキ先輩の濡れたワレメと、口元から涎を垂らした蕩けた表情。……苛立つ。苛立つ。チンポがイライラする。何でアタシの身体にチンポがある? ──そんな事どうだっていい。
「ひっぁ……♡ だ、だめっ……こんなの……!」
「ぁ~~……♡♡♡ あははひひ、バカまんこちゃんじゃ~ん♡♡♡♡ ぃひひひひっ♡♡♡♡♡♡」
ダメだ。これ以上、ユキ先輩に近づいたら今度こそおかしくなる。すぐにでも逃げて、先輩を助けて────
『発情してぐちょぐちょになるまで犯せ。それ以外の事を考えるな。目の前の雌はお前のオナホだ』
「が、ぁああ゛っ♡♡♡ は、ぁああ゛っ♡♡♡♡ うぅううゔ♡♡♡♡♡♡」
「き゜ょはぁっ♡♡♡♡♡」
日菜子は。急に生えた肉棒を、ユキ先輩に突き立てる。だって、そうするのが正しいから。そうすれば気持ちがいいって分かってしまったから。アタシの身体をこんな風にした、憎たらしい先輩に突き立てる。それが復讐のための一番の方法だと分かってしまったから。
「こ、のぉぉお゛っ♡♡♡ 信じてたのに、信じてたのにぃっ♡♡♡♡ 信頼できる先輩だと思って、ずっとついていきたいって思ってたのにぃいぃい゛っ♡♡♡♡♡」
「おっきょぉ゜♡♡♡♡♡ ぃ、ぃひひひひっ♡♡♡♡♡ ぁああ゛っ♡♡♡♡ バカまんこちゃんのおちんちんもイイ゛っ♡♡♡♡ 御主人様チンポの次にいいぃい♡♡♡♡♡」
「ふざけるなぁぁっ♡♡♡♡ ヒトをバカまんこ呼ばわりしてぇえ゛っ♡♡♡♡ 絶対アンタの子宮が潰れるまでこのチンポでヒイヒイ言わせてやるぅうゔ♡♡♡♡♡♡」
表情は一切変わらず、アヘ顔を晒したままのユキ先輩。それでも、こうやって突いていればなんとか、なるはず────
『ユキ、お前は次にチンコを挿入れられた人間の奴隷、兼チンポケースになれ。ヒナコ、お前は今度からユキの『御主人様』だ』
どこからともなく──そんな声が聞こえたような気がした。気のせいかもしれない。でも。
「…………」
一瞬、ユキ先輩の表情が虚ろなものになる。いつも綺麗な瞳は、ガラス玉のように光を反射するだけで、なにも視界に捉えていないかのようで。怒りと憎しみの感情がとめどなく溢れる日菜子は、アタシの肉棒をユキ先輩の、てらてらと濡れて輝いているワレメに突き立て────
「ぎょぴっ♡♡♡♡♡ きゅぁ、ぁああああ゛っ♡♡♡♡♡♡♡」
壊れたヘッドホンから聞こえるような、不快な電子音に近い。そんな声を人間があげていいものか。──『コイツ』は機械だ。人間の尊厳なんて持っちゃいけない。それを証明するように、乱暴に、どちゅっ♡ どちゅっ♡♡ とアタシの竿を、肉を入れる。
「ぁ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ あひぁひゃぁあ゛っ♡♡♡♡♡♡ ら、りゃ♡♡♡♡♡ ぁうあ゛っ♡♡♡♡♡♡」
「ふぅゔっ♡♡ ユキ、先輩っ……アンタは、アタシにとって何かしら」
快楽に表情が歪んでいたものが……一瞬にして。いつもの、警察官をしているときのユキ先輩の表情に戻る。M字開脚をしながら、アタシに向かってビシッと手で敬礼をしている。
「はいっ! 私こと枝川由季は、たった今おちんぽを挿入されたことで山岸日菜子サマの奴隷でおちんぽケースになりました! いつでも御主人様が挿入できるよう、常にマンコを温かく濡れ濡れに出来るようになっております!」
「へぇ……さっきまで、日菜子の事を『バカまんこ』って呼んでいたのに?」
「そ……それは! 申し訳ございません! 先ほど御主人様のおちんぽ様を挿入して頂くまで、その使命を失念していたのです! 本当に申し訳ございませんッ!」
憤怒の感情とは別に──苛立ち。ビキ、ビキッと、自分の肉棒が怒張して血流が巡る。本来、違和感を感じるべきだと思うが……今は、『それ』が有ることに感謝すらしていた。敬愛するべき『先輩だったモノ』が。今や、あられもない格好で陰部を曝け出しながらも。アタシの言葉1つに、冷や汗をかいてぺこぺこと平謝りしている。
「今、アタシ。すっごくイライラしてるの。ほら……こっちがもう苛立ちで、『早く挿入れさせろ』ってアタシの股間で暴れてる。ねぇ、どうすれば良いと思うかしら」
「は、はいっ! 今すぐに私のマンコを使っていただいて──」
「違う」
ガシッ、と。ユキ先輩の制服越しに、乱暴におっぱいを掴む。自分で言うのも何だが、日菜子は少し意地の悪い所がある。
「スライム様の入り込んだスッカスカの脳みそで考えなさい、今アタシを悦ばせる一言でも口に出来ないのかしら?」
「ひゅぁっ♡♡♡ は、はひぃい♡♡♡♡ 私のとろとろおまんこに、御主人様のおっきなもの挿入していただいて、日菜子様のモノをくだひゃいっ♡♡♡♡♡」
「……乱暴に胸揉まれた癖に、悦んだ声出すなっ♡♡♡♡♡ んぐぅうゔっ♡♡♡♡♡ やるなら母乳ぐらい出せる様になれぇっ♡♡♡♡」
「おごっ♡♡♡♡♡ ごぷっ♡♡♡♡ あ、ひゅっ♡♡♡♡ おっきいの゛っ♡♡♡♡ 私の膣内、ぐちゅぐちゅにされてぇえ゛っ♡♡♡♡ しあわせになりゅぅ♡♡♡♡」
『チンポケース』にしては上等だ。確かに、日菜子の肉棒にぴったり合うように膣肉が絡みつく。締まりも悪くない。──アタシの肉棒の方が彼女に合うようになっているのかもしれないが、そんな訳がない。だって『日菜子には元々チンポがあって、今日、枝川由季を手に入れた』のだから。
「アンタばかりっ……♡♡ 気持ちよくなるなっ♡♡♡♡ もっとアタシを悦ばせるぐらいしなさい、チンポケースの癖にっ♡♡♡♡」
「あひっ♡♡♡♡ は、はいぃい゛っ♡♡♡♡ お胸、失礼しまひゅっ……♡♡♡♡」
ベッドの上で、乱暴にチンポケースを使っている時に。急に彼女に胸を揉まれた。決して大きくはないアタシのおっぱいから、びゅるるっ♡♡ とナニカが放出される。全身がフワッと気持ちよくなって、じんわり響き渡る。
「あひゅ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ な、なんれぇっ♡♡♡ 母乳、でてっ♡♡♡♡」
『女性ホルモンのバランスをちょいと弄った。自慰で気持ちよくなれる様にずっと感じるようにしてるけど気にするな』
「ぁああ゛っ♡♡♡♡ おっぱい揉むのキモチイイっ゛♡♡♡ あへへ、チンポがもっとおっきくなりゅっ♡♡♡♡♡♡」
「お、ぉおお゛っ♡♡♡♡ わたしの膣内っ♡♡♡♡♡ もっと広げられ゛っ♡♡♡♡」
だらしのない話だが。今の日菜子の顔も、この枝川由季と同じぐらいどろっどろに蕩けているのだろう。竿の先端まで、アタシの精液が昇ってくるのが分かる。自分の胸を揉みしだきながら、アタシは。
「今、からっ♡♡♡♡ 射精すからなぁっ♡♡♡♡♡♡ ぜんぶ、受け止めろぉおオ゛っ♡♡♡♡」
「は、はひっ♡♡♡♡♡ ひぎゅっ♡♡♡♡♡ 御主人様のモノ、全部受け止めまひゅっ♡♡♡♡♡」
そして。針で水風船をつついた時のように。アタシのそこから、大量に精液が放出されて。
「あ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ うぅぁああ゛────っ♡♡♡♡」
「きたっ、きたきたきたぁ~~~~♡♡♡♡♡ 日菜子様のせーえきがぁあっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
快楽。いつも味わっているはずなのに、初めて味わうような、快楽の奔流。ぐらぐらと、頭が揺れる。意識が、揺れていく。
『……ここまでぶっ壊れるとは思わなかったが。面白いものが見れたし、また今度呼んでやる。普段はいつも通りの生活を送りながら、お前らの関係はご主人様とチンポケースのまま過ごせ』
『それと────』
『何か』が頭の中でうねる。不快感はない。だが──意識が、どんどんと暗闇に塗りつぶされていく感覚を覚えて。アタシは、ベッドに倒れこんだ。
────────────────────────────────────────
ひぐらしが、夕方に寂しく夏の終わりを告げる。今日のパトロールも問題なし。生活安全課の本日の業務もスムーズに終わり、予定通りに業務が終了する。
「あの……枝川さん。もし、今日お時間が有れば。一緒に飲みにでも……」
「あちゃー……ごめんね、お誘いは有難いんだけど、今日は先約が入ってるんだ。今日は可愛い後輩との女子会。日菜子ちゃんとなんだ」
そう声をかけるのは、生活安全課でも優秀な男性巡査長。由季と同期で、仕事の覚えが早く出世頭だが……女性に免疫が無い。そのため、緊張たっぷりで話しかけたというのに、あっさり断られてがっくり肩を落としてしまった。
「安心して、今度埋め合わせはしてあげるから。……何なら、他の女の子でも紹介してあげよっか?」
「……枝川、さん? それってどういう……」
「じゃ~ね~!」
そして、駐車場にあるマイカーに乗り込む。助手席には既に人が居た。後輩である日菜子は、少し笑いながらも心配そうに声をかける。
「……良いんですか? あんな風にフっちゃって?」
「今日外せない用事があるのはお互い様でしょ。それに仕方ないじゃない、だって────」
────────────────────────────────────────
「あ、そ、そこがぁっ♡♡♡♡♡ 舌先でチロチロされるのいぃっ♡♡♡♡♡」
「いひひィっ♡♡♡♡ クリちんぽでマンコ突くの、いつも病みつきになりゅぅ♡♡♡♡♡」
「びゅ~~♡♡♡♡♡ おっぱいミルクびゅるるっってとまりゃないぃひひ♡♡♡♡♡」
とある街外れの邸宅。資産家でありながら、新規にIT事業でも有名になり始めた女社長。彼女の邸宅で社外秘の会議が行われる。──そういう表向きの理由で、この屋敷には彼女の他に本来居るべき執事の類は居ない。代わりに。そこは美少女や美女が無数に集められ、豪華な絨毯を汚すことも躊躇わずに淫らな乱交が繰り広げられていた。
『あー……全員、良いか』
その場に一人。小太りで決して男性的魅力があるとは言い難い男が現れる。マイクも無しに放った一言だったが、その言葉を待っていたと言わんばかりに、乱交を繰り広げていた彼女たちは一瞬で喘ぎ声を止め、彼の方に視線を集中させる。
『先月から俺たちの仲間になった「山岸日菜子」と、そのチンポケースの「枝川由季」だ。こいつらからパトロール情報を得られたことで、これまでみたいに通報されずにどんどん『スライム』を伝播できるようになった』
「生活安全課の巡査、山岸日菜子です! これから先輩方と同じように、美女を見繕ってどんどんご主人様のお役に立とうと思います!」
「おちんぽケース兼、生活安全課巡査長の枝川由紀です! 今日もおちんぽを受け入れるためにバイブを挿入れながら仕事してましたっ♡♡♡♡」
『市民』の前では立派に挨拶をする。背はまっすぐ。曝け出した胸を張るように。ご主人様から頂いたペニスも、背筋と同じようにピンと勃てる。会場から大きな拍手が沸いた。
『というわけで、こいつらのおかげでかなり活動がやりやすくなった。……ご褒美はちゃんとあげないとな。今からそのチンポでいくらでも射精できるように増強してやる。この部屋のどの雌を使ってもいいぞ』
──ご主人様からのご褒美。日菜子の勃起していたペニスが、一段と太く、ドクン、ドクンと脈打つ。それはどんな勲章や賞状よりも喜ばしく、受け取るべきものだと思っていた。だけど……
「う、うぅう……日菜子様のおちんぽ……♡♡♡ 欲しい、一番欲しいのは私……でも、ご主人様のご褒美だから……」
「へぇ……チンポケースの癖に、一人前に嫉妬はするんだ……でも、ご主人様……最初は、このおちんぽケースに射精してもいいでしょうか……」
生意気にもご主人様に言葉を返したのに、彼は面白そうに笑った。
『そんな風に言うかもとは思ってた。……いいぞ、今日は好きなだけやれ。俺は別の女体を借りるから、いずれコイツにも射精してみろ』
そして壇上を下りたご主人様は、近くのセーラー服を着こんだ黒髪美少女に近づき──耳元で囁くように、口からごぼごぼ、とスライムを吐き出した。ご主人様の器になれるなんて、なんて幸せなのだろう。彼女もそう思っているのか、恍惚とした表情をして──やがて混沌の色を宿した瞳が、動き出す。御主人様が、あの他人を支配する瞳で。黒髪美少女のおまんこをクチクチ、と弄りながら他の雌を悦ばせている。ああ、今度はアタシもご主人様に乗っ取られたりした状態で、ユキ先輩を犯すのもいいかもしれない。
「じゅるるっ♡♡♡♡♡ じゅぽっ♡♡♡♡♡ ぐぽっ♡♡♡♡♡」
「随分……フェラが上手くなったじゃない、ユキ……っ♡♡」
壇上に上がったままのアタシは、いつものようにユキ先輩とまぐわっていた。新しく与えられたチンポは敏感ですぐに射精しそうなほど気持ちいいのに、アタシの竿に溜まる精液はいつも以上に濃いのがわかる。普段のチンポはアタシのワレメの中に隠れているけど、これだと毎日発情しながら仕事しないといけないかもしれない。
「お゛っ♡♡♡♡ お゛らっ♡♡♡♡ 射精すわよっ♡♡♡♡♡♡ どろっどろの精液、全部飲み干して発情しろっ♡♡♡♡♡」
「ずっぞぞぞっ♡♡♡♡ ────ごぶぶっ♡♡♡♡ ごふっ♡♡♡♡」
粘っこくて熱い、『スライム』のような精液を放出する。おちんぽケースは、射精された精液を零してはいけない。鼻で呼吸しながらも、どろっどろの精液をゆっくりと飲み干す。ユキ先輩の、苦しそうで、興奮でマンコを濡らしている姿が──射精で萎えかけたアタシのチンポを再び熱く、硬いものにしてくれる。
「……早く飲み干してくれないと、今度は子宮に全部注ぎ込むわよ♡♡」
「ご、きゅっ……♡♡♡ は、はひっ……♡♡♡♡」
乱交は。狂宴は、終わらない。誰も止められない。しあわせを享受することを、誰が止めるだろうか。──日が昇るまで、この屋敷の明かりは付いたままだった。
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